プリキュアはもう少ししたら再登場します。
去年は、180センチほど積雪がありましたが、今年はほぼ0です。
【未知の敵?】
~1943年12月8日、午後5時。ジョンストン環礁南西~
太平洋艦隊総旗艦、戦艦《ウェストバージニア》
空母《ホーネット》から、一機の《TBFアベンジャー》が発進した。この《アベンジャー》には航空参謀が同乗していて、搭乗員からかき集めた、謎の敵――プリキュア――に対する情報を伝えてきた。
キンメル大将は、自ら航空参謀マリオン中佐を尋問した。
「この謎の敵は真実だろうな?」
「フレッチャー提督は、このような虚言を弄する方ではありません」
太平洋艦隊参謀長スミス少将も、マリオン中佐に質問した。
「謎の敵は、日本軍と同盟関係にあると見て良いですか?」
「はい。ウォッゼ環礁では敵戦闘機が我が方の《F4Fワイルドキャット》戦闘機を攻撃し、爆撃機が謎の敵により、迎撃されたとの報告がありました」
「もし日本の盟友でなければ、日本機が《エンタープライズ》、《レキシントン》を攻撃する余裕は無いだろう。さて、この謎の敵だが鳥か人どちらだろう?」
「鳥では無いでしょう。ホラー映画ではあるまいし、日本人に、そのような能力と知性を持った生態兵器を作れるとは思えません。ナチスでも無理ですね」
そこに作戦参謀が割って入った。
「本国にはどう報告します? 何も報告しない訳にもいかないでしょう」
「だんまりという訳にはいかんな。文面は少し考えさせてくれ」
数分後、キンメルは海軍作戦本部に打電した。
「日本軍及び同盟者は未知の新兵器多数を使用。形状は、わが国で開発中のヘリコブターに類する兵器と思われる。日本及び同盟者の新兵器は、やや人型に似ている。極めて高性能であり、新型のロケット兵器で戦闘機、爆撃機多数を喪失」
戦闘機より速いとか羽がある少女だとか、頭の上にウサ耳が在るとかは、流石に電文に書く事が出来なかった。
(さてどうするか、これ以上の被害を防ぐ為にハワイへ撤退すると言う選択肢もあるが……いや未だ負けと決まった訳では無い)
「ニューマン隊を攻撃した敵に、謎の敵部隊は加わっていたのか?」
キンメル大将は、参謀長に味方への謎の敵からの攻撃の有無を聞いた。
「いいえ、日本軍機だけだったそうです」
「この謎の敵は、軍艦を攻撃する様な手段は無いのかも知れんな。そうでなければ攻撃に加わった筈だ」
報告を聞いた太平洋艦隊首脳陣は、やや安堵したような表情を浮かべた。
事実は全く違う。いちか達は自分達もニューマン艦隊攻撃に参加する事を伝えたが、第一航空艦隊司令、小沢治三郎中将が理由をつけて、それを止めていた。
「今回の敵は我々だけで対処できる。君達は今度の様な敵と戦うのは初めての筈だ。疲れもあるだろうから、今日はゆっくり休んで欲しい」
それは小沢の彼女達への配慮でもあった。
再度、米艦隊に場面を戻す。
「一日、様子を見よう。日本海軍が調子に乗ってジョンストンまで攻め込んで来たら、逆襲のチャンスは未だあるぞ! 通信長、ハルゼー隊の給油作業は、どうなっている?」
「既に給油作業に入っています。後、数時間で終了するかと。真珠湾の外で給油しているので、短時間で済みそうです」
「給油が終わり次第、ハルゼーにジョンストンに急行する様に命令を出せ」
その間に、ミッドウェー島とウェーキ島から敵の空襲を受けつつありとの緊急電が届いた。
ミッドウェー島は、空母艦載機の空襲を受けている様だ。
どうやら、合衆国側が所在を把握できなかった、別動隊がいるのだろう。戦闘機の迎撃と対空射撃で10機前後を撃墜したが、滑走路や燃料タンク、格納庫が炎上した。
ウェーキ島では、クェゼリンから20機前後の中型爆撃機が爆撃に向かっているのを、米潜水艦が目撃しウェーキ島守備隊に通報した。
どうやら護衛の戦闘機は無い様だ。戦闘機では航続距離が足りないのだろう。
護衛戦闘機が無い爆撃隊なら、楽勝だろうとウェーキ島守備隊は戦闘機12機を高度4000で待機させた。だが、《九六式陸攻》24機は、海面ギリギリの超低空から侵入し、戦闘機体が慌てて降りてくる前に、飛行場を猛爆して離脱して行った。ウェーキ島の滑走路は使用不能で、航空隊も壊滅した。
ハルゼーはサンディエゴの病院を退院すると、陸軍の輸送機に便乗しハワイに向かい《サラトガ》に乗り込んだ。
サラトガ隊は正規空母《サラトガ》(搭載機90)の他に、新鋭中型空母《インディペンデンス》(戦闘機30+爆撃機15)が配備されている。
更に去年完成した37200トンの新型高速戦艦《ノースカロライナ》、《ワシントン》(28ノット、主砲16インチ砲9門)が合流すれば、戦艦の数は10隻対6隻になり、万一、戦艦による砲撃戦になった場合でも、米側有利とキンメルは考えた。
ウェーキ島壊滅の所は史実。戦前から昭和30年ごろまでは、アジアと合衆国本土を結ぶ航空路の給油地でした。小説「ローレライ」原作の舞台。
艦これは4月に平成最後の限定イベントがある予感。大規模だろうから資源を備蓄しないとね。