ハイスクールD×D 力ある者   作:塩基

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現れた転生者

――町にある廃工場。

 

そこに俺たち暁とグレモリー眷属とイリナは訪れていた…辰巳とエール、カミュは留守番で、飛段と角都は別の場所で任務中。

 

すでに日は落ちており、空は徐々に暗くなっていく。薄暗い工場内に気配が複数。さらにそれらは殺意と敵意に満ちていた。

 

「――グレモリー眷属と暁か。嗅ぎつけるのが早い」

 

暗がりから現れたのは――黒いコートを着た男。男の周囲の暗闇から人型の黒い異形の存在が複数姿を覗かせていた。白眼で確認してみたところ、この狭い工場内に人型モンスターが二百弱はいるだろう。

 

リアスが一歩前に出て冷たい声音で訊く。

 

「『(カオス)(・ブリ)(ゲード)』――英雄派ね?ごきげんよう、私はリアス・グレモリー。三大勢力にこの町を任されている上級悪魔よ」

 

部長のあいさつを聞いて、男は口の端を吊り上げる

 

「ああ、存じ上げておりますとも。魔王の妹君。我々の目的は貴様たち悪魔や堕天使を浄化し、町を救うことだからな」

 

イッセーたちのことを、ゴミを見る様な目で見てくる。

 

そう、こいつは『(カオス)(・ブリ)(ゲード)』の英雄派という派閥の構成員。ここ最近、英雄派がこの町を小規模に襲撃してくる。というより、各勢力の重要拠点を英雄派の構成員が襲来する事件が多発している。

 

最近俺たちはこいつらを迎撃している。相手のほとんどは人間だがな……。

 

男の横から、さらに人影がふたつ。異形だけではなく、人間。サングラスをかけた男と中国の民族衣装的な服を着た男。三人は全員外国人。

 

「……英雄の名折れだな。テロ組織に荷担とは」

 

俺は三叉のクナイを左手に握り、暁のメンバーに指示を出す。

 

「フォーメーションβ(ベータ)!」

 

『はい!』

 

各々が持ち場について戦闘準備に入る。

 

春奈と理子は建物自体に結界を張り、外への漏れを防ぐ。この二人の護衛にレイナーレとミッテルトがつく。

 

リエは手に持っているライオンのぬいぐるみ『ふうりんかにゃん』を起動させ、俺より一回りほど大きくなった『ふうりんかにゃん』がリエの横に立って「ミャーン」と一声上げた。

 

冴子は『妖刕(ようとう)紅桜(べにざくら)』に宿る力で鬼姫へと変身する。そして、蒼炎をまとう「妖刕(ようとう)村正(むらまさ)」を抜き、二刀流の構えを取る。

 

マリアは『七星の聖剣(エクスカリバー)』の形態を『草薙の剣』の一振りに変化させる。

 

アイムは魔力で創りだした槍を両手に持つ。

 

カラワーナは腕輪の効力で天使化し、『堕ちた神剣(フォール・ヴォーティヴ・ブレード)』で神剣を創りだす。

 

奏は守鶴(しゅかく)の力で『最硬絶対攻撃・守鶴の矛』である『砂瀑槍葬(さばくそうそう)』を二本創りだして、重明(ちょうめい)の三対六枚の羽根を背に生やし、九喇嘛(くらま)のチャクラを身にまとう。

 

花楓は黒と赤のフリルが多いドレス型の『神威霊装・三番(エロヒム)』を身にまとい、右手に大剣『鏖殺公(サンダルフォン)』、左手に炎の戦斧『灼爛殲鬼(カマエル)』、足に白いリボンの付いた緑色の長靴『神威霊装・四番(エル)』を履いている。しかも、花楓の周囲一メートル内の地面が軽く凍りついていた。

 

メイル、スバル、アースはドラゴンの両翼を展開し、雪風、蒼雷、漆黒のオーラをまとっている。

 

ルリエル、レヴィ、サルベリア、ベネチア、マキア、ベラナ、アリスは両腕を魔方陣に通し、手はそれぞれ…破壊、絶氷、豪雷、豪炎、旋風、鋭水、灼熱のブレードが対称に出現する。

 

黒歌は両手に仙術と妖術、魔術を混合させたオーラをまとわせている。

 

オシリス、ラー、オベリスクは被害範囲が広いために、狭いここでは召喚できない。

 

15―4―4がフォーメーションβ(ベータ)だ。陣形は攻撃特化の大槍を陣取っている。

 

「リアス、イッセーたちは(セイクリッ)(ド・ギア)所有者を頼む!俺たちは周囲のモンスターを潰す。散!!」

 

俺の合図と共に、暁の前衛はモンスターに攻撃を仕掛ける。中衛のメイル、スバル、アース、アイムは援護攻撃と流れ弾などの処理。後衛の春奈と理子が結界を張り、二人の護衛のレイナーレとミッテルトは『天使化』して、敵が逃げてきたり攻撃してきた場合の処理。

 

俺は三叉のクナイを投げ、飛雷神(ひらいしん)(じゅつ)で屋根に近い宙に神速で移動する。

 

炎遁(えんとん)加具土命(カグツチ)ッ!!」

 

ボッ……ザシュッ!!

 

黒炎を眼前に展開させ、五本の長い鋭状にして放つ!すると、二体の胸部と頭部に突き刺さり全身に燃え広がった。

 

もがき苦しんだあと、モンスター二体は霧散して消えた。

 

俺は黒炎を日本刀型に形作り、柄の部分を握る。

 

再び三叉クナイを投げ、霧散した二体のいた場所に神速で飛ぶ。その直後、右手に握っている黒炎の日本刀を薙ぎ、数体のモンスターが霧散する。

黒炎の日本刀を幕状に展開し、取り巻くモンスターへ黒炎を『連弾(れんだん)砂時雨(すなしぐれ)』の要領で散弾させていく。

 

雨のように散弾した黒炎は、モンスターに被弾して形状を変えて包み込む。

 

そうして黒炎に包みこまれたモンスターらは、声も上げずに地面に突っ伏して霧散していった。

 

俺の周囲にいたモンスターは、今ので殲滅した。

 

                    D×D

 

(はや)きこと猫の如く――ミャーン」

 

『ふうりんかにゃん』は、リエの横で襲いくるモンスターを高速の鋭い爪で蹴散らかしていた。

 

「ネヨ、ダシマ……」

 

リエが呪文を唱えだす。

 

「ガウホノカウゴ、ノクゴジャ、ジレコ、イサダクテッ……」

 

演唱を邪魔させないように、『ふうりんかにゃん』はモンスターどもを蹴散らす。

 

「ナニミズ、シケガン、セマイザ、ゴケワシ、ウモニ、トコマヨ、モドノモカ、ロオノテ――」

 

「動かざること猫のごとし――ミャーン」

 

その瞬間、『ふうりんかにゃん』の両目が光り、リエの眼前に朱い結界が張られた。それも、数十体を包み込む規模の大結界だ!!

 

「――ベスンゼンガ」

 

呪文を唱え終えたリエは、両手を前に突きだした。

 

「焼尽せよぉ!ドラゴンズクリムゾンッ!!」

 

結界の中で、紅蓮の大きな炎の柱が地面から天井に向かって竜巻のように豪快に巻き上がった。すると、結界の中で直接触れていたモンスターの集団は、一瞬で消し炭と成り果てて霧散する。そうでなくても、離れて触れていなかったモンスターの集団は、黒焦げとなって霧散していた。

 

――相当な火力だな。俺の『火遁・豪火滅失(ごうかめっしつ)』に同等の風遁を加えたときと大差ない威力を誇っている!!

 

結界内のモンスターの集団を一掃したリエは、『ふうりんかにゃん』を刀剣型に変更させ、残りを屠っていく。

 

                    D×D

 

残りを駆除し終え、俺たちはイッセーたちの様子を見る。

 

イッセーが『(カオス)(・ブリ)(ゲード)』の構成員である影の(セイクリッ)(ド・ギア)所有者を打倒し、安心していたところへ緑色の線が近づいていた。それにイッセーは気がついていない!

 

「させるかっ!」

 

俺は神威(カムイ)でその緑色の光――矢を捉えて異空間へ消し飛ばした。

 

直後、空間を捻じ曲げていたエネルギーが解放され、突風が吹き荒れた。

 

一瞬の出来事に少し間を開けて気がついたイッセー。

 

「イッセーッ!!戦闘はまだ終わっていないっ!気を抜くなっ!!」

 

俺は近くまで行って怒鳴った。

 

突然怒鳴った俺に驚くイッセー。

 

「とまぁ、それは今後気をつけていくとして、…ギャスパー、さっきの(セイクリッ)(ド・ギア)の名前はわかったか?」

 

俺はギャスパーに聞くと、直ぐに返答される。

 

「は、はいぃぃぃッ!!い、いまの(セイクリッ)(ド・ギア)は『(スターリ)(ング・)(グリーン)』ですぅ!」

 

「そちらは私がやろう。白音、付いてこい。相手の位置は気で探れるな?」

 

「……はい、ゼノヴィア先輩」

 

「私もついていくにゃん」

 

ゼノヴィアが白音を引き連れて工場から飛び出し、それについて行く黒歌。

 

                    D×D

 

私は飛び出した白音とゼノヴィアちゃんについていく。

 

「……ゼノヴィア先輩、そこの角を──」

 

白音がゼノヴィアちゃんに何かを言おうとしたとき、その足が止まる。

 

「どうしたの?白──」

 

私も気がつき、足を止めた。

 

「どうしたんだ?二人とも」

 

ゼノヴィアちゃんは、頭の上に?を浮かべて立ち止まった。

 

「あ、あり得ないにゃ……」

 

私は驚愕に顔をしかめた。

 

「……黒歌姉さま」

 

白音も感じ取ったのだろう、不安な表情で手を握ってきた。

 

この先に化け物がいる……私は覚悟して白音とゼノヴィアを連れて向かった。

 

                    D×D

 

白音とゼノヴィア、黒歌が(セイクリッ)(ド・ギア)(スターリ)(ング・)(グリーン)』の使い手の場所に向かったあと、イッセーの打倒した『闇夜の大盾(ナイト・リフレクション)』の使い手の指が動き、体全体が動き出す!

 

「……ぬおおおおおおっ!!」

 

絶叫を上げながらフラフラと立ち上がる『闇夜の大盾(ナイト・リフレクション)』……影使いでいっか。

 

その影使いの体を黒い影が覆っていく。さらにその影は広がり、工場内を包み込もうとしていた。

 

「最悪だ!木遁(もくとん)黙殺縛り(もくさつしばり)!!」

 

俺は素早く印を結び、右腕から木をロープのように伸ばして影使いをグルグル巻きにして身動きを封じた。

 

カッ!!

 

その直後、影使いの足元に魔方陣が展開される。その文様は悪魔、堕天使……どれにも当てはまらない。どこの者の魔方陣だ?

 

その魔方陣の光に影使いは包まれていき、一瞬の閃光のあと――影使いの男は俺の『木遁(もくとん)黙殺縛り(もくさつしばり)』を抜けて、この場から消え去った。

 

                    D×D

 

「――英雄派のたくらみをすべて話してもらおうか?」

 

俺は月読(つくよみ)で幻術をかけて聞き出すが、一切の無言で何も話さない。

 

ここ数回に渡る事象から、戦闘で負けた英雄派の(セイクリッ)(ド・ギア)所有者は『英雄派に身を置いていたときの記憶が消去される』という事が分かっている。俺の月読(つくよみ)を受けても無言なのはそういう事だ。

 

「今回も良い情報を得られませんでしたね…」

 

リアスはため息をつく。

 

冥界でも調べているが、俺の月読(つくよみ)以上の情報を抜き出す手段を向こうは持っていない。

 

ゾクッ!!

 

俺は背中に悪寒がしたのを感じた。

 

「リュ、リュースケ…今のは…?」

 

九喇嘛(くらま)のチャクラを身にまとった状態で工場の出入り口を凝視している。

 

それに気がついたのか、周囲にいる皆も工場の入り口を凝視し始めた。

 

人影が三人……いや、四人だ。

 

人影の四人はこちらへ歩いてくる。

 

「にゃ?どうしたの、皆で怖い目して」

 

人影の一人が話し、姿がくっきりと浮かび上がる。

 

「く、黒歌か……」

 

俺は大きく息を吐いた。少しばかり安心したからかな?

 

「……ただ今戻りました」

 

「安心しろ、死んではいない」

 

白音とゼノヴィアの姿も見えた。だが、ただ一人姿が見えない者が立っている。

 

「誰だ…?」

 

俺の声に反応したのか、人影は恐る恐る歩み出す。

 

『はじめまして』

 

声の代わりに左手に握られているメモ帳に書かれた丸ゴシック体のような文字。

 

脚まで伸びた輝く銀髪、中世のヨーロッパを思わせるようなドレス調の服に、プレートアーマーとガントレット、人形のような白い肌に青い瞳が透くように覗いてくる感覚がした。

 

「はじめまして、俺は遠山龍介だ」

 

『そう、あなたが遠山龍介』

 

確認するようにメモ帳に一瞬で書き込まれる文字。

 

「そうだが?キミの名前を教えてもらいたい」

 

『私はユークリウッド・ヘルサイズ。やっと会えた』

 

俺はその文字(言葉)を見て、「どういう意味だ?」と頭をかしげた。

 

『転生してから十年間、ずっとあなたのことを探していた』

 

「じゅ、十年もか?あぁ…その間、俺は世界を旅していたからなぁ……」

 

『私も世界を旅していた』

 

透けていた瞳が軽く陰る。

 

「そ、そうか…それって、チビ神が教えたことか?」

 

『そう、転生前に教えてもらった。同じ存在の者がいることを』

 

ん~、とういう事は……刺客ではなさそうだな…?

 

『大丈夫、私はあなたを殺したりはしないから。安心して』

 

「わかった。よし、家に来い。立ち話もいいが、くつろげる所がいいだろう?」

 

少女…ユークリウッドは小さく頷く。

 

「……とその前に、戦闘の後処理をしてからでいいな?」

 

俺の問いにユーは小さく頷く。

 

「ありがとう。それじゃあ、後処理をして帰りますか」

 

俺の声に全員がうなずいた。

 

俺はゼノヴィアが肩に担いでいた男を月読(つくよみ)で情報を聞き出すが、全くもっての無言…。

 

…結果、何も聞きだすことが出来ずに転送用の魔方陣で、先に捉えていた二人と共に冥界へ転送した。

 

「ねぇ、前から思っていたのだけれど…その、英雄派の行動って変だと思うの」

 

「変?」

 

奏の言葉に首をかしげたゼノヴィア。

 

「そうね…確かに妙だわ。私たちと英雄派が戦ったのって一度や二度ではないでしょうに……。私たちを本気で研究して攻略するなら、二、三回ぐらいで戦術家はプランを立ててくると思うの。それで四度目辺りで決戦をしかけてくるでしょうし。でも、四度目、五度目でもそれは変わらなかった。ずいぶん注意深いと感じたけれど…?」

 

「……向こうのボスによる実験」

 

「実験?私たちの?」

 

奏の問いに呟く白音。その言葉に首をかしげたイリナ。

 

「どちらかというと、彼ら――(セイクリッ)(ド・ギア)所有者の実験をしているような気がするの。……私の勘だから、ハッキリした意見は言えないんだけれど……。この町以外にも他の勢力のところへ(セイクリッ)(ド・ギア)所有者を送り込んでいるのだから、強力な能力を持つ者が多いところにわざとしかけているんじゃないかと思って…」

 

「……劇的な変化かもしれないね」

 

祐奈が何かにたどり着いたように呟く。

 

「確かに、何らかの方法で強引に(バランス)(・ブレイカー)へ至らしめるなら、この組織にぶつけた方がなりやすいと考えた…そういうこと?」

 

花楓が言うと、祐奈が頷いた。

 

「でもよ、俺たちにぶつけたくらいで(バランス)(・ブレイカー)に至れるのか?」

 

イッセーの意見にリアスが目を細めて言う。

 

「……赤龍帝(せきりゅうてい)、雷光を操る者、聖魔剣(せいまけん)、聖剣デュランダルとアスカロン、時間を停止するヴァンパイア、仙術使いの猫又姉妹(ねこまたしまい)煉獄の七姉妹(セブンス・シスター・アビス)、神の子、邪龍の筆頭格、(ドラゴ)(ン・スレ)(イヤー)(キャ)(ンセ)(ラー)を持つ邪龍、秘剣と九体の尾獣使い、神滅具(ロンギヌス)を創造できる(セイクリッ)(ド・ギア)所有者、五大龍王と並ぶ族龍、不死身の呪術使い、異形を操る大男、天使長のエース、七星の聖剣(エクスカリバー)(エクス)(カリバ)(ー・リ)(フレク)(ション)使い、天使化する堕ちた神具(フォール・ヴォーティヴ)使い、無限の龍神(ウロボロス・ドラゴン)片割れ(姉方)魔装錬器(まそうれんき)使い、優秀な回復要員……上げるだけ(きり)がないわ。イッセー、相手からしてみれば、私たちの力はイレギュラーで強力に感じると思うの。勝つ勝たない以前に、私たちと戦うことは人間からしてみたら、尋常じゃない戦闘体験だわ」

 

「まぁ、いい経験値の稼ぎ場所ってことだよ。俺たちを相手にしているってことはな…」

 

俺はリアスが一番伝えたかったことを言葉にした。

 

「やり方としては強引で、雑とも言えますね」

 

祐奈の言葉にイリナも頷く。

 

「何十人、何百人死んでも、一人が(バランス)(・ブレイカー)に至ればいいって感じよね。……いえ、戦闘で仲間がやられていくのも劇的変化に繋がるのかもしれないわ……。どちらにしても最低な発想よ……」

 

リアスは肩をすくめる。

 

「わからないことだらけね。後日、アザゼルに問いましょう。私たちだけでもこれだけの意見が出るのだから、あちらも何かしらの思惑は感じ取っていると思うし」

 

色々と案は出るが、今のところはこれが有力な仮説だろう…。

 

黒歌は魔方陣を展開して、部室へ全員を転移させた。

 

部室に戻り、皆が一息ついたあと、帰り支度をするなかで朱乃が鼻歌を歌っていた。

 

「あら、朱乃。随分、ご機嫌ね。S的な楽しみができたの?」

 

リアスの問いに朱乃は満面の笑みで答えた。

 

「いえ、そうではなくて、うふふ。明日ですもの。自然と笑みがこぼれますわ。デート。明日イッセーくんは私の彼氏ですわ♪」

 

そう、明日はイッセーと朱乃のデートの日。

 

ディオドラの一件のとき、俺が悪戯でイッセーに提案したことが大きくなってこうなった。

 

この場の空気が一変し、リアスたちはイッセーに殺意を一斉に向け、エールとユーを除くリエたちの目が俺を捉えて光り輝いていた。

 

――あぁ…、俺も巻き込まれるんだな……とんだ因果応報だよ!まったくよぉ…。

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