さて前回の右腕の正体とこの世界誕生のルーツに迫る回…お楽しみに…まあ短いんですけどね
「ん?」
将は目を覚ました、自分の家のベッド…両親は出張の為いない、弟は両親について行っている…家には将と…ペット的な生物三体しかいない……将は右腕で寝ぼけた顔を触り…ハッとした…自分は右腕を切断されたはずだ…慌てて右腕を見る…右腕はある
「……夢?」
夢かと疑う将…頬っぺたをツネる…痛い、夢じゃない、ならば右腕を切り落とされたのが夢なのか?……夢にしてもリアル過ぎる…将は訳が分からないと頭をフル回転させて思考するが…無理だと思いベッドから立ち上がりお茶でも飲もうと自分の部屋のドアを開けキッチンへ向かう…
「「……おはよ」」
【……………】
「……あ、うん」
キッチンに出ると将を見て睨んでいるイリスとギドラ、そして無言のギャラクトロンがいた…将は何故か改まった口調となりギャラクトロン達を見る…そしてイリスが立ち上がり将の腹に無言で殴る
「うぐ!?」
「……心配した」
「お前が死んだら契約が果たせない…あの様な無謀なことはもう二度とするな」
「悪かって…でも裕太達守らなきゃ死んでたし…それに腕もなんか治ってるからいいだろ」
【反省していないようだな…私としては死んでくれた方が自由に動けるのだがな】
イリスが涙目で話しかけギドラが苛立った表情で将を睨むと将は申し訳なそうな顔をするが右腕も無事だしいいじゃんと言うとギャラクトロンがボソッと危険なことを呟く
「で、今何時?学校行かなきゃ……」
「…もう三時よ…突然昼の…学校は休みで伝えてあるわ」
「……嘘やろ?」
将が学校に行こうとするとイリスがもう三時だし学校は休むて伝えてあると言うと将の眼鏡が少しズレた…今まで学校を休んだ事のない将にとってそれは地味にショックだった
「皆また明日な」
担任がショートホームルームの終わりを告げると生徒達が一斉に席を立ち何か話しながらある者達はそのまま机で友達と何か話したり、ある者は教室を出て何処かへ遊びに行こうと話し合っていた……裕太と六花もそのまま帰ろうとしたその矢先
「あ、響!宝多!すまんがこれを内海に届けてくれるか?お前らと内海は友達なんだろ?…新条の方は保護者が取りに来るらしいからそっちはいい…」
「あ……はい」
「分かりました」
「頼んだぞ…じゃあまた明日」
担任は一枚のプリントを裕太に渡すと将に渡してくれと頼むと担任はそのまま教室から出て行く…今日は将はいない…イリスからの伝言では昨日からずっと寝たままらしい…だが先程起きたと言う事なので安心した…
「……あの腕…何だったんだろうね?」
「…分かんない…でも…前に言ってた中の人…の腕…なのかな?」
「……多分そんなんだと思う……でもあれ…絶対に……ヤバいやつだよね?」
「………だね」
帰り道、話題にするのは将の黒い腕……二人にはよくわからない、新世紀中学生も誰も分からなかったあの正体不明な腕…だが誰が見ても危険としか言えないだろう……あれが敵なら倒そうと思える…だが…幸か不幸か…それは味方…将の腕だった…
(………本当に何なんだろうあれ…)
「おぉい!お前ら遅えぞ!」
裕太があの腕は何なのかと悩んでいるとボラーの声が聞こえる…悩み事のせいで絢の近くに来たのに気づかなかったようだ…二人は店に入る…そこには何か深く考えているマックスと猫じゃらしを振るっているキャリバー…珍しく顔を伏せて何か考えている
「あの右腕……そしてあの武器…ギガバトルナイザーは分かるが…グリッドマン、分かるか?」
『……レイブラッド、ウルトラマン ベリアル、ザラブ星人…ギガバトルナイザーを使った宇宙人は数多い…だが…あの右腕といずれも該当しない』
「……う〜んそうなると……あぁダメだ分からない…」
マックスがギガバトルナイザーのことは理解しているが右腕は全く分からないと呟きグリッドマンは冷静にデータベースから情報を引き出す…勿論インターネット状の情報を引き出しているだけだが……ヴィットも珍しく周りに空気を合わせていた
「……グリッドマン達でも分からないか…」
「ほうじ茶ラテ三つ出来ましたよ〜今回は臭くないぞ〜!て…なにこの雰囲気…暗ぁい」
「…ママ…空気読んでよ」
「あ、ごめんごめん…ここ置いとくね」
母がほうじ茶ラテを三つ、ボラー、マックス、ヴィットの所へ置くと六花に空気を読めと怒られてしまい早々に奥へ去って行く…裕太は店の中を見渡す…ガイガン達はいない…
「あれ?ガイガンさん達…何処に行ったんだろ…「ア"ン"ギャオォォォォォアアアァァァィッ!」!?」
そう思いかけていた時左腕につけたプライマルアクセプターがGコールが響く…そして地響きと共に怪獣の鳴き声が轟く…裕太と六花が外へ出ると…視界に映ったのは…
「…あの時の怪獣……それにギャラクトロン?」
あの時アカネが倒した筈の怪獣 ゴジラ・アース…300メートルだったのが80メートル程に小型化し、体色は黒一色となった怪獣とギャラクトロン、イリス、キングギドラの三体が睨み合っていた
「いやぁ寝過ごすとか……とりあえず絢に行って謝らなきゃな」
「……ねえ?将はあの時のこと全く覚えてないの?」
「ん?だから切断された時以来の記憶なんてねえよ…ずっと気絶してたんだろ?」
「……………そうね」
将はギドラとイリスと共に絢へ向かう…その途中でイリスがあの黒い右腕が生えた時の記憶はないのかと尋ねるが将は気絶してたんだろ?と自覚していないようだったのでイリスは質問をやめた…イリスとギドラもあの腕について話し合っては見たがやはり何も分からなかった…グリッドマン達も同じだろう、そうイリスが考えていると将とギドラの足が止まる…何だろうとイリスが前を見るとそこには伏井出 ケイが立っていた
「!…貴方は」
「お久しぶりです……そう言えば最近グリッドマン達の姿を見ませんね…まあいいでしょう私を見ればすぐに現れるでしょう」
「…何が狙いだ」
「怖い顔をしないで…そうですね…この世界に終わりを告げに来たんですよ…さて今までの小手調べは終わり…これが本当の終焉です」
ケイは将達に頭を下げると将が何を狙っていると呟くとケイはニヤッと笑い今までの戦闘は全て肩慣らし…これが本気だと告げると懐から二本のカプセルを取り出す
「ゴジラ」
【ゴジラ!】
「ゴジラ・アース」
【ゴジラ・アース!】
「これでエンドマークだ」
【フージョンライズ!ゴジラ!ゴジラ・アース!ニュークリアスゴジラ!】
ーーーア"ン"ギャオォォォォォアアアァァァィッ!ーーー
現れたのは漆黒のゴジラ…と将が最初にあったゴジラとほぼ同じ体色の怪獣…80メートルはあろう巨体に怪しく発光する灰色の目、植物の様な身体に腹は溶岩の様に赤く染まり熱を帯びている…これが融合獣 ニュークリアスゴジラである…将はニュークリアスゴジラに驚きながらも倒す為に一旦ギドラとイリスをバトルナイザーに回収しバトルナイザーから怪獣体で召喚する
ーーークウウウゥゥゥゥ!ーーー
ーーーギャアオオオオォォォ!ーーー
ーーーキィオォオォン!ーーー
ギャラクトロン、イリス、キングギドラがニュークリアスゴジラの前に現れ、ニュークリアスゴジラが三体を睨むと尻尾を帯電させ真空波と雷の刃を飛ばし三体はそれを避ける
(前の奴と同じ技…でも小ちゃくなっただけじゃない?)
「油断するな!融合獣だから何か別の怪獣の能力も持っているはずだ!」
《了解した》
将が油断するなと叫ぶとイリスはオーバーブースト・プラズマを放ちキングギドラもデストロイド・カイザーを放ちニュークリアスゴジラを攻撃する、だがオーバーブースト・プラズマはニュークリアスゴジラが身体に電撃を纏うと電磁誘導で別の場所に飛んでいきデストロイド・カイザーもニュークリアスゴジラが吐いた電撃と炎を纏った光線によって防がれてしまう
《何!?》
「どうかね?これがニュークリアスゴジラ…原初のゴジラと最も新しいゴジラ…これが交わった融合獣!核の滅びの炎に世界に終焉齎す雷!貴様らに勝てるか?」
これがニュークリアスゴジラ、核の炎を武器とする初代ゴジラ、そして電撃を操るゴジラ・アース…この二体の能力を兼ね備えたニュークリアスゴジラ…炎と雷を操るまさに神に等しいゴジラ…だがこれがどうしたとギャラクトロンが接近しギャラクトロンブレードをニュークリアスゴジラに叩きつける…叩くと同時に金属音の様な不快な音が聞こえニュークリアスゴジラの皮膚は斬り裂かれていなかった…なんたる硬度…そしてニュークリアスゴジラは右腕でギャラクトロンブレードを手で掴むと片手だけでギャラクトロンを投げ飛ばす
ーーーキィオォオォン!?ーーー
「ギャラクトロンを片手で!?なんてパワーだ!」
ーーークウウウゥゥゥゥ!ーーー
ギャラクトロンは驚きの声をあげながら地面に投げ飛ばされ地面に倒れこむ…イリスが冷凍液やコロナービームを吐き出すもニュークリアスゴジラは自分の体温を上げ超高熱波を起こす能力で周りの温度が上昇し非対称性透過シールドも展開させて冷凍液やコロナービームを無効化、防御する…キングギドラはならばギドラの熱を消滅させる力を使うが熱を低下させても更に低下を上回る熱の上昇にキングギドラの能力が追いつかない…もうニュークリアスゴジラ周辺のアスファルトは溶け植物は炎を纏い始め煙が充満する…
【……以前の融合獣とは格が違い過ぎる】
「最強の怪獣が二体も合わさった融合獣…勝てるものなら勝ってみせろ」
格が違うと理解したギャラクトロンにニュークリアスゴジラはそう呟くと高加速荷電粒子ビームと放射熱線の合わせ技高加速荷電粒子熱線を放ちギャラクトロンに向かってまっすぐに放たれる…それをギャラクトロンはギャラクトロンスパークや魔法陣で守ろうとせずそのまま仁王立ちで立ち尽くす…そして右腕を少し上げギャラクトロンが口を開く
【ギャラクトロンカリバー】
光の渦からギャラクトロンカリバーが現れギャラクトロンがそれを掴むとギャラクトロンはギャラクトロンMK2となり後頭部に接続されていた戦斧 ギャラクトロンベイルを左腕に装備し右腕にギャラクトロンカリバーを構え二刀流でニュークリアスゴジラに斬りかかる、ギャラクトロンブレードと違いニュークリアスゴジラの皮膚を切り裂いていく…が即座に傷口が再生してしまい何度斬ってもニュークリアスゴジラにダメージを与えられない…光線やイリス、キングギドラとの連携も混ぜるが一向に傷を与えられないまま…それにニュークリアスゴジラもただではやられない
ーーーア"ン"ギャオォォォォォアアアァァァィッ!ーーー
ーーーキィオォオォン!?ーーー
ーーークウウウゥゥゥゥ!?ーーー
ーーーギャアオオオオォォォ!?ーーー
ニュークリアスゴジラは力を込めて尻尾でギャラクトロン達を一閃、尻尾を横払いしただげ…それだけでギャラクトロン達は吹き飛ばされ地面をバウンドする
「ギャラクトロン!イリス!ギドラ!…強い…これが……本気だってのか…今までは遊び感覚だったんだな…?」
「正解だ!今までの融合獣や召喚した怪獣達はベリアル様の加護がない…何故ならベリアル様はこの世にもういないからだ…だが私の中に残った筈かなベリアル様の残留エネルギーを使えば…今ここにベリアル様に怪獣王、神の三つの力が合わさった究極の生命体が誕生した!この圧倒的な力の前にひれ伏すがいい!」
ケイはそう叫ぶとニュークリアスゴジラは倒れたギャラクトロン達に近づいていく、ギャラクトロンは素早く立ち上がるとギャラクトロンベイルを投げつけゴジラは左腕でそれを弾き返す…その隙にイリスが四本の触手からゴルメルバキャノン、硫酸ミスト、コロナービーム、悪魔の虹を放つ、更にキングギドラも三つの光線を一つにまとめたトリプルトルネードを放ちニュークリアスゴジラの腹部に命中し身体が爆ぜ身体に大穴が開く…それもすぐに再生してしまったが…
「無駄無駄無駄!その程度の攻撃ではすぐに再生する!」
強靭な肉体に超再生能力…そして高火力の技に剛力…シンプル・イズ・ザ・ベスト、ニュークリアスゴジラは極めてシンプルな戦い方を駆使する、近づけばその剛力で殴りつけ蹴りつけて敵をねじ伏せる、遠くの敵は高加速荷電粒子熱線で焼き尽くす…相手の攻撃は強靭な肉体で弾き傷を負ってもすぐに再生する再生能力…実に簡単な力だ、だがそれ故にどう倒せないいのか分からない、ニュークリアスゴジラに小細工はいらない、そんなものはなくても力が優っているのだから、しかもそれがややこしく穴がある力でなく…単純かつシンプルなら崩しようがない…
ーーーア"ン"ギャオォォォォォアアアァァァィッ!ーーー
【フリーズコールブランド!】
ーーーギャアオオオオォォォ!ーーー
ーーークウウウゥゥゥゥ!ーーー
ニュークリアスゴジラが放った熱線は氷の盾で直撃を防ぐ、氷の盾が焼け落ちて水蒸気爆発が起こる…その隙にキングギドラが上空へと飛翔し反重力光線を雨の如くニュークリアスゴジラの頭上に降り注がせる…そしてイリスも触手からオーバーブースト・プラズマを速射しニュークリアスゴジラを攻撃する…だがニュークリアスゴジラは非対称性透過シールドで全ての攻撃を防ぐ…全く攻撃が通用しないニュークリアスゴジラにギャラクトロン達は少しずつ追い込まれていく…
「何だあいつ…めちゃ強えじゃねえか」
「……グリッドマン、六花…行くぞ」
「……うん」
ボラーがニュークリアスゴジラを見てそう呟いた、逆に強い以外に言う事はあるのか?それ程ニュークリアスゴジラは圧倒的な強さを誇っていた…そんな強敵を目の前に裕太はプライマルアクセプターを掲げ、六花もジャイロを掲げグリッドマンとキングオブモンスに返信しようとしたその矢先
「あ、ちょっと待ってくれる?」
ーーーキュゥ!ーーー
「「!!?」」
背後にアノシラスとアノシラスの肩に乗っているリムエレキングが現れ裕太と六花はいきなり現れたことに驚き、マックスとキャリバーは直接話した事はないが見た事はあるので驚く程度で済んだがボラーとヴィットは「誰だこいつ?」と言った目でアノシラスを見ていた
「やあ先代がお世話になったねグリッドマン」
『君は……アノシラスか?』
「うん、先代の娘の……ね…」
グリッドマンに話しかけるアノシラスに以前助けたことがあるアノシラスの先代を思い出したグリッドマン…目の前で怪獣が暴れているのに普通に話しかける危機感のないアノシラスにイラっとくるボラーだったがアノシラスは怪しく笑うとリムエレキングが映写機の様なものを何処からか取り出す
「さて私がここに来たのは……昨日の内海 将の右腕を見たから…その正体を教えに来たんだ」
「「!!?」」
「……君は知っているのか?」
「勿論だよゴットタンク、私はここだとまあ全知に近いからね……教える時が来たから教えに来たのさ…では話そうか、この電脳世界の成り立ち…新条 アカネのルーツと…内海 将の真実を」
アノシラスが笑みを消して真面目な顔になると自分がここに来たのは将の右腕を見たからと喋ると裕太と六花の顔が引き締まる…マックスが唾を飲み込んでアノシラスの方を向く…するとリムエレキングが持っている映写機がくるくると回り出す…そしてアノシラスがアカネのルーツと将の真実を教えると言うとバァ!と光が弾け裕太達は目を瞑る…そしてゆっくりと目を開けると裕太達は絢ではなく映画館の様な場所に座っていた…裕太は隣を見る、六花が横に座っていた…背後を見る、キャリバーやボラー、ヴィットにマックス…更にはジャンクから抜け出したのかグリッドマンが椅子に腰掛けていた
「!?……ジャンクの中ではない…?ここは?…幻か?」
「何だここ…?一体何を…」
「はいそこ、上映中のお喋りはマナー違反だよ…静かにしてね〜」
(……完全に映画館じゃん)
困惑するグリッドマンに新世紀中学生…裕太が何か言おうとするとアノシラスが口に指を当てて喋っちゃダメと言い六花が映画館か、と内心思う…時々映画館の扉の向こうから「パラサパラサ〜!」とか「あわわぁブースカがスパークドールズになちゃった!?」「ジーッとしててもドーにもならねぇ!」と言う声が聞こえるのは幻聴だと思いたい…そんな困惑の中映画館が暗くなりだしスクリーンに何か映し出される…
「……アカネ?」
「そう幼少期の新条 アカネ…言っておくけど宝多 六花にある思い出の大半は捏造、幼馴染と言うのも設定だからね…」
「さて彼女の話をしよう、新条 アカネの親は出張やら仕事にかまけて彼女に構う事はなかった…その癖彼女には勉強やらを頑張る様強要した…彼女から自由を奪ってね、友達も作れず自分の趣味も許されない…そんな彼女が歪むのも無理はない」
「更に中学校からは悪質なイジメを受け、学校側もそれを隠蔽しようとした…両親には相談できず、先生もあてにならない…そんなイジメられる日々」
スクリーンに映し出されたのは机に座って何か書いているアカネ、一人でご飯を食べるアカネ、学校の机に座り誰からも声をかけてもらえないアカネが映し出され次に映し出されたのは中学生頃のアカネ…自分の机に落書きをされ花瓶が置かれていた…
「だがそんな彼女を助けてくれた人間がいた…それが内海 将」
「内海?」
「彼は新条 アカネにとってヒーローだった…でもね、他の人にとって邪魔以外の何者でもない…そして彼が彼女をイジメていた人間達を殴るとその後彼は学校側から停学処分を受けた…おかしいね?イジメられていた女の子を守ったのにね」
映像に映し出されたのは将、体育館裏で水をかけられて罵声を浴びせられていたアカネを助けるべくイジメっ子達の顔面に拳を突きつけていた…アカネにとって将はヒーローだっただろう…だが学校はヒーローの味方をせずイジメっ子の味方をした…次第に将を攻撃する者達が増え将の上履きや靴を隠したりアカネ同様水をかける生徒達が映し出される
「…ひ、酷いな…」
「そして助けて貰った新条 アカネも脅されて将がいきなり遊んでいた友達に殴りかかったと言えと脅迫された…そう新条 アカネは内海 将を裏切る様迫られた…彼女は屈した…彼は夢を諦めた……」
キャリバーが顔を歪めて映像を見る…醜い人間達…アカネがあそこまで歪んでいるのもこいつらのせいだと思うと不愉快だった…将も助けたのに誰からも見捨てられたかと思うと不憫でならない…だがここからが大事な所だとアノシラスが呟くと映像が変わる…高校生になったアカネが映し出される…自分達の教室だ
「ここが1番重要なところ…内海 将の正体、そしてアカネが狂った1番のポイント…」
高校生になったばかりなのだろうか?アカネは何人の友達に囲まれていた人気者だったが現実では誰も話しかけない…六花がはっすとなみこの話している姿や勉強の用意をしている裕太…そして鬱むせて寝ている将が見えた
「中学校の生徒と会わないように新条 アカネはツツジ台に引っ越してきた…その高校で偶然にも内海 将がいた…彼もイジメに会わないように逃げてきたんだろうね…彼女は最初は謝ろうとしたけど……勇気が出なかった…」
「そんな中ある事件が起こる」
アカネが寝ている将に近づき何か言おうとするが口が震えて何も言えない…そのまま自分の席に戻り椅子に座る…そんな様子を六花と裕太が訝しげに見ていた…そして学校の帰り道…アカネがトボトボと歩いていた…後ろには将が…偶然帰る道が同じだったのだろうか?アカネは気づいてはいない…そんな時、アカネが通り過ぎた十字路から怪しい格好の男がナイフを持ってアカネに襲いかかった
「「!?」」
「後から分かったけどあの男の人は新条 アカネを狙ったのではなく単なる無差別殺人犯だったよ…誰でもいいから殺したかったんだってさ…」
男はゆっくりと走る、気づかれないように早くもなく遅くもないスピードで迫る…アカネをナイフで刺すために、アカネは気づかない…何か考え事をしているのだろうか?…将は気づかぬ間に走り出していた…そしてアカネの背を押した…アカネが後ろを振り向く…そこに見えたのは…血走った目をした男と…胸を刺された将だった
「いやぁぁぁ!!?」
「…げろ…逃げろ!早く!」
裕太達の動きが止まった…友達が、仲間が刺された…刺した男もアカネを刺すつもりが別の男が刺されて驚いており、アカネは身体を震えさせていたが将が逃げろと叫ぶと慌てて逃げ出す…途中で何度かこけそうになりながらも必死に走り、男が追おうとするも将が右腕を男の左足を掴んで離さない…男は右足で将の体を蹴ったり踏みつけたりするもアカネの姿が見えなくなると慌ててこの場から立ち去る…この場に残ったのは沈黙と血を流して倒れる将だけ…将が動く様子はない…このままでは死ぬだろう
「……結論から言うと彼はこのまま死ぬ筈だった…」
「「!?」」
「…そうだった。だよ…彼が内海 将の元に現れなかったら内海 将は死んでいた、まあ今も生きているかと言われれば悩むけど……来たよ」
アノシラスが将はこの日死ぬ筈だったと告げると裕太と六花がアノシラスの方を向く…だがカツンカツンと音が聞こえ二人がスクリーンを見ると何か黒い影が将に近づいて来た…それは黒いマントを着た黒い宇宙人だった…闇色の体色に紫の目…何処か皇帝の様な威厳のあるその宇宙人はゆっくりと将に近づく
「…気に入ったぞ、人間…余が助けてやろう」
「これが内海 将の中の人物……」
その宇宙人は助けてやると意識のない将に言うとゆっくりと体が溶けて将の身体に入り込んでいく……それを見た裕太と六花が息を飲んだ…出血が止まった…傷口は塞がらないが血は止まった…そしてそれを見たアノシラスが口を開いた
「そうあの人物こそが内海 将の昨日の右腕の持ち主にしてギガバトルナイザーが使える理由……あの宇宙人の名は…………
暗黒宇宙大皇帝 エンペラ星人、その亡霊だよ」
エンペラ星人、割とよくいる星を破壊したとか設定にある怪獣、宇宙人の中で太陽系をいくつも破壊したとか言われてるスケールの大きい人、地球を3日で破壊できるとか太陽を黒点にして光を消すとかやれちゃう人、ウルトラマンなら一撃で殺す技を持ってる人、最初テンペラ星人がエンペラ星人になる予定だったけどスタッフがエンペラとテンペラを間違えて今のエンペラ星人がある…それが右腕の正体、ギガバトルナイザーが使えるのもゴーストリバースの時復活に使おうとしたから…以前ゴジラがゴーストリバースて言ってたのも内海君のことを指してた
さあ、ニュークリアスゴジラに勝てるのか?そして将やアカネの過去は何なのか?次回も引き続きお楽しみに…中途半端に終わって申し訳ない…後マリスの擬人化姿はロクアカのリィエル=レイフォード