キョエ
「週刊少年サンデーで連載中のトニカクカワイイ、アニメ第4話で、遂に禰豆子VSオヨルン遂に対峙。バカー」
オヨルン
「こんなところはお姉さまには相応しく無いルン! 一緒に帰るルン!」
禰豆子
「私は絶対に帰らない」
ひかる
「きらやばー」
えれな
(いや、確かに中の人は同じだけど)
竈門禰豆子=由崎司 鍵ノ寺千歳=オヨルン
同日午後9時30分
残存艦隊重巡《ノーザンプトン》
「何とか無事の様だな。被害状況は?」
「主砲8インチ砲、第2砲塔射撃不能、後部第3砲塔旋回不能です。5インチ対空砲及び、40ミリ対空機関砲も半数以上が使用不能です。人的被害は、死亡30名負傷者は40名以上で、うち15名以上は重傷です」
「機関砲の被害は、海底火山の影響を受けた後部の方が多いな」
スプールアンス少将は、突発事態に対しても冷静に分析している。それを見ている乗員達は、完全に尊敬の眼差しでスプールアンスを見ていた。
「大規模な海底火山噴火ではなくて幸いでしたね。大規模噴火だったら艦隊は壊滅、いやコンバインド・フリートも壊滅していたでしょう」
戦隊参謀の、カール・ムーア中佐が報告を聞きながら答える。プリキュア同様こちらも、旗艦配属の地質学に詳しい士官が異変に気付き、全艦に艦内への退避命令を出せたことが幸いし、犠牲者を最小限にとどめたのだが、大規模噴火だったら、無意味だっただろう。
「海底火山の噴火というよりは、ランクが下の水蒸気爆発だったのかも知れんな。ふむ、仮に大規模噴火だったらコンバインド・フリートとプリキュアも壊滅し
案外早く戦争終結になったかも知れない」
スプールアンスの冗談に、乗員達は皆驚いている。普段余りそういうジョークを口にする人では無いからだ。
「いや、もしかしたらあの爆発に巻き込まれて何名か、死亡している可能性もあります」
確かにその通りだ。《オクラホマ》《ネヴァダ》の乗員は何か、目撃しているかも知れないので、その報告を待っている。幸い敵の追撃は無さそうだ。敵は雲というフィルターを通じて、海底爆発を目撃したので爆発規模をかなり大規模に過大評価しているのだろうと、スプールアンスは考えた。更に、下手に追撃して再び海底爆発が起き、味方に被害が出るのを恐れたのだろう。自分が帝国海軍提督でも同様の判断をするだろう。ハルゼーや、某知波単学園みたいな突撃バカで無い限りは。(1)
「提督、たった今2戦艦から被害状況の報告です。良い知らせと悪い知らせ、どっちからお聞きになりますか?」
5分後、通信長ダグラス・エンダース少佐が2戦艦から届いた、報告電文を持って艦橋に現れる。
「では、良い方から頼む」
「《オクラホマ》《ネヴァダ》共に航行可能です。速力は15ノットで航行可能との事です。戦艦の頑丈な船体が幸いしました。ただ、主砲は全て使用不能です。これは敵戦艦との砲撃戦の被害を含みます。対空砲や対空機関砲もかなりの被害を受けており死傷者も200名を超えています」
「悪い方は?」
「残念ですが、海底爆発直前にプリキュアも逃げて行ったのが目撃されてました」
乗員達が一斉にため息を吐いたり、軽く舌打ちをする。
「このまま退避するしかあるまい」
スプールアンスは撤退せざるを得ない事を周囲に告げる。他の巡洋艦も同様の被害を受けている。更に海底爆発時に転倒したり、砲撃戦での被弾で装甲や船体に穴が開いて、海底爆発の時にその穴から熱水が入り火傷を負っている乗員もいる。
「駆逐艦の被害はどうか?」
「幸いにも、被害は軽微で対潜戦闘に支障は無さそうです」
エンダース少佐の報告受け、今度はスプールアンス達は安堵する。戦隊の前方にいた駆逐艦隊は大きな被害を受けずに済んだ。
「提督、撤退はサンフランシスコでよろしいですか? それと、駆逐艦5隻ではやや対潜戦闘が不安です。西海岸基地に増援の駆逐艦を要請すべきだと思います」
「サンフランシスコには、恐らくハルゼー艦隊の損傷艦も、引き上げて来ているだろう。そこに我々も行くと混乱する可能性が高い。可能なら、サンディエゴに向かう。駆逐艦の増援要請は行うが、安全距離に離脱するまで無線は封鎖する。敵空母機の攻撃を受ける可能性もある。敵さんが、我々が海底爆発で大きな被害を受けたと誤解しているのなら、未だ半日程度はその誤解を続けて貰いたい」
「アイアイサー」
15分後
「思い出したぞ」
「何をですか?」
艦長が驚いて、スプルーアンスに聞く。
「海底爆発が起きる直前に、上空に沸いて来た黒雲だ」
「何処かで、火山の噴火を目にした事がおありですか?」
「いや、火山では無く1923年9月1日に発生した、関東大震災の時だ。もっとも、肉眼で見たのではなくその写真が半年後に、写真誌に掲載されたのを
目にしたのだ」
関東大震災は、10万人以上の犠牲者を出し、当時東京や横浜に運悪く滞在していた、海外のビジネスマンや観光客も被災している。
8月に副大統領から昇格した、カルビン・クーリッジ大統領は国民に義援金を呼びかけ、更にアジアにいた米極東艦隊に救援隊の派遣を命令している。2011年3月の、トモダチ作戦と比較して旧トモダチ作戦と呼ぶ人もいる。(2)
その写真は、地震発生の10分前に撮影されていた様だ。
「日本に滞在していた、合衆国のカメラマンが撮影したんですか?」
「いや、確か有名な日本人の写真家だ。確かヤマガタ県の北東部の人らしい。存命なら60歳くらいだろう」
写真は、東京では無く少し北のサイタマ県……オオミヤかカワゴエで撮影されたらしい。撮影していると、写真家も揺れに襲われ転倒し数日間入院したらしい。
「私もその写真見た気がします」
「地震の発生する原因は不明だから、地震と関係があるかどうかは不明だ。今回の不気味な雲もあるいは単なる偶然かも知れない」
(今回の突然の海底爆発は、何かの前兆かも知れんな)
スプールアンスの不吉な予感は、この先的中する事になるのだが智将と言えども、この時点ではそれを確信してはいない。
なお、単独で離脱して行った艦もいたが、明暗が分かれた。《ブルックリン》級軽巡《ナッシュビル》は、味方と逸れてしまい単独で離脱していた。(3)
午後11時過ぎに、潜水艦《伊-15》より魚雷で攻撃されるが、10kmからの遠距離雷撃だったので命中弾は無く、翌朝には残存艦隊に合流できた。
反対に重巡《チェスター》は、魚雷攻撃を回避する為に針路を変えたが、不運にも《伊-26》の目の前に出てしまい、魚雷3本が命中し轟沈。
数日後、米潜水艦により10名が奇跡的に救助された。(4)
誰かが私の名前を読んでいる。それも、一人では無く何人もの声がする。
(せっかく満足して死ねたのだ。邪魔をしないでほしいな)
だが、その声は次第に大きくなってくる。文句を言ってやろうと思った瞬間だった。
「キンメル長官、気が付かれましたか?」
気が付くと、副官と艦長が心配そうにキンメルを覗いている。多少体が痛むが、生きている様だ。
「何故無事なのだ? 砲弾は不発だったのかね?」
だが、あの衝撃波を考えると不発という可能性無いな、とキンメルも思った。
「運が良かったのです」
『タイタン』の主砲弾は、司令部艦橋を直撃したが、その瞬間に信管が作動し炸裂した様だ。戦車の砲弾も、戦艦の主砲弾も装甲を貫通し、内部で炸裂する事で最大限の効果を発揮する。何らかの偶然か、それとも主砲弾信管に不具合があったのだろう。
「全員無事だったかね?」
艦長は首を振った。艦橋が完全破壊される事は無かったが、一部破壊は免れなく参謀長と航海長が死亡した。幸いにも通路がある側の出口は無事だったので、生存者は速やかに脱出できた。
「そうか……」
キンメルは深くため息を吐いた。
「しかし、最後に敵に一泡吹かせてやりました」
「どういう事だ」
「最後に発射された主砲弾が、敵巡洋艦を直撃し撃沈しました」
「本当か、プリキュアも反応できなかったのかね?」
「まさか、ホールインワンみたいに奇跡的に命中するとは、誰も考えなかったのでしょう」
「我々は、止めは刺されなかったのか?」
「ブシノナサケというやつでしょうか? それとも単に砲弾の浪費を避けたのかもしれません」
「プリキュアもか?」
「総員退去後に、何名か近付いてはきましたが攻撃はして来ませんでした」
「せめて私くらいは攻撃して行けばよかったのにな」
キンメルはゆっくりと立ち上がる。幸いにも骨折はしていない様だ。だが、立ち上がった時に階級章の星のマークが外れて落ちてしまう。副官から拾った階級章を受け取ると、それをキンメルは海に投げ捨ててしまう。副官や参謀達は、絶句して固まる。
「もう間もなく不要になる。私がワシントンの上層部なら、こう命じるだろう。キンメルはクビだ……とね」
予感は的中し、8日後海軍上層部はキンメル提督に対し、現職からの解任と少将への降格を命じる。程なく予備役への編入命令が出て、キンメルの海軍軍人生命に終止符が打たれる事になる。その後、1968年5月14日に、コネチカット州グロトンで死去するまで、栄光とは無縁の後半生を生きる事になる。
30年後、家族の尽力により合衆国議会で名誉回復の議決が承認されるも、ビル・ク○ントン大統領は署名を拒否。更に、次のブッシ○・ジュニアも署名を拒否し、以後も名誉回復がなされる事は無かった。
生きていたキンメル提督 以後の運命は史実準拠です。完全に終了するので完全版
1 ガールズ&パンツァーに搭乗する戦車道高校
2 1923年8月2日に、ウォーレン・ハーティング大統領が遊説中のサンフランシスコで急死し、翌日未明に副大統領から昇進。
3 《ブルックリン》級軽巡4番艦 1938年6月6日完成
4 《ノーザンプトン級重巡》2番艦 1930年6月24日完成
ユニ
「トニカクカワイイには、ユニも出ているニャン」
キョエ
「ただし残念な美少女です。バカー」
ユニ
「ゲームは得意な設定ニャン」
キョエ
「学業に甚大な悪影響が出ているみたいなので、やっぱり残念な美少女です。バカー」
残念な美少女 美人だけど残念な美人の事 典型的な例として「ちはやふる」の主人公綾瀬千早。
大人のキャラクターだと、残念な美人と言われる。「トニカクカワイイ」と原作者が同じの「ハヤテのごとく」の、教師桂雪路(かつらゆきじ 桂ヒナギクの姉)
雪路さんは、相田マナと中の人が同じなので、当時の「ハヤテのごとく」で、生徒達に、「先生は声は可愛いんだよなあ。プリキュアみたいに」と言うオマージュが。
その人も数年後キュアマーメイドになりましたがね。(ちなみに妹ヒナギク=シンドイーネ)