さて今回は夢のお話、内海君は彼氏ルート、裕太君はリア充ルート、六花さんは安定の友人ルート……戦闘描写?ないかもです……今回文字数が無駄に多い……
後とある動画や小説を見て短編も書けない奴が長編をかけると思うなとか設定は綿密に、とか読者が自分の作品の主人公に投影させても気分のいい主人公を書くことが大事と出ててタメになるなと感心した作者…つまり、自分はどれもできてないから作者として未熟、半人前、悪く言えば才能がない、て奴ですね…自覚してましたけど…
目が醒める、目を覚ました将はベットから立ち上がった…将は迷いない行動で扉を開きリビングまで移動する
「あ〜!おはよ将!」
「……おたく誰?」
彼女は当たり前の様にリビングの椅子に座ってスマホを弄っていたピンク髪の少女が扉を開けた将に声をかける…だが将は首を傾げる…この人は誰だと、それを聞いた少女ははぁと顔を顰める
「私だよ私!まさか記憶喪失の真似?自分の名前は?」
「内海 将だろ……記憶喪失じゃねえよ…てか親しげだけどあんた誰?」
「だ〜か〜ら!新条 アカネて知ってるでしょ!ふざけないでよね!【彼女】の名前を嘘でも忘れるなんて最低!」
「……彼女?」
その少女は記憶喪失の真似かと憤慨すると自分の名前はと尋ねられたので将は自分の名前を呟く…それを言った後少女に誰だと言うとそれを聞いて更に少女は激昂する、自分は将の彼女の新条 アカネと名乗ると将の眼鏡が割れた気がした…漫画の様にパリーンと、実際そんなことはないが
「……え?俺に…いや今日エープリルフールなのか?…いや嘘だろ…え?いやいや彼女とか…そんな幻想はないでしょ」
「むぅ…あくまでも忘れたフリを続行する気?」
「(可愛い…じゃなくて!この状況はどう言うことだ!はい状況説明!家族の事は覚えてる!両親は出張に行き!弟は別の県の学校に行ってる!で昨日までの記憶がない!?でも自分の事は覚えてる……この目の前の女の子が彼女!?え!?)…そっちが嘘をついてるて選択肢は…「あ?」…ないですよね〜すみません」
「ねえ将……早く謝れば許してあげなくもないよ?……さっさとその演技やめてくれる?」
将はあくまでこの子が揶揄っているのだと考えエイプリルフールなのかと言うとアカネが頬を膨らませて怒る…そんなアカネを見て可愛いと思う将だが冷静に自分の家庭内状況を確認…だが最近の記憶が出てこない…仕方なく将はそっちが騙してるんじゃあと言いかけるとドスの利いた声で睨まれ将は謝る…だが知らないものは知らないし演技をやめろと言われても自分は演技のつもりがないので止めようがない…
「…あの本当に俺君のこと知らないんだけど……」
「……嘘…じゃないみたいだね…将はそんなくだらない嘘つかないし……頭でも打ったのかな?病院行く?」
「……あぁそうする」
アカネに本当に知らない、嘘はついていないと告げるとアカネは将の目をジッと見つめた後嘘ではないと言い病院に行くと言って何かの用意をする…将の家の引き出しの中を無断で開けていることから相当親しい仲とわかる…某勇者が世界を救うゲームの様に勇者が無駄で人の家に入ってタンスを開けたりツボを壊すみたいな感じに見えなくもない
「さ!病院に行くよ!」
「お、おう」
アカネに引っ張られて将は家から連れ出され病院に連れて行かれる…将は少し胸がドキドキしたのは言わないでおいた
「……はぁ…退屈な話ばっかでつまんない…すみません!ちょっと具合が悪いん……誰もいない…ラッキー」
六花は何か呟きながら保健室に入る…別に具合が悪いわけではない、部活紹介やら高橋のつまらない話などを聞きたくない六花がサボりたくなったから嘘をついて仮病という理由で保健室に来たのだ、案外そこらへんは普通の女子高校生らしい六花だった…そして六花は保健室のベットに入ろうとカーテンらしき白いベットを囲っている布を開けると
「入ってます〜」
「うわ!新条さん!?いたの!?」
「うん、割と前から……宝多さんもサボり〜?悪い子だね〜」
「そっくりそのまま新条さんに返すわ!てか六花でいいよ、私もアカネて呼ぶから」
アカネがそのベットに入っていた様で六花が驚くと(自分を差し置いて)アカネが悪い子扱いしたので六花は君もでしょうがとツッコミを入れると二人はお互いの顔を見て吹き出す
「そっか〜じゃあ遠慮なく〜で、六花は部活入るの?」
「入らないよ中学の時は強制的に入っていたんだからさ、もう高校生なんだから入らなくていいでしょ、その為にこの高校選んだんだし」
「へぇ〜私隣町から引っ越して来たからわかんないや、桜ヶ丘て場所から来たんだけど」
「知らないな〜……私は松ヶ崎中て言う中学校なんだ〜」
二人は二つ並んだベットに寝転がってお互いのことを話し合う…アカネが前にいた場所は桜ヶ丘というらしく引っ越して来たばかりでツツジ台のことをよく知らないらしい、二人はその後もいろんな話題を話しながらベットで会話を続ける
「そういえば私の家て六花の隣なんだよね〜凄い偶然」
「え!?嘘マジで!?うわぁ気づかなかった…不覚だわ…」
「灯台の周り暗し!てやつかな?」
「いやそれを言うなら灯台下暗しだろ、サボりはダメだぞ不良女子生徒ちゃんが」
「「うわ蛭川先生!?」」
アカネが私の家は六花の隣なんだと呟くと六花が驚く、アカネが間違ったことわざを言うとビィーとカーテンを開かれ蛭川が顔を出して二人が驚く…普通にセクハラで訴えられそうだ
「セクハラで訴えますよ先生!」
「馬鹿め!先生は女子生徒に触れる権利がある…訳無いな…ごめんちゃい!まあ黙っといてやるから後十分で体育館の方の演説も終わるし十分は見逃してやるからそれを過ぎたら下校しろよ〜アデュー!」
「あははは!面白い先生だな〜」
六花がセクハラと叫ぶと蛭川は戯けながら誠意のない謝罪をし後十分で帰れよ〜と軽く言うと説教もせずに保健室から出て行く…そんな蛭川を二人は見て笑いあった
「六花今日どこ行く?」
「え〜裕太が行くところならどこでも良いよ」
裕太は六花と一緒に学校から帰る途中今日はどこに行くかと尋ねると六花は笑顔でどこでも良いと笑う…だが暫くして六花があっと声を出す
「ならさアカネの家行かない?いつでも来てて言われてるし」
「え?新条さんの家…うん行ってみようか」
アカネの家に行こうと六花が言うと裕太は少し戸惑ったが行こうかと頷いた…六花の家とアカネの家が近いから頷いたのは内緒だ…そして六花の家の近くにあるアカネの家に辿り着くと六花がピンポーン!と呼び鈴を鳴らす…家からアカネが出てくる
「あ、六花…それに響君も…何しに来たの?」
「遊びに来た!」
「はぃ?…まあ良いや上がりなよ」
「お、お邪魔します」
アカネが二人に声をかけ何の用かと尋ねると六花が遊びに来たと言ったのでアカネが呆れ顔になると早く上がってと手招きし六花がそれについて行く、慌てて裕太も六花の後を追う
「へぇ〜アカネん家広いね!」
「でしょ〜でも今弟と妹達しかいないんだよね〜」
「弟さんと妹さん…ね…」
六花がアカネの家に入って驚いているとアカネが今ここにいるのは弟と妹達しかいないと言うと裕太がどんな子達なのか考える…全員髪の色がピンクなのか…そうアホみたいな考えをしていると二階に通じる階段から誰か降りて来た…長髪の銀髪に血の様に赤い目の黒い服を着た少女だ
「おや姉上、知人を連れ込むとは珍しいな」
「あ、ギラレスコーンフレーク食べる?」
「妹さん?」
「うん、新条 ギラレス、お母さんが外国人だからね〜」
その少女…ギラレスは姉(アカネ)が友達を連れてくるとは珍しかったのか驚いているとアカネが台所を指さしておやつでも食べなと言うとトコトコとギラレスは台所へ歩いて行く…アカネがそのまま階段を上って行くと裕太と六花もそれについて行く…裕太はふと下を見ると栗色の髪のアホ毛の少女…なのか男の子なのかわからない子がウルトラマン マックスを見ていた
「(弟なのかな?妹なのかな?)」
「……姉さんか…」
「あ、アンチ…今から友達と部屋で喋るから邪魔しないでね」
「……分かった」
裕太がテレビを見ていた子は妹なのか弟なのか悩んでいると銀髪の少年が部屋の扉を開けた…アカネは彼をアンチと呼ぶとアンチはそのまま階段を降りて行った…それを見届けた裕太はアカネの部屋に入る、その部屋には怪獣のソフビや怪獣のポスターが貼られていた
「おい起きろテメェら!何寝てんだよ!」
ボラーが寝ている裕太、六花、将を起こそうと躍起になっていた、裕太は往復ビンタ、六花は顔面に水をかける、将は膝を蹴る…そんな暴行を行っても三人は起きない
「ボ、ボラーが蹴っても起きないとは…明らかにおかしい…」
「それに街中に現れたあの竜みたいな怪獣…別段暴れないから被害はないけどこっちも攻撃できない…」
「それと同時にいきなり倒れて寝始めた裕太達…怪獣の仕業か…」
キャリバーがおかしいと訝しみヴィットが外を見る…そこには頭部の上下に二つの口がある透明な翼の生えた竜の様な怪獣が浮かんで佇んでいた
ーーーキィギィキギィィィィ………ーーー
その怪獣…有象無象怪獣 バジャックは低い咆哮をあげるとビルをすり抜けて通過する…バジャックには実体がない、故に攻撃も当たらないしキャリバー達も攻撃できない
「……厄介であるな」
「我々では手出しができぬとは…今は三人の精神世界に行ったグリッドマンが三人を眠りから解き放つのを待つことしか出来ぬとは」
「……そう言えばテメェら此間いなかったけどどこに行ってたんだ?」
「え?パワーアップの為のアップデートしに行ってたんだよ」
ガイガンとメカゴジラはグリッドマンがジャンクを通じてグリッドキネシスと言う技で三人の精神世界に行っている間は自分達は何もできないと語っているとボラーがケイの時にいなかった理由を尋ねるとデアボリックはアップデートしていたと簡潔に話した…キャリバー達は意味がわからず首を傾げた
「…いいね、計画は順調だよ…いやぁバジャック…鏡の国のアリスのジャバウォックの名の通り議論の賜物、夢はとにかく矛盾してる、自分が見たい夢を見れないし予知夢だと思った夢は無数にある夢の一部を都合良く覚えていてそれと似たことが現実に起こったから予知夢だと思ったかの様に…夢は大抵脈絡のない現実味のない空想に過ぎない」
アカネは絢の隣の家…つまり現実世界におけるアカネの家の机の椅子に座り窓の外を見る、雨が降っている、バジャックが少し動いている…アカネは独り言を呟く…ジャバウォック、鏡の国のアリスに出てくる怪物であり最後は剣で首を刎ねられる怪物…その刺した剣にはvorpalと書かれており、これは言葉(verbal)と真理(gospel)の複合語と考えられ意味は「真理の言葉」となる、つまりジャバウォックとは言葉の混沌でありジャバウォックの退治とは【言語の混沌を整え、新たな秩序を言語にもたらすこと】なのだ…これがバジャックと何の関係があるかと言うと裕太達が眠っているのはバジャックの仕業なのだがこの眠りから覚めるには現実世界のバジャックと夢の世界のバジャックを倒さねばならない…つまり都合のいい夢《現実と夢が混沌に混ざった世界》を作り出す怪物(バジャック)を倒さぬ限り現実世界には戻ってこれない
「…さて…私の代役はちゃんと演技ができてるかな?バレない様に頼むぞ〜?そうしないと……廃人になっちゃうからね私のお友達が」
アカネはそう言って自分のベットを見る…ベットにはアンチ、ギラレス、ベノラが川の字に並んで眠っていた
「先生からは時期に元に戻るだろうてさ」
「本当?良かった〜彼氏が記憶喪失とか何のドラマだよて思ってたんだぞ〜このこの」
「腹を突っつくな、たく……ん?」
病院にたどり着いた将は検査を受けると暫くすれば元に戻ると診断されそれをアカネに報告するとアカネはホッと息をついて将の腹を突く…将達は病院から出ると将がふと上を見上げる…眩しい、看板に光が反射でもしているのだろうか?
【マスター】
(将、起きて)
《契約を果たせ》
「……………空耳?」
「お〜い!将置いてくよ〜!」
その光の奥から複数の声がした、二人の男性と一人の少女の声…懐かしい…と言うより毎日会っているかの様な安心感と温もりを感じた…将がその光の方を向くとそこには誰もいない、その声の主もいない…空耳かと疑うとアカネが早く来いと急かす、将は先程の声を忘れることにした
「ここが私の家なんだ、でも今は両親が出張でいないの!」
「へぇ〜、こんなに広い家なのに一人だけなんだ〜」
「うん、でも使用人はいるんだよ三人くらい」
「お金持ちか」
アカネが六花を自分の家に招待すると六花はその家の広さに驚く、それに加えアカネが使用人がいると言うとお金持ちじゃねえかと六花が突っ込む
「……お帰りなさいませお嬢様」
「掃除は無事に住んでいます」
「学校は楽しかったでしょうか、とベノラは尋ね…こほん、お客様ですね、お荷物お持ちします」
「え?子供……もしかしてアカネはロリコンかつショタコン……これは通報せねば…」
「ロリショタが趣味じゃないよ私は!」
奥から銀髪の少年と少女、アホ毛の幼女…か男の娘が現れ自分の事をベノラと言いかけた男なのか女なのかよく分からない執事…服でもないしメイド服でもない白衣を着ている不思議な人物がアカネから鞄を受け取る…六花も鞄を預けた後携帯で警察に連絡しようとするのをアカネが止める
「いや労働基準法に引っかかるでしょこれは」
「大丈夫アルバイトだから」
「執事とメイドのアルバイトとは一体…」
労働基準法に引っかかると六花が言うがアルバイトだからセーフとアカネがおちゃらけて笑う、ぶっちゃけ何処ぞの中学生達に英語を教える魔法先生(十歳)が働くぐらい日本ではあり得ない光景だ、六花は頭を抱える…そんな不思議な家に六花はやって来た
「ねぇ新条さん!この骨強いんだけど!」
「骨じゃないよEXタイラントデスボーンだよ!」
「知らないよ!こいつ回復してくるんだけど!?」
ウルトラマン Fighting Evolution Rebirthを遊んでいる裕太達…裕太はデスボーンの攻略に苦しんでいた、アカネはデスボーンを見て一種の芸術だな〜テレビにも出ないかな〜と呟いていた、多分着ぐるみの都合上出てこない、EXエレキングと同じ理由だ
「因みにバルタン星人はこのシリーズに全て出てる皆勤賞なんだよ、カオスロイド達は後にウルトラマン ギンガの映画に出て来てね、これがその映画」
「へぇ〜この人形を変な機械使ってテレビの人達がその人形になって動くのか〜(ギンガを知らない為適当に返事をしている)」
「二人だけテレビ見てないでこいつの倒し方教え…あぁタイムアップ!?」
ウルトラマン ギンガの劇場版2を見始めたアカネと六花、アカネはゲームと映画を詳しく六花に説明するが六花は多分聞いていない、裕太がゲームクリアならず落ち込んでいるところでギラレスが裕太の肩をポンと叩き三人の為に持ってきた茶菓子を床に置いてその場から立ち去る
「……何か俺大事な事忘れてる気がするんだよな…」
「それは記憶喪失だからでしょ」
「…そりゃそうだな…でも…なんか…足りない気がするんだよ…ピースが……」
「……………そ、まあ思い出せたらいいね」
将は何か大事な物を忘れている気がすると口に出すとアカネは記憶喪失だからと呟くとその言葉には何処かそう思い込ませる口調で言う……将は見知らぬ赤髪の少年と黒髪の少女の顔が思い浮かぶが誰なのかわからない
「そんな事よりいつものアレしないの?キス?」
「…いや俺絶対そんな事してないと思う、俺そう言うの固そうだし、そんなフシダラな行為俺がすると思えない」
「…チェ、バレたか…」
アカネが話題を逸らすの様にキスはしないのと尋ねると将は記憶がなくなる前の自分もそんな事してないと思うと言うと舌打ちをするアカネ…やはり嘘の様だった、アカネは悪戯っ子の様な顔をすると将に笑いかける
「別にいいじゃん!私は兎みたいに繊細だから構ってくれないと寂しくて死んじゃうよ?それにこんな美少女とキスできるなんて夢見たいでしょ?」
「ああ、夢みたいだよ、だからてそう簡単にキスなんてするもんじゃねえだろ」
「ぶぅ…お堅いなぁ将は…」
アカネは駄々っ子の様に手足をバタバタさせて優しくしてよ、だからキスくらいいいじゃんと叫ぶが将はキスはそう簡単にしてはいけないと堅い事を言うのでアカネは呆れる
「六花〜学校の皆が何処かへ遊びに行かないかだって、どうする〜?」
「…私は………パス、かな?」
「え〜?何でさー、六花は私の一番の友達なのに……」
「友達……でもアカネには一杯友達いるじゃん」
「…………六花は特別なんだよ」
アカネの家に遊びに行って数日後、学校からの帰り道にアカネがスマホを弄りラインで古間が何処はへ遊びに行こうと誘いアカネが笑顔で行こうよと言うが六花はそれを断る…アカネの表彰が硬くなる、何とか六花を誘おうとするが六花は嫌そうな顔をする
「……何か……足らない気がするな…この日常て……何でだろうね」
「………さあ、欲求不満なんじゃない?」
「私はフシダラな女じゃないわ、どっちらかと言えばアカネだよね?」
「残念、私は彼氏に迫られたら顔を赤くして気絶するほどウブだよ」
六花もこの世界に足りないものに気付き始めアカネは慌てて下ネタ方向に持っていく、アカネは責められると弱くなる系の女子と暴露した
「……ここは本当に現実なの?」
「………………」
「裕太?何俯いてるの?」
「…………何か…違う…六花も…この世界も…何か違う気がするんだ……」
「え?裕太中二病になったの?裕太はどっちらかって言うと厨二キャラをフォローする側でしょ……痛いよ凄く」
「そうじゃないんだ……分からないけど…兎に角この世界は…何か違う」
「…………………………」
裕太が黙って俯いていると六花が心配して声をかけるが裕太はこの世界が偽物の世界とうっすらと気づき始める…六花は厨二と言うがアカネの顔はだんだん険しくなる…別の世界のアカネの代役者から声が届いた、別の世界でも雲行きが怪しいようだ…アカネはここも誤魔化そうと何か話そうと口を開く
「「「う……ぅぅぅ……う…」」」
「お!声を出し始めたな!これは目覚めが近いてことか!?」
「……精神世界で夢に対抗しているのであるな…」
「……後もう一押し…と言った所か…グリッドマン、ギャラクトロン達…頼むぞ」
現実世界で三人は呻き声の様な寝言を呟き始める……ボラーとガイガンが目覚めが近いと推察するとマックスはジャンクを見つめこの場にいないグリッドマンとギャラクトロン達に声援を送る
「あぁ、やっぱり内海君達は精神力が強いなぁ〜、ウルトラマンのキャラみたい…だからこそ墜としがいがあるんだけど……精神が壊れた六花とか響君とか…なんか怖いな〜でも仕方ないじゃん、私の物にならないなら…」
アカネはバジャックを見て狂気的な笑いを浮かべる…夢の世界でもう目覚めそうな三人を自分の力で確認して…それでなお笑っているのだ……そしてアカネは独り言を途中で止め大きく笑うとこう呟いた
「無理矢理にでも友達にさせるしかないよね?これは嫌いだからじゃなくて……好きだからしてるんだからね、勘違いしないでね?私は六花も親友として大好きだし響君の勇敢さも評価してる、内海君は普通にかっこいいし……でも私はズルくて何の魅力もないから……」
「こうするしかないけど……皆好きになってくれるよね?だから私も皆の精神が壊れて何も喋れなくなっても……友達でいてあげるから」
アカネの若干壊れた笑みは誰も見ない…もしそこに裕太達がいれば…背筋が凍っていただろう…それ程悍ましき笑みだった
ーーーキィギィキギィィィィ…………ーーー
「……やっぱりこれは夢なんじゃないかな?」
「……もう何馬鹿なこと言ってるの?そんな事言うと私泣いちゃうぞ!」
「…………」
将はこれはやはり夢なのかと呟き始めるとアカネは泣き脅しで話題を逸らそうとするが将は視線を感じ後ろを振り向く…誰もいない…が道路のミラーに自分が写る、そして自分の手には青い機械が…自分の手にはそんなものを持っていない…なのに…自分はあれを知っている、そして将は目を見開いて全てを思い出した、そして将はアカネの方に振り向き口を開いた
「新条さんのSNSのアイコンは何?」
「…え?」
「アイコンは何て聞いてるんだよ、見ないで答えてくれよ」
「え、えっとね……レギュラン星人だよ!」
将がアイコンは何だと尋ねるとアイコンはえ?あからさまに動揺し困惑しながらも思い出したかの様に答える…それを聞いた将は眼鏡をクイとあげて答える
「……お前…新条さんじゃねえだろ」
「…………」
「新条さんのアイコンは…レギュラン星人はレギュラン星人でもヅウォーカァ将軍だろ…新条さんみたいな生粋のオタクが間違えるわけねえだろ…この偽物」
「……バレたか…アカネの演技は完璧と思ったが…未熟だったか、記憶も取り戻したようだし…全く弟達に申し訳が立たぬな」
将がこの目の前にいるアカネは本当のアカネではないと見破るとアカネの姿が溶け始め姿形を変えていく…そこに現れたのは銀髪の少女…ギラレスだ、ギラレスはまさかアイコンで見破れるとはと呟きながら姿を現した
「くくく、流石は怪獣使い…と言っておこうか、我らが姉弟が貴様ら三人の夢にてアカネに成り替わる完璧な作戦だったが…頭脳派の貴様には通じぬか…」
「クソつまんねえ猿芝居に乗った俺も俺だが…で、どうやってここから脱出するんだ?」
「は!まさか我が教えるとでも!甘いな!この世界からは逃れられぬよ!何せ私は自在に抜けられるがお主は永劫にここから「キィギィキギィィィィ!?」ふぇ!?」
ギラレスが厨二臭いセリフを吐き頭を手で隠し不敵に笑う…そのセリフから裕太達も眠っておりそれぞれの世界にギラレスの仲間…ベノラとアンチが潜んでいるようだ…恐らくはアカネの代役者として…将が早く目覚めなければと考えるがギラレスは目覚めることはできない!と断言しようとしたその矢先怪獣の咆哮が響きガッシャンと将達の近くに何か倒れる…現実世界で見たバジャックだ…そしてバジャックを投げ飛ばした存在は…
【睡眠の時間は終わりかマスター?】
(さっさと起きなさい!)
《起こしに来てやった…感謝しろ》
「な……バジャック!?それに何故ここに貴様らが!?」
現れたのはギャラクトロン、イリス、キングギドラ、バジャックは翼をもぎ取られ尻尾を切断され全身がボロボロになっていた…ギラレスが何故ここにいると叫ぶ
【グリッドマンがグリッドキネシスを使用して私達をここまで飛ばしてくれた】
(さっさとこいつを倒して元の世界に戻るわよ!)
「皆……ありがとう!」
「ぐぬぬ…まさかここで邪魔が入るとは…バジャックが倒されればこいつの夢の世界は維持できぬ…かと言ってバジャックはもう限界…私の使命は終わりか…」
グリッドマンの技でここまで来たとギャラクトロンが告げイリスがバジャックを倒してこの世界から脱出すると叫ぶ…それを見たギラレスはもう改変する暇もないと唇を噛むと諦めたかのように…ギラレスの姿が薄っすらと消えていく…
ーーーキィギィキギィィィィ!ーーー
バジャックは立ち上がると咆哮をあげ空中に無数の銃器を展開、更に口から緑の雷撃を放ちギャラクトロン達を攻撃する
【さっさとこの夢から覚めるぞ】
(もう良い子は起きる時間!てね!)
《悪い子も起きる時間だ…》
ギャラクトロン達はバジャックへと立ち向かう…油断していたとはいえこの夢の世界の支配者たるバジャックに三体は勝てるのか?
「……やっぱりこれは夢だと思う」
「……何でそんなこと言うのさ」
「……俺の友達がいないから…それに…六花はこんな性格じゃないと思う」
裕太もこれが夢だと悟りアカネにこれは夢だと告げる、その瞬間六花が動かなくなる、まるで人形のように表情が死滅する、アカネもこれ以上隠し通せないと踏んだのかアカネの姿が変わり始める…そこに現れたのはアカネの姿に化けていたアンチ
「…バレたか、あいつの仕草は完璧だったと思ったが……流石はグリッドマンの変身者と言うことか…俺の負けだ」
「…君は……」
「こうなっては仕方ない……別プランを実行…ん?」
アンチはアカネの仕草などは完璧だったのにと呟く…があっさりと負けを認める…その上で別の作戦を実行しようと考えるとアンチは空を見る…まるで何か侵入者が入り込んだかのように…裕太も視線を外に向ける…そこには
「はぁ!」
ーーーキィギィキギィィィィ!?ーーー
「グリッドマン!」
グリッドマンが超電導キックを透明化していたバジャックに放ちバジャックを吹き飛ばす、グリッドキネシスで精神世界に入り込んだグリッドマンは華麗に着地すると裕太の方を向く
「待たせたな裕太!」
「来てくれたのかグリッドマン!」
「……来てしまったか…どうするアカネ?」
グリッドマンが裕太に話しかけると裕太は安心感を覚える…アンチは今ここにいない主人の名を出すとグリッドマンを真っ直ぐに見つめる
「……夢から覚めなきゃ…」
「……ずっと夢を見るて選択肢もあるよ?」
「夢だから目覚めきゃダメなんだよ、皆同じなの…」
「アカネはずっと夢を見てたいと思ってるんだろうけどな…てアカネはアカネは述べて見たり」
六花も夢だと気づくと夢から覚めなければと告げる、アカネはここでずっと夢を見続ける選択肢もあると告げるが六花は首を振るとやれやれとアカネの姿から元の姿に戻ったベノラが現れる
「やっぱり偽物だったんだね」
「その通りて述べて見たり、私達はこの夢の世界での代役者……あ、口調を忘れてた」
「……まあいいや夢から覚めないと…」
「あ…それは無理かもてベノラは真実を述べる」
「え?」
六花は目の前のアカネが偽物と感じていたようで正体を現してもさほど驚かず夢から醒めようとするがベノラは無理だと告げる…それを促すように…空がひび割れた…
「ギラレスの方のバジャックは無理だったみたいだけど……この世界とアンチの世界のバジャックはもうこの夢を終了させ…悪夢を見せる準備をしてある…てベノラは告げてみたり」
ベノラの言葉と共に夢の世界が完全に壊れた、そこに広がるのは暗黒の世界、バジャックと六花の姿のみが見える…ベノラの姿はない、六花はそのまま闇に堕ちていく…
同時刻、裕太の夢の世界もひび割れて壊れ暗黒の空間が広がる……グリッドマンとバジャックが何処かの空間に飲み込まれていく…
「裕太!」
「グリッドマン!?」
ーーーキィギィキギィィィィ!ーーー
グリッドマンは裕太を助け出そうと手を伸ばすがバジャックが緑の雷撃を放ち妨害しその手は裕太に届かなかった……そして裕太も闇に飲み込まれていく…グリッドマンは助けようと手を伸ばすがバジャックがトマホークやランスを作り出しそれを飛ばす…グリッドマンはそれを躱すが裕太の姿は見えなくなった…グリッドマンはバジャックを見据え早く倒して裕太を助け出そうとバジャックに向けて駆け出した
「…あぁ、あのまま夢を見てれば良かったのに…悪夢が始まったよ…内海君の方は無理だったけど……でも…安心してね二人共」
現実世界でギラレスを膝に置いて怪しげに微笑むアカネ…うぅとベットで寝ているアンチとベノラも声を出し始める…もうアカネの代役をしなくていいため眠りから覚めるのだろう…ふとアカネはここにいない裕太と六花に笑いかけるかの様に笑顔になる
「二人の精神が壊れてもずっと友達でいてあげるから……」
「はは、アカネはアレだな、精神異常者だな、まあ我らを作り出した人間…否怪獣がまともなはずがないか…」
「ふふふ……さてグリッドマンもギャラクトロンも邪魔をしてこない今がこの街を一掃するチャンスかな?やっちゃえバジャック」
歪んだ笑みを浮かべるアカネにギラレスが若干引いた顔をしてアカネを見る、ひび割れた眼鏡からは深淵を覗き込むようなアカネの目が見える…アカネは低い笑い声をあげた後、邪魔者(グリッドマン、ギャラクトロン)がいない今こそチャンスと呟きバジャックに街を壊すよう指示する…それと同時に空中に浮いていたバジャックが地面に降りる、ドシンと重い音を立ててバジャックが実体化し建物を破壊する
ーーーキィギィキギィィィィ!!ーーー
「な!?実体化しただと!?まだグリッドマンは帰って来ていない……」
「つまり俺達がどうにかしろてことか…」
「へ!簡単じゃねえか!最近暴れてなくて退屈してたからな!」
「ぜ、全合体だな…了解した」
バジャックは突如として実体化し動き始め街を破壊する…それを見たマックスがグリッドマンがまだ帰って来ていないのをジャンクを見て確認するとグリッドキネシスで裕太達を助け出したわけでないと気づく…ヴィットが面倒くさげに戦うしかないのかと呟くとボラーが笑いキャリバーの一声でジャンクの前に並ぶ
「アクセスコード!ゴットタンク!」
「アクセスコード!グリッドマンソード!」
「アクセスコード!ツインドリラー!」
「アクセスコード!サンダージェット!」
新世紀中学生がアクセスコードを叫ぶとジャンクに吸い込まれバジャックの背後に幾何学的な紋章が浮かび上がり、そこから武器化した新世紀中学生が現れる
「我々も行こうとしよう…認証コード『メカゴジラ』【ギャラクトロンアルマトゥーラ】起動!」
「アップデートしたお陰で出力も抑えられる…これで我々の全力を出せる…認証コード『ギルバリス』【ギャラクトロンバリステンプル】機動!」
「よっしゃあ〜!一丁頑張るぞい!認証コード!『デアボリック』【ギャラクトロンジュエリックアサルト】機動!
「我々の真の姿見せる時であるか、認証コード『ガイガン』【ギャラクトロンツインチェーンソー】機動!」
ガイガン達も並び立ち認証コードを叫び光の粒子になって怪獣体へと変化、新世紀中学生達と共にバジャックの名前並び立つ
ーーーキィギィキギィィィィ!ーーー
『行くぞ!』
『『『おう!』』』
『合体である!』
『『『了解』』』
バジャックは8体の敵を前にしても咆哮をあげて挑発する、そんなバジャックにマックスとガイガンが合体の指示を出し新世紀中学生達は空中へと飛び空中で機体を分解する、そしてガイガンはそのまま直立不動で立ち他の怪獣達は光の粒子となり必要なパーツだけ残して空中へ浮かぶ、空中でアシストウェポン達が己らの身体を合体しあって姿を形成していく、ツインドリラーが胴体へ、サンダージェットは両腕へ、ゴットタンクが足となりグリッドマンサードはサンダーアックスとなりその合体した合体電神…いな合体戦神が手に取る
『『『『合体戦神 ゴッドゼノン!』』』』
ゴッドゼノンが名乗りをあげるとガイガン達も動き始める、デアボリックの両腕がガイガンの両腕に接続されガイガンのチェーンソーが虚空へ消える、そしてガイガンの背にギルバリスの砲塔の集合アーム「バリスブラチア」が装着されメカゴジラの棘棘とした背を連想させる鎧がガイガンに装備される、両腕のアサルトアームにジェムアーム、背中の砲台 バリスブラチア、全身のアイアンメイデンの様な棘棘としたナノメタル装甲の鎧、ガイガンを基準とした身体、ガイガンの赤い単眼、腹部には断頭台の如き鋭い刃が無数についたチェーンソー、尻尾もチェーンソーの刃が常に高速で回転している
『『『『渾然一体合体超獣 テオスゲーラ!』』』』
ガイガン、ギルバリス、デアボリック、メカゴジラがそれぞれの体を合成合体することで誕生した怪獣…いな超獣…渾然一体合体超獣 テオスゲーラがゴッドゼノンと並び立ちバジャックの前に立ち塞がる、バジャックは低い咆哮をあげて銃器やランス、剣等を出現させる…これがバジャックの能力、夢を実体化させる力であり夢の中にバジャックが存在する限り現実世界のバジャックもこれが使用できる…つまりバジャックが思いついた、考えついた物を実体化させれる…そんな能力を持つ怪獣にゴッドゼノンとテオスゲーラは地面を揺らしながら立ち向かっていく
三人の夢の中のアカネはアンチ達がアカネのふりをしていただけ…最後のアカネの微ヤンデレはどうでした?さて今回が正夢…幸せな夢なら次回は悪夢、そしてバジャックの能力は夢の実体化、裕太と六花が眠っている限り…つまり精神世界のバジャックが倒されない限り現実のバジャックは創造性溢れるこの能力が使える…更に夢の中のバジャックも使えますが再現率は現実世界のバジャックの方が上
自分の思い描いた夢なのにアカネ自身が夢の世界に来てないてどういう事?と思った方もいたでしょうがアニメ本編を見て三人の夢を同時に自分(アカネ)を動かすなんて大変でしょう、ですから彼等に頑張ってもらいました…因みに次回は特撮版の幻覚怪獣 ダズルバみたいな感じな展開になるかと…つまり裕太君と六花ちゃんは悪夢を見るということ…ダークライは出ないよ?
バジャックはアニメでは呆気なく倒されたのでゴッドゼノンとテオスゲーラ相手にどう苦戦させるかが重要、因みテオスゲーラの名前の由来はテオス(神)のゲーラ(戦争)と言う意味…まあ深い意味はないです、ガイガンを基準とした合体怪獣と考えてくれれば嬉しいです…さて次回もお楽しみに