28日からプリキュア放映再開との噂が出たのでこっちも再開します。
艦これサラトガ=シンドイーネさんだったか。
「旧石黒版銀河英雄伝説」の戦闘シーンみたいに、血生臭いシーンがあるのでご注意ください。
《サラトガ》に、攻撃を掛けて来た日本軍機は一機も無かった。しかし、《サラトガ》乗員に、それを喜ぶ者は誰もいない。何故なら日本機より遥かに恐ろしい敵が襲って来たからだ。
「プリキュア接近! 右舷20度、距離2000高度800! 」
「あれは、ジョンストン沖で見た奴らだ」
およそ4か月半前に、ハルゼーとプリキュアは(アラモードチーム)およそ3000メートルほどの距離で遭遇した。その時は、幸運にも低く垂れこめた積乱雲が、ハルゼー隊の上空を隠し、プリキュアも帰りを急いでいたので、《サラトガ》や戦艦《ノースカロライナ》《ワシントン》等が気付かれる事は無かった。
《サラトガ》も《レキシントン》同様に、元々は排水量43000トン、全長266.5メートル、速力35ノット、主砲16インチ砲8門を装備する巡洋戦艦として建造が開始された。(計画は6隻)しかし、1921年に開催されたワシントン軍縮会議で、計画は中止にされた。しかし《レキシントン》《サラトガ》は空母転用が認められ、1927年11月に完成した。
最初に、艦橋の前後に4基配備されている、連装5インチ対空砲がプリキュアに向けられた。数年前までは、同じ位置に8インチ砲連装4基8門が装備されていた。《サラトガ》が完成した頃は、航空機や空母の運用については何処の国も試行錯誤
を繰り返していた頃で、航空機の歴史を人間に例えると、10歳くらいだろう。
当時は航空母艦も、巡洋艦と遭遇し砲撃戦を行う可能性も考えられていたので、重巡級の主砲が装備されていた。
同時期に完成した《赤城》《加賀》も20センチ砲を装備している。《サラトガ》は43年の6月からサンディエゴに入渠し、8インチ砲の撤去と、対空砲・対空機銃の増設および、新型対空レーダーの搭載を行った。
5インチ砲弾は、プリキュアにあっさりと回避され離れた場所で空しく爆発している。それを見た乗員達は嘆いた。
「ガッデム、狙いが付けられないぜ」
「動きが読めない上に速すぎる」
「新型の対空砲弾が完成していれば、あのうさ耳どもを叩き落としてやれるのに」
「新型の対空砲弾?」(1)
「噂では砲弾から、電波が放出されて敵機に命中しなくても、一定距離まで近づくと砲弾が爆発し
破片で敵機を破壊するそうだ」
「プリキュアは電波では捕捉できないんじゃ? 」
「お前ら、口じゃ無く手を動かすんだ」
連装5インチ対空砲を指揮する、ジュリオ・デ・ジルバ大尉が第3射目を発射した直後、右舷側の駆逐艦《ニコルソン》より、急報が入った。
「《ニコルソン》より通信、右舷より新たなプリキュアが接近中との事です! 」
「桃色兎とは別の集団か? 数は何人だ? 」
ハルゼーは通信長に、新たなプリキュアの数について質問する。
「4人もしくは、5人との事です」
ハルゼーやブローニング参謀長が右側の窓に駆け寄り、双眼鏡で確認すると高度200メートル位の低高度から、桃色兎チームとは違う集団のプリキュアが接近して来るのが見えた。しかし未だ距離が離れているので、顔や頭髪の色等は判別できない。
「桃色兎チームは陽動で、我々の注意を引き付けている間に、別にプリキュアが攻撃して来る算段かもしれません。」
ハルゼーはブローニング大佐の発言にも一理あると感じ、桃色兎チームは囮で、新たなプリキュアが本命だと考えた。
「全艦に命令だ。第2のプリキュアに攻撃を集中させろ! 」
米海軍は、知る由も無いが新たなプリキュアはスマイルプリキュアチームだ。
《サラトガ》と中型空母《インディペンデンス》及び護衛の巡洋艦と駆逐艦が、5インチ対空砲や20ミリ対空機関銃や、連装40ミリボフォ―ス機関砲を新たなプリキュアに(スマプリ)向け、「射撃開始! 」の命令が出されようとした瞬間だった。
スマプリチームは、ふわりと100メートルほど舞い上がった。突然の事で護衛艦の対空砲や機関銃も全く、対応できない。仰天している彼らの頭上から、スマプリチームの攻撃が降って来た。
《グリーブランド》級巡洋艦《バーミングハム》は、キュアサニ―とキュアピースの攻撃を受けた。キュアサニ―の攻撃は、《バーミングハム》の右舷側中央部にある5インチ対空砲を破壊し、更に必殺技による炎が、周囲の対空機関銃を破壊した。
もう一人の、黄色い髪の毛を持つプリキュア(キュアピース)は、突如雷を生み出したのだが、
「おい、あの黄色いの自分に雷を落としてから発射したぞ。悪魔かあれは」
キュアピースの攻撃は、豪胆なハルゼーですら絶句させた。
キュアピースの攻撃は、艦尾にあるカタパルトを破壊し、4機搭載している新型水上偵察機《SCシーホーク》を炎上させ、更に水上機の燃料にも延焼した。対空兵器の半数近くを破壊されたが、《バーミングハム》は健在な対空砲を発射しながら
回避行動を続けている。
残り3人は駆逐艦を攻撃したが、駆逐艦にとっては致命的な威力だったのか、《ド・ヘイヴン》《スタック》は激しく炎上しながら停止している。
《サラトガ》の右舷方向を守っていた、対空砲火網に大穴が開いた直後に、それまで艦隊外縁を飛び回っていた、アラモードチームが再び速度を上げて《サラトガ》の方に向かって来る。
「第2のプリキュアに、護衛艦を攻撃させ対空火力を減殺させてから、桃色兎達が攻撃して来るって算段か」
「面舵一杯! 急げ!」
プリキュアの新戦術に気付いたハルゼーは唸り声をあげ、艦長は回避を命じる。
しかし、《サラトガ》も《レキシントン》同様の欠点を抱えている為に、舵の効きが悪い。最大速力は高速巡洋艦に匹敵するのだが。
「ビックサラ早く回りやがれ!」
ハルゼーは怒鳴り声をあげるが、35600トンの巨体は簡単には舵が効かない。
乗員達は自嘲の意味も込めて、《サラトガ》を『オールドサラ』や、『ビックサラ』と呼んでいる。
漸く艦首が右に回り出した時アラモードチームは、既に至近距離に迫っている。
攻撃が行われるかと思った瞬間、プリキュア達が素早く二手に別れる。
「新しい攻撃か!」
アラモードチームは中学生4人と(内一人妖精)高校生2人に別れたのだが、米軍側は当然その事情は知らない。だが不運な事に、ハルゼーの発言だけは的中していた。直後、二手に分かれたアラモードチームから白い物体が2発発射され、乗員が瞬きをする間も無く、格納庫付近と右舷発電機室の真下に被弾した。
《TBFアベンジャー》整備班のイーニアス ・ スミス上等兵曹は、格納庫に設置されたスピーカーが、プリキュアの攻撃と警告を伝えた瞬間に反射的に、近くの遮蔽物の陰に隠れ姿勢を低くする。
その直後激しい衝撃が《サラトガ》を揺るがし、格納庫内にあった《アベンジャー》と《ヘルダイバー》を吹き飛ばし搭載燃料や、爆弾を次々と誘爆させた。
爆弾や魚雷が爆発した際の閃光や、爆炎は遮蔽物の影に隠れているイーニアスもはっきりと感じ、数秒後隠れている個所の近くにも、金属片や焼け焦げた破片が降って来た。
イーニアスが遮蔽物の影からでると、プリキュアの攻撃を喰らった付近に手の付けられない様な、大火災となっている。イーニアスが整備していた《アベンジャー》は、右にひっくり返り操縦席のガラスは割れている。更に、左主翼は途中から折れている。
機体の横に、部下のグレゴリー ・ コートニー二等兵が倒れている。
「グレゴリー、無事か? 」
イーニアスが話しかけるが、グレゴリーは肩から下が無かった。近くには、《アベンジャー》搭乗員が倒れている。背中に破片が突き刺さっていて、全く動かない。その時、後ろから誰かが叫んだ。
「危ないぞ!避難しろ!」
イーニアスは、弾かれた様に駆け出した。
被弾の衝撃で艦橋内の全員は、床に放り出された。
「イテテテテ……被害を報告せよ! それと怪我人がいるから軍医を艦橋に呼んでくれ」
「格納庫で、大規模な誘爆が発生し延焼中! 更に右舷発電機室及び、機関室浸水により使用不能!」
艦長がハルゼーに被害状況を報告する。
「復旧は困難か? 」
「電力の50%を喪失している以上、消火も排水も困難です。後持って一時間でしょう」
「総員退艦だ!」
乗員が、非常事態を知らせるサイレンを鳴らし、艦長が総員退艦命令を即座にマイクで流す。
「総員退艦! 繰り返す、総員退艦! 全乗員は全員左舷上甲板に集合せよ」
退艦命令が繰り返され、乗員達はそれぞれ上甲板に向け移動を開始した。艦橋要員
も移動を開始しようとしたが、ハルゼーは全く動こうとしない。
「俺はサラトガに残るぞ」
艦長や参謀長は、某不敗の魔術師の参謀長(2)みたいに、「困ったものだ」と思ったが、説得を開始した。
「提督にとってこの船が、思い出深い船なのは承知していますが……」
「確かに、船と共に沈むという責任の取り方も無いとは申しません。しかし、そうなさった場合プリキュアに勝ち逃げを許してしまいますが、それでも良いのでしょうか?」
「確かに貴官達の言う通りだ。プリキュアの小娘どもに負けたまま終わるってのは、俺らしくない。前言は撤回する」
乗員達は、安堵したような表情を浮かべる。しかし、ハルゼーはこう続けた。
「ただし、退艦は負傷者を優先せよ。これは命令だ」
「アイアイサー」
1 VT信管
2 声優は初代ジュラルキール・ミホーク(ワンピース)の人
第二次世界大戦で登場したり、計画されたりした兵器の中でプリキュアに勝てそうな兵器は……何も無いかなあ。(核兵器とか、一部架空戦記に搭乗したレールガンの様なトンデモ兵器除く)……あ、一個だけあった。
艦これ梅雨イベ……新艦娘10隻追加とな。枠が足りんよ。複数持ってる駆逐艦とか解体しよう。