プリキュアDOOMSDAY   作:宇宙とまと

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 艦これイベントで「レーダー射撃マス」が追加されてしまったのは、多分バーク提督のせい。イージス艦の名前にもなっています。海自の「こんごう型」イージス艦も、「アーレイ・バーク級」の準同型艦らしいです。


第30話【31ノット・バーク】

【31ノット・バーク】

 

 いちか達が、小沢中将に『日本帝国を助ける事を決意した、もう一つの理由』を話していた頃……

 

 ~1943年12月9日~

 米空母《ヨークタウン》

 

「艦長、機関修理完了しました。何とか20ノットまで可能です」

 シャーマン大佐も笑顔を浮かべ、乗員達を誉める。

「皆、よくやってくれた。それにしても、あのウサ耳達の攻撃を受けた時は、ダメかと思ったがね。可愛い姿をしているくせに、恐ろしい……」

 いちか達の攻撃は、確かに魚雷庫に命中した。

 しかし、魚雷や爆弾は多く使用されていた為、ほぼ空だった事が幸いした。魚雷庫は大きく破損したが、誘爆は起きなかった。

「しかし、この匂いはどうにかならんかね?」

 

 《ヨークタウン》の魚雷庫付近は、異臭が漂っている。

 重油や火薬の匂いだけでは無い、甘い匂いが漂っている。魚雷庫の周辺には、生クリームや砂糖の残骸や、焼け焦げたカラメルが大量にこびり付いていた。

 手の空いている乗員は、夜通し機械で海水をくみ上げて、ホイップクリームの成れの果てを洗い流さなければならなかった。

「あのウサ耳女め、俺達のレディYをケーキ塗(まみ)れにしやがって!」

 乗員の中には、甘いのが苦手な乗員も居る。

 30人以上が医務室に運ばれる惨事となった。そればかりかヨークタウン乗員に、トラウマを遺す事になる。

 

 この世界Aでも、世界Bと同じく、戦後70年が経過した頃に艦船擬人化ゲームが公開されたとしたら、合衆国空母娘に、妙な性格上の設定が追加されてしまうのかもしれない。(その事は、後日、書く事もあるかもしれない)

 

 

 ~同時刻~

 

 駆逐艦《チャールズ・オースバーン》

 

 米側は駆逐艦13隻が犠牲となっていた。内訳は……

 

 敵潜水艦により         3隻

 空母や戦艦を外れた魚雷が命中  3隻

 被弾炎上した敵機が突入     2隻

 普通に爆弾、魚雷を投下された  2隻

 

 更に、自沈処分した損傷艦3隻が加わる。

 犠牲となった艦の中に、キンメル艦隊の駆逐艦艦隊の旗艦が入っていて、司令官は重傷を負った。

 そこで、副指令だったアーレイ・バーク中佐が臨時に指揮を執り、撃沈された艦の乗員を収容していた。

 引き上げて行く日本機も、謎の空飛ぶ敵も、救助作業中の艦に手出しはして来なかった。

 果たして、それは武士道の発露なのか、単に日本人が甘いのか……バーク中佐には判別できなかった。

 たとえ、日本人が単に甘いのであっても、それに感謝したい気分だった。

 駆逐艦は、他の船舶と比較して容量が低い。故に、救助作業中の駆逐艦は、艦内も通路も甲板の外も救助した兵士で溢れていた。攻撃でも受けたら、まず応戦できない。

 事実、潜水艦を二度探知して、援護に当たる駆逐艦が対潜爆雷を叩きこんで追い払っていた。

 艦長が撤退を進言する。

「司令、そろそろ引き上げるべきかと」

 アーレイ・バーク中佐も同意した。負傷者の中には重傷者もいる。

「あと10分捜索して、新たな発見者が居なければ引き上げよう」

 10分後、新しい要救助者は見つからず、救助作業は打ち切られた。

 救助された負傷者は医務室に運ばれていた。

 

 しばらくして、治療を終えた軍医中佐に報告を上げる。

「負傷者への応急措置を終えました」

「お疲れ様です」

「重傷者も居ますので、引き続き、治療にあたります」

 軍医は、そう告げて、医務室に戻った。

 バーク中佐は、しばし物思いにふけり、そして、軍医の治療という言葉から、謎の敵の可愛らしさと合わせて、プリティー・キュアという単語を思い浮かべた。双眼鏡で先ほど、近くを飛んだ謎の敵を覗いたが、かなりの美少女だった。

『略して、プリキュアか……。その攻撃は全く、可愛げがないのだが……』

 そう感じていた中佐を部下が現実に引き戻す。

 

「敵潜水艦、一隻を撃沈確実との事です」

「《スペンス》はどうだ? 31ノット以上は無理かな?」

「魚雷至近距離での爆発による浸水で、やはり30ノットが限界との事です」

 バーグ中佐は、戦場付近に敵潜水艦が徘徊している可能性が高いので、1時間ほどは最高速度で退却させるつもりだった。

「キンメル提督より通信、我々の状況を尋ねています」

 

 艦橋に、やれやれまたか、という愚痴が飛んだ。

 心配なのは理解できるが、一時間前にも大体の救助者数知らせたばかりである。通信を行えば、敵潜水艦に傍受されるリスクも増えるのだ。

「無視するわけにもいかんし、こう通信してくれ。我、31ノットで、日本海軍及び謎の敵から撤退中と」

 通信士官が、ある懸念を述べた。

「謎の敵って、文章に入れて大丈夫でしょうか? 艦隊はともかく真珠湾基地や、西海岸の海軍通信基地を混乱させる危険も」

「うーん、まあ任せるよ。まあ、私は、彼女達のことをプリキュアと呼ぼうと考えているが」

 通信士官は適当に考え、中佐の思いつきも加え、こう通信した。その通信は歴史に残ってしまうとは、つゆ知らず……

 

 発   アーレイ・バーク中佐

 宛   ハズバンド・キンメル大将

 通信文 我、31ノットで、日本海軍及びプリキュアから撤退中

 

 

 

 スタプリ、チコちゃんに叱られるの巻

 

チコちゃん

「今日は、日々宇宙から来た不審者軍団と戦っている、プリキュアの4人に来て貰いました」

 ひかる

「いぇーい」

 チコ

「ねえねえ、ひかるちゃん。最新話では南十字星が重要な要素なんだって?」

ひかる

「うんそうだよ。今週は負けたけど、来週は多分南十字星の力で、キラやばーな成長をするんだよ」

 チコ

「宇宙船で南十字星見ようとしてたけど、プリキュアみたいに空飛べたり、魔法のホウキ無い普通の人は、実際に南十字星見る時は、何処へ行けば見れるのか教えてちょうだい」

 エレナ

「それは、プラネタリウムとかじゃなくあくまで自分でって事?」

 チコ

「そうです」

 ひかる

「南へ行けば見れるんじゃないかな」

 チコ

「範囲が広すぎだって。もっと国名とか具体的な地名とか出して」

ララ

「オーストラリアルン」

 エレナ

「赤道の辺りまで行ければ見れるんじゃないかな。インドネシアのバリ島とか」

 まどか

「フィリピンまで行けば見れるんじゃないでしょうか。フィリピンは昔はスペインの植民地で、マニラとメキシコ西岸を交易船が往復していたそうですから、南十字星は方角を知るのに必要だったと思います」

 

 チコ

「なるほど、東南アジアまで行けないと見れないと。ぼーっと生きてるんじゃねえよ!!」

 ララ

「本当ルン?」

 チコ

「バリ島って昔は、爆弾テロとかあったし、最近は火山が噴火して危ないから、そんな物騒な所まで行かなくても見えるって」

 

 視聴者

「南ってついているから、南の島まで行かないと見えないんじゃ?」

「南の島で、南十字星見ながらプロポーズとか憧れますね」

ナレ

「南の島まで行かないと見れないとか、南十字星見ながらデートとか憧れますとか、南という文字に騙されている日本人のなんと多い事でしょうかプルンス。でもチコちゃんは知っているでプルンス」

 

 チコ

「南十字星は、実は沖縄から見る事が出来るー」

 まどか

「そうだったんですか」

チコ

「沖縄と言っても、本島からは見えません」

 

ディレクター

「先生、沖縄から南十字星見れるんですか?」

 先生

「見れます。北緯26度より南なら見れます。残念ながら那覇市では見れません。北緯26度線は、沖縄本島の南の海上なのです」

 デ

「じゃ、石垣島や宮古島では見れるんですね」

 先生

「見れますが、少しでもきれいに見たかったら、もっと南の島に行った方が良いです」

 

 デ

「沖ノ鳥島ですか?」

先生

「確かにそうなんですが、あそこは人が行けませんからね。というか知らない内に海に沈んでいるかも」

 チコ

「先生、勝手に沈めないで! あそこ沈んだら大変な事になっちゃうよ」

 先生

「人が住んでいる最南端、波照間島が良いですね」

 

 ナレ

「波照間島は、北緯24度3分にある島で、面積は12.73平方キロメートルで、人口は496人です。主な産業は昭和30年ごろは、鰹漁と鰹節の加工業が盛んでしたが、現在は高級な泡盛の生産や観光業に力を入れてます

 

 デ

「南十字星を見るなら何時頃が良いですか?」

 先生

「4月から5月頃ですね。新月の日がおすすめです。プラネタリウムもあって日本本土では、見れない星座も見れます。実はとある探偵マンガで登場しているんですよ」

 

 ひかる

「コナン?」

チコ

「惜しい! コナンじゃなく金田一少年の事件簿。怪盗紳士の殺人で、重要なポイントして出て来るの。マンガに出たのひかるちゃん達が生まれる前かも知れないから、知らないかもねー」

 ひかる

「昔の探偵物の、実写ドラマとかは怖いって聞いたよ」

 チコ

「そうなのよ。初代の実写金田一少年とか、梨汁じゃ無く血しぶきぶしゃーよ。今の必殺仕事人でもそこまで怖くないわよ。十津川警部も、誘拐犯の口に拳銃突っ込んで、お前撃ち殺しても始末書書けば終わりだよって。他には、動機が、プリキュアのラスボスでも逃げたくなるようなおぞましい奴とか、当時の探偵物や刑事ドラマ、今とても地上波で再放映できないの多いのよ。去年の黄色の子なんか、見たら気絶どころか死んじゃうかも」

 えれな

「チコちゃんは本当に5歳?」

 チコ

「5歳です!」

 

 デ

「先生、先島諸島の人とかにとって、南十字星は今でも馴染みがあるのでしょうか?」

 先生

「昔は、遠洋漁業に出ている漁師さんにとっては、方角を知る目印だったでしょう。今はGPSの発達で必要性も薄れていますが。南十字星と関係はありませんが、沖縄の南には南波照間島という島があり、圧政を逃れた人がその島に逃れたという、伝説があるんですよ。他に昔、交易で東南アジアと往復していた、船員達も南十字星を、目印にして航海していたでしょう」

 デ

「あれ、江戸時代は鎖国していたのでは?」

 

 ナレ

「無知なディレクターに代わって、プルンスが説明するでプルンス。戦国時代の末期から、江戸時代の初め頃にかけて、日本と台湾や、フィリピン、ベトナム、タイ等に許可をもらって交易が行われていましたプルンス。これを朱印船貿易と呼ぶプルンス」

 

 チコ

「でも、鎖国が始まって海外貿易は禁止になって、南十字星は日本人にとって縁が無い星になったのね」

 

 先生

「チコちゃんが好きな星はなんですか?」

 チコ

「梅干しと、大洗の干し芋かな」

 ララ

「星と関係が無いルン」

 

 





 チコちゃん番外編、スタプリ本編でネタが浮かんだらまたやります。どうやら平成の内に第1章は終わりそうな。ナレーターがプルンスなのは、オリジナルのままだと規約違反になるからです。
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