グランブルーファンタジー 〜伝説の蛇〜   作:JOKER1011

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第24話

「私の名前はディアンサです。スネークさんと旅をしています。」

 

「うん、スネークから聞いてるよ。僕はグラン。よろしく。」

 

全員と握手をしていき、ディアンサはある事に気づく。

 

「スネークって奴はすごいな!いきなり空から現れたと思ったらリヴァイアサンを制圧しちまうんだぜ?」

 

オイゲンが酒を飲みながら笑う。

 

グラン達は新しく仲間になったイオやオイゲンにスネークという今は別行動している仲間について話していた。

 

「あのー スネークさんは‥?」

 

「あ!本当だ!みんな!どこにいるか分かる?」

 

「オ、オイラ‥海‥しかも沖に落ちたの見たぜ‥」とビィが言う。

 

「海に!?」

オイゲンが驚く。

 

「おいおい、いくら穏やかな海だっていっても沖に落ちたら戻って来られるか‥」と言いながら下を向く。

 

それに続いてカタリナ、ラカム、イオが下を向く。

 

ラカムがタバコをくわえ、火をつけようとした瞬間ぽとりと落とした。

 

「な‥嘘だろ‥!」

 

「ふ〜 全くひどい目にあったな。バックパックを落とした時より悲惨だ。」

 

頭にタコを乗せ眼帯のところにヒトデ、身体中に海藻を巻きつけたスネークが店に入ってきた。

 

「スネークさん!」とディアンサが駆け寄って抱きつこうとする。がスネークはそれを制す。

 

「海水で服が濡れるぞ。」

 

「あ、はい。」

 

そう言いディアンサを連れてみんなのもとへ向かう。

 

「やあ!スネーク!元気そうじゃないか!」

 

「久しぶりだ。グラン。」と握手をする。

 

そしてスネークにとって見知らぬ顔のイオとオイゲンと挨拶する。

 

そしてスネークとオイゲンとラカムで酒盛りが始まった。

 

スネークはオイゲンから注がれた酒を一気に飲み干す。

 

「おお!おまえさん!いける口か?ほら飲め飲め。」

 

「そうだ。グラン!」

 

「なんだい?スネーク。」とジュースを飲みながらこちらに歩いてきた。

 

「カリオストロはどうした?」

 

「カリオストロなら帝国の基地に潜入中だ。」

 

「どうしてだ?」

 

「帝国が錬金術師を集めてて、中には拉致もあるけど。それで帝国と錬金術師たちで何か起こそうとしてんじゃないかって思ってね。」

 

「そうか。で、やつはダンb‥」

 

「今帰ったぞ。グラン。」

 

カリオストロが帰ってきた。

 

戦力が避けなかった為、やむなくカリオストロ一人で送り出したがボロボロだった。

 

「どうしたんだよ!カリオストロ!」とグランたちは駆け寄り手当をする。

 

「大丈夫か。カリオストロ。」

 

「ああ、スネークか。俺様は大丈夫だぜ?それにほらよ。」とポケットから書類を出してきた。

 

「俺を治療してグランサイファーに運んでくれねえか?早くこの書類に目を通したい。」

 

手当をしてラカムとイオが付いてカリオストロを艇まで送り届けた。

 

そしてカリオストロ、ラカム、イオを除くメンバーで先程戦っていた場所まで戻る。

 

するとザバッとリヴァイアサンが海から現れる。しかし目から敵意は感じられず正気を取り戻していた。

 

「ごめんね?痛かったよね?もう大丈夫だよ。」と言い手をかざす。

 

するとリヴァイアサンの体が粒子状になりルリアの手に吸い込まれていく。

 

「悪いが、その力‥こちらにも渡してもらうぞ。」

 

「な!?黒騎士!何故貴様がここに!」

 

カタリナは武器を抜きながら言う。それに習い皆武器を抜く。

 

ディアンサはスネークの後ろに隠れ、スネークはかばうように腰からハンドガンを抜き構える。

 

「こちらには貴様らと戦う理由などない。人形よ、やれ。」

 

そして人形と呼ばれた少女が前に出る。

 

その子が手をかざすと残りのリヴァイアサンの体が吸い込まれていく。

 

「何!?その子もルリアと同じ力を!?」

 

そしてリヴァイアサンを吸収し終えるとまた黒騎士の後ろに下がった。

 

そして何も言わずに去ろうとしたが、足を止めて振り返る。

 

「そこのバンダナ。貴様は何者だ?」

 

間接的にとはいえ、自分にも視線が向いている事に気付いたディアンサは身を強張らせる。しかしスネークは銃を構えたまま見る。

 

「俺か。ただの蛇。それだけだ。」

 

満足いく答えを得られたのか否か分からなかったが、黒騎士はまた歩いて行った。

 

 


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