グランブルーファンタジー 〜伝説の蛇〜   作:JOKER1011

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第45話

「とうとう、着きましたね。」

 

「ああ」

 

「なんか‥暗くて何も見えねえな。」

 

「ほ、本当にここ‥なんだよな?」

 

「ええ、ここです!」

 

とうとう、ネフティスの巣である洞窟にたどり着いたスネーク達。

 

その得体の知れない空間は大きく口を開けるようにスネーク達を待ち構えていた。

 

「な、なんか怖いですね。」

 

ディアンサは震えながらスネークの腕にくっつく。

 

「ああ、だが大丈夫だ。怖いなら俺の後ろにいるといい。」

 

そう言うとスネークはナイフとハンドガンを構える。

 

「おいおい、ディアンサ。お前怖いのかよー」

 

スタンは剣を抜き放ち、構える。

 

「そういうスタンさんこそ、足震えてますよ?」

 

「な!?」

 

「ふふ、みんなで固まっていきましょ?そうすれば怖くないですよ?」

 

スネーク、ディアンサ、スタン、アルメイダ、ジェシカの順番で暗い洞窟を進む。

 

「お、お嬢さーん!どこですかー!いたら返事してくださーい!」

 

「バカ!スタン!大声出したら魔物が集まるだろうが!」ガツッ!

 

「イテェ!」

 

「まあまあ、アルメイダさん。」

 

ディアンサがアルメイダに拳を降ろすよう宥める。

 

「まあ、星晶獣のことだ。これだけ騒いで出てこないなら今はいないのだろう。」

 

「そのようですね。それに流石に私達の声が聞こえるほど近くにはいませんね。」

 

「ああ、だが気をつけろ。魔物が多い。」

 

スネークのジェシカは互いに一番前と後ろで会話をする。

 

「私の杖が反応してます。この洞窟内の‥奥ですね。連れ去られた人達がいるのは。」

 

「本当か?ディアンサ。」

 

「はい。」

 

「そういえば、アリーザさんってどんな人なんですか?」

 

ディアンサはスタンに聞く。

 

「え?ああ、アリーザお嬢様は美しく、とても元気な方だ。」

 

「一子相伝の技を引き継ぐほど武芸に秀でた方で‥幼い頃から芯が強い方で‥」

 

「俺とお嬢様は幼馴染でもあるんだ。あの方は昔から変わらないな。」

 

「ふふ、それじゃあ尚更スタンさんが助けに行かないと、ですね!」

 

 

「それで、ジェシカさんの弟さんはどんな方なんですか?」

 

「私の弟は‥どことなくスタンさんに似てます。雰囲気とか、単純な所とかですね。だからスタンさんの事が放っておけないんですよね。」

 

「ああ、いいですね。私一人っ子ですから。」

 

「ふふ、でもどうせならディアンサちゃんみたいな妹も欲しかったわ。」

 

「え、そうですか?ふふ、ありがとうございます。」

 

「話しているうちに魔物だ。やるぞ!」

 

スネークが言い終わるやいなや、魔物が飛び出してくる。

 

「やるぞ!お前らは俺の通過点だ。倒してやる!」

 

 

戦闘終了後

 

 

「はぁ‥はぁ‥」

 

「やったじゃないか。スタン。」

 

「ああ‥ありがとう。スネーク。でもやっぱやる気はあっても体が追いつかないや。戻ったら鍛えようかな。」

 

「ふふ、鍛えるなら日常的に負荷を掛けた生活とか、どうですか?なんなら私の大砲貸しましょうか?」

 

「いや‥遠慮しとく。さっき微かにだが、地面にめり込んでるのを見たぞ。」

 

「ああ、俺も見た。」

 

「スネーク。なんとかならないのかい?このまま全部相手にしてたら保たないぞ。」

 

「それもそうだな‥よし、一体ずつ撃つか。」

 

スネークはM16ライフルにサプレッサーとスコープを取り付けながら言う。

 

「なんだ?その銃の先に付けた筒は?」

 

「ああ、これは消音器と言ってな‥まあ見てろ。」

 

ウルフが3匹たむろしている方を見る。

 

スネークは片膝を立て、狙いを定める。

 

3匹はこちらに気がついているそぶりはない。

 

パスッ

 

サプレッサーを通して放たれた銃弾はウルフのこめかみに吸い込まれ、血を吹き出して倒れる。

 

他のウルフは突然仲間がやられた事に驚き、地面に鼻をつけ、こちらを探そうとする。

 

だが、スネークは冷静に残り2匹も撃ち抜き、対象の沈黙を確認したため、岩陰から出る。

 

死んでいる事を確認して、毛皮を剥ぎ、血抜きをして肉を剥ぎ取る。

 

「おいおい、スネーク。それ食うのか?」

 

「ああ。」

 

スタンが話しかけてくる。

 

「ええ‥マジかよ。」

 

「大丈夫だ。食べたら美味かったぞ。だが今回は焼いて食べたい所だな。」

 

「え!?あんた生で食ったのか!」

 

「当たり前だ。戦場によっては焚き火の煙で敵に見つかることもある。それに生で食うことで肉のビタミンをそのまま摂取できるんだ。」

 

「絶対いやだ。なあ!ディアンサ!お前も何か言ってくれよ!間違ってるって!」

 

「大丈夫ですよ。スタンさん。生肉って意外と食べられるんですよ?」

 

「な!?ディアンサ!?‥‥遠い目をしてる‥」

 

そうなのだ。実はディアンサは偶然立ち寄った村の依頼でスネークと一度盗賊のアジトを壊滅させた事がある。その時にアジトの近くにキャンプを張ったため、焚き火が出来ず生肉を食べる羽目になったのだ。

 

黙々と生肉を頬張るスネークにドン引きしながら保存食の干し肉を食べようとしたが、スネークに止められた。

 

スネーク曰く、「こういうのは本当に獲物が取れなかった時に食べろ。」と。

 

ディアンサは親や祭祀様からこう言われて育った。

 

「お肉はよく焼いて食べなさい。お腹壊しますよ。」と。

 

それが当たり前だとおもって過ごしてきた。だが目の前の男は一度も火を通さずに頬張っている。

 

「あの‥お腹壊しますよ?」

 

「あいにく腐肉以外で腹を壊したことはない。」

 

「寄生虫は‥?」

 

「よく噛めば死ぬ。」

 

それ、ただ寄生虫食べてるだけじゃん。と思いながらも仕方なく、泣きながら生肉を食べたものだ。

 

そして、とうとう洞窟の奥に到着した。

 

「これです!これがネフティスです!」

 

ディアンサが杖を向けた先にいたのは‥大きな置物だった。

 

「ディアンサさん?本当にあれがネフティスですか?私には置物‥か何かに見えるのですが」

 

「あれです。杖が反応してます。」


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