鬼滅の刃完結お疲れ様でした。作者は今年9月頃までは鬼滅知識皆無(ジャンプは今はワンピースだけ読んでる)で、フジテレビの総集編を見ました。一話を見て衝撃を……主人公の家族みなごろしやんけ……えれなやほまれなら気絶するレベル。
次週の那田蜘蛛山編で、しのぶさんが拷問しますとかいうけど、かなりはーちゃんボイス気味だったので、恐ろしさ倍増。みらリコが見たら恐怖で震え出すんじゃなかろうか。
4月22日 午前2時 ニューメキシコ州
「高級軍人って人種には、民間人に対し上から目線で威張り散らしたりするやつも多いが」
「大佐は、穏やかで余り軍人には見えませんね。海軍作戦本部付の参謀らしいですが、参謀では無く主計課で兵士の給料計算でもしている方が似合っていそうな感じですね」
「能ある鷹は爪を隠すってやつだな」
「機長がどや顔してもダメでしょ」
「そもそも軍人じゃ無く、歴史研究家か書店の店主の方が似合いそうだ」
「本屋さんですか」
「自宅の近くにあった本屋さんの店主が、あんな穏やかな人だった」
旅客機《DC-4》機の機長トニーノ ・ ルチオと、副操縦士のフランキー・オースティンが、乗客をネタにして好き勝手に言っている。
本来なら次の仕事まで、数日はロスでのんびり出来るはずだったのだが、急遽チャーターされて東海岸に戻る事になってしまった。その原因となった客をネタにして、会話を楽しむくらいは許されるだろう。
昨日カリフォルニア州は直接被害は受けなかったが、本土空襲のニュースでカリフォルニア州も大混乱に陥った。ロスやメキシコ国境に近いサンディエゴではそれほど大きな混乱は無かった。が、サンフランシスコや州北部では、対空砲台が味方機を日本機と誤認して撃墜してしまったり、慌てて内陸部へ避難を開始した市民により、大渋滞や交通事故を引き起こしている。
今は飛行禁止措置が出ているのは、サンフランシスコより北だが、明日以降州全域に広がるかもしれない。その噂を聞いたのか海軍作戦本部の大佐達が、慌ててチャーター機を頼みに来たのだろうと、二人は考えた。偶然同じことを考えたらしい、農業視察に来た議員や穀物メジャーの経営者の一行が、大佐たちと遭遇しチャーター料金を双方で折半という事になった様だ。まあ、どちらの出す金も税金なんだが……
午後11時にロス郊外のロングビーチ飛行場を飛び立ち、現在ニューメキシコ州西部のギャラップ市より、北東50キロ上空を飛行している。天候は晴れで、雲はほとんど無く飛行は順調だ。操縦席の窓から下を見ても砂漠や山岳地帯が多い州なので、人家の灯りは見えない。
「大佐さん達は、確か途中の空港で降りるんでしたね。でも、海軍作戦本部のエリートさんが、田舎に何の用なんですかね」
フランキー副操縦士が、疑問を述べる。ロスに来たのは、海軍軍事施設の視察か会議にでも来たのだろうが。
「海軍機のテスト飛行か、新兵器の実験(例 新型対空レーダー)じゃないかな」
「オクラホマのような田舎より、東海岸でやった方が準備とか楽なんじゃないですかね」
「東海岸や大都市の近くだと、市民に目撃されてあっという間に噂になってしまうぞ。人口も多いからな」
「なるほど、田舎の方が機密は守り易いですねえ」
二人の話題は、大佐に同行している二人の美女に移っていた。両手に花とは実にけしからん。
「まず、マリア少尉……恐らく秘書だと思います。名前からするとロシア系ですね」
「ロシア系には違いないんだろうが、革命の後に亡命してきた連中じゃ無くて、恐らくアラスカ出身だな」
機長の知り合いにアラスカ生まれの女性がいたらしいが、発音が似ているとの事。
ロシア系アメリカ人で多いのは、やはりロシア革命と内戦の頃に亡命して来た人達だろう。ソビエトが成立し、粛清される側になった人達だ。
貴族、高級軍人、富豪、大地主、それと正教徒の司祭等だ。財産を奪われ身一つで逃げて来た人も少なくない。
それとは別に、アラスカに移民したロシア人の子孫も存在する。
アラスカは元はロシア帝国の領土で、1799年にロシア領土であると宣言しそれ以降、開拓の為に移民が行われた。最盛期には人口4万に達し、病院や正教徒の教会も建設された。
1867年に、ツァーリアレクサンデル2世は、720万USドルで合衆国にアラスカを売却した。
「当時のアラスカは氷ばっかりで、産業は毛皮と漁業くらいしか無いプルンス。史上最大の無駄遣いと批判されたプルンス。でも、20世紀になって金に石油に天然ガスが次々と見つかって、その評価は一転し最高の買い物をしたと絶賛されたプルンス」 BY駄女神たちに振り回される宇宙生物(1)
「もう一人は名前からすると、インド系アメリカ人ですかね。少し冷たそうな美女ですが」
「でも頭は良さそうだぞ。数学の起源はインドだって説があるそうだから、学者出身かもな」
「そうですか、学者よりは女将軍みたいな感じですよ。前世は、古代インドの女王だったりして」
「薙ぎ払え!」
「お前は聞いているか?」
機長は、今度は声を低くして話しかける。
「何ですか?」
「マーシャルで海軍が大敗した相手は、日本軍だけじゃないらしいぞ。何でも謎の女の子戦闘集団にやられたらしい。これは機密だから他では言うなよ」
「聞いた事はありますね。プリキュアとかいうそうです」
情報を統制しても、人の口に戸は立てられぬという通り完全に遮断する事は不可能で、情報通の人はプリキュアの存在を漏れ聞いている。
「かなりの美人らしいぞ」
「そうなんですか? それなら一度見てみたいですね。あの金髪の子みたいに可愛いんですかね」
フランキーが、コクピットの外を箒で飛んでいる美少女を指さす。
「そうそう、あんな感じで」
トニーノ機長も、外を飛んでいる黒髪の美少女を指さ……
「どうやら俺達のフライトは、ここが終点らしい」
「俺、もうすぐ子供産まれるのに」
「諦めろい。チンピラにやられるより100倍マシだろうよ」
「じゃあ、せめて誰にやられるか決めさせて貰わないと。こっちにはその権利がある筈ですよ」
「その通りだ、やられる側に決める自由があってしかるべきだ.。ここは自由の国だ」
二人が「誰に止めを刺してもらうか」という、非生産的な議論をしていると、プリキュアが近づいて来る。その手には厚い紙みたいな紙を持っている。
そこには英語で「ここは危険です。数時間後大爆発します。早く退避してください」と書かれている。二人が反射的に頷くと、プリキュア達は可愛く手を振って、東に去って行った。
30分後 ワシントングローヴス准将のオフィス
准将は帰宅する事も出来たのだが、徹夜で事務仕事をしていた。時計は午前6時20分だがサマータイム期間なので、実際は午前5時20分だ。准将は流石に仕事を終え仮眠を取ろうとしていたが、内線電話のベルがけたたましく鳴り響いた。(2)
「どうしたんだ? 何か緊急事態かね?」
「プリキュアが、再び現れました!」
「今度はニューヨークにでも現れたかね」
「ニューメキシコ州上空です。北西から州都フェニックス方面に飛行して行ったそうです。民間機からの通報です」
他にも西海岸に増援として飛行していた、偵察機からも同様の通報があったらしい。
「ニューメキシコ州だと、何かの間違いだろう。ニューメキシコには重要な目標は……」
真っ青になったグローブス准将は電話を切ると、急いで交換台を呼び出した。
「交換台、大至急ホワイトハウスに繋いでくれ! 緊急事態だ!」
恐らく既に手遅れだと、有能な准将は気付いていた。
(なぜ極秘の研究所の所在が知られているのだ?)
後日その原因は、検証委員会に類する機関が設置されて解明が行われるだろう。だが、彼がその検証委員会のメンバーになる可能性は無い。何故なら彼のキャリアは、今日が終着点になってしまうからだ。
ルーズベルト大統領は夢を見ている。誰かが大声で寝室のドアを叩き起こそうとしている。夢だと思ったが、声と音はどんどん大きくなって来た。
早朝から、大統領を叩き起こそうとしているバカを飛ばすのに、相応しい僻地は何処だろうと考えていると、目が覚めてしまった。
「何事だ! 早朝から、合衆国大統領を叩き起こすような緊急事態だとでも言うのか!」
「その通りです」
ルーズベルトは絶句してしまう。
「プリキュアがニューメキシコ州に現れたそうです。民間機からの、通報で数は5~10前後との事です」
ルーズベルトの顔は怒りで赤くなった。ニューメキシコ州はロサンゼルスと、ニューオーリンズ方面やメキシコとの交通の要衝で、トウモロコシや、牧畜、小麦、綿花などの一次産業の他に、金銀、石油、石炭、天然ガスの天然資源も豊富だ。
しかし、軍事上の重要拠点は乏しい。配備されている軍用機も大半が旧式機だ。戦力上の重要拠点は一か所しか……
「ジャップの、いやプリキュアの真の攻撃目標は、ロスアラモスの原爆研究所だ!!」
老練な政治家である、フランクリン・ルーズベルトは一瞬で真の目標に気付いた。パールハーバーも、シアトルも陽動でしか無く真の攻撃目標は、ロスアラモスの原爆研究所だという事に。
1 購入した当時は「巨大な冷凍庫を買った」と非難された。アラスカとオレゴン州の北部にロシア人が居住。
2 現在は、3月の第2日曜日から、秋真っ只中の11月の第1日曜日までの間
日本も1948年から4年間だけ導入。
ニューメキシコ州は、名前の通り黒船来航より15年程前までは、メキシコの領土です。戦争に負けてアメリに奪われた。
艦これ前段イベント最終ゲージが割れない。肝心な時に反航戦ばかり引く。今年は新型コロナ次第では、突如イベント打ち切りもあるかもしれないので焦っています。