歪んだ正義は正義のヒーローになれるのか   作:暗愚魯鈍

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さて前回の感想にてコナミかん様がとあるの新約9巻みたいな展開になるんじゃないの?と呟いていましたが…その通りです、裕太君は見方を変えた世界、六花さんは幸せな世界&いらない世界…と考えて貰えば嬉しいです…そして…僕は裕太君も六花さんも嫌いではありません、特に六花さんが酷い目にあって見えるのは作風の都合であり決して嫌いではありません…後、ヴィットさんの武器であるボウガン(オープニングの武器)…1回ぐらい出してあげてよ…

実はこの話…何日も前にできてたんですよ…じゃあ何で出さないのか?…感想を待ってたんです……ある人の…でも来ないんですよ、でも待ってたんです…別に怒ってません、来てくれたら嬉しいだけですから……まあ個人的な理由で遅くなりすみませんでした、ここで謝罪します、更新を楽しみにされていた読者の皆様、遅くなり誠に申し訳ありませんでした。


第三十四話 悪・夢ナイトメア

ーーーキィギィキギィィィィーーー

 

『『『『行くぞ!』』』』

 

『行くのである!』

 

バジャックが低く咆哮する、迫るゴッドゼノンとテオスゲーラ、バジャックは剣や槍を放射し、それをゴッドゼノンがサンダーアックスを振るい粉々に破壊する、バジャックは緑の雷撃を放つがテオスゲーラがナノメタルの壁を地面から生み出しそれで防御、ゴッドゼノンの強烈なアッパーパンチ パワードブレイカーがバジャックに炸裂する…筈だった

 

ーーーキィギィキギィィィィ!!ーーー

 

『『『『な!?通り抜けただと!?』』』』

 

『ふむ…幻覚ではない…奴の本体は別にいるのであるか?…いや別次元の可能性もある、じゃあさどうすればいいのさ〜!…煩い』

 

『お前らの喋り方ウゼェな!一人ずつ喋れや!』

 

何とパワードブレイカーはバジャックの身体を通り抜け空振りしてしまい、あろうことかゴッドゼノンさえバジャックの身体を透過してしまう…実体化したはずでは?だがバジャックの身体がビルに当たるとビルが音を立てて崩れ落ちる…これは一体?テオスゲーラは冷静に分析し別次元に本体がいるのでは?と推測する…が、ゴッドゼノンと近いそれぞれが別々に喋るのではなく全員がほぼ同時に喋るため非常に聞き取りづらくボラーが順番に喋れと切れる

 

ーーーキィギィキギィィィィ!ーーー

 

仕返しだとばかりにバジャックが唸ると空に巨大な水の塊が現れそこから無限に水が湧きその水がイッカクの様な尖った角を持つ魚が現れゴッドゼノンとテオスゲーラに向かって突進してくる、ゴッドゼノンは驚きながらもサンダーアックスで魚達を切り裂く、ブチャと音を立てて魚達は斧に押し潰され斧に返り血が付く…テオスゲーラはナノメタル化する光弾をアサルトアームから放ちナノメタル化した魚達をテオスゲーラが取り込んで行く

 

『なんだこの魚…本物?返り血とかリアル過ぎる』

 

『恐らくは幻想を現実に変える能力なのだろう、そうかだから血が流れているのか、つまり自分が考えた事が実体化するて事?…メンドくさいな』

 

『だ、か、ら!その喋り方やめろ!ガイガン、メカゴジラ、デアボリック、ギリバリスの順で喋ってるのは分かるけど…聞き取りづらい!』

 

ヴィットが本物の魚なのかと返り血を浴びたサンダーアックスを見て呟くがガイガン達はバジャックの能力は空想を現実にする。つまりバジャックが作り出した魚は本物の魚と同義でだから血も流れてあると推測する…が、喋り方が相変わらずな為ボラーが再び怒る

 

ーーーキィギィキギィィィィ!ーーー

 

『く!今度は流星を落としてきたぞ!』

 

バジャックは今度は空から隕石を落としてくる、それをテオスゲーラが単眼から拡散光線ギガリューム・クラスターを放ち隕石にあたり爆破、隕石を砕きテオスゲーラは腹部の回転する刃を飛ばすブラデッド・スライサーでバジャックを斬りつけるがやはり透過して攻撃が当たらない…

 

ーーーキィギィキギィィィィ!ーーー

 

『むう!不味いのである!ギルバリス!了解』

 

バジャックは口から緑の雷撃を放つ、それだけなら避ければいいだけだが、雷撃はクネクネと動き避けた方へ曲がって追いかけてくる…テオスゲーラが何度避けても雷撃は追尾し挙句は八筋に分裂し八岐大蛇の様な形になって四方八方を取り囲みテオスゲーラを追い詰める、バリスルーチェして攻撃を防ぐが雷撃はパリスルーチェを破壊してテオスゲーラの身体に直撃し、テオスゲーラの身体に火花が散る

 

『ぬおおおお!?』

 

『『『『テオスゲーラ!?』』』』

 

横転するテオスゲーラにゴッドゼノンが駆け寄り手を掴んで立ち上がらせる…そんなゴッドゼノンにバジャックが夢で作り出したミサイルや自動で動く戦車や飛行機を作り出しゴッドゼノン達に向かって突撃させる…先程生み出した魚達も突進してくる

 

『チ!面倒臭えな!ミサイル発射!』

 

ゴッドゼノンがミサイル格納庫の扉を開けミサイルを発射、飛んでくるミサイルをミサイル同士で相殺し戦車や飛行機もミサイルで全て大破、墜落させていく、再びバジャックが咆哮、地面が揺れる、地震を起こしゴッドゼノンとテオスゲーラの足場を不安定にしバジャックはその隙に空を包み込んでいた暗雲から落雷を落とし雨を雹に変え落とす、風も強力になり動きを阻害させる

 

『こ、今度は天候を操作してきたか…』

 

『無茶苦茶であるな、だが弱点がないとは考えられない、よし探すぞ!…サーチする』

 

ーーーキィギィキギィィィィ!ーーー

 

落雷をタップダンスをするかのように避けるゴッドゼノン、肘が曲がらない箱ロボなのにどうやったらそんな動きができるのであろうか?テオスゲーラは避けることもせずナノメタルをナノサイズにして空中に分散させ雷撃や雹から身を守る縦に変換させる、風は両者とも重たい為吹き飛ばされない、時々雹や風に飛ばされた物体が身体に当たるが大した痛みはない、それを見てバジャックは咆哮し空からメカグールギラスが現れる

 

『夢を実体化させ怪獣を作り出したのであるか、厄介な』

 

夢から現実になったメカグールギラスは以前戦った時の様な正気ある目ではなく目から光が消えており咆哮をせずに首をドリルに変形させて突撃して来る、ゴッドゼノンはその首を掴み回転するドリルを両手で押さえ込み万力を込めてメカグールギラスを持ち上げテオスゲーラに投げつける

 

『『『『スパイラルチェーンソー!』』』』

 

テオスゲーラは回転しながらメカグールギラスに突っ込み尻尾のチェーンソーでメカグールギラスを顔のドリルごと横一閃、メカグールギラスの身体が上半身と下半身に別れて爆発する、本家程の強さを持たない様だ…だがバジャックは空から矢や槍、刀、剣を雨の如く降り注がせる、ゴッドゼノンはそれをゴットキャノンと呼ばれる武器から光弾 ゼノンブレイカーを連射し武器類を破壊する

 

ーーーキィギィキギィィィィ!ーーー

 

『また能力を使う気かあいつ!くそ!早くなんとかしてくれグリッドマン!』

 

バジャックはまた能力を酷使しようとしボラーがグリッドマンに早く裕太達を助けてくれと叫ぶ……

 

 

「ここ…は?」

 

裕太が目覚めたのはツツジ台の街の中、誰も近くにいない、辺りも暗いし人の気配もしない…裕太はこれも夢だと理解し状況を理解しようとした…その矢先自分の顔スレスレでナイフが頬を擦り血が滲み出る

 

「……へ?」

 

「ここにいたのか響 裕太」

 

裕太は掠れた声を出し飛んできたナイフを見る…もし顔に当たっていたら…目が潰れたかもしれないし額に当たってしまえば脳天を貫き即死していただろう…呆然とする裕太の前に裕太が知る人物が現れる……ボラーだ、ボラーが来てくれたことに裕太は近付こうとするが…無理だった…何せそのボラーは裕太を…裕太が見たことのない様な殺意と敵意を向けて睨んでいたからだ

 

「ぼ、ボラーさん?」

 

「テメェが俺の名前言ってんじゃねえよ、クソガキが…殺すぞ?」

 

「………ッ!?」

 

裕太は震えた声でボラーの名前を言うとボラーは怒気を孕んだ声で裕太に殺すぞと言い放ち裕太の背筋が凍てつく…何だ?何があった?何故ボラーがこんなにも怒っている?それにいくら怒っているとはいえボラーが仲間にこんなことを言うのか?…これはどう言う状況…いや夢だった最初から…ではこの夢は…

 

「見つけたぞ響 裕太」

 

「に、逃さない」

 

「……ここまでだ」

 

「…ッ…マックスさん…キャリバーさん…ヴィットさん……」

 

次に現れたのはマックス、キャリバー、ヴィット…彼等も敵意の目で裕太を睨む…これではっきりした、この夢は…仲間が自分に敵意を向ける夢…だ、現実ではありえない光景…だからこそ夢でならあり得る、キャリバーは両手に刀を構え、マックスはガントレットを装着しヴィットはボウガンを構える

 

「ひ、響 裕太…お前に殺された仲間の仇を討つ」

 

「こ、殺した……?」

 

「しらばくれないでくれる?俺もさ…普段はヘラヘラしてるけど…仲間殺されて怒ってるんだよね…」

 

キャリバーが刀を向けて裕太を睨み殺された仲間の仇を取ると言い放ち裕太が困惑しているとヴィットが普段からは想像できない様な声色で怒っている事がわかる…そしてマックスが口を開く

 

「我々はお前が作り出した怪獣に踏み潰された内海とアカネの仇を取る」

 

「………え?」

 

マックスが言った意味が裕太には理解できなかった、自分が怪獣を作った?将とアカネを殺した?……裕太はどう言う事なのか聞こうと思うがこの雰囲気では聞ける筈も無い…

 

(理由は分からないままだけど…兎に角今は逃げなきゃ!)

 

「おい待て!逃がさねえぞ!」

 

裕太はその場から逃げ出した、ボラーが叫び追いかけてくる、マックス達も追いかけてくるが裕太は必死に逃げる、あのボラー達は自分が知っている仲間達ではない…殺される、相手は自分の事を仲間と思っていない、敵であり仲間を殺した殺人犯と認識されているのだから

 

「…はぁ…はぁ……」

 

駆ける、全力で、仲間から、振り向けない、追いつかれたら待っているのは死だけ…裕太は本能では理解している、これは全て悪い夢(ナイトメア)だ…これがバジャックの恐ろしき能力…オネイロスと言うギリシャの神達を連想させる三つの夢を見させる力、オネイロスとは夢を司るヒュプノスの息子達の事で三種類の夢を司る、モルペウスはモルペウスは夢や空想に人間のイメージを送って夢を形作り、夢に宿るものたちに形を与えたりする…バジャックが裕太達に夢を見せたり夢(空想)を具現化させたのはこれに該当し、パンタソスはややこしい非現実的な夢を見せる…これはバジャックが現実世界にいるのに攻撃が当たらないのは夢の世界のバジャックから倒さなければいけないと言う能力、そして最後にポベートールは悪夢を見せる…これがこの世界…悪夢を見せる者にとって地獄の様な世界を具現化し心を折る…それがバジャックの持つ三つの能力だ

 

(精神系攻撃…てやつか……ボラーさんから…仲間から命を狙われるなんて…夢だってわかってても……)

 

裕太は路地裏に隠れる、見つからない様に物の陰に隠れて……一緒に話したり食べたりと仲良くしていた相手から命を狙われる…そう考えただけで胸が痛い、泣きそうになる……こっちらに近づく足音が聞こえる…ボラー達だろう…だんだん近づいてくる…その音が裕太にとって恐怖そのものだった…見つかればボラーのナイフ、またはキャリバーの刀やマックスのガントレット、ヴィットの銃で殺されるだろう……裕太は足音に必死で耳を澄ます…足音が路地裏の近くで止まった

 

「どこ行きやがった!?」

 

「手分けして探すぞ!」

 

「……俺はこっちを」

 

「な、なら俺は…あの路地裏に」

 

ビクッ!と裕太の肩が震える、キャリバーが裕太が隠れている所に来る、見つかればどうなるのだろう?…キャリバーなら刀で自分の身体を八つ裂きにするだろう、きっと痛い筈だ…キャリバーの性格ならジワジワ甚振る筈はないが…裕太は目を閉じる、キャリバーの足音がすぐそこに迫る、裕太が隠れるゴミバケツの近くまで迫る…このままでは見つかる、その時

 

「キャリバー!ここにはいない!別の場所へ急ぐぞ!」

 

「………わ、分かった」

 

ボラーの声でキャリバーがゴミバケツに近づいた所でピタッと止まり路地裏から去っていく…ホッと息を吐く裕太、ゆっくりと立ち上がり周りを見渡し誰もいないことを確認する

 

「良かった……助かっ「お〜、運がいいね響君」な!?」

 

裕太が安心した時後ろから声がした…その声に背筋が震える、裕太が後ろを振り向く…そこにいたのはアカネだった…

 

「し、新条さん!?」

 

「やっほ〜!楽しんでるこの夢の世界?」

 

「楽しむて……こんなの悪夢じゃないか!」

 

「そうだよ?だって前の夢で満足してれば良かったのに……ま、仕方ないね…」

 

裕太はアカネが現れたことに困惑するが、即座にアカネを捕まえればこの夢の世界から脱出できると考える、その考えを知ってか知らずかアカネは裕太に無邪気な笑顔を見せる、裕太はそれにイラっときてアカネの襟首を掴もうとする…が、アカネの身体を手が通り抜けた

 

「な…幻覚?」

 

「幻覚じゃないよ、ここには私の実体がないだけ…それに私の姿は君しか見えない。つまり一人で喋ってるイタい人て事…」

 

「く…そう考えると恥ずい…でもそっちも何もでき(グサッ)え?」

 

幻覚かと疑うがアカネはここでは実体がないと呟く…現実世界のアカネがこの夢に干渉しているだけの様だ、だが逆に裕太はアカネは何も自分に対して攻撃できないと安心していると裕太の胸に痛覚が走る、裕太は胸を見る、包丁が胸を貫通しそこから血が流れていた

 

「だ、誰……!?」

 

裕太が後ろを振り向く、立っていたのは……六花だ、六花が包丁を裕太の背後に突き刺して裕太を刺したのだ

 

「……信じてた…裕太は私の恋人て信じてたのに…裕太が…アカネを…内海君を殺したんだね!」

 

「六花…!話を…」

 

「煩い!貴方の話なんて聞きたくない!」

 

「わぉ!凄い修羅場!じゃあ裕太君、リトライしてみようか」

 

六花は裕太を睨みつける、その目には赤くなった目尻がはっきりと見える…裕太は弁解をしようとするが六花は聞き入れず胸に刺した包丁を乱暴に引き抜くと裕太の脳天に包丁を突き刺した…薄れいく裕太の意識の中、アカネの声が残酷にもはっきりと聞こえた…それは死刑執行の宣言の如く突き刺さる

 

 

「え?」

 

死んだ筈の裕太は痛みがなくなり、ふっと目を開ける…目を開けた先には…先程ボラーと会った場所に立っていた…自分は六花に殺された筈のに…何故…と思考が停止しかけた所で

 

「死に戻りだよ」

 

「新条さん!?」

 

「死んだらそのまま死ぬとか思ってない響君?大丈夫だよここは夢なんだから死ぬことなんてありえないし…何回でもコンテニュー出来るよ」

 

「そ、そっか…何回も生き返れ「ただしぃ〜」?」

 

後ろからまたアカネの声が聞こえ振り向くとアカネがヘラヘラ笑いながら背後に立っていた、アカネがここは夢だから何回死んでも生き返れるよと教えると裕太がホッと息を吐く…が、アカネが歪んだ笑みを浮かべ裕太が訝しんでいると…

 

「ここにいたのか響 裕太」

 

「!?」

 

何処からか声が聞こえその声の方向を向くとボラーがナイフを手に持って立っていた、しかも何処かで聞いたセリフを言って……まさかこれは…そのボラーの後ろからもマックス達が走ってくるのがわかる…

 

「さあ裕太君、死に芸でも極めよう、さて何回も仲間に裏切られて殺される夢を何回で裕太君の精神は崩壊するかな?チャレンジしてみよう!」

 

「あ……あ……あ」

 

アカネは丸でゲームをするかの様な軽い言葉を裕太にかけるが裕太は戦慄する…自分は何回も先程の様に仲間達に殺されるのか?自分は永遠にここから出られないのか?そんなの地獄だ…そんな考えをする裕太の目の前にドシンドシンと地響きのような足音が聞こえ裕太は上を向く…巨人が立っていた…その巨人は裕太と一緒に戦ってくれてた…

 

「グリッド……マン…?」

 

「内海とアカネの仇を取らせてもらおう、グリッド……ビィィィム!」

 

裕太の呆けた声はグリッドマンに届かずグリッドマンは殺意と敵意、憎悪に溢れる声で裕太にグリッドビームを放つ、裕太の視界や思考が真っ白に染まっていった

 

 

「ここは?」

 

六花がツツジ台の街中で目覚めた、裕太の世界とは違い街行く人が笑いながら喋っている、誰も六花に敵意を向けていない…

 

「……これも夢?」

 

六花はまた夢の世界に連れてこられたのだと理解する…六花は歩く…やはり誰も変な動きはしない……六花はそれに安心するが…何か不安感を感じる……何か…おかしい、そう思う程周りの人達は笑っていた

 

「お〜い!六花〜!」

 

「…なみこ?はっす?」

 

聞き覚えのある声が聞こえた、なみことはっすだ、六花が振り向くと親友達が手を振って近寄って来た、六花は何故か安心してはっすとなみこに近寄る…もしかしたら親友を何気ない日常を送る夢なのかもしれないと思い近寄って……はっすとなみこが六花の目の前を素通りしたことでその幻想は打ち砕かれる

 

「え……?」

 

「待たせた?ごめん」

 

「ちょっと迷ってさ」

 

「ううん、何ともないよ、私も今来た所」

 

六花の後ろではっすとなみこが聞き覚えのない声の主と話していることがわかる、さっき二人は六花と言った筈…なのに自分を素通りした?何故、六花は後ろを恐る恐る振り向く…そこに立っていたのは…六花…ではない自分も知らない会った事もない少女だ、栗色の短髪で活気的な少女、六花とは程遠い…だがそれを六花としてはっすとなみこは楽しそうに話している

 

「今日は何処行く?」

 

「そうだなぁ……デパート行って買い物しようか」

 

「いいんじゃね?」

 

「ちょっとはっす!なみこ!その子は誰…」

 

六花を放ったらかしにしておいて、なみことはっすは六花と呼んだ少女と共に何処かへ立ち去ろうとする、それを六花が制止し肩に手を掴もうとするが肩を掴むどころか身体に触る事も出来ず六花はバランスを崩して地面に倒れる

 

「ぅ!」

 

「でさでさ、ママたら今日も変なご飯でさ〜」

 

「「マジで〜」」

 

誰も心配してくれない、道行く人も親友達も…誰も六花を気に留めない…いや表現はおかしいか、六花等最初から見えていないのだから誰も気にする理由がない、そこにいない人物をどう気遣えばいいのだ?

 

「嘘だ……嘘だ!」

 

六花は立ち上がると踵を返して街中をかける、誰かとぶつかりそうになるがその度にその人の身体をすり抜ける、六花は必死になって駆ける、一時間ほど走っただろうか、自分の家 絢に辿り着く…母なら自分の存在を…と淡い希望を胸に抱きながら…家の中に入る、そこには…

 

「ママ〜!チーズフォンデュまだ!?」

 

「煩いよ〜六花、今持ってくから待っててね〜、てか手伝えよ」

 

「……ぁ」

 

ここもだ、金髪の長髪に黄色の目の少女がテーブルを叩きながら食事の催促をして六花の母を困らせていた…だがどちらも楽しそうに笑っていた…本当に幸せそうだ…それが…六花の胸を突き刺した、この少女も当然六花の代わりなのだろう、六花は泣きそうになりながら絢から飛び出る…もう涙が出そうだ、夢だと分かっているのに……

 

「……この世界に…私の居場所が…ない」

 

他にもさきると楽しそうに話している六花の代役であろう茶髪の髪の長い粗暴そうな明らかに高校生ではない女性、師匠(ジャグラー)と剣術の修行をやっている黒髪ポニーテールの女性、伏井出ケイのサインを貰っている女子、担任と一緒に歩いているツインテールの女子……全てが自分から、もしくは一緒にいる相手が彼女達の事を六花と呼ぶ……何処にも自分(六花)の居場所などない、六花の気が狂いそうになる…駆ける、ただ六花は街中を駆ける…誰もが幸せそうに笑う…そう六花以外…その永劫とも感じる時間の中…六花は1番見たくない相手を見つけてしまう…裕太だ

 

「……俺六花と会えて良かったよ」

 

「…ぁ……言わないで……私の目の前で……その声で………」

 

「俺、六花を好きになれてよかった、ずっと愛してるよ六花」

 

「うん、私も裕太の事が大好きだよ」

 

「ああぁぁぁぁぁぁ!?」

 

聞きたくない、視界に入れたくない、だが耳を塞ぐ事が出来ない、目を瞑る事ができない、その光景を見たくない、記憶に留めたくない…なのに記憶に焼き付いてしまう…その光景は…裕太が六花…の代役の長髪の銀髪の少女とデートをしている光景…六花の目から涙が溢れる…そして二人は愛の言葉を囁きあった後……唇を重ねた…その場に六花の絶叫が響く、誰も聞こえない

 

「ぁ……ぅ……ぁ……裕太ぁ…」

 

「ふふふ、いい感じに壊れかかってるなぁ」

 

六花は地面に身体を落とす、最後の希望がなくなった、最愛の人は他の女に……自分は独りぼっち…誰も気づいてくれない……自分いる居場所がない…そんな六花を見て笑うアカネ

 

「さぁ六花、早く壊れてね、私がずっと友達でいてあげるから」

 

 

ーーーキィギィキギィィィィ………ーーー

 

【案外弱いものだな、剣や槍、挙句には流星を創造出来るとはいえ動きが単調すぎる…イージーだ】

 

《あのメカグールギラスの防御と比べれば攻略しやすかったな、他の怪獣より装甲も脆い かった》

 

(まあでも厄介だったわよ、今までのゴリ押しの怪獣達と比べると多彩な力を持ってて…ま、あのギラレスとかアンチには劣るけど)

 

ギャラクトロン達はバジャックを苦戦する事なくバジャックをボロボロにする…翼をもがれ尻尾も切断されたバジャックは苦しげな声を漏らす……バジャックはその奇怪な能力こそ厄介だが本体である現実世界のバジャックと比べると少々見劣りし装甲も脆い…ギャラクトロンがギャラクトロンブレードで尻尾を切断し、キングギドラが引力光線を空中で剣状にループさせて作った左右の首の剣で翼を切断され、イリスがコロナービーム、悪魔の虹、オーバーブースト・プラズマ、硫酸ミストを当てられてバジャックは瀕死に陥っていた…

 

「いやアレだけの攻撃食らってまだ生きてるて、防御力も十分あるだろ…てか、最初はあの怪獣の能力に手を焼いて十分経ってようやく攻撃当てたんじゃえか」

 

《(煩い!)》

 

【黙れ】

 

ーーーキィギ……キィギィキギィィィィ!ーーー

 

将が最初は苦戦してたじゃんと呟くとキングギドラとイリスが五月蝿えと叫びギャラクトロンも若干怒り声で将に話す、三体は強がっていたようだ、そんな三体を見たバジャックは苛立ったのか再び立ち上がる…だがその動きは弱々しく生まれたての子鹿のように震えていたが口から雷撃を放とうとしたその瞬間

 

【(《しつこい!》)】

 

ーーーキィギィキギィィィィ!?キ………ギィ…ィ…ーーー

 

それぞれの必殺技 ギャラクトロンスパーク、オーバーブースト・ウルティメイト、トリプルトルネードがバジャックに命中、バジャックは断末魔をあげながら大爆発を起こす…それと同時に…

 

ーーーゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……ーーー

 

「な、何だ?」

 

《将、この世界は消える…もう目覚めるぞ!我々も現実世界に帰還する》

 

(もう起きる時間てことね!早く起きてね)

 

【………ふん】

 

地響きのような音が聞こえ周囲…いな世界にその音が響き渡る…夢の異変に気づく将にキングギドラとイリスがもう直ぐこの世界が崩壊して夢から覚めると告げる、ギャラクトロンは将から身体を背に向けてそのまま三体は消えていく…将が立っていた地面が崩れ世界が白に染まっていく

 

「は!?」

 

将が目を覚ましたのは絢だ、近くではソファーに横たわる裕太、壁に背を当てて寝ている六花…両者とも悪夢を見ているかのように顔を歪めている…将は床で寝かされていたようだ…膝が痛い、ボラーに蹴られたんだと理解した将は絢の外から聞こえる音を聞き絢から出る。将が目にした光景はバジャックに攻撃するもすり抜けてしまい、逆にバジャックの攻撃を喰らっているゴッドゼノンとテオスゲーラだった

 

「ガイガンさん達とマックスさん達か……」

 

将は新世紀中学生とガイガン達が合体した姿だと一目で分かる…だがゴットゼノン達の攻撃は一方的に効かないようで、バジャックの攻撃は一方的にゴッドゼノンとテオスゲーラが命中する

 

「すり抜け……実体がない?バクゴンみたいなもんか」

 

夢幻怪獣 バクゴン…生田克磨が夢の中で思い描いた怪獣であり、実体が無いため現実世界では攻撃できない…つまりバジャックも夢の中…つまり自分がいた夢の世界に実体があるのだ…だが先程バクタリが倒した筈…まさかと思い将は裕太と六花の方を見る、二人は一向に目が醒める気配はない…二人の見ている夢の中のバジャックを倒さねば現実世界のバジャックも消えないのかと将は理解する

 

「…く、何とかしてくれ…グリッドマン」

 

先程の夢の戦いで怪獣達は暫く戦えない…と言うより怪獣はグリッドキネシスの影響か意識が朦朧としている…グリッドマン以外に使った為なのだろう、将はグリッドマンに裕太と六花を助けてくれるように祈る

 

 

「……ぅぁ…」

 

「あ〜、24回目でダウンか…まあ持った方じゃないかな?人間そうそう何回も死ぬ事を経験することなんてないし…頑張ったよ響君は」

 

裕太は地面に倒れていた、アカネはそれを見て笑う、何せ24回も新世紀中学生やグリッドマン、六花…酷い時には無数の町の人に囲まれて撲殺されているのだ…普通の人間は一生に一度で最後の死を迎える…裕太はそれを24回も繰り返した…普通なら発狂してもおかしくない

 

「頑張るねえ、誰も助けてくれないのに…」

 

「が……ぁ…は…」

 

「ねぇ、今この世界で1番不幸なのは自分だとか思ってるでしょ?…違うんだな〜…1番不幸なのは私だよ」

 

アカネは裕太を見下ろすとポツリと口を開く

 

「私はね〜この世界だと神様とか偉そうにしてるけど昔の私は最底辺の人間だったんだ〜そんな私が私が嫌いだった、弱くて何もできない自分が嫌いだった、誰も助けてくれない、両親も先生も……案外響君の悪夢は私の悪夢かもね」

 

「ウルトラシリーズではウルトラマンが怪獣を殺してハッピーエンド…おかしくない?怪獣だって生きてるのにそれを殺して殺人者が英雄扱い…被害者は悪者…ベムスターやギエロン星獣、ムルロア…まだいるよ人間のエゴで殺された怪獣は…なのに彼らは悪役なの?人間が良い人なの?巫山戯んな、人間だけ優遇し過ぎだろ、人間以外なら殺しても良いの?それだから絶滅危惧種なんているんでしょ、じゃあ人間が滅びろよ、私が滅ぼしてやる」

 

アカネは自分の本音を言い切ると少し疲れたのか息を吐く、裕太は少し困惑して…だが口を開く……

 

「だ…けど…俺は…諦めない…この世界から…絶対に…脱出する…!」

 

「……自分の意思を貫き通す人は好きだよ?でもこれで……!?」

 

裕太が諦めない、アカネがそれに呆れる表情をすると……顔を強張らせ上を見る…そこには空間がひび割れてグリッドマンが現れる…

 

「助けに来たぞ裕太!」

 

「グリッドマン!」

 

グリッドマンが悪夢の世界から裕太を助け出すと叫び、裕太に手を伸ばす…裕太は自らの手を伸ばす…アカネはそれを見て悔しそうな顔をして…おらずニヤリと笑っていた……が

 

「超電導キック!」

 

「な…!?がぁ…キィギィキギィィィィ!?ーーー

 

「え!?」

 

「…ち」

 

もう少しで手が届きそうだったグリッドマンを何者かが蹴飛ばした…その人物を見て裕太が目を見開く…グリッドマンを蹴り飛ばしたのは…グリッドマンだった…蹴った方のグリッドマンが着地をすると蹴られた方のグリッドマンは身体がバグり始め…バジャックの姿に戻る…先程のグリッドマンはバジャックが変身した姿で裕太を握り潰そうとしていたのだ…本物のグリッドマンは裕太の方を向く

 

「裕太、私が本物のグリッドマンだ…間違えないでくれ」

 

「ご、ごめん」

 

「……もう少しだったのに…」

 

グリッドマンが裕太に間違えないでくれと言うと裕太が項垂れる、立ち上がりかけたバジャックにグリッドマンがグリッドビームを発射、バジャックの身体が粉々に粉砕される、その瞬間に夢の空間が歪み始める…アカネは裕太の懐柔に失敗した事を理解し夢の世界から姿を消しグリッドマンと裕太も現実世界に帰還していく

 

 

「もう嫌だ…帰りたい…元の場所に…」

 

六花は嗚咽を漏らす、誰も六花を助けない、六花以外全員が笑っていた…今思うと…それが怖い…全員が笑っている世界…それが不気味で怖くてしょうがない…

 

「……皆…笑ってて……気持ち悪い」

 

幸せしかない世界、不幸も事故も何もない、あるのは幸せだけ……ディストピアとはこの事ではないか?六花が顔を上げる、六花の母と楽しげに話しながら歩く少女、はっすとなみことベンチに座って話す少女、裕太と手を繋いでいる少女…全員が六花の役割を奪った者達だ…見ているだけで本気で思う、自分はいらなかったんじゃないか?別に自分でなくとも誰でも六花の役割を果たせたのでは?と考えてしまう…精神が貪られていく、心が折れかける

 

「あは、心が折れるのはもう少しかな?しゃあこれだ完全に心を折ろう」

 

アカネが無邪気に笑って六花の心を折ろうとする、六花の代役達が六花の心を折るような動きをしようとした瞬間…六花のポケットが紫色に発光する

 

「え……?」

 

ーーーこの程度で心が折られるとは…人間とは情けない、完璧な私がやってやろうーーー

 

その発光体…ルーゴサイトのクリスタルがポケットから飛び出し空中にジャイロが現れ、ジャイロにルーゴサイトのクリスタルがセットされ三回レバーが引かれジャイロが回転するとジャイロが闇のオーラに包まれる

 

ーーークアウゥウウゥゥゥゥッ…ーーー

 

不気味な咆哮と共に赤青金で彩られた竜人の様な身体にスカートと袴を足して二で割った下半身、神々しさと禍々しさを複合した怪獣 ルーゴサイトが実体化し街中に体表の棘をミサイルの如く放つルーゴバリスティックを放ち街を破壊していく…そしてはっすやなみこ、母の方へ触手を伸ばす…そして…血が六花に降りかかった

 

「え……?」

 

六花の視線に映ったのは…首を切り落とされた自分の母親、上半身と下半身を分けられた親友達、ついでの様に殺された六花の代役者達…そして自分ではない六花の手を繋いだまま瓦礫に押し潰され手だけが瓦礫からはみ出ている裕太の死骸が目に映った

 

「あ……あ……あぁぁぁぁ!?」

 

ーーークアウゥウウゥゥゥゥッ…ーーー

 

ーーーキィギィキギィィィィ!?ーーー

 

「……あり得ないんですけど…」

 

悲鳴をあげる六花の事など御構い無しのルーゴサイトはゲネシスレクイエムで隠れていたバジャックを欠けら残さず滅ぼし、アカネの身体が空気に溶けるかの様に消えていく…最後の最後で親友の陥落を邪魔したルーゴサイトをアカネは睨みつけて虚空に消える

 

ーーークアウゥウウゥゥゥゥッ…ーーー

 

ルーゴサイトは低い咆哮をする…それと同時に夢の世界が崩れいきルーゴサイトもクリスタルに戻る…だが六花は口を開けたまま呆然と立っていた

 

 

ーーーキィギィキギィィィィ!?ーーー

 

『お?動きが遅くなった…これは…』

 

『グリッドマンがやったのか!』

 

『チ、チャンスだな』

 

『これでこいつにダメージを与えられるな…行くぞキャリバー、ヴィット、ボラー!』

 

『いくである、了解、分かったぜい!任せろ』

 

現実世界のバジャックの動きが遅くなる、虚空に浮かんでいた重火器達も薄っらと輪郭を無くし色が薄れ消えていく…夢を実体化する能力が弱まったらしい、これでバジャックも実体化し攻撃が当たる様になった

 

『『『『ゴッドパンチ!』』』』

 

ーーーキィギィキギィィィィ!?ーーー

 

超高周波パンチを繰り出すブレーカーナックルから放つロケットパンチ…ゴッドパンチがバジャックの両翼にクリティカルヒットしいとも簡単に翼を破壊する、痛みに呻くバジャックにテオスゲーラが接近する

 

『『『『カルテットエクレール!』』』』

 

ーーーキィギィキギィィィィ!?ーーー

 

左腕のアサルトアームから四つの光線が混ざりあった光線 カルテットエクレールが発射されバジャックを撃ち抜く、身体に穴が空いたバジャックは咆哮をあげながら最後の力…夢を実体化させる力を振り絞って夢幻怪獣 バクゴン、獏超獣 バクタリ、幻覚怪獣 ダズルバが実体化する…全員夢に関わる怪獣でゴッドゼノンとテオスゲーラに襲いかかるが

 

『『『『ゴッドランチャー!』』』』

 

『『『『テオスカニョン!』』』』

 

ゴッドゼノンは膝部に施された三つの砲門からロケット弾を発射しダズルバを攻撃し、ダズルバが怯むも幻覚光線を口から放つがゴッドゼノンの胸部中央と両肩部は敵の光線を跳ね返すビーム反射板により跳ね返され、ダズルバを逆に幻覚を見せた後、ゴッドキャノンからゼノンブレイカーを発射、ダズルバが爆散する、バクゴンも熱線を放つがテオスゲーラが全砲門から光弾や光線、砲弾を乱射するテオスカニョンを発動しバクゴンを弾幕で包み込みバクゴンは炎上し爆ぜる

 

『『『『パワードブレイカー!』』』』

 

『『『『ランススパーク』』』』

 

パワードブレイカーとランススパークがバクタリの腹部を貫き、拳と槍がバクタリを穿ってバクタリは大爆発を起こす…そして爆煙からゴッドゼノンとテオスゲーラが現れバジャックに接近する

 

ーーーキィギィキギィィィィ!?ーーー

 

『『『『これで最後だ!』』』』

 

『行くぞ!これが我らの!トドメの!一撃!』

 

迫り来る2体にバジャックが来るな!とばかりに緑の雷撃を放つ、それをサンダーアックスで弾き、テオスゲーラの装甲でそれを防ぐ…そしてゴッドゼノンはサンダーアックスにパワーを溜め、テオスゲーラは尻尾のチェーンソーをテオスゲーラの頭部に接続しガイガンの頭部にある義眼がチェーンソーと一体化し巨大なチェーンソーの包丁とでも言うべき姿になったテオスゲーラは頭を下に振るい、サンダーアックスと共にバジャックを斬りつける

 

『『『『ジャンボセイバーフラッシュ!』』』』

 

『『『『ブラディドスラスタークラスター!』』』』

 

ーーーキィギィキギィィィィ!?キィ……ギ…ィ…ーーー

 

バジャックひゴッドゼノンとテオスゲーラの必殺技を喰らい、斧に体を縦に両断され、尻尾と融合した頭部のチェーンソーに横に切り裂かれバジャックは爆散…それと同時に雨が上がり夕焼け空をバックにゴッドゼノンとテオスゲーラが並び立つ…眩い太陽の光が彼らを包んだ

 

 

その頃夢の世界から帰還した裕太と六花も目が醒める

 

「ぅ……ここは…戻ってこれたの?」

 

「!目が覚めたんだな裕太!宝多!」

 

「…………」

 

裕太は目を覚ますと絢にいることを確認し戻ってこれたのかとソファーから起き上がる…将は安心したかのように裕太に駆け寄る…六花も目を覚ましているが何か恐ろしいものでも見た後なのか手汗が凄まじかった

 

「大丈夫、六花?」

 

「…ひ!…うん大丈夫…」

 

「……そっか」

 

裕太が話しかけると六花は少し怯えた顔で震えるがすぐにいつもの六花の表情に戻る…裕太はそれを訝しみながらも六花の言葉を信じる…六花は二人に気づかれない様に懐を弄りある物を握る…ルーゴサイトのクリスタルだ

 

(…またこれを使ったら……私…あの夢みたいに…はっすやなみこ…ママも…皆を殺しちゃうのかな…そんなの…嫌だ)

 

六花はクリスタルを強く握ってあの地獄の様な光景を作り出さない事を誓う…そんな彼女の背中は小さく見えた

 

 

「…作戦失敗か…そろそろ大詰めにする必要があるのかも…しょうがない…アンチ達全員でケリをつけるか」

 

 

 

 




バジャックの能力ははギリシャの夢の神をモチーフにしました…バクゴンとかバクタリが出てきたのはおまけ…大したことはないです、ルーゴサイトの脅威…これから六花さんはどうなるのか…

言っておきますけど別に僕は裕太君と六花さんは嫌いじゃないからね!?むしろ大好きだよ!作者の発想がバカなだけだから!とあるが好きなだけだから!ネタとして出してるだけだから!…文才が欲しい

次回も期待して待っていてくださいね
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