あと、今回何故か長いです。
本当なら半分で勝敗が決まってたはずなのに…どうしてだ…
「戻ったぜ」
「じゃあ次は霊夢の方の確認といくか?」
少しは休ませてくれないのか?
博麗神社に戻ってきたはいいが、外野がすぐに次の決闘を進めようとしているのはどうなんだ?当の俺も霊夢も乗り気ではないんだが?
「これが終わったら軽く打ち上げでもするぞ?」
やる気になっていない俺たちを見てにとりがそんなことを言った。
「…じゃあいいわ」
「良いのかよ」
「紫遊だって、決闘すれば主力カードを増やせるチャンスだぞ」
確かにその通りだが、それはスキルが使えればの話だ。
というかなんだチャンスって。どういう捉え方してるんだよ……同じこと思ったけどさ。
かくして二人は決闘盤でDボードを呼び出し、風に乗る。(紫遊は一度降りてしまって何処かへ行ったのでもう一度呼び出す羽目に。)
恐らくDボードに乗るのは初めてのはずの霊夢は意外と上手く乗りこなしている。幻想郷の人は皆こんな感じなのだろうか。
「順番はどうする?」
などと考えていると霊夢が訊いてきた。霊夢の腕にはしっかりと決闘盤とデッキがセットされている。
それに応えるよりも先に箒に乗って付いてきたらしい魔理沙が勝手に言った。
「私らもだったが、そこはレースでだな。」
「じゃあそれで」
ということで先に魔理沙の指定した木を越えた方が先行ということになった。
そうと決まれば同時にボードを加速させて目標へと急接近する。そしてタッチの差で目標の木を越えたのは―――霊夢だった。
「私が先行ね」
「ああ。そんじゃまあ行きますか。
―――スピード」
「「デュエル!!」」
紫遊 VS 霊夢
LP4000 LP4000
魔理沙が前に言ってた気がするがサイバースのカードを持ってるんだったな。だけどその他の事は訊いてないし、それを使うかどうかも分からない。一体どんなデュエルをするんだ…
「……。
私は《
《転生炎獣ガゼル》
☆3 / 炎属性 / サイバース族 / 攻1500
あれはサラマングレイト!霊夢が持っているサイバースカードってサラマングレイトだったのか。
「《転生炎獣ガゼル》の効果発動。召喚・特殊召喚に成功した場合に、デッキから「転生炎獣ガゼル」以外の「サラマングレイト」カード1枚を墓地へ送る。デッキから《転生炎獣スピニー》を墓地へ。
そして墓地に送った《転生炎獣スピニー》の効果。自分フィールドに「転生炎獣スピニー」以外の「サラマングレイト」モンスターが存在する場合、このカードを墓地から特殊召喚する。その代わりこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。」
《転生炎獣スピニー》
☆3 / 炎属性 / サイバース族 / 攻1000
墓地に送られたばかりのモンスターがすぐに場に現れる。これがサラマングレイトの特徴の一つだ。転生の名を冠している為なのか墓地から自己再生する効果を持ったものが多いのだ。
「私はレベル3の《転生炎獣ガゼル》と同じくレベル3の《転生炎獣スピニー》でオーバーレイ!」
霊夢が宣言したと同時に二体のモンスターは紅い光となって飛び上がり、眼前に現れた銀河のような渦の中に飛び込む。
「二体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!
ランク3《転生炎獣ミラージュスタリオ》!」
《
ランク3 / 火属性 / サイバース族 / 攻2000
ORU レベル3モンスター×2
周囲に二つの紅い光球を纏わせて、銀河の爆発と共にエクシーズと呼ばれる新たなモンスターが姿を現した。
「なんだあのモンスター!? 霊夢の奴、いつの間にあんな召喚法を!」
エクシーズモンスター。リンクモンスターと同じようにレベルを持たず、そのかわりにランクを持つ黒いカード群。同じレベルのモンスターを決められた数使うことで出すことが出来る。
エクシーズの最たる特徴は他の召喚法とは違い、素材としたモンスターはすぐには墓地には行かず、
さらにいうと《転生炎獣スピニー》のように自己再生するとフィールドを離れた時に除外されてしまうようなモンスターはエクシーズ素材となることで除外されずに再び墓地へと送ることが出来る。エクシーズ素材は別のものと扱われる為である。
「《転生炎獣ミラージュスタリオ》の効果を発動。
《転生炎獣ミラージュスタリオ》が周囲に漂っていた光球を一つ吸収すると、何処からともなく新たなモンスターが呼び出された。
ちなみにここまでで手札の消費は一枚だけなのである。
《転生炎獣フォクシー》
☆3 / 炎属性 / サイバース族 / 守1200
「私はカードを二枚伏せてターンを終了するわ」
ターン1→2
霊夢 LP4000
手札 1
墓地 1
フィールド
《転生炎獣ミラージュスタリオ》 ORU1
《転生炎獣フォクシー》
魔法・罠伏せ 2
× ■ ■ □ ×
× フ □ □ ×
ミ □
× □ □ □ ×
× □ □ □ ×
紫遊 LP4000
手札 4
墓地 0
フィールド 0
「俺のターン、ドロー」
出来るところまで飛ばしてみるか。
「EXモンスターゾーンに相手モンスターのみが存在する場合、手札の《バックリンカー》を特殊召喚できる。さらに自分フィールドのモンスターがサイバース族モンスターのみの為、《サイバース・コンバーター》を特殊召喚」
《バックリンカー》
☆3 / 闇属性 / サイバース族 / 攻1600
《サイバース・コンバーター》
☆2 / 光属性 / サイバース族 / 攻1000
「現れろ!幻想を創造に変えるサーキット!」
アローヘッド確認。 召喚条件は効果モンスター2体以上。
場には二体しか居ないが、それなら手札を使えばいい。
「俺は《バックリンカー》、《サイバース・コンバーター》、そして効果により手札の《マイクロ・コーダー》をリンクマーカーにセット。 サーキットコンバイン!リンク召喚!」
―――リンク3、《トランスコード・トーカー》!―――
《トランスコード・トーカー》
リンク3 / 地属性 / サイバース族 / 攻2300
【リンクマーカー:上/右/下】
「「コード・トーカー」モンスターのリンク素材となった《マイクロ・コーダー》の効果。デッキから「サイバネット」魔法・罠カード1枚を手札に加える。《サイバネット・リカバー》を手札に」
まだ止まらない。召喚権もまだ使っていない。
「続いて《サイバース・ガジェット》を召喚。効果、墓地のレベル2以下の《サイバース・コンバーター》を守備表示で蘇生する」
《サイバース・ガジェット》
☆4 / 光属性 / サイバース族 / 攻1400
《サイバース・コンバーター》
☆2 / 光属性 / サイバース族 / 守1000
そしてこの二体を使って再びリンク召喚に取り掛かる。今回の召喚条件は効果モンスター2体。《サイバース・ガジェット》と《サイバース・コンバーター》を呼び出したゲートのリンクマーカーにセット。
「リンク召喚、リンク2《アンダークロックテイカー》!
リンク素材として墓地に送られた《サイバース・ガジェット》の効果で「ガジェット・トークン」1体を特殊召喚」
《アンダークロックテイカー》
リンク2 / 闇属性 / サイバース族 / 攻1000
【リンクマーカー:左/下】
《ガジェット・トークン》
☆2 / 光属性 / サイバース族 / 守 0
「三度現れろ!」
このターン三度目となるゲートが出現する。次の召喚条件はサイバース族モンスター2体以上。リンクモンスターはそのリンクの数の素材とすることが出来る。
「《ガジェット・トークン》とリンク2の《アンダークロックテイカー》をリンクマーカーにセット。 サーキットコンバイン!」
―――リンク3、《エンコード・トーカー》―――
《エンコード・トーカー》
リンク3 / 光属性 / サイバース族 / 攻2300
【リンクマーカー:上/下/右下】
× ■ ■ □ ×
× フ □ □ ×
↑
ミ ト→
⇅
× □ □ エ ×
↓↘
× □ □ □ ×
「1ターンで主力モンスターを二体並べたのか。紫遊の奴、今迄以上に飛ばしてるな。」
二体のモンスターは相互リンク状態にある。よって《トランスコード・トーカー》の効果で強化と耐性付与が行われる。
《トランスコード・トーカー》
リンク3 / 地属性 / サイバース族 / 攻2300 → 2800
【リンクマーカー:上/右/下】
※相手の効果の対象にならない。
《エンコード・トーカー》
リンク3 / 光属性 / サイバース族 / 攻2300 → 2800
【リンクマーカー:上/下/右下】
※相手の効果の対象にならない。
そしてもしもの為の相手ターンでのリカバリーとして手札から二枚の永続魔法、《サイバネット・リカバー》と《補給部隊》を発動。手札を使い切るがそのためのケア用だ。
準備は出来た。このままバトルフェイズだ。
「バトル!《トランスコード・トーカー》で《転生炎獣ミラージュスタリオ》に攻撃」
「リバースカード、罠カード《アルケミー・サイクル》を発動!このターンの終わりまで自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター全ての元々の攻撃力を0にする」
「わざわざ自分から0に!?」
《転生炎獣ミラージュスタリオ》
ランク3 / 火属性 / サイバース族 / 攻2000 → 0
ORU レベル3モンスター×1
《転生炎獣フォクシー》
☆3 / 炎属性 / サイバース族 / 守1200 (攻1000 → 0)
《転生炎獣ミラージュスタリオ》の攻撃力が0となった為、モンスターが破壊され、《トランスコード・トーカー》の攻撃力2800をまともに受けることになる。自分からダメージを増やして一体どういうつもりだ…!
《転生炎獣ミラージュスタリオ》が予想通り破壊され、そのダメージが霊夢へと届こうかとした時、もう一枚のカードが開いた。
「このダメージ計算時にもう一枚の罠カード《パワー・ウォール》を発動!戦闘で発生する自分への戦闘ダメージが0になるように500ダメージにつき1枚、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る!
今のダメージは2800、よってデッキの上から6枚を墓地へ」
霊夢の墓地へ
《
戦闘ダメージをわざわざ増やしたのはこれが目的か。
ダメージを0にすると同時に6枚もの墓地肥やしをさせてしまった。しかもそれほど悪いわけではない落ちだ。
「さらに《アルケミー・サイクル》の効果で元々の攻撃力が0になっているモンスターが戦闘によって破壊されて墓地へ送られたことで私は1枚ドローするわ」
しかもドローもか。
さてどうする。まだ攻撃は出来るが《転生炎獣フォクシー》もその効果を受けていて破壊すればドローされる羽目になる。だが、少しでも残しておくのも厄介そうだ。
「《エンコード・トーカー》で《転生炎獣フォクシー》を攻撃。戦闘ダメージは無いが…」
「《アルケミー・サイクル》の効果で1枚ドロー」
「…俺はこれでターンエンドだ」
ターン2→3
霊夢 LP4000
手札 3
墓地 12
フィールド 0
× □ □ □ ×
× □ □ □ ×
↑
□ ト→
⇅
× □ □ エ ×
↓↘
× □ 補 サ ×
紫遊 LP4000
手札 0
墓地 5
フィールド
《トランスコード・トーカー》
《エンコード・トーカー》
永続 《サイバネット・リカバー》
永続 《補給部隊》
「私のターン、ドロー。
墓地から《転生炎獣モル》を除外してその効果を発動。自分フィールドにモンスターが存在しない場合、自分の墓地の「サラマングレイト」カード5枚をデッキに加えてシャッフルする。
私は《転生炎獣ミラージュスタリオ》、《転生炎獣ガゼル》、《転生炎獣フォクシー》、《転生炎獣の烈爪》、《転生炎獣の降臨》の5枚を戻してその後、デッキから2枚ドローするわ」
折角肥やした墓地は減ったが、それを使うことで手札を6枚まで増やしてきた。ライフを減らせていないから振り出しに戻ったようなものだ。いや、振り出しよりも厄介かもしれない。
「さてと…そろそろしますか。
私は手札から儀式魔法、《転生炎獣の降臨》を発動。レベルの合計が儀式召喚するモンスターのレベル以上になるように、自分の手札・フィールドのモンスターをリリースし、手札から「サラマングレイト」儀式モンスター1体を儀式召喚する。
手札の《転生炎獣ウルヴィー》と《転生炎獣ファルコ》をリリース!レベルの合計は8。これにより儀式は成立する。儀式召喚!」
―――降臨せよ、炎を纏いし翠玉の翼!《
《転生炎獣エメラルド・イーグル》
☆8 / 炎属性 / サイバース族 / 攻2800
儀式召喚か。攻撃力2800…これが霊夢の切り札なのか?
「さらに墓地から自身の効果で《転生炎獣スピニー》を特殊召喚」
《転生炎獣スピニー》
☆3 / 炎属性 / サイバース族 / 攻1000
再び墓地から蘇るモンスター。今度は何をするつもりだ?
「…そのモンスター、借りるわ。
手札から魔法カード、《フュージョン・オブ・ファイア》を発動!
自分の手札及び自分・相手フィールドから「サラマングレイト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
私の場の《転生炎獣スピニー》とアンタの場の《トランスコード・トーカー》、"サラマングレイト"モンスターとリンクモンスターを融合!」
なにっ!?こちらのフィールドをも干渉して融合召喚だと!? …待てよ、この素材指定はまさか!?
《転生炎獣スピニー》と《トランスコード・トーカー》が異なる二色の炎となってぶつかり混ざり合って、紫炎となって弾ける。そしてその炎の中から禍々しい獣が目覚める。
―――現れよ!一つの狂おしき魂のもと凶悪なる獣たちの武器を集めし肉体を誇る魔獣よ!《
《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》
☆8 / 炎属性 / サイバース族 / 攻2800
「《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》の効果。ターン終了時までこのカードの攻撃力は素材としたモンスターの元々の攻撃力を合計した数値の半分だけアップする!」
融合素材となった二体のモンスターの元々の攻撃力の合計は3300。その半分である1650が攻撃力にプラスされ、その攻撃力は4000を超える。
さらに《トランスコード・トーカー》が素材に使われてフィールドからいなくなったことで《エンコード・トーカー》の強化も消える。
《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》
☆8 / 炎属性 / サイバース族 / 攻2800 → 4450
《エンコード・トーカー》
リンク3 / 光属性 / サイバース族 / 攻2300
【リンクマーカー:上/下/右下】
× □ □ □ ×
× エ □ □ ×
ヴ □
↑
× □ □ エ ×
↓↘
× □ 補 サ ×
だが、攻撃力が戻ったことは好都合かもしれない。
《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》は自己強化の他に、元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスターと戦闘を行う時に攻撃力を倍加させる効果を持っている。そうなれば戦闘ダメージでライフを丸ごと持っていかれてしまう恐れがある。だがまだ気を抜けない。
先程の墓地肥やしの際に装備モンスターの攻撃力を変化させる《魔界の足枷》が確認できたことから、攻撃力を変動させるカードが何枚か入っているのは間違いない。残りの手札次第ではライフを削り切られる―――
「私はカードを一枚伏せて、バトルフェイズに移るわ」
攻撃力を変動するものではなかったか。だが危険であることには変わらない。
「《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》で《エンコード・トーカー》に攻撃するわ!"ヴァイオレットソウル"!」
紫遊 LP4000 → 1850
「ぐっ…。
この瞬間に二枚の永続魔法、《サイバネット・リカバー》と《補給部隊》を発動。
まずは《サイバネット・リカバー》の効果、自分フィールドのリンクモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合、リンクモンスター以外の自分の墓地のモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。《サイバース・コンバーター》を蘇生。
続いて《補給部隊》の効果、1ターンに1度、自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊された場合にデッキから1枚ドローする。」
《サイバース・コンバーター》
☆2 / 光属性 / サイバース族 / 守1000
「それなら《転生炎獣エメラルド・イーグル》で《サイバース・コンバーター》を攻撃。
これでターンを終了するわ。」
《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》
☆8 / 炎属性 / サイバース族 / 攻4450 → 2800
ターン3→4
霊夢 LP4000
手札 0
墓地 9
除外 1
フィールド
《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》
《転生炎獣エメラルド・イーグル》
魔法・罠伏せ 1
× □ ■ □ ×
× エ □ □ ×
ヴ □
× □ □ □ ×
× □ 補 サ ×
紫遊 LP1850
手札 1
墓地 7
フィールド
永続 《サイバネット・リカバー》
永続 《補給部隊》
何とか耐えきりはしたが、かなり厳しい状況だ。霊夢の場にはエース級が二体。それに対してこちらは何もいない。しかも相手の墓地にはアレがあるためにこのターンで決めるとするなら出来れば一、二撃で削り切る必要がある。…そもそも越えられないのだが。
「ドロー」
悪くはない引きだが…
「俺は《レディ・デバッガー》を召喚」
《レディ・デバッガー》
☆4 / 光属性 / サイバース族 / 攻1700
《レディ・デバッガー》は召喚・特殊召喚に成功した場合にデッキからレベル3以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える効果を持っている。
「《レディ・デバッガー》の効果でデッキから《バックアップ・セクレタリー》を手札に加え、自身の効果で特殊召喚!」
《バックアップ・セクレタリー》
☆3 / 光属性 / サイバース族 / 守 800
二体のモンスターが並んだが、このままだと次のターンにモンスターを引かれれば負ける。だからと言ってリンク召喚をしても変わらない。ここは守りに入るしかない。
「俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ。」
ターン4→5
霊夢 LP4000
手札 0
墓地 9
除外 1
フィールド
《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》
《転生炎獣エメラルド・イーグル》
魔法・罠伏せ 1
× □ ■ □ ×
× エ □ □ ×
ヴ □
× レ バ □ ×
× ■ 補 サ ×
紫遊 LP1850
手札 0
墓地 7
フィールド
《レディ・デバッガー》
《バックアップ・セクレタリー》
永続 《サイバネット・リカバー》
永続 《補給部隊》
魔法・罠伏せ 1
「私のターン、ドロー。
これで終わりよ。装備魔法、《災いの装備品》を《レディ・デバッガー》に装備。これにより《レディ・デバッガー》の攻撃力は私のフィールド上に存在するモンスターの数×600ポイントダウンするわ。こちらのモンスターは2体。よって1200ポイントダウンよ」
《レディ・デバッガー》
☆4 / 光属性 / サイバース族 / 攻1700 → 500(《災いの装備品》装備)
ここで引いてきたか。これで倍加効果が適用される。
だが、モンスターの数が変わらないのならまだ可能性はある
「バトル。《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》で《レディ・デバッガー》を攻撃!これで仕舞いよ」
「まだ終わらない!速攻魔法、《サイバネット・バックドア》!
《レディ・デバッガー》を次の自分スタンバイフェイズまで除外する。そして《レディ・デバッガー》より低い攻撃力を持つ《ロックアウト・ガードナー》を手札に!」
対象が居なくなって場が変動したことにより、《災いの装備品》は外れて墓地へと送られ、《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》の攻撃は巻き戻しとなった。巻き戻されたモンスターは攻撃目標を新たに選び直さず攻撃を取りやめればこのターンの攻撃権利を失う。これで攻撃しようが止めようがあの火力をもろに受けることは無くなったわけだ。
「それなら《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》で《バックアップ・セクレタリー》を攻撃。」
「ダメージは無いが破壊されたことで《補給部隊》により1ドロー」
「でもどちらにしろこれを防げなければ終わるわ。《転生炎獣エメラルド・イーグル》でプレイヤーに直接攻撃!」
確かに霊夢の言う通り、この攻撃を受ければ俺は負ける。
だからこそ、このカードを加えたんだ!
「まだ足掻かせて貰うぞ。この直接攻撃宣言時に手札の《ロックアウト・ガードナー》の効果を発動!このカードを手札から攻撃表示で特殊召喚する!」
《ロックアウト・ガードナー》
☆3 / 地属性 / サイバース族 / 攻1000
壁のように現れたモンスターが相手の攻撃を受け止める。
「ぐっ!」
紫遊 LP1850 → 50
「自身の効果で特殊召喚された《ロックアウト・ガードナー》は、このターン戦闘では破壊されない」
「しぶといわね」
「自分で言うのも何だけど、俺もそう思う」
これで全ての攻撃を終わり、霊夢はターンを終えてこちらにターンが回ってくる。よく耐えたものだ。
ターン5→6
霊夢 LP4000
手札 0
墓地 10
除外 1
フィールド
《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》
《転生炎獣エメラルド・イーグル》
魔法・罠伏せ 1
× □ ■ □ ×
× エ □ □ ×
ヴ □
× □ □ □ ×
× □ 補 サ ×
紫遊 LP50
手札 1
墓地 9
除外 1
フィールド
《ロックアウト・ガードナー》
永続 《サイバネット・リカバー》
永続 《補給部隊》
「俺のターン、ドロー。
そしてこのスタンバイフェイズに《レディ・デバッガー》が帰還する」
さて、問題はここからだ。
一番厄介な《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》を倒そうにも、下手にこちらの攻撃力を上げれば向こうは倍加して反撃してくる。あれは攻撃された時にも発動するから面倒だ。
仮にそれを避けて《転生炎獣エメラルド・イーグル》を破壊しても返しでやられるだろう。
ここからは少しでもダメージを受ければ負ける状態だ。こうなったらいつもの賭けだ。
「まずは魔法カード、《取捨蘇生》を発動。
このカードは自分の墓地のモンスター3体を対象とし、相手はその中から1体を選び、そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚して残りのモンスターを全て除外する。俺が選ぶのはこれだ!」
〈選択〉
・《トランスコード・トーカー》
・《アンダークロックテイカー》
・《サイバース・ガジェット》
「(蘇生か弱体化かトークン生成かってところね。どれを選んでも何かしら企んでるのは見え見えね)」
「…私は《サイバース・ガジェット》を選択するわ」
《サイバース・ガジェット》
☆4 / 光属性 / サイバース族 / 攻1400
選ばれた《サイバース・ガジェット》がフィールドに現れ、残りのカードが除外される。正直この選択が一番予想できた。だがこれでフィールドのモンスターが三体になった。これなら何が出ても出せるはずだ。
「スキル【サイバネット・クリエイション】発動!」
この状況を覆せるかはこの結果次第だ。
手の中に光が集う。時折炎のように揺らぐデータが形となって、新たなカードとして実体化を果たす。
「現れろ!幻想を創造に変えるサーキット!」
新たに呼び出されるゲート。
「アローヘッド確認。 召喚条件はモンスター3体!
俺は《ロックアウト・ガードナー》、《レディ・デバッガー》、《サイバース・ガジェット》の三体をリンクマーカーにセット。 サーキットコンバイン!リンク召喚!」
―――リンク3、《パワーコード・トーカー》!―――
《パワーコード・トーカー》
リンク3 / 炎属性 / サイバース族 / 攻2300
【リンクマーカー:左/右/左下】
呼び出されたのは紅き鎧を纏った新たなコード・トーカー。
そしてこのリンク召喚によって《サイバース・ガジェット》の効果でトークンが出現する。
《ガジェット・トークン》
☆2 / 光属性 / サイバース族 / 守 0
× □ ■ □ ×
× エ □ □ ×
ヴ ←パ→
↙
× □ ガ □ ×
× □ 補 サ ×
「《パワーコード・トーカー》の効果発動!1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体の効果をターン終了時まで無効にする。"ワイヤー・リストラクション"!」
対象は勿論、《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》。これでこちらの攻撃力が上がっていても倍加することはない。
「だけど無効になったところで攻撃力はそっちが下よ」
「それはどうかな?
俺はカードを一枚伏せて、バトルフェイズに移る。
行くぞ、《パワーコード・トーカー》で《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》を攻撃!」
《パワーコード・トーカー》はダメージ計算時にリンク先のモンスターをリリースすることで攻撃力をそのダメージ計算時のみ、元々の攻撃力の倍にする効果を持っている。これでどうだ!
「…甘いわ。罠カード《サラマングレイト・レイジ》を発動!このカードの2つの効果の内、私は1つ目の効果を使い、《転生炎獣エメラルド・イーグル》を墓地に送ってフィールドのカード1枚を破壊する。《パワーコード・トーカー》を破壊!」
「なに!?」
折角召喚したリンクモンスターが《転生炎獣エメラルド・イーグル》共々破壊される。だが只では終わらない。破壊されたことで二枚の永続魔法が起動し、墓地からまた《サイバース・コンバーター》を蘇生して、俺は1枚ドローする。
「俺はこれでターンエンド」
ターン6→7
霊夢 LP4000
手札 0
墓地 12
除外 1
フィールド
《転生炎獣ヴァイオレットキマイラ》
× □ □ □ ×
× □ □ □ ×
ヴ □
× □ ガ サ ×
× ■ 補 サ ×
紫遊 LP50
手札 1
墓地 11
除外 2
フィールド
《ガジェット・トークン》
《サイバース・コンバーター》
永続 《サイバネット・リカバー》
永続 《補給部隊》
魔法・罠伏せ 1
「ドロー。
速攻魔法、《
私は《転生炎獣Jジャガー》を手札に加え、そのまま召喚」
《転生炎獣
☆4 / 炎属性 / サイバース族 / 攻1800
「バトルよ。《転生炎獣Jジャガー》で《ガジェット・トークン》を攻撃。
《転生炎獣Jジャガー》は守備表示モンスターを攻撃した場合に守備力を攻撃力が超えた分だけ貫通ダメージを与える効果を持っているわ。これで終わりよ」
確かにこれが通れば終わる。今俺が伏せているカードは単なるブラフ。攻撃を止める様なものではない。…ここまでか…
紫遊 LP50 → 0
「…あれ? そういえばスキルは?」
という訳で「不靈夢→霊夢」的なダジャレをしたいが為の転生炎獣です。
カードプールは執筆時に判明している分までになります。
ですので書いた数時間後に判明した《転生炎獣Bバイソン》は知らん。
やってみたら楽しかったです。はい。
ちなみに霊夢はまだリンクを持っていません。
結構好きな部類のカテゴリなんですが、純【転生炎獣】の明確な勝ち筋ってまだ《ヴァイオレットキマイラ》ぐらいなんですね。《ヒートライオ》は切り込み役みたいな感じですし、《エメラルド・イーグル》はコストが重めですし。
さてさて本編のことですが、転生炎獣であっさりと初エクシーズ出してしまいましたね。本当は融合、シンクロ、エクシーズ、ペンデュラムと順番に出したかったんですが。ストラクの情報が次々に公開されるんだからしょうがないじゃないか。
そうなると誰にシンクロを使わせようか…