歪んだ正義は正義のヒーローになれるのか   作:暗愚魯鈍

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今回はバトル描写が少なめ…Aパートは大体減ってしまう、Bパートから本気だからね、仕方ない

現実でもいろいろありますがこれからも頑張って投稿しますよ


第三十五話 開・幕グリッドナイト

ツツジ台の路地裏、そこに彼女らは屯していた…

 

「さて、アレクシスに見捨てられて一週間は経過した…食料などはこっそり盗んだりコンビニの廃棄弁当を食べればいいが…」

 

「……家…」

 

「…路地裏でも構わんだろう」

 

その少女達はUキラーザウルス、ジエンドラ、デストロイア…アレクシスに見捨てられた少女達が路地裏で今後について話していた…食は不便ない(衛生面では大問題だが)が住が問題だった…雨が降ったら何処かで雨宿りをせねばならない、夜寝る時風に当たって寒い、衣は怪獣達の鱗や身体が服になる為汚れなどの問題はあまりない

 

「まあ……他人なら奪うのも後が面倒だ…プレパブ小屋さえあればいいものを…」

 

「……これからの目標はそれ?」

 

「だが我らには金などない…」

 

Uキラーザウルスがこれからの目標を告げ、ジエンドラとデストロイアがそれに頷く…がどうやって住処を手に入れるか悩む…放置された建物などないし、プレパブ小屋もない…アカネが無駄のない様にツツジ台を作ったのが仇となった…そこでジエンドラが軽く手を叩く

 

「……私に当てがある」

 

「「?」」

 

 

日曜日、まだ朝の八時…将はゆっくりと朝ご飯の用意をしていた、テーブルには眠たそうなイリスと机を眺めているキングギドラ…今日はご飯と何にしようかと悩んでいるとピンポーンと呼び鈴が鳴った、将は食事の用意をやめて玄関へ向かう

 

「はいはい!どちら様ですか?」

 

「……ご飯」

 

「「お邪魔します」」

 

「」

 

玄関を開けると敵(Uキラーザウルス、デストロイア、ジエンドラ)が現れた、将は逃げようとした、だが三人に玄関から無断で入られ回り込まれた

 

「「「はぐ…もぐ……ぱく…むしゃ…」」」

 

「……これ不味いんじゃない?」

 

「……だよな」

 

結局家に上がってきた敵がそのまま同じ食卓で飯を食うという異常事態にイリスが耳打ちする…ギドラは三人を時折食事から目を離し観察しているが特に動く気配はない…イリスもジト目で三人を見て食事を食べていた…将は食事を食べる所ではない

 

「……裕太達の事を強く言えないな」

 

「うぐ…」

 

裕太と六花が以前マリスを匿っていた事を将達が説教したことがあったが自分も似た様な事をしている為ギドラは怒れないなとボソッと呟き将が項垂れる…それにしても…だ、ジエンドラは最初の事は箸がうまく使えなかったが今では使える様になっているし、他の二人も器用に使っている…

 

「……ジロジロ見るなロリコン」

 

「それが飯をたかってきた奴が言うセリフか!?」

 

「よせ、私達でもそこにいる金髪の男の手にかかればあっという間に良い子には見せれない展開になる…」

 

「私がロリコンとでも言うつもりか貴様ら」

 

デストロイアが自分達を観察する将にこっちを見るなロリコンと蔑んだ目で見ると将が飯を出したのにその扱いかと苛立つ、だがそれを止める様にUキラーザウルスがギドラを見てボソボソと言いギドラが切れる、机に亀裂が入る

 

「………」

 

「貴方は黙々と食べてるからいいわ」

 

「?」

 

ジエンドラは黙って飯を食べる、煩くない分まだマシである、数分経ってジエンドラ達が飯を食べ終わったのを見計らって将が話しかける

 

「で、敵さんが何の用だよ」

 

「…この辺に空いてる家とかはないか?」

 

「「「……はい?」」」

 

将が何をしにきたと話しかけるとデストロイアが空いている家はないかと尋ね将達は首を傾げる

 

「私達見捨てられる、路地裏で生活、屋根のある寝床に住みたい、イマココ、理解したか?」

 

「いや何故俺に聞く…ハロワなり住宅探す所行けよ…」

 

「いやこいつらは小さいから無理でしょ」

 

「お前が言うかちびっ娘」

 

Uキラーザウルスがザッと自分達の生活状況を説明すると将は自分に聞くなと突っ込み、イリスが小さいから誰にも聞けないと言うが小さいのはイリスも同じであるとギドラが突っ込む…するとUキラーザウルスが口を開く

 

「だがお前らなら教えてくれるか泊めてくれるとジエンドラが…」

 

「たった一度飯を奢ったぐらいで調子に乗るな」

 

「今さっきも奢ったけどね…説得力ゼロよ」

 

Uキラーザウルスがジエンドラがお前ならなんとかするかもと言ったと言うと将が反論するが飯を奢っているため説得力がゼロである

 

「………駄目?」

 

「可愛い顔しても駄目です」

 

「……お兄ちゃん」

 

「にぃにぃ」

 

「…テメェら巫山戯てんのか」

 

ジエンドラが無表情で首を傾げ愛想(本人に自覚はないが)良く将を見つめるが将は首を振る、敵に寝床を与える程お人好しではない…と思いたい将、Uキラーザウルスとデストロイアも面白半分でお兄ちゃん、にぃにぃと呼ぶが将は青筋を立てる、ロリコンだと思ってるだろこいつらとUキラーザウルス達を睨む

 

「……まあいい、邪魔したな」

 

「まともな飯が食べれたからよしとしよう…」

 

「……ん」

 

Uキラーザウルスが一応お礼を言って頭を下げるとデストロイアも嫌々頭を下げ、ジエンドラは軽く頭を下げて家から出て行く…嵐の様な三人に将が暫し呆然とした後、食器を片付け始める…

 

「…しかし、最初は食べ方もなってなかったのに、あいつらは橋とか使えてたな…学習してんのか…なら戦いの面でも学習しているはず…厄介だな」

 

箸が使える…別に普通の事だが怪獣なら話は別だ…かなり知能が高い、なら前回の戦いからギャラクトロン達の弱点や動き方を頭に入れている可能性がある…そう将は皿を拭きながら考え、今日の事は誰にも話さないでおこうと将は思った…Uキラーザウルス達が将の家にやってきて自分がそれを入れた事を、だが

 

 

「………」

 

六花は一人でハンバーガー店に入ってハンバーガーを食べながらルーゴサイトのクリスタルを見つめる、あの夢の世界でルーゴサイトがはっすやなみこを殺していたのを見て六花はあれを自分が引き起こしてしまうのではないかと恐れていた…当然誰にも言えない、言える筈がない…心配させたくないのもあるが…

 

「…皆に話したら失望させちゃうもんね…」

 

皆に呆れられる方が怖い、六花はそう思っていた…だから誰にも相談できない…そんな六花の席の隣に誰かがプレートを置いて隣の席に座った

 

「やあ、久しぶりです六花」

 

「……マリス?」

 

隣の席に座ったのは青髪のポニーテールの少女 マリス、アノシラスと同じ人間の姿をした怪獣だ、彼女は六花の隣の席に座ってハンバーガーの包み紙を手で開く、チーズハンバーガーの様だ、それを咀嚼しながら六花の方を向き話しかける

 

「人間の作る料理は美味しいものです、そうは思いませんか六花」

 

「え……あ…うん、そうだね」

 

「元気がありませんね六花、何かあった様ですが…それを裕太達に伝えていない、そう取れます」

 

「……マリス、頭良くなったね…性格とかも…」

 

前とは違う雰囲気の話し方をするマリスに六花がそう言うとマリスは心外だと言わんばかりに顔を顰める

 

「私は常に学習します、それに質問の話題を逸らさないで貰いたい…悩み事なら聞きますよ」

 

「……何でもないよ…」

 

「……………」

 

マリスは悩みなら聞くと言うが六花は何でもないと俯いていい、マリスはこれ以上は話さないだろうと理解しそのまま黙々とハンバーガーを食べる二人…マリスは食べ終えたのか席から立つ

 

「ではまた会いましょう、何かあればすぐに駆けつけます…と言っても私は怪獣、手伝える事などたかが知れますが」

 

マリスはそう言ってプレートを持ってその場から去る…六花はそれを見届けてハンバーガーを貪る…六花の心の悩みは消えない

 

 

「……今日は六花どっか行って暇だな…内海も来ないし…」

 

『偶にはいいんじゃないか?』

 

裕太はジャンクと向き合ってグリッドマンと会話をしていた、六花も何処かへ行き将は家にいる為絢には裕太と新世紀中学生達しかいない、ママさんは買い物へ行った

 

「ああ…暇だ、リッカニウムを取りたい」

 

「おいあそこに変態がいるぞ警察呼べ」

 

「いやもう無理でしょ、彼は紳士だよ、変態紳士」

 

「………裕太…」

 

「…ね、ネコニウムなら分かるぞ」

 

段々変態ぽくなっている裕太、それを見て涙ぐむ保護者(マックス)に携帯に手をかけるボラー、諦めるヴィット、同じ存在のキャリバー……そんな微妙な空気の中店に誰かが入って来た…黒髪赤目の少女だ

 

「あの……」

 

「…あ…お客さんですか?何をお探しで?」

 

「いえ……人を探しているのですが…」

 

「あ?人?交番行きゃあいいじゃん」

 

少女がヴィットに話しかけるとヴィットが店番としてしっかりと営業スマイルで少女の問いに答えようとする、が…少女が言った人探しという言葉にボラーがここではなく交番に行って聞けと突っ込んでしまう

 

「いえ…ここに出入りしていると聞いて…」

 

「ママさんか六花の事か?」

 

「いえ……男の人です」

 

「お、俺達か裕太達だな」

 

この店…絢に出入りしている人物と言うとマックスがママさんか六花かと聞くが少女は首を振る、キャリバーがなら俺達か裕太だなと呟くとまたしても少女は首を振る

 

「私が探してるのは……眼鏡の男の人です…」

 

「「内海(君)かよ!?」」

 

少女は眼鏡の男…将を探していると教えるとガクリとボラーとヴィットが倒れる、将と言う選択肢はなかったのかと言いたい所だが裕太は立ち上がって少女に質問する

 

「えっと…内海とどんな関係?」

 

「以前助けて貰って……お礼を言いに来たのですが……」

 

「まぁたあいつは……仕方ねえな、俺達が呼び出してやるよ」

 

「いえ!結構です、また来ますから…」

 

この少女は以前将に助けて貰ったからそのお礼を言いに来たそうだ、ボラーが携帯を取り出して将に電話しようとするが少女はしなくて良いと頭を下げると店から出て行こうとする

 

「待ってくれ!君の名前だけ教えてくれ、将に教えるのに必要だからな」

 

「……橘 美弥と申します」

 

マックスが名前を尋ねるとその少女は橘 美弥と簡素に言うと絢から出て行く…不思議ちゃん系かなとヴィットがぼやく中グリッドマンが腕を顔に当てて思考する

 

『……彼女…怪しいな…それに……』

 

グリッドマンの囁きは誰も聞いていなかった

 

 

「体調はどうですか伏井出先生」

 

「……あぁだいぶ良くなったよ…ありがとう」

 

「いえいえ、先生は文化祭とかにも来てもらいましたし、私先生のファンですから」

 

「……すまないね…なみこ君」

 

その少女はトレイに乗せたご飯をケイを寝かせているベットの近くの机に置くとケイが感謝する、少女は照れ臭そうに笑う…その少女の名前は六花の親友であるなみこだった

 

「いやぁ大人気作家が行き倒れになってるなんて…事実は小説よりも奇なり!て奴ですね」

 

「…そうだね…助かったよ本当に」

 

「だからお礼なんて言わないでくださいよ〜」

 

なみこが面白げにケイとの出会いを言うとケイは笑いかける、なみこは立ち上がってケイが寝ている部屋の扉を開けて立ち去っていく…それを見届けたケイは布団の中からカプセルを取り出す

 

「…ゴジラカプセル、ゴジラ・アースカプセル…故障か…使えるのはスカルゴモラ程度…召喚用ならスペースゴジラ…」

 

「…全く…誤算だな……これではベリアル様の意思を告げないではないか……」

 

ケイは自分の変身道具であるライザーの次に大事なカプセルを確認するとゴジラカプセルとゴジラ・アースカプセルが故障して使えないことに気づき、どうしようかと悩んでいた。生き延びた事は素直に嬉しいが戦力がないに等しい今、自分が窮地に立たされたのは変わらない

 

「…こんな時、ジードならどうするのだろうな…あのベリアル様を倒した…模造品…いや本物のウルトラマンならどう戦うのだ?」

 

思い出すは自分が生み出した自分の主人の遺伝子を持つクローン、自分の主人を倒した本物、模造品からヒーローになった者、彼ならどう戦うのだろう、あの少年はどう切り抜けるのだろう、自分とリクの違いは何だ?

 

「……ふ、空っぽの私には理解できないか…それよりも…なみこ君はあの報告管理システムと声が似ている気がするのだが…まあいい、暫くはここから動けないのだから…」

 

自分は何も無い空虚だと自嘲すると、ふっとなみことレムの声が似ていると思うケイ…暫く経ってなみこが再び入って来た…

 

 

「……精神攻撃もダメ…全く…七面倒臭いなぁ…だからこそ面白いんだけどね」

 

「……次はどうする?」

 

「そろそろ我等も本腰を入れ…いや最初から入れているな…」

 

「そうだ!グリッドマンの住処を破壊すればいいんだよ!てベノラは自己報告!」

 

アカネは暗い部屋の中で思考する、明かりは薄暗く発光するパソコンのみ…アカネはパソコンに向き合ってアンチ達から背を向けている…アンチとギラレスは次の指示を待ち、ベノラは絢を破壊してグリッドマンごと裕太達を殺そうと叫ぶ

 

「そんなのつまらないよ!勝負は正々堂々と…あ、でもグリッドマンとギャラクトロンは合体するか…アレはずるい……待てよ、そうだ発想を変えてみよう…」

 

「?何をしているアカネ?」

 

「…アンチはグリッドマンの仲間の力をコピーしてる、なら…アレも…あははは、なら今からベノラとギラレスのコードを書き換えれば…」

 

「「……え?まさか改造されるパターン?(て、ベノラはベノラは怪訝な目で主人を見る)」」

 

アカネはベノラの提案を否定し正々堂々と戦うと豪語する…のだがグリッドマンは仲間と合体してるしその時点で正々堂々じゃないな〜と呟く、よく考えればこちらの方が戦力が少ない、がアカネが何かいい発想を思い浮かべたのかニヤニヤと笑いながらベノラとギラレスを一瞥し二人は何か嫌な雰囲気を感じ取る

 

その後アカネの家に二人の怪獣の悲鳴が響き渡った

 

 

「……そろそろボス復活のエネルギーが溜まるね…」

 

「…………そう」

 

「いやぁ君に貸してもらった怪獣具現化能力は最高だよ、それにあのゴジラ・アースの世界も素晴らしかった!作り物とは思えない!まあ本家には及ばなかったようだが」

 

暗黒の空間に胎動する赤い繭、中には人影が見える…だがボヤけて見えない、その繭の近くにアレクシスと誰かが立っていた、アレクシスはその謎の人影と機嫌良さげに、鼻歌を歌うような気持ちで彼女と話していた

 

「これでグリッドマンやヤプールなど恐るるに足りない、光の巨人ですら勝てなかった闇の巨人なのだから…まあゾフィーに敗れ去ったが…まあ僕達二人とボスなら勝てるさ」

 

「………そうね」

 

「いやぁ楽しみだなぁ〜ボスの情動がまた見れるなんて!」

 

アレクシスは自分のボスの実力を信じ切っている、勝てる負けるのレベルでは無い、ウルトラマンですら子供扱いした事がある実力者だ、あのゾフィーとの互角の戦闘力を誇るのだ。アレクシスは自分のボスがかつて見せたあの悪意に満ちた情動を思い出して笑みを浮かべる…彼女も笑う、自分の愛しい人の復活を確信して

 

彼等は笑う、全ては自分達の計画通り、戦えば戦う程ボスの復活は近く、ヒーローや悪役など関係ない、ボスにかかれば藁の如く吹き飛ばされ蟻のように踏み潰される…運命は既に決まった、破滅の未来へと、彼等は歩み続ける、闇の巨人が齎す破壊の世界を求めて

 

 

「……ただいま」

 

「あ〜お帰り六花!友達と遊んでたの〜?彼氏ほったらかしにして〜?」

 

「煩いな…偶にはいいじゃん…ママは恋愛に口挟まないで」

 

「……たく、恋愛の事なら大人に任せなさい、こう見えてもお母さん凄いのよ?お兄ちゃんの友達の直人さんとゆかさんをくっつけたのは私なんだぞ」

 

六花が元気のない声で絢に帰って来た、ママさんは娘とは正反対のテンション高めで話しかけるがスルーされママさんは恋愛(裕太の事で)で悩みがあるのかと思い自分の兄の夫婦を結婚させたのは私の力なんだぞと威張るが六花は無視して自分の部屋に行ってしまう

 

「……ママさんドンマイです」

 

「いや君達いつまでいるの?」

 

「閉店ギリギリまでです」

 

「君達全員暇人か」

 

マックスがママさんを励ますがママさんはいつまで店にいる気だと突っ込むが、ヴィットはキリッとこの店が閉まるまでと告げ暇人と決めつけれた、ヴィットの所為で俺達まで暇人扱いじゃねえかとボラーは怒りかけるが実際暇人である

 

「そ、そろそろ帰った方がいいのか…ママさんも迷惑そうだし」

 

「いや別に迷惑じゃないんだけど…仕事してないのかなぁ〜て、前に働くとか言ってなかった?」

 

「「「面接落ちた」」」

 

「面倒い」

 

「…………ごめん」

 

キャリバーが帰ろうと提案するとママさんは別に迷惑ではないと告げる、そして働いているのかというと全員が顔を背ける、ママさんは何故か謝った

 

「…まあそろそろ我々も帰ると…」

 

マックスがそろそろ帰るかと腰を上げたところで…爆音が鳴り響き地面が振動する、ママさんが持っていたトレイが床に落ちる、遠くで咆哮が聞こえる

 

「何の騒ぎ!」

 

「…で、出たようだな」

 

「またあのパクリ野郎とその一同だ!」

 

「しつこいねぇ」

 

六花が自分の部屋から慌てて出てくる、キャリバーは店の外へ出てアンチ達を視覚するとボラーとヴィットがメンドくさそうに呟く…何回も戦っている相手故何度も相手をするのは飽き飽きする反面、自分達の手札をよく知っている為戦うのはメンドくさい…それがアンチ達だ

 

「今裕太と将にも確認した、彼等も時期向かってくる…ママさんは奥に隠れていてください!」

 

「え〜!?逃げないの!?…まあマックスちゃんが言うなら仕方ないけどね」

 

マックスが時期に裕太と将も来ると叫ぶとママさんに逃げる様指示しママさんはそのまま奥の部屋に行く…それを見届けた六花はジャイロにキングオブモンスのクリスタルをセットする

 

【キングオブモンス!】

 

ーーーグルルオオオォォォ!ヴェエエェェッ!ーーー

 

キングオブモンスが地響きを立ててアンチ達の目の前に現れ、アンチ達がキングオブモンスの方を向く

 

「来たなキングオブモンスよ!さああの時の聖戦の続きと行こう!」

 

「来たねキングオブモンスさん!…あ、口調忘れてた」

 

「……グリッドマンとギャラクトロンはまだか?」

 

ギラレス、ベノラ、アンチの順で話していく怪獣達、余裕そうな、されど油断はしないと言わんばかりに闘気に満ち溢れている、キングオブモンスも威嚇とばかりに咆哮をあげる、それと同時にグリッドマンとギャラクトロン、キングギドラ、イリスが現れる

 

『ごめん六花!遅くなった!』

 

【…三十秒の誤差だ】

 

(将が家に出た途端に出されたから案外早かったと思うんだけど?)

 

《さっさと始めるぞ》

 

グリッドマン(裕太)、ギャラクトロン、イリス、キングギドラ達がアンチ達と向き合う、6対3の戦いでグリッドマン達が有利だと思われたが…

 

「「我等もいるぞ!」」

 

「…グリッドマン!キングオブモンス!」

 

「な…お前達は!?」

 

それを覆すかの様にアンチ達とグリッドマン達が向き合う中心部にUキラーザウルスとデストロイア、ジエンドラが出現する、ジエンドラは憎々しげな形相でグリッドマンとキングオブモンスを睨む

 

「我等もただ指を咥えて見ている事など出来ぬからな…アレクシスは関係ないが以前の続きをここでやろうではないか!」

 

「ベノラ、再び合間見えたぞ…グリッドマン達共々消し炭にしてやる」

 

「憎い、憎い!バガンの仇!」

 

「く……敵の数は…我々と同じか」

 

Uキラーザウルス達は別にアンチ達の味方ではないがグリッドマンの味方でもない、両方の敵だ、つまり乱戦になるという事…グリッドマン達は更に気を引き締めるがアンチ達は微動だもせずベノラとギラレスがアンチの後ろへ移動する

 

「?何をする気だ?」

 

「ふ……さて、行くぞアンチ!」

 

「了解だ」

 

Uキラーザウルスが訝しんでいるとギラレスはふとアンチに笑いかけアンチが頷くとアンチの身体が紫色に発光する…その光が消えアンチがいた場所に立っていたのは…紫のグリッドマンだった

 

「わ、私だと!?」

 

「ふふふ、驚いてる様だね〜、これがアンチの新形態、今までグリッドマンの玩具をコピーし続けて遂にグリッドマンまでコピーした、ヒーロー物のお約束、偽物だよ…名付けるならグリッドナイト」

 

グリッドナイトが驚いていると遠くでドローンからその映像を確認していたアカネが笑う、そのアンチの新しい姿の名前はグリッドナイト、グリッドマンをコピーした姿であり偽物、されど偽物とはいえ本物に似た力を持つ…更にアンチがギラレスの頭部を掴みベノラがグリッドナイトに引っ付くとベノラ達も姿形を変えギラレスは真紅の刀へと、ベノラはグリッドナイトを覆う戦国時代の武将のような甲冑へと変貌する

 

『ギラレスキャリバー!』

 

『ベノラアーマー!』

 

『あれは…キャリバーさんとかと同じ能力?!』

 

裕太は理解する、あの刀と鎧はマックス達アシストウェポンと同じ力だと、これがアンチ…いなグリッドナイトの鎧ベノラアーマーとギラレスキャリバー、グリッドナイトは手に取ったギラレスキャリバーの赤い刀身を見つめるとシュバとその場から消えグリッドマンの正面に現れる、高速移動とグリッドマンが考えたと所でグリッドナイトが剣を振るいグリッドマンを切り裂いた

 

「『ぐおお!?』」

 

『裕太!?グリッドマン!?』

 

グリッドマンが吹き飛ばされ六花が叫ぶ、グリッドナイトはギラレスキャリバーを掲げてギラレスキャリバーから赤い電撃がキングオブモンスに襲いかかる

 

ーーーグルルオオオォォォ!ヴェエエェェッ!ーーー

 

ボーンシールドを展開して赤い電撃を防ぐキングオブモンス、だがグリッドナイトは高速移動でキングオブモンスの側面に現れ剣を振り下ろす、キングオブモンスはアームパワーでその刀を白刃取りし口からクレメイトビームを放ちグリッドナイトを吹き飛ばす

 

「ふん!」

 

『硬い装甲…!』

 

ベノラアーマーによりクレメイトビームが全て防がれてしまう、鋭い刃に頑強な鎧、完璧な攻撃力と防御力更にスピードまで兼ね備えたグリッドナイト、本物であるグリッドマンに対し偽物であるグリッドナイト…だがどちらが強いかと聞かれればグリッドナイトに軍配があがる…

 

「あの野郎…偽物に癖に…」

 

「偽物が本物より強くないなど誰が決めた?俺の方がグリッドマンより強くなった、それだけだ、それで俺が偽物である事は変わらないしグリッドマンが本物である事は変わらない、だが俺の方が強い、それが変えようのない真実だ」

 

ボラーが偽物が本物(グリッドマン)を圧倒するなんて…とボヤくがグリッドナイトはそれがどうした?と言わんばかりにジエンドラが放った熱線と冷凍光線、Uキラーザウルスのミサイル群、デストロイアのオキシジェン・デストロイヤー・レイをグリッドナイトはギラレスキャリバーを盾にして攻撃を防ぐ、盾にヒビが入るが即座に再生していく

 

「…今日が最後だ、貴様らを倒してアカネの平穏な日常を取り戻す」

 

『……こうなったら……でも……』

 

グリッドナイトが盾をギラレスキャリバーに戻して剣をグリッドマンの方に向けそう告げると六花がルーゴサイトのクリスタルを手に取る…これを使えばグリッドナイトを倒せるかもしれない…だが…あの夢の様に……六花はルーゴサイトのクリスタルを握ったままどうすればいいか悩んだ

 

 

 




グリッドナイトは忍者または侍、ベノラアーマーは茶色い戦国時代の武将がつけてそうな甲冑だと思ってください、まだグリッドナイトは偽物です、本物になるにはまだ早いのです…まあキャリバーさんとの接点もこの小説だと皆無だったからね、仕方ないね

さあ次回は復活の聖剣みたいな展開、期待していてくださいね

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