歪んだ正義は正義のヒーローになれるのか   作:暗愚魯鈍

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遅くなってすみません……なんか戦闘描写が面白みに欠けるな……無理矢理感もあるし…やっぱり設定に無理があったか…やっぱりヤプールさん最強にすると違和感が出るな…今度小説を書くときはもう少し自重しなければ…

お気に入りが最近また増えたので嬉しいです、お気に入り登録してくれた人には感謝してます…今回で減らないといいなぁ…さて今回は上記の通り無理矢理感がありますが…楽しんで貰えたら嬉しいです。


第四十四話 結・合イーリスドラ

ヤプールはイリスとギドラの足元に炎を発生させるフャイヤートラップを展開しイリスとギドラを焼き滅ぼそうとする、だがイリスは触手を広げギドラは両翼を広げ空へと飛翔して逃げる、そんな二体を見て逃げた際の空間をサイコインパクトで空間を歪め爆発させ二体は苦痛の声をあげて地面に墜落する

 

ーーークウゥ…クウウウゥゥゥゥ!ーーー

 

ーーーギャオ…ギャアオオオオォォォ!ーーー

 

二体は地面から立ち上がるとギドラは翼から放つ反重力光線を放ち、イリスは冷凍液や悪魔の虹を放ちヤプールは右手を振り上げ反重力光線に触れ破裂音が響くと反重力光線は霧散し、冷凍液はジャンプで回避、悪魔の虹は炎の壁を作り出し悪魔の虹を防ぐ

 

「ふ…生温い攻撃だな…欠伸が出そうだ」

 

《ぐ……舐めているようだな》

 

「舐めてなどいない、実際油断もしていないし貴様らの実力は軽んじていない、だが貴様らでは私に絶対に勝てない」

 

(それはどうかしらね!)

 

ヤプールが片手をひらひらさせ余裕アピールをするとギドラが忌々しそうに睨むがヤプールは舐めてはいない、油断していない、だが負けることはないと傲慢に言うでもなくそれが揺るぎない答えの様に告げる、だがイリスはそんな事はないと四本のテンタクランサーを向けコロナビームや悪魔の虹、シャドウミスト、硫酸ミストを噴射しヤプールを攻撃する、ヤプールの光線無効は光線系や火炎系は無効化出来ても硫酸ミスト等の毒や闇は消せないだろうと考えての事だがヤプールは目を瞑りスゥ…と息を吸う…そして

 

「ハァァァァァァァァァァァァ!」

 

息を吐き出した瞬間に訪れた大爆音、そしてヤプールのその気迫だけで四つの即死級攻撃がその気迫で起こった衝撃波により消滅していく…それを見て唖然としかけたイリスだがゼットンのテレポートでヤプールの背後に出現しオーバーブースト・ウルティメイトを放とうとするイリス、だがヤプールはそれを読みきっており右腕から正拳突きを放ちイリスを吹き飛ばしビルに激突させビルを大破しつつイリスをビルの残骸に埋もれさせる

 

(がはぁ……!!?)

 

「無駄だ、お前では俺には届かぬ。工夫次第でどうにかなるレベルを超えているからな」

 

(か……くそ…化け物…め…)

 

イリスがビルの残骸に埋もれながら呻き声を漏らしヤプールがイリスがどれだけ知略を凝らそうが小手先の技を揃えても勝てる事はないと断言する、お前(イリス)では自分を倒せないと断言しイリスが化け物と称する、ヤプールはそのまま気絶させようと右腕を振るいそこから紫色の斬撃…空間を切断する斬撃波が放たれイリスに向かうがイリスの姿が一瞬で消える…これはイリスのテレポートではなく…

 

《……全く、世話がやける奴だ…》

 

(……ありがと、ギドラ)

 

「ほう?誘導テレポートか…味な真似を…」

 

ギドラが溜息を吐くかのように言葉を吐き出しイリスが感謝を言いヤプールが面白そうに手を顔に当てて笑う、誘導テレポートでイリスの身体を無理やり移動させ攻撃を避けさせたのだ、荒技だがこれでイリスは難を逃れた

 

「だが逃げるだけでは勝てんぞ?」

 

《ほざけ、絶対にその余裕面崩してやる》

 

ヤプールは逃げていては勝てないぞと告げ、ギドラがうるせぇとばかりにヤプールに言葉を言い捨てる、ヤプールはサイコインパクトをギドラに放とうとするがギドラは空間湾曲を使い空間を歪めサイコインパクトの歪みをずらす

 

「ぬ…こうして防がれるとは…」

 

《これくらい虚空の王の力なら余裕だ》

 

「いやはや…空間を操る敵なら無効化出来るか…為になった、後に対策を考えておくとしよう」

 

(次があれば……ね!)

 

ヤプールが意外そうな顔を着て驚きギドラがこれくらい当然だと挑発する、ヤプールは心の底から感心したように頷き次からは気をつけようと考えるがイリスが次があったらの話だと冷凍液やバーナーをヤプールに向かって噴射する、ヤプールはそれを右腕から放つ念動力で動きを止めその隙に避けてしまう

 

「無駄無駄!私にその程度の遅い攻撃は通じない!」

 

(ッ!……速い!)

 

ヤプールはそれをジャンプして避ける、少し体をズラすだけで避ける、これは身体能力の強化もあるがジエンドラの様な時間を加速させるだの、イリスのテレポートの様な小細工ではなくアンチ同様単純に動きが速いのだ、更にヤプールは紫色の斬撃波を飛ばしイリスは腹部のジーン・スナッチャーを開けそこからファイブキングの胸部からの光弾を連射させ斬撃波に何度も当てることで漸く相殺させる、何発かヤプールに光弾が向かったが右手に触れただけで光弾は消滅する

 

(……遠距離戦は光線系を無効化されて不利…なら接近戦で決める!)

 

イリスは遠距離がダメなら近距離で決めてやろうと両腕をレイキュバスとガンQの腕に変え、右腕から火炎と冷気の光線を放ち、ガンQの左腕から紫のビームを放つ、ヤプールはそれを右手でビームを打ち消したり、火炎と冷気は斬撃波で消滅させる、その隙にテレポートでイリスがヤプールの背後に現れレイキュバスの鋏で斬り裂こうとする

 

「甘い!」

 

ーーークウウウゥゥゥゥ!?ーーー

 

鋏を左手で掴んだヤプールは右腕でエルボーを繰り出しイリスを吹き飛ばす、ビルに激突したイリスにヤプールは右手で頭を掴み地面に叩きつける、イリスが悲痛な声を上げると共にヤプールはイリスを片手だけで持ち上げギドラに投げつける、ギドラはそれを翼を広げ重力操作しイリスを空中で静止させる

 

《無事か?》

 

(ええ…まさか顔面を地面に叩きつけるとは思ってもみなかったけど)

 

「男女平等主義なのでな、女でも男でも取り憑いて利用し賞賛するタイプだ」

 

(《知らねえよ》)

 

ギドラが左首をイリスに近づけ安否を確認する為声をかける、イリスは立ち上がって無事だと教えヤプールが顔面を地面に叩きつけるとは思ってもみなかったと呟く、ヤプールはニヤと笑って男女平等主義と自慢げに話し二体は知るかとギドラは尻尾でビルを破壊しそれを斥力で勢いよく吹き飛ばす、イリスは結晶体を構築しそれを十数本ヤプールに向けて飛ばす、斥力で強化されたビルの残骸はヤプールは念動力で地面に無理やり起動を変更させて叩き落とし結晶体はヤプールがパンチを当てて結晶体を破壊する、が何本か地面に結晶体が刺さる

 

(……確か右手で能力を無効化してた…なら右手以外に光線を当てれば……!)

 

イリスが右手に光線系を当てれば無効化していたことから右手以外なら無効化出来ないのだと考え、イリスは右手以外に当てようとコロナービームを口から放射し、テンタクランサーから悪魔の虹や冷凍液、シャドウミスト、硫酸ミストと言った光線系ではない攻撃を放ち無効化されない様にし、ヤプールが右手でコロナービームを無効化すると同時に四つの攻撃がヤプールに直撃する

 

「むううう!?」

 

《今が好機…!》

 

ヤプールがシャドウミストに全身の皮膚を焼け焦がされたかのような痛みに襲われ、冷凍液で身体を凍結され悪魔の虹で全身を焼き尽くされ、硫酸ミストで身体が溶かされるような感覚に陥る、それを見たギドラは好機と判断し目から反重力光線 デストロイド・サンダーを三対の眼から放ち、三つの口からデストロイド・カイザーを放射し翼から反重力光線を放ちヤプールを確実に殺す為に光線群が迫っていく…だが

 

「……残念だったな」

 

《な!?光線が……消えた!?》

 

ヤプールの身体に光線が当たると…右手で触れた時同様消えてしまったのだ、決して右手に当たらないようにゲマトリア演算で計算し尽くし最優の光線経路に放ったにも関わらず…ヤプールの身体に当たった瞬間に反重力光線もデストロイド・カイザーもデストロイド・サンダーも霧散してしまった…ギドラとイリスはそれを見て唖然としたが…すぐに冷静さを取り戻し何故無効化されたのか推測し…最悪の答えにたどり着く

 

《…まさか……お前の身体は……光線すら無効化するのか?右手だけなどそんな小さい範囲ではなく…身体全体が光線を無効化するのか?》

 

「その通り、私の身体はありとあらゆる光線を無効化する…と言っても私も遠距離攻撃…光線や念動力を封じる必要があるが…スイッチを切り替え光線無効化を解除し念動力を使い、念動力を使用不可にして光線無効化を発動する…と言った戦法を私は好んでいる」

 

(…全身無効化なんて……どう対策すればいいのよ…)

 

ギドラがその最悪の答えをヤプールに向けて言うとヤプールは笑って肯定し、自分の光線無効化能力は全身に発動されておりどんな光線でもヤプールには届かないと断言し、自分の遠距離攻撃も使えないが自由に切り替えることによって補っていると教える、イリスは全身に光線が効かないと知ると思わず後ろへ後退してしまう…光線が効かないということはギドラと相性が悪すぎる、イリすは硫酸ミスト等の光線系でない飛び技を持っている為光線無効化能力関係なしに攻撃できるがギドラの攻撃は殆どが光線系である…つまりヤプールとは相性が悪すぎるのだ

 

「さて……ミヤはまだ逃げていないな…さっさと片付けて逃げられないうちに……殺してしまうか」

 

(…だから、殺させないで言ってるでしょ!)

 

《……光線が効かないなら物理でいくまで》

 

「……あくまで邪魔をするか…やはりヒーローとは……面倒くさいが面白い」

 

ヤプールはサラリと早くイリスとギドラを倒してミヤを逃げる前に殺さなければ…とチラリと将と裕太、六花の近くに美弥がいることを確認しつつ発言しイリスが絶対に殺させないと叫びギドラも物理攻撃で仕留めるとヤプールを睨みつける、ヤプールは邪魔をするというのに面白げに、されど何処か苛立っているかの様な表情になり二体の事をヒーローと称し右手から光線を放つ、二体は光線を避け空へと飛翔し空からオーバーブースト・プラズマや重力弾を放つ、ヤプールはそれを右手から発現した念動力の波で相殺してしまう

 

「残念だが私には弱者をいたぶる趣味はない、ここらで終わりとさせてもらおうか」

 

ーーークウウウゥゥゥゥ!?ーーー

 

ーーーギャアオオオオォォォ!?ーーー

 

ヤプールが左手を二体へ向けると二体は見えない何かに身体を掴まれた感触を覚え、勢いよく地面に叩き落とされた、起き上がろうともがくが抜け出せない、見えない何かに押し潰されている二体を見たヤプールは右腕をゆっくりと下ろしていく…するとイリスとギドラの身体はより深く地面に埋まっていく

 

「ギドラ!?イリス!?」

 

「嘘……あの二人が…押されてる!?」

 

「…ね、ねえ私達も戦った方が良くない?」

 

将は仲間の名前を叫び、裕太は二体がやられている事に焦りを見せ、六花は自分達も戦ったほうがいいのではと考え始める…だが裕太と六花はその前にミヤの方を見て二人は頷きあうとミヤに話しかける

 

「……ねえ…貴方は何者なの?」

 

「……私は…実は…人間じゃなくて…異星人なの……」

 

「…それはヤプールの言葉を聞いてわかってる…でも何でヤプールは君を狙ってるの?」

 

六花が君は何者?とたずねるとミヤは異星人だと答え、裕太はそれはなんとなく…と言うよりヤプールの発言を聞けば理解できると頷く、そしてヤプールの目的はなんなのかと尋ねるとミヤは身体を震えさせながらも口を開きそれを答える

 

「や、ヤプールは…私の故郷を滅ぼして…人類の排除を狙っているの……そして私の創造能力を狙って…」

 

「創造能力?」

 

「……私の一族は望んだものを実体化させる能力がある…でもそれは他人を介さないとダメだから…それをヤプールは悪用しようと企んでるんだと思う」

 

「悪役がやりそうな事だね…あれ?」

 

ヤプールはミヤの故郷を滅ぼし、人類の滅亡を目論んでいると話すとヤプールの狙いはミヤの能力…創造能力を狙っていると話す、それは望んだものを実体化させる能力なのだが他者を介さないと発動できないらしい…故にミヤを自分の物にすべくヤプールはミヤを狙っているらしい…それを聞いた六花はヤプールに対する侮蔑の顔を露わにするが…すぐにその言葉の矛盾に気づく

 

「でもヤプールは貴方のことを殺すて…殺しちゃったら意味がないんじゃ…」

 

「!?…そ、それは私の意思はいらなくて何かの装置で死体から能力だけを発動させようとしてるのかも……」

 

「……確かに悪役ならそれくらいしそうだね…」

 

六花が殺したら能力が使えず無意味なのでは?と尋ねるとミヤはビクッと身体を震わせてしどろもどろになってあやふやな返事をしてしまう…もし将がイリスとギドラに意識を向けていなければ疑問に思ったかもしれない…だがこの二人は気づかなかった…それにミヤがホッとしているのも知らずに

 

「くそ……ギャラクトロンの修復が終わっていたら…!後もう少しだってのに…」

 

将が後少しでギャラクトロンが完全に回復するのにと歯軋りする、今から出してもいいが完全に回復してないのなら足手まといになりかねないし完全回復していても勝てるかどうかわからない…将はどうすれば勝てるのかと必死に模索するが…名案が浮かばない、ヤプールはその間にイリスとギドラを念動力で宙に浮かべそのまま地面に叩きつける

 

(がぁ!?)

 

《ぐぅ…!?》

 

「……さて…弱い者いじめはここまでにして…さっさと第1目標を果たそう」

 

イリスとギドラは地面に倒れこむとヤプールはそれを一瞥し、当初の目的であるミヤを殺害しようと歩み始める、その動きは遅いが…着実にミヤ達に迫り六花と裕太はジャイロとプライマルアクセプターで変身しようとするがヤプールが不自然に止まる、ヤプールが後ろを見る…そこにはフラつきながらも立ち上がったイリスとギドラがいた

 

「……まだ立ち上がるのか…」

 

《…ごふぅ…!当たり前だ…我等はこれくらいでは止まらぬ》

 

(私達は……あんたみたいなのに負けるわけにはいかない…)

 

二体はヤプールを睨みつけ絶対に負けないと告げ二体共ヤプールに向かって弱々しく歩みを始める、ヤプールはそれを見てどうしたものかと顎に手を当てる、ヤプールはイリスとギドラを殺したくない、それに彼等はヤプールの目的を誤解している、ヤプールは誤解を解きたいが自分の悪名の所為で信じてもらえないと思いギドラ達の意識を刈り取って早くミヤを殺さなければとまた紫色の斬撃波を放ち二体を吹き飛ばす

 

「お前ら!?」

 

将は二体を心配する声を上げる、それを聞いたイリスとギドラはまたしても立ち上がる、将の声に応えるために、イリスは自分に生きる意味を教えてくれた恩人に報いる為に、ギドラは過ちを犯した自分を更生させようとした恩人の為に、息の合わない二人だが…将の役に立ちたいという思いは一つだった、そこでイリスはギドラの方を向いて口を開けた

 

(……このままじゃああの化け物に勝てない)

 

《……だろうな》

 

(けど奥の手がある)

 

《なら使え》

 

(でもこれはギドラの力が必要…ぶっちゃけると貴方の力なんて…借りたくない)

 

《奇遇だな、私もお前に力を貸したくない》

 

二人は呼吸があっているのかあっていないのかわからないような会話を続ける、ヤプールに勝つ為にはギドラの力が必要だと言いながらも力を借りたくないと言うイリスに、自分も協力したくないと告げるギドラ

 

(私はあんたが好きじゃない、将を食べようとしたしいい年こいて妻を蘇らせようと必死こいてたのが気持ち悪い)

 

《…奇遇だな、私もお前が嫌いだ、愛した女に裏切られたくらいで発狂してヤンデレになったクソレズに言われたくない》

 

(……ロリコン、年下の怪獣の尻にひかれてるジジイに言われたくない、死ね)

 

《……クソレズババアが…くたばれ、コピーしかできない劣化カービィ》

 

(頭いい設定が生かされてない馬鹿は黙ってろ、首が三本あるくせに頭部は飾り?死ねば?)

 

《お前が死ね、馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿》

 

(はぁ?貴方が死んだら?ロリコンロリコンロリコン)

 

《(………殺す!)》

 

「「なんか喧嘩始めてる!?」」

 

イリスがギドラの事をあまり好きじゃないとこんな時に教えると、ギドラもお前が好きじゃないとお互いで罵しり合い、最終的には殺し合いに発展しそうなぐらいの形相で睨み合う、それを見た六花と裕太が「そんなことしてる場合!?」かとツッコミを入れる…そんな口喧嘩から殺し合いに発展しそうなその場の空気にヤプールが何をしているのかと首をひねっているとイリスとギドラがピタッと口を閉じ…お互いに言葉を放った

 

(……貴方は将を守りたい?教えてくれる?)

 

《……言わせるなそんな事、貴様こそどうだ?》

 

(……そうね、答えは一つ)

 

《……そうだな》

 

イリスとギドラは言葉を交わし、そして同時に答えた

 

(《絶対に将を、将の日常を守り抜く、例えどんな手を使ってでも》)

 

「……お前ら」

 

絶対に将を、彼の日常を守ってみせると息を揃えて発言した言葉に将が二体を唖然とした目で見ているとイリスが突然腹部の発光体を開けるジーン・スナッチャーを発動しギドラがイリスに向けて歩みを始める、その行為を知っているのかヤプールは初めて冷静さを崩す

 

「な!?貴様…正気か!?ジーン・スナッチャーだと!?取り込んだ相手と完全に融合し進化する技…貴様…ギドラを殺してでもこの私に勝とうと言うのか!?」

 

「「え!?」」

 

「な…!?おいギドラ!それにイリスも何やって…」

 

(安心して完全には取り込まないから…多分)

 

《……信用できんな…だが…これしか手がないのでな、信じてやる感謝しろ》

 

ヤプールがそれをしたら最後ギドラが取り込まれ二度と現れなくなると叫び裕太と六花が目を見開き将もそれを止めようとする、だがイリス達の決意は変わらずジーン・スナッチャーから途轍もない吸引力が発生しギドラは一瞬でイリスの腹部に消えていった…そして

 

ーーークウウウゥゥゥゥ……クウゥギィヤオオオォォォゥゥッ!ーーー

 

「……一体化したのか」

 

ヤプールはその生物を見てボソッと呟く、その生物はギドラの左右の首を肩から生やし四本のテンタクランサー同様小刻みに揺れ、イリスの黄色い単眼はギドラの目の様な二つの爬虫類の光る眼になっており、右はイリスのイエローアイ、左はギドラのレッドアイとオッドアイとなっておりイリスにない二又の鋭利な尻尾が生えている、そのイリスとギドラが融合した存在はイリスでもありギドラでもありどちらでもない…強いて言うなら…

 

ーーークウゥギィヤオオオォォォゥゥッ!ーーー

 

「…名前をつけるなら…超龍神イーリスドラ…か……く、ミヤを殺さねばならぬのに…」

 

イーリスドラは甲高い咆哮する、ヤプールはまだ邪魔をするのかと若干苛立ち始めまだミヤが逃げていない事を確認すると右手の鎌から光線を放ちイーリスドラを攻撃するがイーリスドラは左の首から赤みがかった黄金の光線デストロイド・オーバーブーストを放ちヤプールが放った紫の光線と激突し…ヤプールの光線を押し返した

 

「な!?」

 

ヤプールはバックジャンプでデストロイド・オーバーブーストを避ける、ヤプールはそのまま空中でサイコインパクトを発動しイーリスドラの周囲の空間を歪めるがイーリスドラは咆哮すると空間の湾曲が起こり歪みが再び元に戻っていく、ならばと左手で指を鳴らしファイヤートラップを発動しイーリスドラの地面から火柱が経つがイーリスドラはジーン・スナッチャーを開きそこから炎を吸収しその罠を無理やり突破する

 

「……イリスとギドラの力を単に足したのではなく何倍にもなっているか……」

 

ヤプールはイーリスドラの強さを推測し、更に力を調べる為にヤプールの周囲に光弾を作り出しイーリスドラに投げつける、イーリスドラはそれに対し左右の首から引力光線を放射し光弾を消滅させていく、イーリスドラは右の首に引力光線をループさせ剣状の光線にしてヤプールに斬りかかる、ヤプールはそれを右手の鎌をぶつけることにより相殺、更に鎌と剣をぶつけ合った状態でテレポートを行いヤプールはよろけ体勢を崩す、その隙にイーリスドラはテンタクランサーから超音波メスを四つ同時に放つ

 

「チィ!」

 

ーーークウゥギィヤオオオォォォゥゥッ!ーーー

 

ヤプールは光線無効化を使い超音波メスを無効化、イーリスドラはテンタクランサーからギドラの時よりも何倍も威力が上がっている反重力光線を放ちヤプールはそれを光線無効化で霧散させるが無効化と同時に出る反重力光線の霧散した粒子でヤプールの視界が一瞬だが塞がれる、その隙に斥力でイーリスドラを弾丸の様に飛び出しヤプールに接近し左首で噛み付こうとする、だがヤプールは左手で殴りつける、勢いよくヤプールに殴られイーリスドラは地面に勢いよく激突する

 

ーーークウゥギィヤオオオォォォゥゥッ!?クウゥギィヤォォゥゥッ!ーーー

 

イーリスドラは地面から起き上がると誘導テレポートでヤプールを自分の近くに出現させスピア・アブソーバでヤプールの肉を抉る、ヤプールの口から苦痛の声が漏れ更にテンタクランサーから光線無効化で無効化出来ない硫酸ミストやシャドウミスト、悪魔の虹、冷凍液を放ちヤプールを攻撃する

 

「く……!」

 

ヤプールは攻撃を喰らいダメージを喰らうがヤプールはイーリスドラの目にも追えぬスピードでイーリスドラに近づき頭部を殴りつける、ヤプールのエースキラーを指一本で完全に破壊できるほどのパワーがイーリスドラの頭部を襲う、イーリスドラは一瞬意識が飛びかけるがなんとか堪えスピア・アブソーバでヤプールの顔面を殴りつける、グフとヤプールの口から唾が飛び勢いよくビルにぶつかりビルが倒壊する

 

「……ふ、ミヤがこの場にいなければ純粋に戦いを楽しんでいたものを……まだいるな…」

 

ーーークウゥギィヤオオオォォォゥゥッ!ーーー

 

ヤプールはミヤがこの場にいなければ純粋に戦いを楽しめたのにと何処か嬉しそうに愚痴る、それに対してイーリスドラは言葉を語らず…喋れないだけかもしれないがイーリスドラは口から超重力圧縮弾を放ちヤプールを攻撃し、波のブラックホールに匹敵するその攻撃をヤプールは片手でガトリングガンの様にパンチを何発も繰り出し超重力圧縮弾を消滅させる

 

「凄い……」

 

「でもヤプールは全然平気そう……」

 

イーリスドラの凄まじい攻撃に裕太は感嘆の声を漏らすが六花はそれでもヤプールの方が優勢だと不安げな表情で見ていた…実際ヤプールは余裕げな表情で戦いを楽しんでおり、イーリスドラはまだ力を使いこなせていないのか早くも息切れを起こしていた

 

ーーークウゥギィヤオオオォォォゥゥッ……ーーー

 

「…頑張れ!イリス!ギドラ!絶対に負けんな!」

 

「………………………」

 

イーリスドラはハァハァと息を荒くしそれでもなおヤプールを睨みつける…それを見た将は大声でイーリスドラに声援を送る…ミヤはそれを見た後…ゆっくりと裕太と六花から離れ……その場から消えてしまった

 

「……そろそろ終わりにしなければ…一気に決めるか」

 

ーーークウゥギィヤオオオォォォゥゥッ!ーーー

 

ヤプールはそろそろ終わりにするかと右腕にエネルギーを込めていき腕が真っ赤に染まっていく…対してイーリスドラは三つの口を開けトリプル・トルネードやサウジリオントルメンタと同じ合わせ技である三本の首から白みがかった金色の光線オーバーブースト・ウルティメイト・グラビティを放ち三つの光線が絡み合いヤプールに向けて飛んでいく、ヤプールも光線のチャージを終えたのか右腕を一直線に伸ばし光線を発射する

 

「ペクスビーム!」

 

右腕の鎌から放たれた真っ赤な光線がオーバーブースト・ウルティメイト・グラビティと激突する、二つの光線がぶつかり合うとその衝撃波で周囲のビルが砕け地面がひび割れ木が根っこごと引きちぎられて吹き飛ばされる、将達も立っていられず裕太と六花は荒れ狂う暴風に吹き飛ばされ地面に尻餅をつく、将はなんとか立って片腕で砂埃から目を守りイーリスドラの方を見る、そして爆風も収まり砂埃が消えていくと…その場に立っていたのは……

 

ーーークウゥギィヤオオオォォォゥゥッ………ーーー

 

「……」

 

「な……!?ギドラ!?イリス!?」

 

地面に倒れ伏したイーリスドラと無傷…ではなく身体中に傷を負いつつも立っていられるヤプールが将の目に映った、イーリスドラは地面から左右の首と両手を使って起き上がろうとするがそこで力尽きたのかガクンと地面に倒れジーン・スナッチャーが勝手に開きギドラが吐き出されイリスも元の姿に戻る…そして二体は光の粒子となってバトルナイザーに回収される

 

「ふ…漸く倒れたか……な!?またミヤが消えているだと!?く……また逃げられたか…」

 

ヤプールは将達の方を振り向いて今度こそミヤを殺す邪魔をする者がいなくなったと安心してミヤを殺そうとするが…その場にミヤはいなかった

 

「あれ?!いつの間にかミヤさん消えてる!?」

 

「え!?さっきまでいたのに!?」

 

「……そういえば異次元空間の時も…」

 

「くそ!また逃げられたか!不味い!このまま逃げられてはババル…」

 

裕太と六花がいつの間にかミヤがいないことに気づき慌てふためく、将は初めて会った時もこんな感じでいなくなっていたなぁ…と思い出す…ヤプールはまた逃げられたと怒り何か呟こうとするも……グサリと不快な音がしヤプールの腹から何か白い物体が飛び出した

 

「な……?ぐはぁ!?」

 

それは翼だった、天使の様に純白な翼…それがヤプールの腹部を貫通しヤプールはそのまま地面に膝を落とす、将は翼の持ち主の正体を見た…その正体は…

 

「いやぁ油断してくれて助かったよ〜」

 

「新条…さん?」

 

「そうだよ〜この世界の神様 アカネちゃんです〜!」

 

「が、は……!」

 

アカネが背中に6対の翼を生やし頭には天使の輪っかの様な物体が浮かんでおり、翼を使って空に浮いていた、その信じられない様な光景を将達は唖然としていた…ヤプールは首を動かしてアカネを見た

 

「…アレクシスを吸収して怪獣の力を変貌させたのか……アレクシスが……から貸し出された生物進化促進能力…アレクシスめ欲望具現化能力だけでなく…」

 

「ん?何で私がこんな姿になってるのか知ってるの?実は私も何でこうなったのかわからくてさ〜…ま、今から死ぬ貴方に聞いても無駄か」

 

「……まさか……、あいつはここまで計算して…」

 

ヤプールはそのアカネの翼を見てアレクシスがある人物から貸し出された能力の所為でそうなったのかと驚いているとアカネは自分でも何故こうなったのか分からないのにヤプールは知っているのかと首を傾げるがニヤッと笑ってヤプールの腹を貫いた翼でヤプールの首を切断した

 

「うわ…!?」

 

「……っ…!」

 

アカネが切り落としたヤプールの首が将達の近くに落ちて裕太と六花がビクッと震える、ヤプールの目は生前の様な青い輝きを放っていない…イーリスドラを破ったヤプールはこの世界の支配者たるアカネに倒された、頭部を失ったヤプールの身体が膝から倒れ地面に倒れる…そしてガラスが割れる音を立ててヤプールの身体は砕け散った

 

「あははは!これで無駄に強かったヤプールはいなくなった……後は貴方達だけだよ?」

 

「「「………!?」」」

 

アカネは自分が知っているヤプールより遥かに強かったヤプールを倒したことにより大笑いをしていたがふっと笑いを止めて将達を見て次は貴方達の番だと告げる、それを聞いた三人は肩をビクッとさせてアカネを見る…アカネは十二枚の羽を広げ怪しく微笑んだ

 

「さて……響君に六花…ううん、グリッドマンとキングオブモンス…全力でかかっておいでよ、相手してあげる」

 

この箱庭の世界の神を名乗る少女はそう言って裕太と六花に勝負を挑んできた

 

 

 

 




アカネちゃんマジ(外見や物理的に)天使、等々輪っかが出てきて翼が白くなったよ。ま、内面は堕天使ですが…(笑)因みに怪獣体の名前は次回判明、翼が十二枚なのは天使の中でも上位の天使だったルシフェルの翼の数から…

ごめんよイーリスドラ…初登場なのに散々な結果で…本当は強いんですよ?でも…初めてで力をうまく使いこなせてないだけなんです、後相手が悪過ぎるだけなんです。こんな作者でごめんなさい…やはり作者には文才がない

次回で等々赤い繭の正体も分かるかも?最近書くスペースが落ちてきて……楽しみにしてる方は申し訳ありません、書くのが遅くなると内容も薄くなる…でも投稿が遅くなると皆さんに悪いですし…むむむ…どうしたらいいんだ…次回グリッドマン&キングオブモンスvs.アカネちゃん!お楽しみに
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