プリキュアDOOMSDAY   作:宇宙とまと

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太閤立志伝5と、フリゲともうすぐサ終する大航海ゲームのシナリオ回想で、進まない。(1)

「太平記」再放映最終回の結びは、フエィクニュース。孫の足利義満の頃は守護大名の粛清と内覧続きで、平和とは程遠い。

4月から「黄金の日々」開始! やったぜ。大河ドラマの中でも史上最高傑作らしい。


第64話 【エビが食べたい】中編

 

5月中旬

ワシントンDC 海軍作戦本部

 

「プリキュアの存在を、組織的に隠ぺいか? 高まる非難」

「我が軍の兵器、全く通用せず。驚愕の姿多くのシアトル市民が目撃」

大敗した事への、批判記事がひと段落すると次は、異能集団プリキュアの存在を隠していた事が明らかになり、それに対する批判が殺到した。彼は、ため息をつくと他のページを広げた。

 

 

 その記事を見た彼は、再び不快な表情を浮かべ新聞を車の座席に放り捨てた。そのページには、彼自身の事が描かれていた。一瞬その光景がわずかに目に入った運転手は、驚いた。そこに書かれていたのは批判記事では無く、称賛の記事だ。某台湾沖航空戦の如くな戦果捏造ならともかくそこの記事は、運転手が聞いた話では真実の筈だ。

 

 太平洋艦隊主力は、完膚なきまでに大敗した。護衛空母は文字通り全滅、戦艦は《ウェストバージニア》《メリーランド》を喪失。残存部隊は、次席指揮官の冷静な指揮と、海底火山の噴火と言う、偶発的なアクシデントにより辛うじて脱出に成功した。逆に戦果は、戦艦や空母と言った大型艦は一隻も沈められなかった。

海戦で数隻に中程度の被害を与え、中型空母一隻に陸軍機が爆弾1発を命中させ中破させただけだ。それ以外には駆逐艦数隻と、重巡及び中型防空巡洋艦を各1隻沈めただけだった。その上に艦砲射撃で、真珠湾一帯は壊滅状態だ。

 

 逆に、今新聞を座席に放り捨てた彼……即ち、ウィリアム・フレデリック・ハルゼー中将は圧倒的に不利な状況だったが、勇戦したと言えるだろう。被弾したフレミング大尉機が、敵重巡艦橋に突入自爆による大混乱により、重巡2、中型空母1を撃沈。更に《コンゴウ型》高速戦艦に、魚雷1本を命中させた。

 

 更に同時刻、敵新型大型空母一隻を撃沈した。米側は、空母《サラトガ》《ワスプ》戦艦《ノースカロライナ》を喪失したが、戦闘前に日潜水艦の魚雷攻撃で空母《ヨークタウン》高速戦艦《インディアナ》が、離脱したという極めて不利な状況を考えると、勇戦したのは間違いない。いやむしろ敵潜水艦のおかげで《ヨークタウン》《インディアナ》を、敵空母艦載機やプリキュアの魔手から守り、戦力の保全に成功した言う見方もできる。ちなみにフレミング大尉達は二階級特進と、最上級の勲章が授与される事が大々的に報道された。

 

 最新の世論調査で、政権支持率は60%から45%まで低下した。4割を切らなかったのは、地中海方面では優勢に戦いを進めているという点が大きい。

 

モロッコとアルジェリアは、数週間で占領された。その後チュニジアのカセリーヌ峠で、名称エルヴィン・ロンメル元帥のアフリカ軍団の反撃を受けて、未だ戦い慣れていなかったアメリカ軍は、183台の戦車及び900両の軍用車両を破壊されて、一時後退する敗北をした。しかし、

 

みゆき

「ロンメル将軍って死んでしまったの?」

あかね

「殺したらあかんて、皮膚病が重くなって入院しなきゃいかないくらい、悪くなったから帰国命令が出たんやて」

れいか

「元帥が連合軍の捕虜になるのを防ぐ為ではないでしょうか」(2)

 

 米英軍は増援部隊を投入し、更にアルジェリアに進出した航空隊に激しい空爆を行わせ防衛線を突破させた。チュニジアの首都チュニスと、港湾都市ビゼルトは4月7日に陥落し、7日後に、ハンス・フォン・アルニム大将はチュニス北東の岬で降伏した。近くシチリア島上陸作戦が行われるだろう。それが成功した場合、相次ぐ失態で支持が激減している、イタリアのアンチョビ……ではなく、イタリア首相べニート・ムッソリーニは辞任もしくは逮捕され、イタリアが枢軸国から脱落する可能性が高い。

 

 更に太平洋でも一大痛快事が起きた。極東アメリカ軍司令官ダグラス・マッカーサー大将の脱出である。マッカーサーは、当時最年少で陸軍参謀総長に就任したエリートで、1935年に退任した後アメリカ植民地フィリピンの軍事顧問に就任した。当地は父親の時代より縁があり、かなりの利権を持っている。日米開戦数か月前に、大将に昇進した。

 

 マッカーサーは、開戦数日で制空権を喪失した為に、首都マニラの防衛を断念。素早くコレヒドール要塞と、バターン半島に退却しそこに防衛線を構築した。

本間将軍の第一五軍は、かなり苦戦しつつも防衛ラインを突破していた。こちらでも重砲の砲撃で、偶然要塞の弾薬庫が爆発する幸運が有り戦局は日本側優勢に傾ていた。更に米軍やフィリピン軍では物資が不足しつつあり、当面増援部隊も来ない以上このままでは、陥落は時間の問題となった。

 

 マッカーサーは二月にはルーズベルト大統領より、「豪州に脱出せよ」と言う命令を受けていたが、三月までは迷っていた。だがその間に本国の知人から、プリキュアの能力を知りこれ以上脱出を遅らせれば、マニラ湾封鎖にプリキュアの一部まで加わるかもしれない。そうなったらもう逃げる術は無い。

「しかし、プリキュアとは何処から現れたんだ。日本通(本人談)の私でも聞いた事も無い。まさか未来からでは? 万一その通りだと迂闊に脱出するのも危険だ。

戦史に私の脱出方法が記されているかもしれない」

貴族階級的直観(本人談)でその危険を感じた、マッカーサーは一計を立てる。

 

 

三月初旬

 

 プリキュア一の優秀さを誇る、れいかと六花は偶然戦史本で見たマッカーサー将軍の脱出方法を説明していた。

「なるほど高速を出せる魚雷艇での脱出は、かなりあり得るだろう」

「潜水艦と言う可能性もあるが、潜水艦はかなり狭い。マッカーサー将軍は未だしも家族は耐え難いだろう。水中では極めて遅く、攻撃を受けたら撃沈の可能性も高いな」(3)

昔の潜水艦は極めて艦内が狭く、ありとあらゆる余剰空間には食料が積まれている。現代の原子力潜水艦では多少は余裕もあるみたいだが。しかも水中では速い自転車くらいの速度しか出ず、36時間以内には必ず浮上して、酸素を入れ替えなくてはならない。

 

 魚雷艇は、40ノットの高速が出せる上に船体も小さく夜陰に乗じれば、中々撃沈は難しい。陸軍参謀達は、海軍と共に魚雷艇に注意するように命令を出した。

 

 

 3月23日午前10時 3隻の魚雷艇がコレヒドール要塞より出港した。明らかに目立ち過ぎていたので、これは陽動だろうと判断し放置した。翌日午後11時

再び魚雷艇3隻が発進した。これが本命に違いない。数時間後駆逐艦や巡洋艦に包囲されて、魚雷艇は艦尾を砲撃されて航行不能になり拿捕された。

マッカーサーらしき人も捕虜になった。が、朝になって尋問を始めた所どうも偽者らしい。尋問に当たった士官が映像ニュースで、マッカーサー本人を見た事あったので気付いた。じゃあ本物は何処だ。そこでようやく気付いた。2日前の朝に白昼堂々と出港して行った3隻こそが本命だったのだ。

 

 そのころ密かに某島の秘密飛行場から、《B-17》爆撃機で豪州北部ダーウィンに向かっていたマッカーサーは、無事目的地に到着。

「我々は見事敵を欺いた。(中略)必ずフィリピン奪還のために私は戻る! アイシャル・リターン!」

 

この一大痛快事に米国民は熱狂した。更に5月以降は「もしかすると、プリキュアも出し抜いての脱出だったのでは」

との噂が広がり、更に拍手喝さいを受けた。

 

 

 ハルゼーは、海軍作戦本部に呼び出されていた。彼は軍人たるもの、艦船勤務を志願してこそ海軍軍人だと考えている。無論軍組織の中には、兵士の給料を計算したり、兵器を調達する裏方が必要であり、ハルゼーもそれは十分に理解している。別に嫌いだとかいうわけではない。事故や病気で艦船勤務が出来なくなり、後方勤務に回されたような事例も多い。ハルゼー自身も今後そうならないとも限らない。

 

 嫌いではないにしろ、本国のエリートの中には自分たち現場の人間を見下して来る、嫌な奴もいる事も事実だ。

(しかし、この大佐は全くそんな感じはしない。噂通り軍人と言うよりは、学校の教師か中堅どころの歴史学者……軍人にならなかったら、本当にその道に進んでいたかも)

 

 ハルゼーは案内され、小会議室に一つに入った。

 

「閣下、今からある写真を確認してしてください」

ハルゼーは頷く。

「ただしこれの出どころについては、一切機密にてお答えできません」

「判ったから早く見せてくれ」

 

最初の写真を見る

「この子は何処かで見た……この写真はトラック島辺りに、潜水艦でコマンド部隊でも……」(4)

「閣下」

「すまん質問は無しだったな。……これはキュアホイップ!」

「間違いありませんか」

「間違いない。キュアホイップで宇佐美いちかだと名乗った。最初のは変身前のか。これは驚いたかなり雰囲気が変わるのか」

 

「ご協力感謝します。それと一つ残念な知らせが」

「?」

「敵大型新型空母の撃沈は、どうやら間違いだったことが判明しました」

「戦果誤認か! なんてこった」

「いや、爆弾3発と魚雷1本の命中は事実でした。修理には最低でも3か月以上はかかるでしょう。無意味ではありません」

どうやら命中させた魚雷の本数の報告に、誤認が有ったらしい。

 

 

ハルゼーがさらに意気消沈した表情で、玄関まで来ると記者たちが騒いでいる。

「何かあったのか?」

副官のアッシュフォード大尉を呼び止めて聞いてみる。

「入院中のノックス海軍長官が、急死したとの事です」

「何だと! 」

 

 

外務省より報告

 

 

アメリカ合衆国

  において

 

政府高官の死亡

   が

 

発生したとの事です。






1 サービス終了の事
2 スターリングラードで第6軍司令官パウルス元帥が降伏して、ソ連軍の捕虜になっているので。スターリングラードはソ連崩壊後に、ヴォルゴグラードに改名。
3 ジーン夫人も同行していた。
4 一部の旧式潜水艦を改造して、日本占領下のフィリピン等に残留したスパイ(捕虜にならなかった米軍人等)に暗号帳等を届けたりする任務に、従事している。


ハルゼーの「プリキュア許さねえ」リストにまた一つ理由が増えた。ノックス海軍長官は史実では、44年(昭和19年)4月28日に急死。


何と「銀河英雄伝説外伝螺旋迷宮」に、イタミン……伊丹刑事の人が、声優として出演。銀河帝国軍ヴィルヘルム・フォン・ミュッケンベルガー中将。出番は1分ほどで戦死します。宇宙歴745年(西暦換算3545年)仇は息子さんでは無くベジータ様が、半世紀後に間接的に討ってくれます。


 その事は何年か前から知っていたのですが。何と同じ回に中園参事官も出ていた。
まじかいな。帝国軍シュタイエルマルク艦隊参謀長の役。生還するも、アホそうな発言が多かったので、戦後左遷されていそうw(上司の提督は名将です)
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