歪んだ正義は正義のヒーローになれるのか   作:暗愚魯鈍

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今回登場する怪獣ははっきり言ってかなりマイナーな奴二体です…まあ知ってる人は知ってるのかな?タイトル通りビックサイズの怪獣が出て来ますよ、さて今回はメカゴジラ達の生活や普段何しているのか、物語の核心に迫まる部分もありますね


第十一話 巨・大ビックスケール

深夜、誰もが眠っている時間帯、ツツジ台が見下ろせる高台にて一つの穴が開く、その穴は電子空間の様でその中から眼鏡をかけた黒髪の男性とピンク色の髪の二本の日本刀を差した少女がこの世界に降り立った…その男性はツツジ台を見下ろすと歩き出す

 

「……マーク・トウェインは言った、正しい友人というものは、あなたが間違っているときに味方してくれる者のこと。正しいときには誰だって味方をしてくれるのだから…そう僕もそうだった、僕も昔は間違えた…だから僕はその償いをしよう、受け入れてくれた友達の為に、大切なことを教えてくれたグリッドマンを助ける為に、そして…救えなかったあの三兄弟の仇を討つ為に」

 

右腕に裕太と同じプライマルアクセプターに似たものをつけた青年はそう呟くと少女と共にそのまま夜の街に消えていく…その姿は自分の犯した罪を償う旅人の様だった

 

 

「どうかなアンチ君、この水着似合ってるかな?」

 

「…俺にはよく分からないが…似合っていると思う」

 

アカネは水着を着てアンチに自分の部屋まで来てもらい、似合っているかどうか確認する、アンチは自分にはよく分からないと言いながらも似合うと言う

 

「…海やプールにでも行くのか?」

 

「校外学習、うちの班はラフティングなんだって…」

 

「そうか……いや、知らん」

 

アンチは海でも行くのかと質問しアカネは校外学習に行くと良いアンチは頷くが知らないと首を振る

 

「でもなぁ…街の外だから新しく作るて言う、余計な仕事が増えてめんどくさかったし…それに山歩きに川下り…体力使いそうで怠い」

 

「……そうか…俺も行くのか?」

 

「そうだよ…一緒にいると不味いから隠れてね…まあグリッドマンの正体も分かったし、この子も仕上がったからね」

 

アカネは気怠そうに言うとアンチは心配した様に話しアカネは微笑むと机に置いてある怪獣の造形を見る…今までの怪獣と比べると別段変わったところはない

 

「これが新しい同胞か…ゴングリーと比べるとパッとしないな」

 

「いやね、アレクシスに試して貰いたいことがあって…後アンチ君には感謝してるんだよ…この部屋を片付けてくれてたし、料理も作ってくれる…怪獣というより家政婦だね」

 

「問題ない、それは俺の能力の為だ…料理はコピーが出来たから自分で作って見たかっただけだ」

 

アンチは新たな同族を見てあまりパッとしないと告げるとアカネは不敵に笑う…が部屋を見渡してアンチに礼を言う…何故なら以前はゴミだらけだった自分の部屋がアンチが綺麗にしてくれたからだ…アンチは自分が新しく得た能力を使うための材料にしただけだがアカネは部屋を綺麗にしてくれたことに感謝する…それをパソコンから見ていたアレクシスはその怪獣の造形を見て笑う

 

『楽しげだねぇ…まあ頑張りたまえ…君のその欲望が私の糧となるのだから』

 

 

「あいつら遅えな…もう十分も待ってるんだぞ?暑い…」

 

(遅い、実に遅い)

 

【遅過ぎる…やはり人間とは約束を守らぬ生き物である……この様な些細な事で争いが起き争いが起きるのであればリセットせねばならない】

 

将は「大人のウルトラ怪獣大図鑑」という本を読みながら裕太と六花を待っていたがもう約束の時間から10分経っても来ないのでイライラし始め暑いので飲み物を買おうと財布を取り出し、イリスは遅いと文句を言い出しギャラクトロンはいつもの如く人類はリセットと言い出した所で漸く裕太と六花が走ってくる姿が見えた

 

「遅えよお前ら…」

 

「ごめん!響君が記憶喪失のせいで何処に水着があるのか分からなかったらしくて」

 

「ごめん!遅れた…あぁ疲れた」

 

裕太と六花は将に頭を下げて手を合わせて謝罪し急いで三人で電車に乗る…電車の中に乗ると川が見えそれを見て裕太は叫ぶ

 

「見て!でっかい川があった!」

 

「いや、それより怪獣でしょ…」

 

「……ま、あれも慣れると単なる風景だからな…」

 

裕太の興奮に若干引いている六花にまあ慣れてるからなと呟く将…このまま目的の駅に着くまで暇なので三人で話して時間を潰そうとする

 

「俺電車乗るの初めてだから嬉しくてさ…それに皆と乗れて楽しいし!」

 

「そっか、記憶喪失だもんね…どうやったら治るのかな記憶喪失て?頭を思い切り叩く?」

 

「それしたら死んじゃうでしょうが…全く…」

 

たわいもない話をしていると外に霧が充満して行く…そして霧に電車が囲まれ何も見えなくなる

 

「そうだ、この時間にギャラクトロンやイリスに何か聞いてみようよ!」

 

「それ面白そう!どんな趣味かわかるかも知れないしね!」

 

「オモチャにするなよ…まあいいや…どんなことが聞きたいんだよ?」

 

六花と裕太はギャラクトロンやイリスに何か聞こうと思いつき将は苦笑しながらもバトルナイザーを取り出しギャラクトロン逹と会話出来るようにする

 

【何の用だ…】

 

「ギャラクトロンはさ、人間をよくリセットするて言ってるけど…どんな人間ならリセットされないの?」

 

【人間は絶対にリセットする、例えどんな聖人だろうが…まあ尊敬する人間ならいる、二宮金次郎と杉原千畝、マザーテレサ、ガンジーだ】

 

「何その渋いチョイス…」

 

【この四人は自己献身の塊である、二宮金次郎は自分の財産を使ってでも藩の立て直しや村に農具を与えたりなどしていた…自分の徳にならないのにだ、そしてガンジーは非暴力、非服従を唱えついには国を動かした…杉原千畝は万年筆が折れ手が痺れてもなおビザを書き六千人ものユダヤ人を救済した…マザーテレサに至っては自分よりも救われぬ者を救済する為に生きて来た…これらの四人は聖人として認めよう】

 

ギャラクトロンは四人の人間を上げて詳しく説明する…実はギャラクトロン、地球をリセットするに至ってよく知る為に過去の歴史などもサーチしている為歴史には割と詳しい…ギャラクトロンが上に上げた四人は誰かを助け他の人に馬鹿にされたりしつつも最後まで信念を貫き等した偉人ばかりである

 

【だが、リセットするのに変わりはない…彼等も人間、生物を殺めるのだから…だが彼等には敬意を払おう】

 

「結局は殺すんだ…イリスは?」

 

(……アヤナと過ごしていた日々だ…それ以外にはない、私は生まれてからほぼ全て封印されていたからな)

 

「そっか……ふぁぁあ…眠い…」

 

「……私も…」

 

「そうだな…俺も…眠く…なって……」

 

三人がギャラクトロンやイリスを入れて話していると急に眠気が襲い全員が眠ってしまう…

 

 

夢を見た、その夢は正義のヒーローを諦めた自分、彼は道を歩き家へ帰ろうとしていた…そこで見つけた以前自分が助けた少女が歩いている所を…少年は関わってはいけないとその場から離れようとするが…ふと見えてしまった…刃物を持った男が少女の方へ走って行ったのだ…少女は気づいていない…

 

少年は駆け出した、彼女を助ける為に、別に親しくもないのにが彼女を助けようと走り出し男を取り押さえた…男は必死に抵抗して少年の腹に熱い痛みが襲った…血が流れていた…男が持っていた刃物に刺されたのだ…男は少年を刺すつもりではなかったので驚き、少女は悲鳴をあげる

 

「逃げろ!早く!」

 

少年は力強く叫んで少女はピクッとするが少年の言う通り走って逃げる…男はそれを追おうとするが少年は離さない…そして男は拘束を振り払うと怯えたような目で少女が去って行った方角とは逆の方へ逃げて行く…その場には血塗れで倒れる少年の姿のみ残った…もう彼には意識がないだろう…そんな彼の元に一つの影が近づいて来た…

 

「…気に入ったぞ、人間…余が助けてやろう」

 

 

「…は!えっと…ここは……目的地!?ヤベェ!?おい起きろよ宝多!裕太!」

 

「ほえ?……ああ!もう目的地!?」

 

「……ああ!?ごめん!」

 

将は目を覚ましてもう目的地についていたのかと叫び寄り添って寝ていた二人を起こし二人は寄り添って寝ていた羞恥が襲う中で急いで荷物を持って電車から出る…その瞬間に電車のドアが閉まった

 

「完全に寝てた…危なかったぜ…」

 

「電車での睡眠は注意しないとね…」

 

「同意」

 

将逹は改札から出ると危なかったと息を吐いた…三人は急いでクラスの集合場所へ行く

 

「六花〜!響と内海と一緒に来たんか?」

 

「……そうだけど…約束してたからね…悪い?」

 

なみこが揶揄ってくると六花は面倒くさそうに項垂れ担任の言葉で山を登っていく、アカネはそれだけでもう帰りたいと内心呟く…一時間近く歩くと漸く目的地に到着すると男子と女子に分かれて更衣室に入り服を着替える

 

「スマホなどの貴重品は預けるんだよね…そういえば内海はバトルナイザーどうする気なんだろ…」

 

裕太は貴重品をロッカーの中に入れ、横にいる将にバトルナイザーはどうするのかと尋ねようと日焼け止めを塗っている将を見ると思わす唖然とした

 

「う、内海…筋肉結構あるんだね…」

 

「ん?…まあ毎日ギャラクトロンにツッコミという名の物理攻撃してるからな…あいつ硬いからさ体鍛えとかねえと痛くて痛くて」

 

「な、殴らないと言う選択肢はないの?」

 

将が見た目に反して筋肉が付いていたことに裕太や他の男子が驚いて見ていると、将はギャラクトロンの所為だと言い、裕太は苦笑いする…そんな将のロッカーにはバトルナイザーは入っていなかった

 

 

その頃のリサイクルショップ絢ではキャリバー逹とガイガン逹が喫茶テーブルにてボーとしていた

 

「時間が…あり過ぎる」

 

「暇だなぁ〜」

 

「……伏井出ケイの小説は面白いである」

 

そんな光景を目の当たりにして流石の六花の母も呆れたように口を開く

 

「……君達さぁ…働いてるの?」

 

「「「「「「「「……………」」」」」」」」

 

「…ねぇ働いてるの?」

 

「あぁ〜…働いたり…働かなかったり?」

 

「うわマジか…無職かフリーター?」

 

六花の母が全員に質問すると全員が六花の母から眼をそらして沈黙してしまう…六花の母がそれを見て呆れているのを見てヴィットが誤魔化そうとする中、ガイガンが口を開く

 

「私も働いてないであるな…街の清掃活動を自分からして街の掃除をする程度である…」

 

「いや、確かにお金にならないけどめっちゃ社会貢献してる!?」

 

「僕はアクセサリーを作って売ってるだけだね!以前売りに出したら一億ぐらいしたけど全額寄付しちゃたよ!あはははは!」

 

「一番稼いでる!?しかも寄付してる!?」

 

「私は電子機器を作って売ったりなど…」

 

「……一応株取引はしている」

 

「……稼いでるな…」

 

ガイガンはボランティア、デアボリックは宝石を作ってアクセサリーにして売り出しメカゴジラは電子機器を作り、ギルバリスは株で儲けていると呟くとマックスが驚きの顔をして呟く、六花の母は唖然としながらも口を開く

 

「何だ、ちゃんと働いてるじゃん!株とか私はよく分からないけど頑張ってね!」

 

「「「「……怪獣に負けた…」」」」

 

新世紀中学生は怪獣に生活面でも金銭でも完全に負け項垂れる…因みに怪獣逹にもちゃんとした家に住んでいる、ガイガンは質素な家でテレビも何もないらしく、メカゴジラは機械類で埋め尽くされた家、デアボリックはお高いマンション、ギルバリスも借家に住んでいるらしい…ここのみ新世紀中学生と変わらない…デアボリックのみ仲間も含めて完勝だが…

 

「…お、俺も町のゴミ拾いでもするか…」

 

「ふむ…二人の方がより多くのゴミを集められるであるな…後は旗振り当番や落し物拾いもあるのである」

 

「…デアボリック〜、そんなに金あるんならさぁ〜何か奢ってくれよ〜」

 

「あはは!別に構わないよぉ〜!お金なんていくらでもあるからさぁ!」

 

キャリバーは項垂れつつもガイガンの手伝いをすると言い出しガイガンは普段自分がやっている事をキャリバーに教える、ボラーはあえて働こうとせずデアボリックに奢るように言うとデアボリックは気前良く頷く

 

「…………君も働いたらどうだい、マックス」

 

「……どうやって働くのかが分からない…メカゴジラ…どうやって就職するのだ?」

 

「え、まずはそこからなの!?」

 

「…まずは履歴書の書き方を覚えるといい」

 

六花の母は就職の仕方を知らないマックスに驚き、メカゴジラは利益書を書く様勧める

 

「……あぁ〜…俺も働きたくないなぁ〜…でもクラウンローチの電気代と食費代かかるからなぁ…」

 

「……お前は働け」

 

「えぇ…俺は周りをよく見て行動してるから大丈夫すよギルバリスさん…」

 

ヴィットは机に顔をつけて働きたくないと呟くとギルバリスは呆れる…ヴィットとボラーは本気で働いたほうがいいのかも知れない

 

「この人達…大丈夫かぁ?六花とか響君や内海君に悪影響とかない?」

 

能天気な六花の母だが、この時ばかりは本気で娘や娘の友達に悪影響を及ぼさないか心配した

 

 

全員が着替えを終わった後、外に行き指導員の指示に従う

 

「はい!今日は絶好のラフティング日和なので思いっきり楽しんで下さいね!」

 

「「「「「はぁい!!」」」」」

 

「まずは前漕ぎを見せますね!」

 

指導員が前漕ぎの見本を見せる中、なみことはっすは将の腹筋を触っていた

 

「意外に筋肉あって凄い!はっすも触ってみ!」

 

「わぁ…本当だ!太ってると思ったのに意外!」

 

「……やめろよ…」

 

「六花も触ってみなよ、硬いぞ」

 

「遠慮しておきます」

 

はっすとなみこは将の腹を触って大はしゃぎし、なみこは六花にも触るよう言うが六花は真顔で断った…するとアカネが将に近づき将の筋肉を綺麗な手で触れる

 

「わぁ本当だ!マジで硬い!鍛えてるんだねぇ!」

 

「し、新条さん!?」

 

「……そこの人達聞いてますかぁ?」

 

「「多分聞こえてませーん!」」

 

アカネが将の筋肉を触ると将は顔を赤くしてやめるよう言いたいがどう言えば分からず困惑し指導員は話をちゃんと聞いてるかどうか不安になり尋ねると裕太と六花が聞こえてないと叫んだ

 

その後指導員に従い全員がボートに乗りオールを動かして前へと進む…ボートが川を下り生徒逹は必死にオールで漕ぐ…ボートは激しく揺れ水飛沫が顔や体にかかる…全員が掛け声と共に必死にオールを漕ぐ中アカネは水中へ落ちてしまう

 

「わあぁぁぁ!?(泳げないんですけど!?ちょ!誰かヘルプ!?)」

 

「大丈夫!?なみこ手伝って!」

 

「せーの!大丈夫アカネ?」

 

「コホッ…うん、大丈夫!(やっぱり最悪!来るんじゃなかった!)」

 

アカネはなみこと六花に助けられてボートに戻ると表面上は笑顔だが気分は最悪だった…そんなこんなで漸くボートから降り休憩時間に入る

 

「ねぇ六花、何やってるのあの二人?」

 

「何とか相撲だってさ…おい!ちゃんとやってよ!」

 

六花と裕太は笑いながら恐らくは押し合い相撲をして遊んでいる男子二人を見ていた…将はそんな二人を見ながらボーとしていたがアカネが近づいてくる

 

「どうしたの?元気ないじゃん?」

 

「あぁ…新条さん…いや少し疲れたんでボーとしてたんですよ…新条さんは?」

 

「私本当は運動苦手でさ、皆よくあんなにはしゃげるよね」

 

アカネは将の隣に座り将と会話する…何気ない会話だが二人は川ではしゃぐ連中を見てポツポツと話し合う

 

「新条さんにも苦手な物とかやっぱりあるんすね…他の人が言ってるような完璧超人じゃないてこった」

 

「何それ?当たり前じゃん、私は神様じゃないんだよ?」

 

「新条さんは何でも上手く出来るイメージが強いですからね」

 

「そんなことないよ、むしろ最近は思うようにいかなくてムカってくる時があるけど、それすらも面白いんだよ…それを乗り越えたらどんなに最高かって考えると…」

 

将は自分のイメージはともかく他の人達から見たアカネのイメージと現実は違うんだなと語り始めアカネは笑いながら否定する

 

「それに最近人間関係が上手くいかなくてさ…六花とも全然話せないし…まあ、それ以外にもやることがあるからさ…」

 

「大変なんですね…俺もやることがあるからなぁ…(主にギャラクトロンの暴走を止めたり、イリスに人間の遺伝子や動植物の遺伝子を与えたり)」

 

「そっかぁ…お互い大変なんだね…」

 

アカネと将はそう言い終わるとお互い顔を見合わせて笑い始める…

 

「そういえばこんな水辺にはエレキングが居そう、誰かが釣ってくれないかな?因みにエレキングてコミカライズ版だと空を飛べるんだよ」

 

「あぁ!それでセブンやホーク1号と空中戦を披露したやつですね!週刊少年マガジンに連載されてたやつは面白かったなぁ…因みにエレキングと戦った怪獣はミクラスなんですけど、初期案ではカプセル怪獣はレッドキングだったそうですよ?」

 

「へぇ〜!それは知らなかったなぁ!よく知ってるね!」

 

「まあ、ウルトラマンも大好きだけど怪獣も好きですからね…」

 

二人は怪獣談義に花を咲かし周りをそっちのけで話し合う…そんな二人に赤いワンピースの水着を着た問川が近づいてくる

 

「なに喋ってるのかなぁ、お二人さん?」

 

「問川……別に共通の趣味の話だよ」

 

「……そうだよ〜、趣味の話をしてたんだよ、ね〜?」

 

問川は揶揄う様に言うと将は素っ気なく言い、アカネは優しげに言うが二人とも本心では疑惑の感情であふれていた…何せ問川は死んだはずの人間だ…アカネにとってはグールギラスが殺した映像を確認したはずなのに生きていて不気味過ぎる存在で今まで手を出していなかった程の不確定要素だ…もしかしたらグリッドマンやギャラクトロンよりイレギュラーかもしれない

 

「いやぁいいねぇ…もしかして二人て……付き合ったりしてるのかなぁ?」

 

「いや、それはないだろ、新条さんだぞ?俺みたいな冴えない眼鏡が釣り合うわけねえだろ、ダイヤモンドと石ころの差だぞ」

 

「…いや、そこまで卑下しなくてもいいと思うよ…私は知的でかっこいいと思うんだけどなぁ〜(…ギャラクトロンと関係なければ趣味が合って仲間にしたいくらいなのに)」

 

問川は二人は付き合っているのかと茶化すが将は真顔で「自分と新条が釣り合うわけないだろう」と返し、アカネはそこまで卑下しなくても…と内心思う…すると問川はニヤリと笑う

 

「そっかぁ…まあ仲良くね…何せ君達は私と言う存在を引き立てる為の敵役なのだから…頑張って怪獣を操ってね〜」

 

「「………はぁ?」」

 

「おおい!さきる!早く来い!」

 

「はぁい!田光、すぐ行く!…じゃあねぇ」

 

問川が謎の言葉を放つとアカネと将は呆然として問川を見る…すると遠くで田光が叫んで問川を呼び問川は二人に手を振るとその場から去る…問川が去った後も呆然としていた二人だがアカネが何か思いついた様に腰掛けていた岩から降りる

 

「ごめん!ちょっとやる事が出来た!」

 

「新条さん?……にしても問川の奴まるで…俺がギャラクトロンを操れることを知ってるみたいじゃないか…どう言う事だ?」

 

アカネは将に謝るとその場から走って立ち去っていき、将はアカネが去って行った方角を見るが問川が怪獣を知っている…しかも自分がギャラクトロンを操っていると知っているかの様な口調で話したことに疑問を持つ…そして走って行ったアカネも同じ気分だ

 

「(どうして…あいつは知ってるの…!?まさかここまでイレギュラーとは思わなかった…もう躊躇してる場合じゃない…ここで殺さないと!)……ここならいいかな?…アンチ!」

 

アカネはそう心の中で問川の事を考えながら走っているとここなら誰にもバレないと立ち止まりアンチを呼ぶとアンチは木々を飛び越えてやって来る

 

「……これだろ?」

 

「そうそう、スマホをアンチに預けて良かったよ……さて……アレクシス…お願い」

 

アカネはアンチから携帯を受け取り自分の部屋にいるアレクシスに電話をかける

 

『もう時間かい?なら始めよう!インスタンス!アブリアクション!』

 

アレクシスがそう通話越しに叫ぶと突如地面が揺れ始め山が倒壊する…そして川辺で六花と話していた裕太のプライマルアクセプターが鳴り始める

 

「……これは…まさかこの地震も!?」

 

「怪獣の仕業!?」

 

(…ふふ…出してくれたか…面白いねぇ)

 

裕太と六花が怪獣の仕業と断定し叫ぶ、問川は笑うとその場からゆっくりと立ち去る…全員が恐怖で叫ぶ中、それは現れる

 

ーーーガバァヴァァァァァ!!ーーー

 

「山が動いたぁぁ!?」

 

「か、怪獣だぁぁぁ!」

 

現れたのは岩石、森林で構成された山に手足が生え、ワニガメの様な巨大な口と小さな赤い目に尻尾の先は木の根の様になっている数百メートルはある怪獣…多事多難怪獣 ゴーヤベックが現れる…それを見たアンチはおぉと歓喜の声を出す

 

「……大きい…デカさで圧倒する気か!」

 

「正解!スケールの違いは邪道だけど、武器とか使えるグリッドマンやギャラクトロン、アンチ君と同じコピー能力が使えるイリスもいるから邪道には邪道だね」

 

ーーーガバァヴァァァァァ!!ーーー

 

アンチとアカネはゴーヤベックを見て歓喜の声を出し、ゴーヤベックは噴火口から火炎弾を放ちそれが遠くの山にぶつかり山が火に包まれその衝撃が遠くにいるはずの将達が吹き飛ばされるほどだ

 

「く………あれ?新条さんは?」

 

「…あれ?問川もいない…」

 

裕太と六花はアカネと問川がいないことに気づく…その問川だが…山中を歩き、木の陰に隠れるとAZジャイロを取り出し一枚のコインも取り出す、そしてそのコイン…いな怪獣クリスタルをジャイロにはめる

 

【アイランダ!】

 

「出でよ!アイランダ!アン・ドゥ・トロワ!アン・ドゥ・トロワ!アン・ドゥ・トロワ!」

 

問川が回転しならジャイロのレバーを三回引くとジャイロが回転しクリスタルが輝き空に何か現れる

 

ーーーヴオオオオォォォォォォォォォ!ーーー

 

「え!?響君、内海君!あれ何!?」

 

「「な!?島が浮いてる!?」」

 

六花が指をさした方を見ると突如として巨大な島が現れる…だがよく見ると島ではない…その島と思われた頭部には爛々と輝く二つの巨大な眼球があり、その頭部から下には巨大真っ赤なウミヘビのような触手が五本生えている…しかもその触手の一本一本が凄まじく太くて数百メートル近くあるのだ…全長816mほどはあろう巨体を持つ怪獣…その名も数十万年の時を超え巨大化した岩礁怪獣 アイランダと呼ばれる怪獣である

 

「あ、アイランダ!?嘘でしょ!?ゴーヤベックより更にでっかいのが!?」

 

アカネはゴーヤベックよりはるかに巨大なアイランダが現れたことに驚き、アンチもあまりのスケールの大きさに呆然とする…だが、

 

「更に!もう一匹!」

 

【ジャイガー!】

 

問川はそれだけでは満足せず更にクリスタルをはめ込みジャイロを回す…そして次に現れたのは頭部に大きく曲がった巨大な一本角を持ち、顔を囲むように四本の角が生え、全身がイボイボな皮膚で覆われまるで水牛やワニ、トリケラトプスを複合したかの様なキマイラ的な四つん這いの怪獣…その名も大魔獣 ジャイガーと呼ばれる怪獣が水辺に現れる

 

ーーーギュイイイイイィィィィィ!ーーー

 

「また出て来た!?何なのここ!?しかもジャンクがないからグリッドマンを呼べないし!」

 

「じゃあ、マックスさん達に電話を…て、携帯がないんだったぁぁぁぁ!!?」

 

「兎に角ここから離れるぞ!それに電話なら安心しろ!当てがある…と言うよりもう連絡してるかもしれないぞ!何せ俺のスマホやバトルナイザーバトルナイザーこんな時の為に預けてないからな」

 

六花がジャイガーが現れた事に驚き、グリッドマンが呼べないことを嘆き裕太は電話をすればと…考えるが電話をロッカーに預けていたことを思い出し頭を抱える…が将は冷静にここから離れると言うと三人はまだ全員が混乱している中、その場から誰にも気づかれない様に立ち去り、車道に出て走る…

 

 

「………ジャイガー…ガメラと同じ古代生物か…」

 

とある山の麓にて、ゴスロリの様な服を着て、長い黄色に近い白い髪をツインテールにした少女は山の麓からジャイガーやゴーヤベック、アイランダを見つめていた…そんな彼女の手にはバトルナイザーが握れており、彼女は溜息をつくとポケットからスマホを取り出しポチポチと操作すると耳にスマホを当てて誰かと通話する

 

「あ、もしもし、メカゴジラ?……はあ?私は誰かって?……私よ私!戦ったことあるからわかるでしょ!?……そうよ、私よ…気づくの遅いわね…まあいいわ、ジャンクを将達が校外学習まで来てる所まで持って来なさい、怪獣が現れたわ」

 

彼女はそう言って電話を切るとポケットにしまい、自分の主人である人物に合流するためにその場からジャンプして空を舞い水辺に向かう、果たして彼女は何者なのだろうか?

 

 

 




アイランダ、地球産で生物なら一番大きな怪獣です、機会を含むのならギガバーサークの方がデカイけどね、まあこれでもザ☆ウルトラマンでは2番目に大きいと言う規格外さ、最初はギガバーサークを出そうと思いましたがあれはラスボスだからアイランダにしました

さて最初に出て来た男女と最後に出て来た少女は誰なんだ?…あ、両方とも味方ですよ?最後の女の子は皆さんよく知ってる…と言うより何話も前からいるレギュラーキャラですからね、で最初の二人は…グリッドマンのキャラですよ?能力は格段に上がって特別な設定がありますが…さて次回もお楽しみに
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