歪んだ正義は正義のヒーローになれるのか   作:暗愚魯鈍

20 / 51
体調が元に戻り小説の筆が進むようになったので投稿します!遅れてすみませんでした…次回は日曜日に送れたらいいなぁ〜と思っています

今回も出来栄えは微妙…皆様が気にいるかわかりませんね…オーブダークも出てくるのに完全にかませ…く!何故だ…オーブダークは本当は強いのに…

後今日ガイアの再放送を見たのですが…ディーンツの鳴き声が凄い事、銀色の怪獣様の作品を見てなかったら多分驚き過ぎてたと思う…それくらい独創的な鳴き声だった…


第二十話 終・焉ギドラ

「あ〜…男女逆転喫茶で俺が着るのセーラー服かあ…」

 

「裕太…俺なんかメイド服だぞ?誰得だよ」

 

「私は軍服…と言うかこんなぶっ飛んだ発想をする取り憑かれる前の問川もヤバイよね」

 

三人は窓にもたれかかってもう時期開催される文化祭にて自分達のクラスが行う男子が女装を、女子が男装すると言うもはや誰得な喫茶で自分達がする格好を想像して溜息を吐く

 

「てか、内海がメイド姿って…ぷははは!」

 

「ボラー!笑っちゃ…ご、ごめん無理だ!あははは!」

 

「何笑ってるんすかボラーさん、デアボリックさん……て、何で学校いるんすか!?」

 

内海が自分の後ろで笑っているボラーとデアボリックを見て笑い事じゃないと言おうとしたがここが学校であることを思い出し何でここにいるの!?と叫ぶ、よく見るとキャリバーとガイガン以外全員揃っている

 

「何で皆さん学校来ちゃったんですか!?」

 

「安心しろ裕太…ちゃんとスリッパを履いている」

 

「土足で入ろうとしたらガイガンに怒られたしね…でも学校て普通に入れるもんだね」

 

「いや普通に入行って来ちゃダメですよ!」

 

裕太がほぼ全員が学校へ来た事にマックスに問いかけるとマックスは笑って足にスリッパを履いているを見せる、ヴィットが意外と普通に侵入出来るんだな〜と呟くが六花が犯罪者を見る目でヴィットを見た

 

「…最近は物騒だからね…近くで守ろうと考えてね…」

 

「いや、あんたらは人には見えないかもだけど見てるこっちの気分が悪いんでやめて…ん?」

 

メカゴジラが護衛に学校に来たと言うと将が帰って下さいとでも言いたげな表情になるが、外がうるさく感じたので窓の外を見るとキャリバーとガイガンが先生達に取り囲まれていた

 

「「いや見えてるし捕まってる!?」」

 

「あいつら人相悪いもんなぁ…ヤバくね?」

 

「……………………………帰るか?」

 

裕太と六花が捕まってるじゃん!と二人を見て叫ぶとボラーとギルバリスはヤベェ…とコソコソ話し合う…しかも廊下からも生徒達がマックス達を変な目で見ていたので全員が帰ろうとした時、外でガイガンが職員と何か話していた

 

「……あの〜何か御用でしょうか?」

 

「うむ、この学校で文化祭があると聞き、ここでライブをやろうと思い、文化祭で歌ってもいいか聞きに来たのである」

 

「………あ、バンドの方ですか?困りますねえ…事前に教えてくれないと…」

 

「そ、それについては申し訳ない…だが時間は早い方がいいと思い即刻来た」

 

「……何とか乗り切ろうとしてる」

 

ガイガンは自分達は文化祭でライブをしたいと交渉に来たと職員に言うと教師達は一応は納得する、こんな不審者めいた格好もバンドだからかと納得し長々と話し込む…

 

「勿論お金はとらないのである、自分達の趣味故、全ては自分達が持つである」

 

「……それならいいのでは?ゲストとしてなら生徒も納得しますし…」

 

「生徒も喜ぶだろうし…」

 

「…鳥山教頭に相談を「その必要はない」教頭!」

 

教師達がガイガン達に文化祭に出てもらうか考えていた時、教頭と蛭川がにこやかに歩いて来る

 

「初めまして私は教頭の鳥山 喜八と言います、いやぁ、外部から参加の依頼が来るとは我が校としては嬉しい限りです!是非参加して下さい!」

 

「ほ、本当ですか」

 

「勿論!問題さえ起こさねば大丈夫だよ!なぁ蛭川君!」

 

「いいんじゃないんですか?また高倉の奴がうるさく言いそうだけど今日休みだし…早速白井校長に言いに行きましょう」

 

教頭と蛭川がそう言って許可を出すとガイガンが作戦成功とでも言いたげな顔を将達に向ける

 

「成る程、学校の関係者になれば自由に校舎を出入りできる…考えたな」

 

「あ〜その手があったか…じゃあ俺達もバンドかなんかするか?俺カスタネットしか出来ないけど」

 

「俺フルート」

 

「私はピアノだな」

 

将がそうすれば自由に入れるかと感心する中、新世紀中学生もバンドか何かをやるかと話しているがところでと鳥山がボラー達を指差す

 

「彼等もバンド仲間ですかな?」

 

「「いえ、単なるお笑い芸人達です」」

 

「「「勝手にお笑い芸人にされた!?」」」

 

「彼等も私達と同じ、この文化祭で芸を披露しに来た売れない芸人である…彼等も参加させてはくれないか?」

 

「そうですか…売れていないと言うことはここで活躍させれば人気がでるかも知れませんし…許可しましょう!」

 

「しかも哀れみで参加させられた!?」

 

「…あれぇぇぇぇ?これって僕達も参加するのギルバリス?」

 

「…………予想外だ」

 

まさかのお笑い芸人として紹介され新世紀中学生の面々は驚くが裕太達としては「バンドよりは芸人の方が向いているな」と思っていたので必死に笑いを堪えている…まあこれで全てが丸く(全然丸くはないが)が収まろうとしていたその時

 

「すみません、教頭先生…お話よろしいですか?」

 

「はいはい、どなたでしょ…て!ふ、伏井出ケイ先生!?」

 

「「「「「!?」」」」」

 

現れたのは伏井出 ケイ、にこやかに笑い教頭の後ろに立っていた、将達は突如自分達の敵が現れたことに驚き、生徒や教師達も有名人が現れたことに驚く

 

「実は私、今度の小説は文化祭物を描きたいのですがその為には生の文化祭を見なければならないと思い…強引かも知れませんが私もこの文化祭に出たいと思い頼みに来ました…よろしいでしょうか?」

 

「え!?あの伏井出先生が!?……まあ、生徒も喜ぶからいいか、許可しましょう」

 

「さっきから許可取りすぎだろあのおっさん!?少しは疑問に思えや!」

 

ケイは自分の小説のアイデアの為にこの文化祭に出たいと言いあっさり許可される…ボラーはさっきからボンボン許可を取っている教頭に怒るがその懐の広さで自分達も学校へ入れるようになったので強く言えない、ケイがそうやって笑っていると

 

「じゃあ俺もコーヒーを売りたいんだがいいか?」

 

「うわぁ!?誰かね君は!いきなり人の肩に顔を乗せるんじゃないよ!心臓に悪い!」

 

「「師匠!?」」

 

次に現れたのはジャグラー、ジャグラーが教頭の肩に顔を乗せ教頭がビクッとなる、そりゃそうだ、ジャグラーが現れたことに裕太と六花が窓から顔を出して大声でジャグラーに向かって手を振る、ジャグラーは二人を見て軽く手を振ると教頭にコーヒーを差し出す

 

「貴方と夜明けのコーヒーを飲みに来ました…と言うのは冗談で珈琲店をここでやりたいんですが…どうです?これが商品です」

 

「コーヒーか…しかし生徒達もやるしなぁ…て!このコーヒー苦美味!?そこら辺のコーヒーが泥みたいに感じる味!」

 

「ブラック店長直伝ですから…後ラーメンもセットに出来ますよ」

 

「これは美味い!是非文化祭でこのコーヒーを売ってください!」

 

ジャグラーがコーヒーを飲ませて許可を取ろうとし、教頭がコーヒーを飲むと美味しいと叫び出し、他の教師達も飲むと教頭と同様の反応を示し許可がすぐにおりた…ケイは軽く舌打ちしジャグラーは勝ち誇った顔をする

 

「……なぁこれ色々収集つかなくなってきたけど大丈夫か文化祭?」

 

将が本気で文化祭が無事に開催出来るのか心配になって来た…ケイとジャグラーはお互い頑張りましょうと手を握る…完全にお互いにギリギリと力を込めてお互いの手を握る潰そうとし、お互いを睨みつけながら靴を踏みあっている所を見せつけられて将は学校が更地になるのでは?と考えてしまう

 

「……じゃあ俺達帰ってネタでも考えるわ」

 

「……今時の流行りの言葉を使うのはどうだろうか?じぇじぇじぇとか今でしょとかやられたらやり返す、倍返しだ…よしそれでいこう」

 

「メカゴジラは最新機械なのにネタは古いんだな」

 

「リーダーは古いからね〜!」

 

ボラーが面倒くさそうに言った後全員が芸を考える為に帰っていく…ジャグラーとケイもブツブツと悪口を言い合いながら校門を出て行き、ガイガンは教頭に頭を下げて帰って行った…将達もやることはないので教室に戻り各自の席に着こうとすると

 

「お〜い!響君!六花!内海君ちょっと来てえ!」

 

「「!?」」

 

「…………」

 

アカネに呼ばれ将は平然と近寄り裕太と六花は警戒しつつも近寄る

 

「多分内海君も二人から聞いてると思うけど私が怪獣を作ってるんだよね〜、でもね安心していいよ暫くは私の怪獣が出ないから、それを伝えるために呼んだんだ」

 

「……え?それてどう言うことアカネ?」

 

「いやさあ、六花達のチームは強いじゃん、だからさ私もアンチ君とか強化しなきゃだから暫く自軍の強化で忙しいんだよね〜今アンチ君はアップデートで動けないし私も怪獣制作に忙しいからさ残念ながら動けないんだよね〜」

 

「あいつアップデートとかあるんだ…あ、あいつにこないだの助言は助かったて言っておいてくれる?あれがなければ負けてたからな…」

 

アカネが今は制作やアンチのアップデートで忙しいから暫くは怪獣を出せないと言うと裕太と六花は目をパチクリさせる…まさか敵にそんな事をわざわざ教えるとは…将はそれらに気を止めずアカネにアンチにお礼を言っておいてと言う

 

「ちなみに今制作してる怪獣がこれ」

 

「うわ、なにこれめちゃかっこいい…写真撮ろ」

 

「メカグールギラス…グリッドマンに倒された怪獣を強化した怪獣…て、何六花と響君は手を振り上げてるのかな?」

 

アカネが鞄から取り出したのは作りかけの怪獣模型…以前倒したグールギラスとに酷似した機械の怪獣でアカネは自慢げに見せるが裕太と六花が手を振り上げて模型を壊そうとしていた

 

「「いや、まだ怪獣じゃないうちに壊そうと…」」

 

「…それは最善だけどつまんないから…それにまだ家に一体作りかけがあるからねぇ…」

 

「造形ちゃんとしてるな〜、倒した怪獣がメカ化して強くなるとかわかってるじゃん、この細かさがいいわ」

 

アカネは怪獣模型を鞄にしまって二人に壊されないようにする…将はしまわれる前に写真を撮り造形を褒める

 

「怪獣を暴れさせる時は言うから…止めて見てね?本当は文化祭をめちゃくちゃにしようと思ったけど…アンチ君のアップデートが間に合わないから別日にしないとなぁ〜」

 

アカネは宣戦布告するともう帰っていいよとばかりに手で三人を追い払う…裕太と六花はアカネをどうやって止めるか考え将は先程の怪獣とアンチのアップデートの意味を考える

 

 

「アカネは本気で言ってた…どうやって止めるか考えないと…」

 

「あの怪獣強そうだったし…どうやって倒すか考えないと…」

 

裕太と六花は放課後絢に集まり、新世紀中学生とガイガン達を交えて作戦会議を開く…アカネは口ではああ言っていたが本気かわからない…なら警戒をするだけ無駄ではない…

 

「やっぱり造形がちゃんとしてる方が強いのか…しかし新条さんの造形技術は本物だな…そこら辺どう思います皆さん」

 

「いや何冷静なんだよお前…うんまあ認めたくねえけど作りはいい…だから強いわけだ…」

 

「怪獣好きの女の子て珍しいのに、この歳でこの技術…あのコピー怪獣のAIも組み込んだとなるとかなり高度なプログラミング能力を持ってるて訳か…厄介だな」

 

「ふむ…その豊かな発想力から生まれる怪獣に私達は苦戦するわけだ…しかも今までとは違い時間をかけて作る分強力な怪獣となるだろう」

 

将がメカグールギラスの画像を見せて新世紀中学生に見せると全員が苦い顔をする…

 

「…それよりマジで文化祭の芸何にする?ヴィットをモグラ叩きにするか冷蔵庫に入れて脱出芸させるか…」

 

「いや何で俺がそんなことしなきゃいけないの?」

 

「……いやだってお前垣根帝督じゃん、なら冷蔵庫繋がりやモグラ叩きみたいに殴られるのも平気だろ?」

 

「いやボラーさん、垣根帝督じゃないですこの人、単なるダメ人間です」

 

「さらっとダメ人間にしないでくれる?後声だけしか合ってないから…絶対しないからね」

 

ボラーは文化祭でやる芸を未だに悩んでおりヴィットを使ったギャグ漫才でもやろうとするがヴィットが首を振って断る

 

「あ、そう言えばお前らこないだのあのオーブリングNEOて道具はどうしてる?」

 

「私が預かってるよ、美顔器みたいだから誤魔化せるし」

 

「いやそれピザカッターだろ、俺がピザ切るときに貸してくれ」

 

将がふとあのオーブリングNEOはどうしてるのかと聞くと六花は笑いながらオーブリングNEOを鞄から取り出し美顔器と言って顔に当てる…ボラーも笑いながらピザカッターと言い、全員がそれを聞いて笑っていると

 

「そのオーブリングNEOは玩具ではない!」

 

ーーーグワアアアァァァ!グルルルルルン!ーーー

 

「え?…きゃあ!」

 

「六花!」

 

突如聞こえた怒鳴り声と共に六花が持っていたオーブリングNEOに長い舌が絡みつき六花の手から無理矢理奪い取り、六花はその衝撃で地面に倒れる…裕太が六花に近づきながら店の入り口を見ると…問川と間抜けな顔をしたトカゲが立っていた

 

「問川!?」

 

「全くこれは玩具ではない!やはり私が使うに相応しい!」

 

「お前…しつこいな…てなんだそのトカゲ…地味てか目がイッちゃってるじゃねえか…気持ち悪ぅ」

 

ーーーグワアァァァァァ!グルルルルルン!ーーー

 

問川はオーブリングNEOを取り返すとやはり自分にこそ相応しいと叫び、ボラーはしつこいなと言いかけるが問川の横に変なトカゲがいることに気づき一歩下がる…こいつこそが先程オーブリングNEOを奪った舌の正体でチェレーザが持つクリスタルの中で最強の怪獣なのだ

 

「彼の名は冷凍怪獣 バルゴン!私が所有するクリスタルの怪獣の中で最強!そして今回の私の対戦相手だ!」

 

「こんなのが最強…?すぐに死にそうな感じがするけどな…」

 

「まあいいさ、オーブリングNEOが帰ってきた今!もう一度変身できると言う事だ!行くぞバルゴン!「ウルトラマンオーブダーク ノワールブラックシュバルツ」第3話「凍てつく世界」お楽しみに!」

 

問川はそう言うとオーブリングNEOを起動させバルゴンと共に店の中から消えると地震のような地響きと共に巨大化したバルゴンとオーブダークが現れる

 

ーーーグワアァァァァァ!グルルルルルン!ーーー

 

「全力で来い!」

 

オーブダークがそう言うとバルゴンは舌から零下100度の霧状の冷凍液を噴射しオーブダークはそれをバックジャンプで避ける…ただし街はその冷凍液で凍り人々が大パニックを起こす

 

「あいつまた街の被害を考えないで…六花!行こう!」

 

「うん!」

 

「ギャラクトロンとイリスも頼む!」

 

裕太と六花はグリッドマンとキングオブモンスに変身し、将はギャラクトロンとイリスを召喚してバルゴンとオーブダークの前に出現させる

 

「まぁた邪魔をしにきたのか!仕方ないバルゴンやってしまえ」

 

ーーーグワアァァァァァ!グルルルルルン!ーーー

 

オーブダークは呆れた声を出し腰に手を当てながらバルゴンに命令しバルゴンは舌から冷凍液を吐き出す、ギャラクトロンが魔法陣のシールドを張るが一瞬にして凍結して砕け全員が冷凍液を避ける…イリスが空を飛んで遠距離からオーバーブースト・プラズマを放つがそれすらも冷凍液は凍らせ凍った火球が地に落ちる…

 

「炎まで凍らせるか…裕太、この怪獣は危険だ!絶対にあの冷凍液に当たらないようにするぞ」

 

『分かった…でもあんな見た目なのに強いなんて意外だね…』

 

「見た目で判断してはならん!最近の怪獣はごちゃごちゃしてていかんのだ!シンプル・イズ・ザ・ベスト!」

 

ーーーグルルルルルン!ーーー

 

グリッドマンがバルゴンの冷凍液の厄介さを裕太に伝えると裕太は見た目はあんななのに強いと驚きオーブダークは見かけで判断するなと怒りバルゴンも不満げに声をあげる、そして自身の背筋に並んでいる光る棘から虹色の殺人光線 悪魔の虹を放ちグリッドマン達はそれを避けると悪魔の虹に当たった部分が消滅していた

 

「物質を消滅させる光線か!」

 

ーーーグワアァァァァァ!グルルルルルン!!ーーー

 

グリッドマンがそう言うとバルゴンはえっへんとでも言うかの様に息を荒げ見た目からは想像できないスピードでグリッドマンに体当たりし吹き飛ばす…そして冷凍液を放ちグリッドマンの体を少しずつ氷漬けにしていくがイリスがオーバーブースト・プラズマをバルゴンに当てて冷凍液の噴射を妨害する

 

『あの怪獣の攻撃を防げる方法…そうだこのクリスタルを!』

 

六花はバルゴンの攻撃を防ぐ方法を考えた後、六花は四つのクリスタルの内、鎧と書かれたクリスタルを手に取りジャイロにセットする

 

【グランドキングメガロス!】

 

『纏うは鎧!いかなる攻撃を通さぬ鎧装!』

 

【キングオブモンス アキレウス!】

 

六花の背後に以前倒したグランドキングに酷似した怪獣が現れ、その怪獣は黄色の粒子となりキングオブモンスに吸い込まれキングオブモンスは全身にグランドキングメガロスの鎧を纏い、背中に突起物が生え右腕にハサミの様な武器が装着され左腕にも鉤爪の様な武器が装着される…これが鎧装合体獣 キングオブモンス アキレウスだ

 

「オーブダークインフェルノカリバー!」

 

ーーーグルルオオオォォォ!ヴェエエェェッ!ーーー

 

オーブダークはオーブダークインフェルノカリバーを放つが、キングオブモンスは背中の突起物を分離させて四つの突起物でシールドを展開させオーブダークインフェルノカリバーを防ぎ、更にその装甲をキングオブモンスの近くに浮かべそこから無数に放つ光弾 イチイバルショットを放ちオーブダークとバルゴンを牽制する…そして右腕から光剣 グラムレーザーソードを展開しオーブダークに斬りかかりオーブダークカリバーとぶつけ合う

 

「レーザーソードだとぉ!?貴様ジェダイの騎士か!」

 

『スターウォーズは見てないからよく分からない!でも剣だけに集中してていいの?グングニルブラスター!』

 

「ぬううう!?」

 

キングオブモンスは腹に纏った装甲から縦状の光線 グングニルブラスターを放ちオーブダークを吹き飛ばし、バルゴンは背中の背筋に並ぶ光り輝くトゲから悪魔の虹を放ちキングオブモンスは流石に防ぎきれないと踏んでボーンウイングを広げ避ける…バルゴンは冷凍液を空に向かって放つがグリッドマンがバルゴンの舌を掴み舌を引きちぎる

 

ーーーグワアァァァァァ!?グルルルルルン!?ーーー

 

「これでお前はもう冷凍液を吐けない!」

 

「バルゴン!?ぬぬぬ!私の対戦相手を勝手に弱体化させおって許さんぞ!」

 

オーブダークはオーブダークカリバーを振りかざしてキングオブモンスとグリッドマンに突撃するが…

 

『『煩い!』』

 

「ちょおま…痛い!コブラツイストはやめろぉぉぉぉぉ!?」

 

二人はコブラツイストをオーブダークに行いオーブダークは痛みに悶える…バルゴンも舌がちぎれたせいで冷凍液が吐き出せなくなりギャラクトロンに遠距離から閃光光線を放ち攻撃しイリスがスピア・アブソーバを突き刺し遺伝子を採取する…オーブダークはコブラツイストから逃れ、オーブダークカリバーを握り直してオーブダークタイフーンカリバーを放つがそれも避けられてしまう

 

「ぬぬぬ…私の技が見切られている…調子に乗って技を全て見せてしまったのが災いか」

 

『あんまり調子に乗り過ぎるからこんなことになるんだよ』

 

「だが!それを乗り越えてこそのヒーロー!私ならばそれくらいは超えて見せ…ん?」

 

『………何あれ?』

 

オーブダークが技を見せ過ぎたせいで全然当たらなくなったのを悔やんでいると、顔をあげて上を見る…そしてキングオブモンスも頭上を見上げ声をあげる…空には三つ…大きめな黒い球体…いなワームホールが現れていたのだ

 

「何だあれは……!あれも貴様の仕業か!」

 

「違う!私じゃない!私じゃない!!」

 

ーーーグワアァァァァァ!?ーーー

 

グリッドマンはオーブダークがまた何か呼んだのかと考えるがオーブダークが手を激しく横に振って自分ではないと主張しバルゴンも首を振る…ではあれは何なのか?そう考える一同の前にワームホールから何か現れる

 

『……首?三本の…黄金に光る…龍?』

 

裕太が口にした言葉通りワームホールから現れたのは龍…黄金に輝き龍の形をした存在だ…それが三つのワームホールから三体も出てくるのだ…その姿はまさに圧巻、しかもワームホールは自分達の遥か頭上…数百メートルも先にある…そこから未だに地面を目指し伸びる首…一体どれだけの長さなのか?

 

「何だあの怪獣…あんなの見た事ねぇ…いやそもそも…あれは怪獣なのか?」

 

将もあの三つの首を怪獣なのか認識できない…それ程の異質感…そして全ての首が地上に近づくと首が一箇所に集まりそしてそこから光が生まれる

 

「な…光…だと」

 

その眩い光に全員が手で目を塞いでいると光が消え、先程の光景を見ると…既にワームホールは消え全ての首も消失していた…代わりにいたのは黄金の翼に黄金の鱗を持つ三つ首の龍がいた…その時全員が確信する、先程の三つの正体はこいつだと

 

「貴様…何者だ!」

 

《私か?私はグランドギドラ……単なる神だ…覚えておきたまえ無知な子供達》

 

グリッドマンがその龍に何者だと聞くとその龍はグランドギドラと名乗りこの場にいる全ての者を子供達と呼んだ…実際グランドギドラにとってグリッドマンなど子供当然なのだから

 

《さて、まずはそこにいるトカゲからご馳走になるか》

 

ーーーグワアァァァァァ!?グルルルルルン?!ーーー

 

グランドギドラがバルゴンに目を向けるとグランドギドラの首の影が動き出しそれが動き出しバルゴンの影を食らう…バルゴンの両腕を影のギドラが食べるとバルゴンの両腕が喪失し、おかしいことに欠損した部分から血が流れずまるでその部分だけが異空間へ消えたかのように断面が青白く光っていた

 

ーーーグワアァァァァァ!?ーーー

 

「な、何だこれは!?か、影が動いているだと!?」

 

《中々美味だったな》

 

ーーーグワアァァァァァ!?グ…ルル……ルルル……………ン……ーーー

 

「ば、バルゴーーーーーン!?おのれ!」

 

そしてギドラの三つの首の影がバルゴンの体を食していきバルゴンはそのまま全身を影に貪られ死亡しグランドギドラの胃に収まる…実際にはグランドギドラは口をつけていないが…オーブダークは自分が呼び出したバルゴンを勝手に食されオーブダークカリバーを掲げて何か技を放とうとするがその前にグランドギドラの目が赤く光る

 

「オーブダークアイスカリバー!」

 

《ふん……割と涼しいな》

 

「な!?ならばダークオリジウム光線!」

 

オーブダークアイスカリバーをグランドギドラは食らっても涼しげな顔でオーブダークを見て笑い、オーブダークはダークオリジウム光線を放ちグランドギドラを攻撃するがそのダークオリジウム光線はグランドギドラの体に当たる直前で捻じ曲がり空へ向かっていった…それを見て唖然とするオーブダーク

 

「わ、私のダークオリジウム光線が…」

 

《もういいか道化?もう貴様に構っている暇などない》

 

ありえない光景を受け入れられないオーブダークだがグランドギドラは右の首から引力光線を放ちオーブダークに命中しオーブダークは引力光線に当たり続けそのまま爆散を起こす…そしてオーブダークカリバーが空中で回転しながら吹き飛びギャラクトロンの近くに落ち紫の粒子へと代わりギャラクトロンのギャラクトロンブレードに吸い込まれたのだがギャラクトロンはそれに気づかない

 

「光線が曲がっただと…?不可解だ…」

 

《は、私には常識は通用しないのだよ》

 

グリッドマンが先程の光線が曲がった現象について考えているとグランドギドラは三つの口から引力光線を放ち、グリッドマン達はそれを避けキングオブモンスがクレメイトビームを放つが先程のように光線が捻じ曲がり横へと逸れる…するとグリッドマンがいつの間にかグランドギドラの目の前に現れグランドギドラは引力光線をグリッドマンに命中させグリッドマンを吹き飛ばす

 

「なぁ!?」

 

『え!?い、いつの間にグリッドマンの前に…いや違う!俺達があいつの前に移動してた!?』

 

《テレポート、というものだよグリッドマン》

 

誘導テレポート、グランドギドラが持つ能力が一つで対象を任意の場所に瞬間移動させることができる…これを使いグリッドマンを自分の近くに瞬間移動させる…因みにグランドギドラがグリッドマンの名前を知っているのも視界に入った相手を瞬時に調べて操ってしまうマインドコントロール能力の応用でグリッドマンの脳内を調べ尽くしたのだ…当然ギャラクトロン達も調べている…次にキングオブモンスを瞬間移動させグランドギドラが噛み付こうとするがボーンシールドを展開して防ごうとするが…

 

《…は、それで防げるとでも?》

 

『!?痛い!何で?!』

 

ーーーグルルオオオォォォ!?ヴェエエェェッ!?ーーー

 

何とシールドを無視して噛みつきエネルギーを吸い取ってキングオブモンスを苦しめる…キングオブモンスは両肩、腹を噛み付かれていたが反撃とばかりに右腕からグラムレーザーソードを展開しグランドギドラを切り裂こうとするが…グランドギドラの体をソードはすり抜けキングオブモンスは唖然とし、グランドギドラは引力光線を噛みつきながら放ち、キングオブモンスはさらに苦しむ

 

『な…んで…すり抜けるの…!?それにこっちの攻撃は効かないのに…そっちの攻撃は一方的に効くなんて……』

 

『六花!?くそ!俺も今助けに…』

 

《貴様はそこに伏していろ》

 

「『ぐあぁぁぁ!?』」

 

六花は心底意味不明だとかすれかすれに苦しげに呟き、グリッドマンは助けに行こうとするがグランドギドラが操る重力でグリッドマンは地面に押し潰されて動けなくされる…更にグランドギドラは重力で地面の石を掬い上げ斥力で凄まじいスピードで飛ばしイリスとギャラクトロンを攻撃する

 

「くそ!何なんだよあいつ!マジで意味不明な力だな!まあいい!助けに行くぞグリッドマン!アクセスコード!バスターボラー!」

 

「おかしい…クレメイトビームやオーブダークの攻撃も私のセンサーでは当たっているはず…機械類が正しく反応しない?…ギャラクトロンを助けなくては…認証コード「メカゴジラ」【ギャラクトロンアルマトゥーラ】起動!」

 

ボラーとメカゴジラが本来の姿になりグリッドマンとギャラクトロンの前に現れ合体、融合しバスターグリッドマンもなったグリッドマンはバスターグリッドミサイルやガトリング砲を連射しグランドギドラを攻撃するが全てグランドギドラが張ったバリアに防がれ全く通用しない…ギャラクトロンはナノメタル化させる光線をグランドギドラに浴びせグランドギドラの金の体に銀の鋼が侵食する

 

《ぬ……》

 

(これでも喰らうがいい!)

 

イリスがコロナービームや硫酸ミスト、ゴルメルバキャノンを放ち、キングオブモンスも口から放つ最大の光線 ミスティルテインブレスを放ちグランドギドラに命中して爆発を起こす

 

「やったか!?」

 

『は、何だ大したことなかったじゃねえか神様て奴も…』

 

グリッドマンが勝利を確信した声をあげ、ボラーが大した事なかったと言おうとするが煙の中から引力光線が放たれグリッドマンとギャラクトロンが吹き飛ばされる…そして煙が晴れると無傷のグランドギドラが現れる

 

《こんなものか正義の味方は…》

 

『響君!?』

 

グランドギドラは天高く飛翔すると翼の爪から反重力光線を放ちキングオブモンスとイリスに浴びせ地面に二体が倒れる…そしてキングオブモンスとグリッドマンの額のビームランプと結晶が点滅し、イリスとギャラクトロンもエネルギー切れが近くなる

 

『な、何故ナノメタルが侵食していないんだ…?』

 

《は、この程度の金属でどうにかなるのでも?この金属は不遜にも神の体を侵食しようとしたようだが…逆に掌握してみた…礼を言わなくてはな、こんな便利な物を献上してくれてありがとう…とな》

 

メカゴジラが何故ナノメタルが侵食していないのかと不思議がるとグランドギドラは口から金色の物質を吐く…ナノメタルがグランドギドラの細胞を取り込んで金色になったナノメタルでそれをナノサイズの粒子として放出しグリッドマン達を切り刻む…ギャラクトロンの誤算はグランドギドラにナノメタルを与えてしまったことだろう…そして四人がボロボロになったところにグランドギドラはトドメとして三つの口から引力光線を放ち、引力光線を重ねて放つトリプルトルネードを放ちグリッドマン達に命中させ大爆発を起こさせ、ギャラクトロンとイリスは光の粒子に変わりバトルナイザーに回収されジャンクから裕太が吐き出され、店内に六花が転がって現れる…

 

「負けた…のか俺達?」

 

将がまるで悪い夢を見ているかのように呟き、自分達が敗北したことを悟る…グランドギドラは自分の敵…とすらも認識していないかもしれないが邪魔者がいなくなる

 

《ゲマトロン演算によって相手の動きを予測していたとはいえ…退屈だったな…こんなものか…まあいい…デモンストレーションは終わりだ…》

 

グランドギドラはそう言うと首をコキコキと鳴らし頭上にブラックホールを展開する…そのブラックホールが起こす重力場により建物に亀裂が入り建物が壊れブラックホールに向かっていく…ただおかしい事に人間だけはその重力の影響を受けていないようだった…そしてそのブラックホールを中心として建物が集まりなにかを形成していく

 

《さあ…伏して拝むがいい…黄金の終焉を》

 

グランドギドラはそう言ってツツジ台を見下ろすとニヤリと笑う…このまま世界はギドラによって滅ぼされるのか?

 

 

 




グランドギドラさん強い(確信)、単に知能が高いだけでなくギドラ族の重力を操ると言う特性上、斥力や引力、反重力、無重力も操れると言う能力や数々の超能力を戦闘に特化させ、今回では使用できなかった技もありますね…例えば虫達や鼠や烏などの動物を操りグリッドマン達を攻撃させたり、そんな技もありますね…更にナノメタルも手に入れてしまった…メカキングギドラになる気か?

彼の気になる秘密はまた次回という事で…ちなみにCVは櫻井孝宏…メトフィエスやオーブリングの声の人…やべぇ中ボスどころかラスボスもいけちゃう…そんな感じの中ボスとして考えました

次回は守護神達VSグランドギドラお楽しみに

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。