歪んだ正義は正義のヒーローになれるのか   作:暗愚魯鈍

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今回はアンチ君とあいつが登場…少しヤンデレ要素入ってるけど…まあ怪獣だからセーフですね、さてアンチ君若干強化、どんな敵が出てくるかお楽しみに


第六話 天・使エンゼルフォール

その怪獣は夜の森の中で目を覚ました…【彼女】は地球の守護神たる怪獣にトドメを刺されたはずなのに自分が蘇っていることに驚いたが、それよりも彼女が愛した人間の少女の姿を探す…だが見つからない

 

(…アヤナ……アヤナ…何処だ…アヤナ…アヤナ、……アヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナアヤナ……何処だぁぁぁぁぁ!!?アヤナ!!?何処にいる!?返事をしてくれアヤナ!?アヤナ!)

 

その怪獣は自分の愛しい人間の名を叫ぶ…だがそこには怪獣の愛しい人どころか誰もいない…ただ月明りが残酷にまでその怪獣を照らす…その怪獣が探す少女はこの世界にいない…そしてもう2度とその少女に会うことはないだろう、だが怪獣それを知らずにまるで赤子が親を呼ぶように泣き叫び、狂った様に辺りを破壊する

 

(アヤナ!私はアヤナの為に殺した!人間を!ガメラも倒そうとした!なのに何故私を否定する!?全てはアヤナの為!私の全てはアヤナの為なのに……どうして!?まさか私はアヤナの都合の良い道具だったの!?もう私は要らないの!?嫌だ認めない!?私は認めない認めない認めない認めない認めない認めないミトメナイミトメナイミトメナイミトメナイミトメナイミトメナイミトメナイミトメナイミトメナイミトメナイ認めないぃぃぃぃぃぃ!!!?)

 

怪獣は生前の記憶を思い出し、愛した人間の少女が殺してと言った守護神に自分を殺すようお願いした記憶を思い出し、狂った様にそれを否定するかのように叫び声をあげる…彼女は自分の封印を解き世話をしてくれた少女が願った通りに人間を、彼女の親を殺した守護神を殺そうとした…だが少女…綾奈が最後に自分を裏切り自分に殺す様命じた守護神を応援し自分は殺された…何故?あれほど憎んでいたのに?何故自分は捨てられた?今の彼女には誰も声と届かないほどの憎悪で溢れかえり憤慨し寂しがっていた…

 

(……ああそうか…私が弱いからだ…もっと強くならねば…アヤナの為にアヤナアヤナアヤナ…うふふふ…待ってて…全ての人間を殺してあげるから…アヤナ待ってて…あは、あははははは!)

 

それを忘れるかの様に彼女の体が変化する…見た目は変わってはいないが…死ぬ前に取り入れた【守護神の血】を完全に取り込みその邪神は完全体へと移行する…そして邪神は翼を広げ空を飛ぶ…その姿はまさに天使、そして向かうはツツジ台…今の邪神には何もかも邪魔だった、雲を裂き狂った様に咆哮し人間を滅ぼす為に天高く飛翔した…邪神がツツジ台に辿り着くのはそう時間はかからないだろう

 

 

「はい、アンチ君、この動画を見てこの人達の動きをコピーするんだよ!」

 

「……分かった…これを見て…グリッドマンとギャラクトロンを殺す…」

 

「よしよし、期待してるぞ〜、じゃあ学校へ行って来ます!」

 

アカネはアンチと呼んだ銀髪に三白眼、学ランの様な服に長いマフラーを巻いた小柄な少年にアカネの家の居間の椅子に座らさせ、ノートパソコンを渡すと動画の画面にしてアンチに渡す…そこには格闘技の動画や忍者の動画…他にも色々な動画が表示されていた、アカネはアンチの横に弁当を置くと学校へ行く…アカネが消えた後アンチはマウスを操作して動画を見始める

 

 

六花は家から出て傘を差して学校へ行こうとするがこの雨では学校に行く気がなくなりサボろうと考える

 

「…あぁ…サボろうかな…「サボるのはダメである」……え?ガイガン…さん?」

 

「学校へ行くべきであるな…雨であれサボるのはいけないのである…何故なら学校へ行けるのは今であるからな…限りある青春を棒に振るのは良くないのである」

 

「……はい…」

 

六花はサボろうとするといつの間にか後ろに傘も差さずに立っていたガイガンに止められ、六花はガイガンの言う通り学校へ行こうとする…その後をガイガンが後をついて行く様に六花から一定の距離を置いて歩く

 

「…なんでついて来るんです?それに傘差さなくてもいいんですか?」

 

「第一の問いは護衛…何かと危ないである…第二の問いは私にとって水は住処を思い出す…故に平気だ…それに私の姿は他の人間には見えぬ…故に気にすることはないである」

 

(…凄い気になるんだけどなぁ…まあいいか…無料のボディガードだと思えば)

 

六花は少し気にしながらも学校へ歩く…とは言えガイガンの姿が見えないとは言えやはり恥ずかしいのか早歩きで動く…がふと気になったのか六花はガイガンの方を向き口を開く

 

「そう言えば以前仲間がいるて言ってましたけど…何処にいるんです?」

 

「…迷子だ…」

 

「え?迷子?」

 

六花がガイガンが前に仲間がいると言っていたのに全然来ないと尋ねると、ガイガンは迷子だと言うと六花はえ?と言う表情になる

 

「…戦いが終わった後通話してみると、あいつらは「今、昼間は暑くて夜は寒い砂だらけの場所にいる」と言っていたのである」

 

「アフリカ!?」

 

「昨日聞いてみると「今後は白き熊がいる寒い氷の土地」と言っていたから…到着は暫くかかりそうであるな」

 

「北極!?…方向音痴にも程がありますよ……そんなんで日本のここに着くのかなぁ?不安」

 

六花はガイガンの仲間の余りの方向音痴に日本に辿り着けるのかと本気で不安になる…そうこうしているうちに六花は学校に着き、ガイガンと別れて教室に向かう

 

「ガ、ガイガン…お前も来てたのか」

 

「キャリバー殿もか…そちらのお仲間は?」

 

「き、今日中には着くはずだ」

 

「そうか…私の仲間を早くついて欲しいものである…」

 

先に将と裕太を見守っていたキャリバーとガイガンは合流し共に将達の教室を見守るが誰も2人に気づかない…そして六花が教室に入ると裕太が声をかける

 

「六花遅かったね、何かあったの?」

 

「ああ…サボろうと思ってたらガイガンさんに引き込められて…」

 

「サボりはダメだろ…ふぁぁぁ…」

 

将は喋りながら大きな欠伸をあげる…それだけで疲れが溜まっていて睡眠不足である事が分かる…アカネも机に頭を突っ伏して寝ていた…

 

「…寝不足?…あれ?アカネも?」

 

「新条さんは知らねえけど…まあ寝不足だよ…ギャラクトロンの件でな…どうやったらギャラクトロンが強くなれるか…を検討しててな」

 

「ああ…この前言ってたゴジラて言う敵か…戦いの時に俺とグリッドマンがいれば…本当に助けに行けなくてごめん」

 

「いいて…ギャラクトロンももう修復完了してるし…まあグリッドマンがいれば勝ててたかもだけどな」

 

裕太な将が以前話していた、異次元に連れていかれてそこで戦ったゴジラと言う怪獣の話を聞き自分も戦っていたらと申し訳なさそうな顔をするが将は来れなかったなら仕方ないと納得する、何せ異次元だ、ゾフィーでもいないと来れないだろう…すると黙って聞いていた六花が口を開く

 

「そう言えばさ、私思ったんだけど…キャリバーさんとかガイガンさんは人間の姿してるけど、武器になったり怪獣になれるじゃん?」

 

「そうだけど…それがどうかしたの?」

 

「だからさ…今まで現れた怪獣は…実は人間が変身してた姿なんじゃないかな?裕太君がグリッドマンに変身したみたいに」

 

「え!?…もしそれが本当なら…俺は…人を…?」

 

六花がガイガンとキャリバーが人間の姿から怪獣や武器になったことから、もしや今までの怪獣も人間が変身した姿なのでは?と予想して裕太はそれなら自分は人殺しだと考えてしまう…アカネは寝ぼけた頭でそれを聞いてぷ、と誰にも気づかない様に笑ってしまった

 

「………なんてうっそ〜!響君が辛気臭い顔してるから揶揄いたくなっただけだよ!」

 

「いや…笑えないよ…六花…でも、ありがとう…励ましてくれて…」

 

(…人間が怪獣…か…その線もありえなくないが…まだ確証するのには至らないぞ)

 

六花が笑いながら冗談だと言うと、裕太は良かったぁ〜と息を吐くが将は案外的を射ていると考える……将の考え通り、完全に外れているわけではない…何せグルジオボーンとスカルゴモラは確かに変身者がいる…どちらも純粋な人間ではないが…そして担任がやって来て授業を始める

 

「欠席者はいないな、よし授業を始めるぞ!」

 

 

「………………」

 

アンチは一通りの動画を見ると、一旦動画を見るのをやめ、横に置いてある弁当を手に取る…そして食べようとするが…どうなって食べればいいのかわからず、取り敢えず手で掴んで食べ始め、ふと思いついたのか片手でパソコンを操作し何かの動画を見る…そこには料理人が簡単に作れる弁当の説明をしていた

 

「…………………」

 

アンチはそれを見ながら弁当を食べて、弁当を平らげた後、弁当を近くに置いておいたゴミ箱に捨てて、弁当の動画から他の動画を見始める……するとアンチが所持していたスマホが鳴り始め、アンチは通話ボタンを押して耳に当てる

 

『もしもしアンチ君?今苦手な教科の先生の授業だから暴れちゃっていいよ』

 

「……分かった」

 

『じゃあ期待してるよ』

 

アカネはそう言って通話を切るとアンチはスマホを懐に戻しパソコンを閉じてアカネの家から出る…そして家からある程度離れると深く息を吸う…そして

 

「がああああああぁぁぁぁぁぁ!!」

 

丸で獣のような大音量の叫びを上げアンチは赤い光に包まれ…姿を変えていく…その姿は怪獣へと変わっていく…そうこれがアカネがオートインテリジェンス…つまりAIを組み込んだ怪獣…その名も臥薪嘗胆怪獣 アンチへと姿を変える

 

 

アンチが現れた直後、裕太の左腕に電流が走り裕太がそれを見ると何かが壊れる音が街の方から聞こえ振り向くと、そこには紫色の怪獣…アンチが学校へ向かって歩き出していた

 

「「「怪獣……!」」」

 

「近い!うお!凄え!」

 

「近い近い!……て、あれこっちに近づいてきてね?」

 

「え?…本当だ学校に向かってきてる様に気がする!?」

 

裕太や将、六花がアンチを見て驚愕する中はっすとなみこがアンチを見て興奮しつつもアンチが学校に向かってきている事に気づき、先生はあまりの出来事に放心していると、キャリバーが窓ガラスを割って教室の中に入ってきて教壇にぶつかりひっくり返るが、すぐに立ち上がりまずは六花を掴み、もう片方の手で裕太を掴む…そして窓ガラスを再び割って外へ飛び出す

 

「時間が……ない!急ぐぞ!」

 

「え!?ちょっとまっ…うわぁぁぁぁぁぁ!!?死ぬ!これは死にますて!?」

 

「キャリバーさん!?ストップ!?ストッ…きゃあああぁぁぁ!!?何でこうなるの!?」

 

「六花と響が誘拐されたぁぁぁ!?」

 

「やばくね、屋根の上をぴょんぴょん飛んでる…」

 

裕太と六花は悲痛な叫びを上げながらリサイクルショップへと向かい、将はそれを「あれ自分は?」と言った表情で眺めるが、肩を掴まれ後ろを振り向くとガイガンが立っていた

 

(…バレない様に廊下に出て、リサイクルショップへ行くのである…今の内であるな…)

 

(……怪獣の方がしっかりしてるんだな)

 

将はそう心の中で思うと混乱に乗じて教室から抜け出す…その後すぐに先生が避難指示を出しアカネ以外の生徒が逃げ出しアカネはアンチを見て笑う

 

「早く出てこないかなぁ…グリッドマンにギャラクトロン…ふふふ」

 

 

「つ、着いた…!」

 

「……将…早くギャラクトロンを」

 

「うう…頭がくらくらする…と、とにかくグリッドマン!行くぞ!」

 

『ああ!』

 

「ギャラクトロンも頼むぜ…!」

 

リサイクルショップに着くと裕太はフラフラしながらもプライマルアクセプターをかざしてグリッドマンと一体化しジャンクに吸い込まれる…そして将はバトルナイザーをかざしてギャラクトロンを召喚する

 

「はぁ!」

 

ーーーキィオォオォン!ーーー

 

グリッドマンは現れると同時にアンチを殴りつけアンチが蹌踉めいた所でギャラクトロンが閃光光線を放ち爆発しアンチは態勢を整えるべく後退する…そしてグリッドマンがアンチに拳をぶつけようとするとアンチも自分の拳で相殺し、グリッドマンが蹴りを入れようとするとアンチはそれを同じく足で防ぐ…するとアンチが目を点滅させて声を出す

 

「グリッドマン…ギャラクトロン…お前達は俺が殺す!」

 

「!?怪獣が喋った?!」

 

『え……?もしかして六花が言ってたのは…本当に……』

 

アンチが喋るとグリッドマンも将も六花も驚くが裕太は六花が怪獣が人間なのではと言う発言を思い出し…アンチを攻撃するのを戸惑ってしまう…そのせいでアンチが一瞬で地面の砂を拾いグリッドマンの目に投げつける

 

「ぬおおお!?」

 

「どうしたグリッドマン!それがお前の本気かぁぁ!?」

 

アンチは砂で目を潰したグリッドマンに飛びつき馬乗りになり、何度も激しく殴る…それを見て六花とアカネはそれぞれの感想を口に出す

 

「あ〜…あれか、六花が怪獣の正体が人間て言ってたのを信じてるのか…純粋だね、響君て」

 

「もしかして…私の冗談の所為で…響君はあの怪獣に手を出せないの…?」

 

六花の言う通り、裕太はアンチが人間だと思って攻撃出来ないでいた…それを利用してアンチはボコボコに殴る…が突然飛んできたギャラクトロンの右腕がアンチの頭部に当たりアンチは軽く吹き飛ぶ

 

【リセットを開始する】

 

『!?待ってくれ!あの怪獣は人間が変身してるかも…』

 

【質問に答えよう、それがどうした?私にとっては人間もリセット対象、あれが人間だとしても私はリセットする、それが私の正義、我が使命】

 

『…そんな…』

 

裕太はギャラクトロンを制止するがギャラクトロンは止まらない、そしてギャラクトロンは右腕を再び装着すると電撃を放つがアンチは強く地面を踏みつけるとコンクリートの地面が丸で畳返しの様に電撃を防ぐ…そしてアンチは自慢のスピードでギャラクトロンに接近すると正拳突きを放ちギャラクトロンを吹き飛ばし、吹き飛ばした先に回り込んで回し蹴りを放つ

 

ーーーキィオォオォン!?ーーー

 

「まだだ!」

 

アンチは近くにあった建物を引っこ抜くとそれをギャラクトロンの頭部にぶつける…そして今度は近くにあった鉄塔を掴み取るとそれを剣術の要領でグリッドマンに斬りつける…と言っても鉄塔であるため切れはしないがそれでもダメージを喰らうグリッドマン

 

「裕太!戦うんだ!例え相手が人間でも…このままではこの街が…!六花達までやられてしまう!」

 

『でも……俺は…人を殺すことなんて…いや既に殺したかもしれない…でも人はやっぱり殺したくないんだ!』

 

「何をごちゃごちゃ言っている!」

 

アンチはどうすればいいのか必死に悩む裕太(グリッドマン)を前にアンチは身体中の発光体から光弾を雨の如く撃ち放ちギャラクトロンが魔法陣を張ってその攻撃を防ぐ

 

「ガイガンさん!キャリバーさん!助けてください!」

 

「うむ…アクセスコード!グリッドマンキャリバー!」

 

「了解した、認証コード「ガイガン」【ギャラクトロンツインチェーンソー】起動!」

 

以前と同じくキャリバーはジャンクに吸い込まれ、ガイガンは光の粒子もなるとギャラクトロンの元へ向かい、グリッドマンはグリッドマンキャリバーを握り、ギャラクトロンもガイガンと一体化しアンチはそれを見て相手の能力をコピーする能力を使い自分の両腕に鉤爪を生やす…恐らくこれはキャリバーの剣だろう…アンチは腕から手裏剣型の光弾を放ちそれが回転しながらグリッドマンに迫るもグリッドマンはそれをキャリバーで斬り落とし、ギャラクトロンは右腕のチェーンソーから放つ飛び出す刃 ブラデッド・スライサーやゴーグルから真っ赤なレーザーを放つがアンチは手を突き出すとギャラクトロンと同じ魔法陣を出して攻撃を防ぐ

 

「ふふふ…アンチは相手の能力をコピーする…そして圧倒的なスピード…正にアンチ・グリッドマン、アンチ・ギャラクトロン…て所なんだよねぇ…アンチに忍者とかの動画を見せて良かったよ、格闘技の選手の動画も見せたお陰で動きも良くなってる…コピー能力て便利だね」

 

アカネはアンチが予想以上にハイスペックになっている事を喜び想像以上だと認める…それに裕太は未だ決心がつかず思う様に動かずグリッドマンのエネルギーも段々と減っていく…アンチはグリッドマンキャリバーでの攻撃を自分の腕でブロックしグリッドマンを掴んで背負い投げし、ギャラクトロンは閃光光線を放つがアンチはそれをジャンプして避ける、チェーンソーから鎖を出しアンチを拘束しようとするが逆にアンチが鎖を手で掴みギャラクトロンをハンマー投げの様に上空に投げ飛ばし、落ちてきた所にムーンサルトを放ちギャラクトロンを地面に吹き飛ばす

 

ーーーキィオォオォン!ーーー

 

『…こいつは…知能が高い!先程の動きも全て人間の技に近い…』

 

「うおおおお!グリッドマン!ギャラクトロン!貴様らは俺が殺す!」

 

アンチはグリッドマンに光弾を放射しグリッドマンはグリッドマンキャリバーでそれを防ぐ…そしてギャラクトロンが接近し左腕のギャラクトロンブレードでアンチに斬りかかりアンチが蹌踉めくとギャラクトロンはブレードにエネルギーを溜めアンチを両断しようとするが…

 

『駄目だ!』

 

ーーーキィオォオォン!?ーーー

 

「何をしている裕太!?」

 

グリッドマンはグリッドマンキャリバーをギャラクトロンに飛ばしギャラクトロンが後ろ向きに倒れる…投げつけられたキャリバーやグリッドマンでさえ驚き将達やアカネも唖然としている

 

『やっぱり…人は殺せないよ…!』

 

「何をしている!巫山戯るなぁぁ!」

 

アンチはグリッドマンの不可解な行動に怒りグリッドマンとギャラクトロンに向けて全身の発光体を光らせ光弾をガトリングガンの様に撃ち込む…グリッドマンとギャラクトロンが光弾に当たり吹き飛ぶとアンチはそのまま両腕のクローで殺そうとするが…突如空から青白い光線が降り注ぎ地面が爆ぜその爆発にグリッドマン達が巻き込まれる

 

ーーークウウウゥゥゥゥ!!ーーー

 

その直後に甲高い叫びが聞こえ全員が頭上を見上げる…そこには天使が…いや邪神がいた…その姿は美しくも禍々しい…そんな印象がある

 

(…何処だアヤナ…アヤナぉぉお!?)

 

「!?あいつ喋って!?」

 

現れた怪獣は人型に近く、両肩には計2本…つまり四本の触手が生えており、両腕は鋭利な槍に見える手甲 スピア・アブソーバに部分的に発光する胴体に背中の翼のような突起物に亀の甲羅の様な外殻…そして頭部の隻眼が印象に残る…しかも驚くことはテレパシーで喋っていることだ…だがその怪獣はその四本の触手 テンタクランサーを振るってそこから光線…超音波メスを四方八方に撃ち街を破壊しそのついでの様にグリッドマンとギャラクトロン、そしてアンチを攻撃し三人を吹き飛ばす

 

ーーークウウウゥゥゥゥ!ーーー

 

「ううお!?」

 

「何だこいつは!?」

 

(邪魔だ!アヤナ何処だ!?私は人間達を殺す!ガメラも!だからもう一度私を…私だけを!)

 

その怪獣はそう言うと触手を伸ばしそこから火球…プラズマ火球と呼ばれる火球を飛ばす技オーバーブースト・プラズマを無数に放ち、ギャラクトロンとグリッドマン、アンチはそれを回避するが…火球はクルリと方向を変え背後から火球が三人に当たる

 

「ホーミング能力がついた火球…?!」

 

(邪魔だ消えろ!消えてなくなれ!人間は皆殺し!ガメラを殺す!)

 

今度はテンタクランサーからバーナーの様な火の柱を出し三人を切り裂く…それにを喰らいアンチの額の発光体が光り始める

 

「くそ!時間が!」

 

アンチは発光体から無数に光弾を放つが怪獣はテンタクランサーを振り回すだけで光弾を弾き街に弾かれた光弾が当たり炎上する…これがこの怪獣の防御技アンチ・プラズマ・フィールドだ…そして今度は右腕の槍に炎を纏わせるオーバーブースト・フィストを放とうとするが

 

「撤退だグリッドマン!ギャラクトロン!このままだと勝てない!」

 

「……分かった!」

 

【…撤退する】

 

将が戻るように指示をするとギャラクトロンは光の粒子となってバトルナイザーに戻り、ガイガンも元の姿に戻る、グリッドマンもその場で姿を消しジャンクから裕太とキャリバーが吐き出される…そして倒すべき敵が消えたのを見たアンチは自分はどうすればいいのか悩んだ時アカネがアンチに命令する

 

「アンチ!撤退だよ!ギャラクトロンとグリッドマンがいないなら意味ないし、もうエネルギーが少ない」

 

「……分かった」

 

アンチは頷くと手に光弾を作り地面にぶつけ地面から爆煙が出て煙玉の役割を果たしアンチは人間体になりアカネがいる教室に現れる

 

「…乗れ」

 

「…気がきくね」

 

アンチはアカネを背中に乗せて学校から去っていく…怪獣は目の前の敵が消えたのを見届けると狂った咆哮をし、テンタクランサーから超音波メスやオーバーブースト・プラズマを放ち街をめちゃくちゃに破壊する…街が激しく炎上し破壊尽くされる…

 

ーーークウウウゥゥゥゥ!!!ーーー

 

(何処だ!アヤナ!アヤナぁぁぁぁ!?)

 

その怪獣の悲痛な叫びと声は誰にも届かなかった……怪獣はただ孤独に叫び続ける…この世界にいない自分を愛してくれた人間の少女を探して…彼女の願いは届くことはない、彼女は心の涙を流し続ける…決して見つけることがない綾奈を探して…

 

 

 




今回出てきた怪獣の正体分かる人います?因みに今回出てきた怪獣のCVは早見沙織さん、アンチ君のCVである鈴村健一さんとアニメゴジラで主人公の父親と母親をやる繋がりです、それにヤンデレに早口が似合うのは早見さんだけですから…ちなみにこの怪獣、あの守護神の力を完全に取り込んでやがります、でも勝てないほどじゃないです、撤退したのもグリッドマンとアンチのエネルギーがなくなってきたかはですから…

アンチ君が今回使ってた技は全てアンチ君が動画で観ていたもの、正拳突きや回し蹴り、ムーンサルト、煙玉、手裏剣型の光弾、畳返し…後はヌンチャクを使えばカンフーシノビラーに!そして気づいている人もいるでしょうがアンチ君がアカネさんの家に入ってる!原作より扱いがいいアンチ君でした、さて次回は等々アシストウェポン勢揃い…メカゴジラも出てくるよ、では次回もお楽しみに
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