Dream Shout   作:Re:GHOST

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3連休ですね!もうハッピーハッピー!

では、本編どうぞ!



百聞は一見に如かず

「なぁ、氷川」

 

「なんですか?」

 

「お前、Roseliaってガールズバンド知ってるか?ネットの知り合いが、最近のイチオシ!とかいって勧めてきたんだけど。ご丁寧にCD音源まで付けて」

 

「そうですか。それで、聞いてみたんですか?」

 

「ああ、聞いてみた。感想を言うとするなら、カッコイイ。この一言に尽きるな。ボーカルの力強い声、軽快なドラム、綺麗な旋律のキーボード、メンバーを引っ張るようなベース.........でも僕が一番好きなのはギターだったな。なんて言ったらいいかわからないけど、魂にズドンとくる、すごい音だった」

 

 昼休み、友達同士の雑談。特段おかしい所はないが、彼女は居心地悪そうにソワソワとしている。強いてあげるなら、氷川の弁当にお米とほうれん草が入っていることだろう、なんかの罰ゲームかと、僕も一瞬疑ったがきっとそうじゃないだろう。じゃがいもの気分じゃない、ただそれだけ.........だと思う。うん。僕もエナジードリンクが大好きだが、昼飯の飲み物にまで出されたら暴れるだろう。心の中で。

 

「.........そんなに気に入ったのなら、聞きに来ますか?」

 

「え、お前どこでライブやってるのか知ってんの!?」

 

「知ってるも何も、Roseliaのギター担当は私ですよ」

 

 幻想が崩れる音が聞こえた。.........じゃあなんだ、僕はさっきから、こいつのギターをべた褒めしてたってことか。急に恥ずかしくなってきた、僕も恥ずかしいし、氷川も褒められてもぞもぞしているという地獄絵図が誕生しちゃったよ。

 

「.........あ、や、やっぱり?でも思い返すと、そんなに凄くない気がするなぁー プロにはまだまだ遠いって言うかさ。.........あ、でも光るところはあったかなぁ!」

 

「.........そうですか。私もまだまだですね」

 

 僕がしょうもない嘘をつくと、彼女は目に見えて落ち込んでしまった。本当は僕だって、すごい演奏、カッコ良かったって言いたい。言いたいんだけど、それだと氷川に負けた気がする。まぁ、もう色々と負けてるんだけど。

 

「.........嘘だよ嘘。氷川、お前超かっこよかった」

 

 .........でも、嘘をついて彼女を悲しませるのもいい気分はしない。

 

「.................ありがとう、ございます」

 

 彼女は気恥しそうにこちらにペコッと頭を下げた。多分、目を合わせないのは、顔が真っ赤だからに違いない。中々に可愛いところもある氷川さんなのであった。

 

 そして僕達は、他愛ない話を続けた。話の本題であるライブの話は、次の休日に、SPACEという場所に集合するということで終わった。




ああああ忙しい!なんで高校って課題課題なんでしょうねぇ.........

久々の投稿なので短いです。真面目な話、書いてないと全然出来ない。かなしぃ。

では、今回はこの辺で。

お読みいただき、ありがとうございました!

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