東方紫流風   作:永遠の中級者

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2話 幻想郷の決闘ごっこ

 元居た世界とは別の世界、幻想郷の山の中の神社で今、二人の戦いが始まる。

 

「それでは先行は貰います。

私のターンです」

 

 説明を兼ねて、と言葉を続けながら早苗は手札からカードを一枚とる。

 

「自分のターンは順序がありまして、色々と処理などを行うスタンバイフェイズの次に主な行動が出来るメインフェイズ1に移ります」

 

「1ってことは2もあるのか?」

 

「はい。ですが、先行1ターン目ではあまり関係が無いですね。

という訳でメインフェイズ1で私はこのモンスター、《プリーステス・オーム》を通常召喚します!」

 

《プリーステス・オーム》

☆4 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻1700

 

 早苗がカードを決闘盤の半透明な部分に置くと、それに連動するように早苗の目の前にモンスターが出現した。これが召喚か。

 その後の早苗の説明では、このようにモンスターを通常召喚出来るのは1ターンに1度らしく、今のように何事も無く召喚出来るのはモンスターカードに記された星――レベルが4つまでのものだけらしい。それ以上のレベルのモンスターを場に出す場合は、既に場にいるモンスターを決まった数使って出すとのこと。

 

「それから私は魔法・罠ゾーンにカードを一枚伏せます。このゾーンにはその名の通りに魔法と罠をセットしてそれらを使うんです。魔法は基本的に自分のターンならすぐに使うことが出来ますが、罠は一度自分のターンを終えないと使うことが出来ません」

 

 へぇ。まあ、罠って名前からして相手に仕掛けるような感じだからな。一度ターンを終わらせないと起動できないと言うのは分かるな。

 

「この後にモンスターで攻撃することが出来るバトルフェイズがあるのですが、1ターン目は出来ないので、私はこれで流しまして、メインフェイズ2、そしてエンドフェイズになりまして、これで私のターンは終了です」

 

 

 

ターン1→2

早苗 LP4000

手札 3

墓地 0

フィールド

 モンスター《プリーステス・オーム》 

 魔法・罠伏せ1

 

□ □ ■ □ □

 

□ □ プ □ □

 

  □   □  

 

□ □ □ □ □

 

□ □ □ □ □

 

紫遊 LP4000

手札 5

墓地 0

フィールド 0

 

 

 

 これで1ターン目の大体の流れが終わって、次は俺に交代か。

 

「2ターン目からはターンの始めのドローフェイズでデッキからカードを1枚引くんですよ?」

 

 早苗の言う通りにデッキからカードを一枚引いて手札に加える。

 

 さて、さっきのターンみたいにする訳だが、どうするか…

 引きが良いのかは分からないが、手札にはモンスター、魔法、罠がバランスよく加わっている。基本的な行動は出来るだろう。

 にしても同じ魔法カードなのにこのマークは何だ?種類?まあいいか。

 

「俺は手札から魔法カード《ワンタイム・パスコード》を発動する。このカードの効果により、俺の場にセキュリティトークン1体を守備表示で特殊召喚」

 

《セキュリティトークン》

☆4 /光属性 / サイバース族 / 守2000

 

 魔法の効果によって、俺の場にモンスター…のようなものが姿を現す。

 守備表示か。《セキュリティトークン》の守備力は相手の《プリーステス・オーム》よりも攻撃力が高い。守るだけならこれでもいいだろう。

 

「サイバース族? 聞いたことがありませんね」

 

「続けて俺は魔法カード《強者の苦痛》を発動」

 

 先程使った《ワンタイム・パスコード》とは違って永続と書かれた《強者の苦痛》を決闘盤に差し込む。永続と書かれているので場にでも残るのだろう。だがその時に早苗が動いた。

 

「弱体化魔法ですか。それは通せませんね。

リバースカードオープン!カウンター罠《呪術抹消》!手札二枚を捨てて、相手が発動した魔法の発動を無効にして破壊します!」

 

 

早苗の墓地へ → 《儀式魔人プレサイダー》、《儀式魔人ディザーズ》

 

 

 マジか。ここでそれを踏むか。それとも弱体化をされたくないのか?

 

 早苗が続ける。《呪術抹消》には追加効果があるらしく、手札とデッキからも同じカードを破壊するらしい。俺は手札に同じものがないことを示しながら、デッキを確認する。どうやら一枚しか入っていなかったらしく、デッキにもないことを相手に確認させる。

 二枚目以降の破壊はされなかったが、それでもデッキ内の情報をかなり与えてしまった。完全なディスアドバンテージだな。それを利用してくるのかは謎だが。

 だけど考えようによっては一枚に三枚使わせたと考えれば悪くない。

 

「それなら、《バックリンカー》を通常召喚だ」

 

《バックリンカー》

☆3/ 闇属性 / サイバース族 / 攻1600

 

「俺はカードを一枚伏せる」

 

「二ターン目からはバトルフェイズで戦闘を行なうことが出来ますよ?」

 

 早苗が教えてくれる。

 先程の《強者の苦痛》が残っていればこちらの攻撃力の方が上になっていたが、防がれたが為に、僅かに届かなくなっている。流石にこれでは戦闘を起こす気にはならない。数値だけなら《セキュリティトークン》も居るが、守備表示はどう考えても攻撃出来ない。

 

「いや、俺はこれでターンを終了する」

 

 

ターン2→3

早苗 LP4000

手札 1

墓地 3

フィールド

 モンスター《プリーステス・オーム》 

 

□ □ □ □ □

 

□ □ プ □ □

 

  □   □  

 

□ □ バ セ □

 

□ □ □ ■ □

 

紫遊 LP4000

手札 2

墓地 2

フィールド

 モンスター 《バックリンカー》、《セキュリティトークン》

 魔法・罠伏せ 1

 

 

「では私のターンですね。ドローフェイズ、ドロー!」

 

 向こうの手札は一枚。このドローで二枚になるが、二枚ではそれほど厳しい状況には発展しないだろう。そう思っていたのだが、カードを引いた早苗が少し笑った。

 

「これを引いちゃいますかぁ。折角ですので狙って行きましょうか。

私は《センジュ・ゴッド》を召喚します」

 

《センジュ・ゴッド》

☆4 / 光属性 / 天使族 / 攻1400

 

 今引いたカードか。だがそれほど強いものではないように見えるが、何をする気だ?

 

「《センジュ・ゴッド》の効果を発動!このカードが召喚に成功した時、デッキから儀式モンスター1体を手札に加えます。私が加えるのは《救世の美神ノースウェムコ》!」

 

 儀式…モンスター?何だ今のカード。他とは色が違ったが。

 

「そして私は手札から儀式魔法《救世の儀式》を発動します!手札と自分フィールド上からレベルの合計が7以上になるようにリリースして《救世の美神ノースウェムコ》を儀式召喚します」

 

 さっき加えたカードを出す為のカードか!

 

「場の二体を使ってさらなるカードを呼び出すってことか」

 

「普通に考えるとそうですね、ですが常識に囚われてはいけないんです。

私はこの儀式の素材に墓地に居る二体の儀式魔人も素材とします。墓地の《儀式魔人プレサイダー》と《儀式魔人ディザーズ》は儀式召喚を行う場合、その儀式召喚に必要なレベル分のモンスター1体として、墓地から除外できるのです。」

 

 墓地のモンスターを!?儀式魔人なんてカードは使ってなかったぞ!

 …まさか《呪術抹消》のコストで捨てたカードか!あれは魔法を打ち消したかったんじゃなく、墓地に仕込むことが目的だったのか!?

 

「私は墓地の《儀式魔人プレサイダー》と《儀式魔人ディザーズ》をゲームから除外します。これで合計5、後はフィールドの《センジュ・ゴッド》をリリースして

レベルの合計は必要な7以上となりました。よってこのカードがフィールドに降臨します」

 

 

―――降臨したまえ、《救世の美神ノースウェムコ》!―――

 

 

《救世の美神ノースウェムコ》

☆7 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻2700

 

 現れたのは恐らく早苗のデッキで一番強いモンスターなのだろう。

 あのカード自身の能力はこの状況では活かせないように思えるが、それとは別の力をモンスターから感じる。

 

「儀式魔人は儀式召喚に使われた時にその儀式モンスターに効果を付与する効果を持っています」

 

 儀式召喚に使われた儀式魔人は二種類。よって《救世の美神ノースウェムコ》

には二種類の効果が付与されていることになる。

 

《救世の美神ノースウェムコ》

☆7 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻2700

※戦闘によってモンスターを破壊した場合、儀式モンスターのコントローラーはデッキからカードを1枚ドローする。(儀式魔人プレサイダー使用)

※罠カードの効果を受けない。(儀式魔人ディザーズ使用)

 

 凶悪とまでは流石にいかないが、これはまた戦闘に役立ちそうな効果だこと。

 罠の効果を受けないようになっているので罠で妨害するという手が使えず、罠に恐れず攻撃出来る上に、それでモンスターを破壊すればドローか。どうしたものか。

 

「ではバトルフェイズに移ります!

《救世の美神ノースウェムコ》で《バックリンカー》に攻撃します!攻撃表示が相手なら戦闘ダメージを与えられますからね!」

 

 《救世の美神ノースウェムコ》の攻撃に《バックリンカー》があっけなく破壊されてしまった。その衝撃は紫遊にも襲い掛かり、攻撃力を越えられた分のダメージがライフから削られる。

 

紫遊 

LP4000 -1100ダメージ → LP2900

 

「戦闘でモンスターを破壊したので追加効果により、一枚ドローさせてもらいます」

 

 これが決闘か。少しずつだが思い出せてきた。

 今使っているデッキは俺が最近作ったばかりのデッキで、実際に使うのは今回が初めてだ。そんな初陣で負けるわけにはいかないな。このデッキの可能性はまだ見せてはいないのだから。

 

「《セキュリティトークン》は倒せませんからメインフェイズ2に移りまして、今引いた装備魔法《秘術の書》を《ノースウェムコ》に装備します。これを装備した魔法使い族モンスターは攻撃力と守備力が300アップします。

私はこれでターンエンドです」

 

《救世の美神ノースウェムコ》

☆7 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻2700 → 3000(《秘術の書》装備)

※戦闘によってモンスターを破壊した場合、儀式モンスターのコントローラーはデッキからカードを1枚ドローする。(儀式魔人プレサイダー使用)

※罠カードの効果を受けない。(儀式魔人ディザーズ使用)

 

「少し待ってもらおうか。このエンドフェイズに俺は伏せてあった罠カード《サイバース・ビーコン》を発動!」

 

 このカードは戦闘または相手の効果で自分がダメージを受けたターンに発動でき、デッキからレベル4以下のサイバース族モンスター1体を手札に加える効果を持つ。

 先程の《ノースウェムコ》による戦闘ダメージをトリガーとして、俺は次の為のカードをデッキから呼び寄せる。

 

「俺はこの効果で、デッキから《バックアップ・セクレタリー》を手札に加える」

 

 その様子に早苗は少し気になった。

 

「もしかして何か思い出したのですか?」

 

「ほんの少しだけ…デュエルのことだけだけどな」

 

 自分のことはそれほど思い出せてはいない。

 けど、自分が決闘者であることだけが分かれば今は十分だと思う。

 

 

ターン3→4

早苗 LP4000

手札 0

墓地 3

除外 2

フィールド

 モンスター《プリーステス・オーム》、

      《救世の美神ノースウェムコ》(《秘術の書》装備)

 

□ □ □ 秘 □

 

□ □ プ 救 □

 

  □   □  

 

□ □ □ セ □

 

□ □ □ □ □

 

紫遊 LP2900

手札 3

墓地 4

フィールド

 モンスター《セキュリティトークン》

 

 

「このデッキの本領を見せるのはこれからだ。

俺のターン、ドロー!」

 

 引いたカードを確認する。

 《サイバース・ホワイトハット》か。これは都合がいいな。

 ドローカードを手札に加えて別のカードに手を掛ける。

 

「俺は《バックアップ・セクレタリー》を特殊召喚。このカードは自分フィールドにサイバース族モンスターが存在する場合に手札から特殊召喚できる。」

 

《バックアップ・セクレタリー》

☆3 / 光属性 / サイバース族 / 攻1200

 

 俺のフィールドに居る《セキュリティトークン》はサイバース族のトークンだ。よってこの手の効果の基点に出来る。この手の特殊召喚は他にも居る。

 

「さらに俺は《サイバース・ホワイトハット》を特殊召喚」

 

《サイバース・ホワイトハット》

☆6 / 光属性 / サイバース族 / 攻1800

 

 《サイバース・ホワイトハット》は自分フィールドに同じ種族のモンスターが2体以上存在する場合に手札から特殊召喚できる。これで俺のフィールドにはあっという間にサイバース族が三体に。

 

「召喚権を使わずに次から次へと出してくるとは…!やりますね。

でもそんなに並べても私のモンスターの攻撃力には届いていませんよ」

 

 確かにこれでも《サイバース・ホワイトハット》が《プリーステス・オーム》を倒せるぐらいで肝心の《救世の美神ノースウェムコ》の攻撃力には届いていない。

 だからこそ本領発揮と行こうか。

 

「現れろ!幻想を創造に変えるサーキット!」

 

 その呼びかけに応えるようにフィールドの上空にゲートが出現する。

 

「何ですかそれ!?」

 

 アローヘッド確認。 召喚条件は効果モンスター2体。

 効果モンスターを指定している為効果を持たないトークンは使用できない。

 

「俺は《バックアップ・セクレタリー》と《サイバース・ホワイトハット》をリンクマーカーにセット。 サーキットコンバイン!リンク召喚!! 」

 

 選択したモンスターが竜巻となってゲートの周囲にある矢印のようなマーカーの二つに飛び込む。それによりゲートが起動し、その中から新たなモンスターが姿を現す。

 

「現れろ!リンク2、《アンダークロックテイカー》!」

 

《アンダークロックテイカー》

 リンク2 / 闇属性 / サイバース族 / 攻1000

【リンクマーカー:左/下】

 

 先程までのモンスターとは違い、エクストラデッキから呼び出されたモンスターはエクストラモンスターゾーンに登場する。

 

「リンク…召喚…!?

何ですかそれ、始めて見ました…」

 

「そうなのか?まあいいか。

ここから反撃開始と行くか。リンク素材となった《サイバース・ホワイトハット》の効果を発動。相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力をターン終了時まで1000ダウンさせる」

 

《救世の美神ノースウェムコ》

☆7 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻3000 → 2000

《プリーステス・オーム》

☆4 / 闇属性 / 魔法使い族 / 攻1700 → 700

 

「さらに《アンダークロックテイカー》の効果発動!1ターンに1度、このカードのリンク先にいる《セキュリティトークン》の攻撃力の数値分、ターン終了時まで《救世の美神ノースウェムコ》の攻撃力をダウンさせる」

 

「え、それじゃあ!?」

 

 

□ □ □ 秘 □

 

□ □ プ 救 □

 

  □  ←ア  

      ↓

□ □ □ セ □

 

□ □ □ □ □

 

 

 《セキュリティトークン》はああみえて攻撃力は2000もある。そして《救世の美神ノースウェムコ》の残りの攻撃力も同じ2000。つまり――

 

《救世の美神ノースウェムコ》

☆7 / 光属性 / 魔法使い族 / 攻2000 → 0

 

「攻撃力が…0!」

 

 これで撃破が簡単となった。だけどまだ止まらない。

 

「俺は手札から《サイバース・コンバーター》を特殊召喚!このカードは自分フィールドのモンスターがサイバース族モンスターのみの場合、特殊召喚できる。

そして再び現れろ!幻想を創造に変えるサーキット!」

 

 今一度現れるゲート。

 次の召喚条件も効果モンスター2体。

 

「俺は《アンダークロックテイカー》と《サイバース・コンバーター》をリンクマーカーにセット。 サーキットコンバイン!リンク召喚!

来い! 《コード・トーカー》!」

 

《コード・トーカー》

リンク2 / 闇属性 / サイバース族 / 攻1300

【リンクマーカー:上/下】

 

 呼び出されるは剣士のようなモンスター。

 このデッキでは切り込み役のつもりだったりするが、今では切り札となる。

 

「《コード・トーカー》の効果。このカードの攻撃力はこのカードのリンク先のモンスターの数×500アップする。さらにこのカードのリンク先にモンスターが存在する限り、このカードは戦闘及び相手の効果では破壊されない」

 

 《コード・トーカー》の相手側のリンク先には都合がいいことにモンスターが存在する。これで最大火力を出せる。ついでに破壊耐性も得ることができる。

 

 

□ □ □ 秘 □

 

□ □ プ 救 □

      ↑

  □   コ  

      ↓

□ □ □ セ □

 

□ □ □ □ □

 

 

《コード・トーカー》

リンク2 / 闇属性 / サイバース族 / 攻1300 → 2300

【リンクマーカー:上/下】

※戦闘及び相手の効果では破壊されない。

 

「最後の一枚だ。おまけに《ビットルーパー》を通常召喚。そして《セキュリティトークン》を攻撃表示に変更」

 

《ビットルーパー》

☆4 / 地属性 / サイバース族 / 攻1500

 

《セキュリティトークン》

☆4 / 光属性 / サイバース族 / 守2000 → 攻2000

 

 手札は使い切ったが、これぐらいあれば足りるだろう。

 

「あれ…?…これってもしかしなくても危ないですか?」

 

「バトルフェイズだ。《コード・トーカー》で《救世の美神ノースウェムコ》を攻撃!」

 

「くぅ…!」

 

早苗 LP4000 → 1700

 

「続けて《セキュリティトークン》で《プリーステス・オーム》を攻撃」

 

早苗 LP1700 → 400

 

 残るこちらのモンスターは一体。それに対して早苗の場にはモンスターは居ない。これでとどめ!

 

「《ビットルーパー》で早苗にダイレクトアタック!」

 

 《ビットルーパー》の放った攻撃は何に止められることも無く早苗のライフに

ダメージを与えた。

 

早苗 LP400 → 0

 

 早苗のライフが尽きたことにより、この決闘は紫遊の勝利で幕を閉じる。

 

「大丈夫か?」

 

「はい…」

 

 敗北して倒れている早苗に近付き、手を差し伸べる。

 早苗はその手を取って立ち上がる。

 

 どういう技術で実体化させているのかは知らないが、決闘をすると少しは衝撃が来るんだよな。幻想郷に来てからはそれが過剰になっている気がする。

 

「それにしても先程の召喚法は何だったんですか?」

 

「リンク召喚か?さっきも言ってたけどここじゃそんなに珍しいのか?」

 

「珍しいというか私が知っている範囲だと見たことが無いです。最近は融合などといった召喚を使う人も出てきているみたいですが……もしかすると何処かではリンク召喚を使う人も出始めているかもしれませんが…」

 

 へぇ。というか今の口ぶりだとこの幻想郷にも決闘者はそれなりに居るみたいだな。早苗もその一人だし。そうなると他の奴にも会ってみたくなってきたな。この幻想郷にも少し興味があるし。

 

「ところで、これからどうするんですか?」

 

「そうだな。丁度幻想郷に興味が出てきたところだしな…この世界を楽しむかな」

 

「記憶はどうするんですか?」

 

「記憶か…」

 

 正直記憶の方はもうどうでもよくなっていたりする。

 決闘者であることは分かったからそれだけでいい。どうせ元の世界とは違う幻想郷なんだ、向こうとは違う生き方をしようと思う。

 

「一つ分かっただけでいい。後は好きに生きるよ」

 

 それからは、早苗から人里の存在を訊き、まだ陽もあるのでその人里に向かうことにした。

 




自分で出しといてアレですけど《セキュリティトークン》が凄い邪魔(笑)
よくよく考えたら予定していた主人公のEXデッキにトークンを素材に出来るものが無かった件。


今回使った二人のデッキについてですが、
主人公のデッキは未完成でEXデッキには三枚しか入ってない状態で、
早苗のデッキは初戦用の適当儀式デッキなので後日変更予定です。(構築が謎な理由は後々分かるかもしれません)

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