歪んだ正義は正義のヒーローになれるのか   作:暗愚魯鈍

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グリッドマンとアンチのキャラソン聴いたけどいい歌でした…そろそろ新世紀中学生も出るらしいので楽しみですね…まあネットで聴くだけで買えないんですけど…金ないしお年玉はほぼ貯金…泣けてくるね

この世界のヤプールさんは首領・ヤプールとULTRAMANのヤプールを合わせた感じなので…後ヤプールさんが出てくるとギャグになるから嫌いな人はごめんなさい


第二十八話 友・人オーブダーク

怪獣は植物の突然変異で生まれた…その怪獣は全ての怪獣の頂点に君臨する超進化生命体だった…そしてその怪獣はふっと思った…何故自分より弱い生き物が存在しているのかと

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

その怪獣は邪悪だった、自分以外の生命は自分に隷属すべきだと傲慢にも思っていた、その為に地球は自分を選んだのだ、この星の支配者になる為に、その怪獣は自分以外の怪獣を殺した…弱き怪獣達は必死で逃げたが怪獣は見逃さない、徹底的に叩き潰してジワジワと嬲り殺した…その時の怪獣の悲鳴の声は怪獣にとって快楽だった

 

「た、助けてくれ!!」

 

「ゔぅ…お母さん何処〜!?」

 

「化け物だ〜!!」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン♪ーーー

 

怪獣は生き物を殺すことが好きだった、中でも人間と言う生物は実に面白い、死ぬ間際に面白い声を出すし多種多様な反応だ…同時に気に入らない、この星の支配者面をして、自分に楯突く、だから怪獣は人類を目の敵にした…時には人類に味方する二つの種族がいたが…怪獣からしたら虫ケラを助ける犬や猫、怖くもない

 

中には自分に盾突き人類を守ろうとし自分に傷をつけた愚者(ガイガン)もいたが全て叩き潰した、人類の希望と呼ばれるメカゴジラも起動前に壊し、人類を星から追放した…蛾のような怪獣と戦ったが怪獣はなんとか勝利した…その怪獣はある龍神の名を人類に呼ばれるようになった…ゴジラと…地球が選んだ怪獣 ゴジラ・アース…彼は二万年もの時をえて地球の支配者としての地位を築き上げた…

 

だが人間は諦めておらず二つの異星人の手を借りて愚かにも自分を殺そうとした、だがあいつらが殺したのは自分の劣化コピー、自分が現れた時の絶望の表情は見ものだった…あの希望から絶望の転落…ゴジラ・アースの好きな表情だ…だが人間達は生き延びた…忌々しい事にあの蛾の怪獣を祀る種族に保護されて…

 

そして人間達は鋼の街でゴジラ・アースを殺す事にした、あのメカゴジラの残骸がゴジラに隠れて金属を増殖していたのだ…しかも自分に隷属した生物を取り込んでいたらしい…腹立たしくゴジラ・アースは思った、だが同時に滑稽に思った。そんなくだらないガラクタに希望を寄せる人間達は馬鹿だと蔑みそんなガラクタは捻り潰してやるとメカゴジラシティを襲撃した…結果はゴジラ・アースの勝利だ、自分を劣化コピーの様に倒そうとしたのだろうがゴジラ・アースは超高熱波で都市を焼き尽くした、武装も何もかもが溶けて無くなっていった

 

「……ハルオ、ユウコ、メトフィエスと共に逃げろ」

 

「な!?何を言っているんだガルグ!」

 

「もうメカゴジラシティは終わりだ…なら、メカゴジラを作った私もここで共に死のう…だがハルオ、お前ならゴジラを倒せると信じている…生き残れ」

 

「何だよ…ガルグがここで死んでいい理由なんかないだろ!」

 

メカゴジラシティのコントロールセンターにて4名の男女が言い争うをしていた…地球人の青年の名はハルオ・サカキ、女性の方はユウコ・タニ…金髪の男性はエクシフという種族の宇宙人であるメトフィエス、そしてガタイのいい男性はムルエル・ガルグというこのメカゴジラシティの元となったメカゴジラの設計者であり科学者である…彼はこの部屋でトラップや武装などの操作をしていたのだがゴジラの所為で破壊され彼はここから逃げる様にハルオ達に告げる

 

「ハルオ……私はゴジラに勝つ為なら人間であることをやめる様にお前に言った…だがお前は人間としてゴジラに勝つことを望んだ…そして私は私の方針でゴジラに負けた…だがハルオ…お前なら…私は時間を稼ぐ…メトフィエス、ハルオを頼んだ」

 

「………任された」

 

「おい離せメトフィエス!ガルグ!ガルグ!ガルグゥゥッ!!」

 

「……いいんだこれで…さらばだハルオ…」

 

ガルグは自分の作戦は失敗したことを告げるとメトフィエスに後は頼むと言い残すとメトフィエスはハルオを無理やり連れて行く…ユウコもそれについて行く…誰もいなくなった部屋でガルグは笑うとナノメタルを纏い半金属生命体となりヴァルチャーに乗り込む

 

「……ガイガン、メカゴジラ…ゴジラに壊された希望達…もし…叶うなら…お前達にゴジラに勝って欲しかった…」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

「ガルグゥゥゥゥゥゥ!!!?」

 

ガルグはヴァルチャーに乗ってゴジラに突撃、ゴジラは虫ケラを踏み潰すかの様に高加速荷電粒子ビームを放ちガルグの乗ったヴァルチャーを破壊する、それをメカゴジラシティから脱出したハルオは仲間の死を叫ぶ…ゴジラはその声を聞いて口を歪ませた

 

 

「…ガルグ…すまない…俺があの時人間をやめる覚悟をしていれば…すまない…」

 

「…ハルオ…ガルグは君の事など恨んではいないさ……それよりもガルグに託された思い…ゴジラを倒す事に専念すべきだ」

 

「だが……あんな化け物に…俺達は……勝てるのか?」

 

「勝てるとも、諦めない限り…私達の星を滅ぼしたギドラと呼ばれる神ですらギドラに酷似した怪獣によって自我を奪われ消滅したのだ…ゴジラは神ではない…我々と同じ生き物だ…殺せぬ道理はあるまい」

 

フツア族の森でハルオがガルグを死なせてしまった事を悔やんでいるとメトフィエスが励ましゴジラにも勝てるとハルオに希望を持たせる……だがハルオは顔を地面に向けたまま顔を上げようとしない…

 

「「「えい!」」」

 

「痛っ!ユウコ!……に…えっと…こ、こっちがミアナだな!マイナは目が鋭…あぁぁ!?」

 

「…………………」

 

そんなハルオに三人の少女が蹴りを入れた、ユウコに残りの二人は原始的な服装に青色の髪の双子…フツア族の巫女ことミアナとマイナ…ハルオが失礼な見分け方をした所為でマイナの方がハルオの背中を脚でグリグリしているが気にしない

 

「メトフィエス!助けてくれ」

 

「………………ハルオ、それは地球人にとってご褒美というのでは?」

 

「そんなボケはいらないから助けてくれ!」

 

「まあ、蹴られて喜ぶ変態な先輩の性癖はともかく…ガルグさんが命をかけて助けたのに…仇を取りたくないんですか?」

 

「ハルオィ……まだ負けてない」

 

「………………ん」

 

「ユウコ…ミアナ…後無言で蹴るのはやめてくだ…ああぁぁぁぁ!!!?」

 

メトフィエスは羨ましいな〜と言わんばかりの笑顔でハルオを保護者の様に見つめていた…ユウコとミアナがハルオを励ます中マイナはガシガシと蹴りを入れていたが…まあ気にしないでおこう

 

「ハルオ君!ゴジラが……て、何をしとるんだ君は!そこを代わってく…間違えたゴジラが高加速荷電粒子ビームをつい先程宇宙に向けて発射した!恐らくは宇宙空間にいる恒星間移民船アラトラム号を狙ったのだろう!」

 

「何だって!…後マーティン博士今変なこと言いかけませんでした…?」

 

「か、勘違いだよハルオ君!別に美女三人に囲まれて羨ましいとか断じて思ってはいない!」

 

「本音が出ていますよ博士」

 

「…と、とにかく!先程からアラトラム号に通信しているのだが一向に繋がらない…恐らくはもう…」

 

マーティン博士がいきなり現れて何か言おうとするが、ハルオの方を見るなりそこを代わってくれと懇願しそうになるが慌ててゴジラがアラトラム号を攻撃したことを告げる、その言葉を裏付ける様にバラバラと空から金属の塊が降り注ぐ…

 

「……ゴジラは確か妖星ゴラスを大気圏突破して光線で破壊したんだっけ…」

 

「……ゴジラは二万年の時を得て飛距離をあげていたのか…」

 

「それにだ!ゴジラは現在この場所に急接近している!」

 

「「「「「!!?」」」」」

 

ハルオはゴジラがかつて巨大隕石を地上から射撃して破壊したことを思い出し、メトフィエスがその飛距離が二万年を得て上がっていたことを理解する…故に大気圏にいたアラトラム号を射撃し破壊したのだろう…全て人間という生物を死滅する為だけに…

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

「………来たようだね」

 

「「…………………」」

 

「……先輩」

 

「……………」

 

最後の人間達を滅ぼす為に破壊の神はフツア族の森に接近する…メトフィエスは覚悟を決めたように目を瞑り、マイナ、ミアナはお互いの手を握る…ユウコはハルオを見つめるがハルオはゴジラを凝視する…そしてゴジラは高加速荷電粒子ビームを放とうとする…その時ハルオが口を開いた

 

「分かるかゴジラ、貴様を憎み貴様に最後まで挑んだのは俺だ…だがお前はそんな事何とも思っていないだろう、人間の事などお前は何とも思ってはいない」

 

「貴様が奪った全ての人間達の命、貴様が壊した全ての夢…俺達が背負っている…だがお前はそれすら踏み躙るだろう」

 

「だがこれだけは言っておく!お前が破壊の化身だろうが…俺達の思いは消せない!俺達の絆や歴史は焼き尽くせない!」

 

「お前はいつか必ず死ぬ!その時まで自分の罪から逃れていろ!お前にもいつか裁きが下される!」

 

ハルオはゴジラにそう叫ぶと、ゴジラは小物の戯言と一笑し高加速荷電粒子ビームを放ち…フツアの森を消し去った…これにて人間は絶滅…だが物足りない…ゴジラはもっと人間を殺したかった

 

「ほう?いい情動だ!いいねぇ君!私の仲間にならないかい?」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン?ーーー

 

いつの間にかゴジラの背後に黒い巨人…アレクシス・ゲリウが立っていた…ゴジラは高加速荷電粒子ビームをアレクシスに放ちアレクシスを消し炭にした…かと思えばアレクシスは即座に復活する

 

「おっと私は殺せないよ?不死だからね…それより君…一緒に来ないかい?私の所に来れば次元を超えてもっと人間達を殺せるよ?」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン…!!ア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!!!ーーー

 

アレクシスが自分について来ればもっと人間を殺せるというとゴジラは目を見開き残酷に笑う、もっと殺せるのだ人間を、あの泣き叫ぶ声、絶望の顔…堪らなく大好きなあれがもう一度…いな無限に味わえるのか!ゴジラはアレクシスの誘いに乗りアカネの世界にやって来た…だがこれが不幸のトリガーとなった…もしアレクシスの誘いに乗らねば彼は長生きできたろうに、まあ断ってもアレクシスに殺されるのがオチだが…まあどちらにせよ…因果応報だろう

 

 

「行くぞ怪獣!」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

オーブダークはダークオリジウムソーサーを放ちゴジラの皮膚を切り裂いていくも即座に再生してしまう…ならばとオーブダークは飛び蹴りをゴジラに放つが……

 

「がぁぁぁ!!?」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

ゴジラの非対称性透過シールドで飛び蹴りを防がれた上に電磁波により痺らされる…更にゴジラは尻尾の先端を帯電させプラズマ化した尻尾を高速で振るって衝撃波とプラズマの刃を飛ばし、それがオーブダークに命中しオーブダークを吹き飛ばす

 

「がぁ…く…オーブダークカリバーがあれば…だが…私は負ける訳には…行かない!ダークスペリオン光線!」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

オーブダークは立ち上がりダークスペリオン光線を放つ、ゴジラも大音量の咆哮を上げる事により共振であらゆる物を破壊する指向性の超振動波をオーブダークに向けて放つ、超振動波とダークスペリオン光線がぶつかり合い中心部で大爆発を起こしオーブダークは吹き飛ばされる…が、ゴジラはその巨体ゆえ吹き飛ばされず余裕の貫禄でオーブダークを見下していた

 

「ま……まだだ!ダークストビュームダイナマイト!」

 

オーブダークは全身に炎を纏いゴジラに抱きつく…そのままゴジラを燃やし尽くそうとするがゴジラは植物で構成されているとはいえ多層泡状表皮はとてつもなく頑強であり…更に…いくらオーブダークが炎に包まれていても…それよりも上の温度にゴジラがなればオーブダークも離れなければならない

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

「な、熱い!!?」

 

ゴジラは重力振動により分子を振動させ体を赤熱させ大地を焼き払いオーブダークの皮膚を焼き尽くす…オーブダークは思わずダークストビュームダイナマイトを解除してしまいゴジラはその隙に尻尾をオーブダークに叩きつけオーブダークを吹き飛ばす

 

「がぁ……ぐ…まさか…ここまでとは…」

 

『ち、チェレーザ…?何なのこれ?それに…何であなたは痛そうにしてるのに…私は痛くないの?』

 

蹌踉めきながら立ち上がるオーブダーク…チェレーザの脳内にさきるの声が響く、それは当然だチェレーザはさきるの身体を借りている…いわばウルトラマンが地球人と一体化しているのと同じだ…だがウルトラマンがダメージを負えば一体化している人間にもダメージが届く…なのにさきるは全く痛がならい…この意味は…

 

『もしかして…チェレーザ!私にダメージがいかないようにしてるの!?』

 

「…君の様に勘のいい人は苦手だよ」

 

そう、チェレーザがさきるが本来負う筈のダメージも自分が肩代わりしている…つまりオーブダークのダメージはさきるとチェレーザに分断されずチェレーザがさきるの分までダメージを受けてしまうのだ…さきるはそれに気づきチェレーザは皮肉げに笑う

 

『何で…!ちっぽけな地球人の器なんでしょ!?チェレーザにとって私は!』

 

「…私の記憶を見たか?その時の認識はそうだ……今は違うが」

 

『……え?』

 

「……君には世話になった…そして君と過ごして…どれだけ昔の私が馬鹿だったか知れた…これは償いだ…君を守れば…私はこの世界を去る…すまない…君の体を奪っ『馬鹿!』!」

 

『私が言って欲しいのはそうじゃない!…いかないでよチェレーザ!』

 

「さきる…「ア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!」く!」

 

さきるにチェレーザは君のお陰で変われた、だからかなの戦いが終わればさきるから出て行きこの世界を去ると告げるがさきるは大声で叫ぶとチェレーザに泣き声で話しかけチェレーザが何か言おうとするとゴジラが咆哮を鳴らし口に雷撃を溜める

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

「がぁぁぁぁ!!!?」

 

『チェレーザ?!』

 

まともに高加速荷電粒子ビームを喰らいオーブダークは吹き飛ばされ何回も地面をバウンドしながら大地に倒れる…オーブダークは地面を手で強く握りながら立ち上がりゴジラの前に立とうとするがゴジラの尻尾から放たれたプラズマの刃に胸を裂かれオーブダークは再び地面に倒れてしまう

 

『もういいよチェレーザ!それ以上したらチェレーザが!』

 

「安心しろ…例えこの体が尽きても…君だけは無事だ…」

 

『馬鹿!私が言ってるのはそうじゃなくて!チェレーザが死ぬ必要は……』

 

「……いいんだ、私のヒーローになる資格などない、私の幻想は…もう終わってしまったよ」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

『チェレーザァァァ!!!』

 

さきるがチェレーザの体の心配をするがチェレーザは笑うだけ…そんなオーブダークを今度こそ粒子すら残さず消し炭にすべくゴジラは高加速荷電粒子ビームを再び放とうとし、オーブダークはもう終わりだと悟り悔しそうな顔をしゴジラはニヤリと笑う…さきるは脳内でチェレーザの名を叫ぶ…オーブダークは覚悟を決め光線が自分を消し炭にするのを待っていたその時、黒い斬撃がゴジラの首を切り落とした

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン?ーーー

 

「『な………』」

 

「はぁ?幻想が終わってる?ならその終わったと思ってる幻想を……」

 

『私達がぶち壊す!』

 

ゴジラの背後に現れたのはジャグラーとマガオロチ…呆然としているオーブダークの元に二人は近づいていく…まさかこの二人が助けるとは思っていなかったのだろう…しかもあれだけ強い…いなあの頑強な皮膚を持つゴジラの首を切り落とすとは…オーブダークがジャグラーの実力に驚きを隠せないでいるとゴジラの首なき胴体が動き出す

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!!ーーー

 

「あらら…首を拾ってくっ付けて再生しやがった…飛んだ化け物じゃねえか…シシガミ様か?」

 

『…アレが私と同じ地球の分身てのは…キツイわね……魔王獣よりタチ悪いわね…』

 

「な、何故私を助けた…?」

 

「あ?助けてねえよ、お前が俺と同じガイのファンだから見捨てるのは癪だかな、だが言っておくがガイの一番のファンで理解者はこの相棒の俺だ、お前はせいぜい二番だ…それを忘れるんじゃねえこのにわかオタクが」

 

「…………貴方…ストーカーなのに何偉そうにしてるんですか?まあ…貴方が一番のファンだと思いますけどね…」

 

ゴジラはその再生能力で首をくっつけて再び動き出し、それを見たジャグラーとマガオロチがやれやれと肩をすくめジャグラーが憎まれ口を言いつつもオーブダークの手を握って立ち上がらせる…オーブダーク、ジャグラー、マガオロチが高いの顔を見合わせると三人はゴジラに向かって駆け出しゴジラは虫ケラがいくら集まっても勝てるわけがないと高を括りその巨体を揺らしながら歩み始める

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

ーーーキィィィヤアアアァァァァッ!ーーー

 

300メートルはあるゴジラに70メートルしかないマガオロチでは不利…ではなく寧ろ押し合いではマガオロチが完全にゴジラを押している…何故ならば非対称性透過シールドは所詮は電磁波…ならばゴジラと同じ地球を苗床として生まれエレメントを操るマガオロチにとって電磁波という存在を吸収してシールドを排除することなど容易、それにゴジラは…実に単純な戦いしかしてこなかったのも大きい

 

「あいつはな…強いからたいした知恵を持ってない…確かにあいつは賢い…だが…賢いから戦術が得意とは限らねえ…弱い奴は努力して工夫する…だがあいつにはそれはない…何故か分かるか?」

 

「……小細工をするほど強い敵がいない…大抵の敵を…簡単に倒せるからですか?」

 

そうゴジラはあまりにも強すぎた…故に戦闘をしたことがない…正確に言えばガイガンやモスラ、バトラとの戦闘をしたことがあるが全ては二万年前…それ以来ろくに戦いもせず怠惰にも過ごしてきた日々の中でゴジラの戦いの勘が鈍っていた…もし高次元怪獣 ギドラと戦っていれば勘も戻っただろう…だが彼は努力を忘れた、生きる努力を、自分が神だと自惚れ大した努力もせずに生きてきた…高々突然変異で植物が怪獣になった生命が日々努力しているジャグラーやオーブと激戦を繰り広げたマガオロチという大魔王獣の前にはゴジラ・アースは牙をなくした豚と言っても過言ではない

 

ーーーキィィィアアアァァァァッ!ーーー

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!!?ーーー

 

そしてマガオロチが万力を込めてゴジラを後退させていく…そして至近距離からマガ迅雷を放ちゴジラの皮膚を破壊する…だが即座に再生する…が、マガオロチは口から炎を吐き恐らくはプロミネンスと同じぐらいの温度の炎でゴジラの傷を再生しにくくする

 

「マガオロチどいてな!新月斬波!」

 

「ダークオリジウム光線!」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!?ーーー

 

マガオロチがマガテレポートでその場から消えるとジャグラーが放った新月斬波とオーブダークが放ったダークオリジウム光線が命中し、ゴジラの身体を大きく抉りダークオリジウム光線がゴジラの身体を穿つ

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァ……ア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!!ーーー

 

ゴジラは完全に怒った、自分は神だ、その神を虫ケラ如きが…!ゴジラは高加速荷電粒子ビームを放とうとする…が、マガオロチがエレメントを操作し電磁エネルギーを暴走させようとし光線を放てない…オマケにジャグラーとオーブダークの攻撃によりゴジラの身体にダメージが溜まっていく…そして何とか尻尾を帯電しプラズマの刃を放つがジャグラーが蛇心剣により破壊する、その隙にマガオロチがマガ迅雷より遥かに高威力のマガタ迅雷を放ちゴジラを吹き飛ばす

 

「行けオーブダーク!」

 

ーーーキィィィアアアァァァァッ!ーーー

 

「任された!」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!!?ーーー

 

ジャグラーとマガオロチがオーブダークにゴジラを倒すよう指示するとオーブダークはダークゼットシウム光線を至近距離で放ち、ゴジラの肉片を散らす

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!!??ーーー

 

「歯を食いしばれ最強(ゴジラ)…最弱(私)の一撃は…響くぞ!」

 

ダークゼットシウム光線を至近距離で放った事によりゴジラの身体は穿たれ、オーブダークがゴジラの身体を蹴ってその場から離れるとゴジラは大爆発を起こし爆煙に包まれた

 

「やったか!」

 

『やった!』

 

オーブダークが倒したと思い喜びさきるも脳内で笑う、ジャグラーとマガオロチが頷く…これにて戦いは終わり…かと思いきや

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!ーーー

 

「『「『!!?』」』」

 

爆煙から咆哮が轟き一同が振り向くと全身を赤く発光させ赤熱したまま帯電しているゴジラ・アースが立っていた…その眼は怒りと恐怖が写り激情に駆られていた…

 

ゴジラは死ぬのが嫌だった…このまま自分は死ぬ?そんなの真っ平だ、他者を殺すのは良しとしても自分の命は大切に思っている…だがゴジラの脳内にある言葉を思い出す

 

「お前はいつか必ず死ぬ!その時まで自分の罪から逃れていろ!お前にもいつか裁きが下される!」

 

あの人間の言葉を思い浮かべゴジラは恐怖にかられる、これが裁きの時か?神たる自分が…小っぽけな奴等に負ける…そんなのはゴジラのプライドが許さない、死にたくないと言う情動に駆られゴジラは…自分が生き残るために超高熱波でツツジ台を滅ぼそうとしているのだ…

 

「なんて奴だ…暴走して…我を忘れてやがる…!このままじゃこの世界ごと…奴の暴走に巻き込まれて消滅しちまう!」

 

「な、何ですと!?」

 

『そんな…私も…といこ達も……死ぬの!?』

 

「くそ……くそぉ!!」

 

このままではゴジラは自爆し…それに飲み込まれツツジ台は完全に消滅する…それに…こうなったら誰もゴジラを止められない…マガオロチでも制御しきれぬエネルギー…ジャグラーが斬り裂こうがオーブダークが光線を放ってももう遅い…誰も助からない…さきるがそう絶望しオーブダークが悔しそうに地面に手で殴る…そこに

 

「ほう?助けが必要のようだな」

 

「『あ、貴方は!?』」

 

「…あんたは…」

 

そこに現れたのはゴウキ…ゴウキは笑顔でオーブダーク達に歩み寄る…

 

「ふ、先の少女が私を助けてくれたのでな…私があの怪獣を倒してやろう」

 

「そ、そんな事が…」

 

「あぁ出来るとも…何故なら私は…!」

 

ゴウキが腕をクロスするとゴウキの身体が光り巨大化し…オーブダーク達の近くに赤い怪人が現れる…右腕の鎌に赤い身体…青い眼…彼の名は異次元超人 巨大ヤプール…超獣の作り親にしてかつて暗黒の皇帝に仕えウルトラマン達の追い詰めた人物である

 

「や、ヤプール…さん!?」

 

「ふ……退いているがいいオーブダーク…いな、ウルトラマン オーブダーク!貴様の誰かを守る気持ちには感動した!そしてジャグラー!久しいな!正義のヒーローらしかったぞ!」

 

「ヤプールの旦那も久しぶりだな…相変わらずの性格の様で…ババリューの奴も参ってたぞ?毎回の様にヒーロー!ヒーロー!て呼ばれるから…てさ」

 

「む?それは悪い事を…だが私は努力をする奴が好きだ!尊敬する!ああ素晴らしきかな人生!人間は素晴らしい!努力をする者も誰かを助ける者、ヒーローは好きだ!」

 

オーブダークが敬った様にヤプールに頭を下げるとジャグラーも親しげな口調でヤプールに絡む、ヤプールは右腕で頭をさするがすぐに笑って喋る…さきるはそんなヤプールに若干引きつつチェレーザに話しかける

 

『ねえ…ヤプールてさ…ウルトラシリーズだと凄い悪い奴じゃないの?』

 

「……まあ…確かに…ウルトラ兄弟をボコボコにし、超獣達の総進撃で光の星をあと一歩まで追い詰め、キングを倒し最後はゾフィーとの一騎打ちにより敗北した…ゼロも仲間と共に追い詰められ、ベリアルからも恐れられる…それぐらいの大物『ちょっと待って!』?」

 

『何それ知らない!?ヤプールてそんな設定なの!?後ゾフィーてあのファイヤーヘッド?』

 

「ふ、ファイヤーヘッド?何を言っているのか分からない…まああの人は地球にあまり来ていないが…戦歴もウルトラマンを殺したゼットンを一撃で倒し、パンドンと戦っていたセブンを助けたり、エース達を倒したエースキラーをM87光線で破壊したり、バードンをゼット光線で撃破、タイラントを海王星で撃破、グランドキングをM87光線で大破、光の国でベリアルを撃退…後はジャグラーさんのマガオロチの親のマガタノオロチを破壊し卵のマガオロチを封印、ヤプール次元の復元…それくらいしか」

 

『……………ゾフィー凄』

 

チェレーザが語ったヤプール(ついでにゾフィー)の戦歴にさきるは呆然とする…ヤプールはゆっくりとゴジラに歩み寄る…ゴジラは迎撃の為に高加速荷電粒子ビームを放つ…それをヤプールが右腕で触れると…破裂音と共に高加速荷電粒子ビームが消滅した…それを呆然と見ているさきるとゴジラ

 

「あれが…ヤプールさんの光線無効化能力!ウルトラマン殺しとも言える能力!しかも発動中は筋力が上がるという!」

 

「ふ、こんな能力は大した事はないさ…光線無効化…と言っても火炎も電撃も無効化できるがね…無効化出来なかったのはM87光線とゼロのファイナルウルティメイトゼロぐらいだな…いやメビウスも中々…ま、この程度の威力なら打ち消すなども造作もない」

 

ヤプールの能力 光線無効化能力…全身に光線を無力化するエネルギーを展開する…その上限は不明だが…ゴジラこヒマラヤ山脈を穿つ光線がこの程度という程であり並みのウルトラマンの光線もかき消してしまう…更に発動中は筋力が強化される…それを証明するかの様にゴジラを掴むとゴジラの非対称性透過シールドを無効化しゴジラの首を掴むとゴジラを投げ飛ばす…10万トンはあるゴジラ・アースをだ、「あんな超重量の物体が浮くなんて有り得ない!!」とマーティン博士なら叫んでいるだろう…だがヤプールには常識は通用しない、それに帯電していたエネルギーもヤプールに触れられた事により霧散してしまう

 

「私は貴様の様な傲慢な奴が嫌いだ、幸せになる努力をしない貴様の様な奴は嫌いだ、自らを神と自惚れる愚かな生物…そして悪意で人を殺した罪は重い…死をもって償え三下」

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン……ーーー

 

ヤプールの冷徹な言葉にゴジラは後退りする…ゴジラは生まれて初めて恐怖した…ヤプールには勝てない、自分が虫ケラ(人間)を踏み潰すのと同じ様にヤプールも害虫を潰すように自分を踏み潰せるだろう…ゴジラが例え百匹いようが勝てるわけがない…ゴジラはそんな恐怖に駆られ逃げ出そうとする…死にたくない、死にたくない…そんな思いがゴジラ・アースを支配する…まあ当然逃げられるわけもないのだが…

 

「……ここまで私を呆れさせたのは初めてだ…そこまで生き延びたいのか…あのヒルカワより腐った心だ…そんなお前には地獄がお似合いだ三下」

 

ーーーバキンーーー

 

ーーーア"ン"ギャアアアァァァオオオオォォォォン!!!!?ーーー

 

ヤプールが指慣らしをするとバキンと空間が割れ異次元の扉が開きゴジラはそれに飲み込まれ…割れた空間が逆再生で戻っていく…これによりゴジラは完全にこの世界から消えた…因みに送った先はヤプールの本来の住処であるヤプール次元…他の異次元と比べ超高熱、超高圧、超重力の三重苦の宇宙でありゴジラは今頃死んでいるだろう

 

「ゴジラ・アースが!?」

 

「は!あんな怪獣王のパチモンに負けるわけねえだろ…つかマジで雑魚だな…単なる太った豚だな…俺やゴジラどころかオイルドリンカーでも倒せるんじゃね?」

 

「…当然だよグロースト…ゴジラは怪獣の王であり人類の復讐者…奴には人類を復讐する気などない…単なる弱いものいじめさ…あぁあいつはゴジラの姿をした格下…ゴジラの恥晒し…あのマグロ大好きなジラ君でもあんな無様な負け方はしない」

 

「だよな〜、異次元送りは回避しやすいのに…本当に自分より強い敵と戦ったことがないんだな〜」

 

「くそ…とりあえず…逃げさせてもらうぜ!」

 

ゴジラがやられマザーレギオンが焦っていると、ゴジラとグローストはそりゃそうだろうと溜息で返す…実際ゴジラ・アースの実力などグリッドマンでも十分勝てる、オーブダークとジャグラーが組んだ時点で敗北は確定していた…マザーレギオンは逃げると宣言すると先程のヤプールの様に空間が割れ、二人の少女が現れる

 

「ゴジラは負けたか…まあ期待などしてないが」

 

「……ゴジラ・アースは期待外れだったか」

 

「遅えんだよデストロイア!Uキラーザウルス!早く逃げるぞ!」

 

「待て…!逃げたか…まあいい…帰るぞゴジラ」

 

「了解した」

 

マザーレギオンがデストロイアと呼んだ赤髪の少女とUキラーザウルスと呼んだ金髪の少女に悪態を吐くとその場から姿を消す…グローストははぁ〜と息をついてゴジラと共に消える

 

「ふう…大した事は出来なかったな…さてチェレーザ君、問川 さきる君!」

 

「『あ、はい!』」

 

「これからもこの世界を守りたまえ、応援している」

 

「し、しかし私にはそんな資格は……」

 

「馬鹿を言うな!君はさきる君を守ろうとした!それは立派なヒーローだ!ウルトラマンの宿敵の私が言うのだから間違えない!だからその子から去ろうとするな!罪を償いたいのならばこの世界で脅威からその子を守り抜け」

 

ヤプールがチェレーザに君も立派なヒーローだと告げる…チェレーザはそれに困惑するがヤプールは微笑む…ジャグラーとマガオロチはやれやれと言いたげな表情でその場から姿を消す

 

『…あのなんで私の名前を…』

 

「……さてウルトラマン オーブダーク…まあ会おう、そして名前を知っている事は気にするな」

 

『無視した……』

 

ヤプールはさきるに何故名前を知っていると聞かれると、急に異次元空間を開いてその場から逃げ去る……オーブダークもいつの間にかジャグラーが消えている事に気づき…変身を解く…地上にさきるが戻るとオーブリンクNEOを手に持っていた

 

「……ねえチェレーザ…言いたい事はあるけどさ…取り敢えず言わせた」

 

『なんださきる?』

 

「……これからもよろしく」

 

『………そうだな…よろしくさきる』

 

「おおいさきる!!」

 

さきるとチェレーザが笑顔で笑いかける…それは以前の様な勝手に取り憑いたのではない…ちゃんとお互い合意の上での一体化…遠くでといこの声が聞こえた、といこ達が近づいてくる…これが二人の最初の戦い、そして始まりの物語…これから二人にどんな敵が現れるのかは分からない……

 

……これはついでだがヤプールがダイダラホーシの能力でヤプールはガルグが死ぬ前の時間の過去に送り、ゴジラ・アースをもう一度殺し地球を平和にしたらしい、ハルオは三人の少女に追われる修羅場な日々になったらしいがこの世界には関係ない

 

 

 

 

「…あ〜!裕太とデートしてたから戦いに遅れた!てかあのオーブダーク…だったよね?師匠と共闘してて…え?何なの?」

 

「六花とのデートで変身する間も無く変な赤い怪人が怪獣を倒した…内海になんて言おう…ん?」

 

「どうしたの裕太…「キュイ…」?」

 

デートで戦いに来れなかったバカップルの帰り道…彼らは青いソルジャーレギオンを拾った

 

 




最後は雑になってしまったヤプールさん強すぎ、そしてゾフォー隊長はこんなのと互角……ゾフィーさんが強いのかヤプールさんが強いのか…まあこの二人に勝ちたいならノアさんとレジェンドさんを連れてきてね

ゴジラ・アースさんはギドラさんと違い死亡描写すら出さない、どっかのかませより酷い、ギドラさんより扱い酷い…まあ…その…ハルオさん達生き返れてよかったね、ダイダラホーシ凄い

さてソルジャーも出てきたし…次回もお楽しみに
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