俺は、織斑一夏。小さい頃に父と母は、不慮の事故で死んでしまって、今は母方の家に住ませてもらっている。住まわせてもらっているのはいいんだが、一言で言って地獄だった。
兄には、理不尽な暴力を受け、姉は「秋羅がそんな事するわけがない。」と言い、聞く耳をもたない。学校でも、「織斑千冬の弟なのに何故こんな事も出来ない。」と言われ、俺自身を見てくれる人はいなかった。
いや、一人だけいたか。俺が習いに行っている剣道場の師範の娘の篠ノ之束さんが。束さんの妹の箒は、何か問題があれば、すぐに暴力に訴えるという性格で、本当に姉妹なのかと疑うくらいだ。
俺には才能がなかった。だが、一つだけあった。それは、機械の作成だ。この才能は束さんの折り紙つきで、認めてもらっている。
以前、束さんと一緒に作った腕時計がある。ほとんど束さんが作ったんだけど。それは俺の宝物だった。でもまさか、この腕時計が俺の人生を変えるなんてこの時は思わなかった。
一夏 「う〜〜ん、ここは...」
俺は確か行きたくもないドイツで行われる、モンドグロッソの大会に連れてこられて、それで...
あっ、俺誘拐されたのか。結論に達するのに時間はかからなかった。
誘拐犯 「おっ、目を覚ましたか。お前は大事な人質だ、結果によっちゃぁ生かしてやるよ。」
一夏 「そうか、なら俺は殺されるな。」
誘拐犯 「あ?それはどういう事「おい!!大変だ!!」どうした?!」
誘拐犯 「織斑千冬が決勝に出てやがる!!」
女 「なっ?!ちゃんと連絡がしたんでしょうね?!」
誘拐犯 「ちゃんと連絡したさ!!という事は、まさか...!!」
やっぱり、二連覇という栄誉と出来損ないの俺じゃあまぁ、選ぶのは簡単だろうな。
女 「じゃぁ、こいつもういらないから、始末しといて。」
誘拐犯 「あぁ、わかったよ。悪いな、恨むんだったらこの世界とあの家族を恨むんだな。」
そう言い、俺の心臓の位置に銃口を当て、引き金を鳴らした。
この時、一夏の心の中は、憎悪と深い憎しみです満たされていた。わかっていながらも、少しは期待していたがそれも粉々に打ち砕かれた。
しかし、一夏は気づいていなかった。腕時計から赤黒い光が発生しているのを。
そして、引き金が鳴った。しかし、いつまでたっても痛みがないので、目を開けると周りの時間が止まっていた。
一夏 「なんだよ、これ...!!」
その時不意に声が聞こえた。
??? 〈汝ガ我ノマスターノ織斑一夏カ?〉
声のした方に目を向けると、そこにいたのは、全身が鋭角的に尖っており、背中の辺りからレーザー兵器のような物がついたドラゴンだった。
一夏 「?!なんで俺の事知ってるんだ?!」
??? 〈当然ダ、我ヲ作ッタノハ篠ノ之束、ソシテオ前ナノダカラナ。〉
一夏 「作った?俺はドラゴンを作った事はないぞ。」
??? 〈ハァ、モウ忘タノカ?確カニ作ッタダロ、ソノ腕時計ヲ。〉
はぁ?!この腕時計が?!これ普通の腕時計じゃぁないのか!?
??? 〈ソレハマタ説明シヨウ。トコロデ、マスターハナニヲシタイ?〉
うん?何をか...、そんなの決まってる。
一夏 「あの家族に、政府に、復讐したいっ!!!」
??? 〈ソウカ、ナラバ我ヲ纏エ!!ソシテ、マズ目ノ前ニイル屑共ヲ殲滅シヨウ!!!ソロソロ時間ガ動いクゾ、ソノ前ニ我ガ名ヲ教エテオコウ、我がガ名ハ鎧獄竜!!世界ヲ変エルモノナリ!!〉
そして時間が動き始めた。
撃たれる前に一夏は叫んだ。
一夏 「鎧獄竜っ!起動っ!!!」
一秒もかからずに一夏は全身に装甲を纏った。
誘拐犯 「なんだ?!これは?!」
女 「ISは女しか使えないんじゃなかったの?!」
一夏 「おい...、全員一列に並べ、苦しまずに殺シテヤル。」
・
・
・
・
数時間後、ドイツの部隊が到着したが、そこには誘拐犯達の死体しかなく、織斑一夏の死体は見つからなかった。
やってしまった...、もう一つの小説もあるのに。
まぁ、頑張ります。
次回もよろしくお願いします。