『45口径こそ万民のための奇跡』
『夫に小銃を、妻に散弾銃を、子供達には拳銃を』
『右手に聖書を、左手に銃を』
『地母神の愛を人に、銃弾はゴブリンに』
『45口径、これこそ地母神の小さな慈悲』
『信仰は銃口より生まれる』
これには地母神様もにっこり
オメーさては全米ライフル協会の回し者だな?
貴方とゴブリンスレイヤーは銃を構えながら並列になって隠された入り口の方に警戒しながら近づいた。
「水がある、匂いは誤魔化せる」
滝の裏に入口がある、ここに関しては流れる水のおかげでゴブリンの嗅覚もだいぶ誤魔化せるだろう。
ゴブリンどもは表立っては歩哨を立たせていないようだが滝の入り口には誰かがいると考えて行動すべきだろう。
貴方達は考えて…
貴方達はまずは手鏡で死角にゴブリンがいないかどうかそっと確認する事にした。
…いた!2匹のゴブリンが入り口で警戒に当たっている…
鏡には気づいていないようだが流石に攻撃しようとすれば気づくだろう。
とはいえ夕暮れという事でゴブリンどもは眠そうだ。
恐らくは一晩中警戒を押し付けられて疲れているのだろう。
時間は無い、夜になれば中のゴブリンどもも起き始めるだろう。
貴方方は事前の打ち合わせ通り、人質を救出したらすぐに脱出するという計画のもとに行動する事にした。
…貴方とゴブリンスレイヤーは音もなく物陰のゴブリンのすぐそばまで忍び寄った。
警戒されて大声を張り上げられたら人質の命が危なくなる。
貴方方は目配せをしてナイフでゴブリンに襲い掛かった。
貴方の振るったナイフがゴブリンの喉を裂くと一瞬でゴブリンは倒れた。
ゴブリンスレイヤーも手馴れた腕前でゴブリンを一瞬で仕留めたようだ。
貴方方は素早く音もなくゴブリンを始末した、多少の物音は滝の音で掻き消してくれるだろう。
死体は見られると困るので滝に突き落とした。
貴方方は武器を構えると洞窟の中に侵入していった。
お互いに前後をカバーし、奇襲を警戒している。
ゴブリンスレイヤーの銃に込められた鉛の散弾は皮鎧すら来ていないゴブリン相手なら十分すぎる威力だ。
…
貴方方が暫く洞窟を警戒しながら進んでいくと道が二つに分かれていた。
ゴブリンスレイヤーは床を見ると左を示した。
…何か大きなものが引きずられた後だ、恐らくはあの悪戯に殺された女性のものだろう。
真新しい血痕が匂い立つ、引きずられながら嬲られたのだろう…
…貴方は同時に右側からの道に時限爆発瓶と油壺、火炎瓶を紐で仕掛けた。
不注意に紐に引っかかればドカンといく罠だ。
ゴブリンスレイヤーは奇妙な種を蒔いている。
乾かしたハマビシの種だ、素足で踏むと痛そうだ。
鉄で作ったマキビシの方が効果は高いが、重いのであまり使えないらしい。
目線でゴブリンスレイヤーに終わったと伝え貴方達は速やかに女性達が捕まっていると思われる方向に進んだ。
進むにつれて匂いが酷くなっていく、ゴブリンどもはゴミをわざわざ外に捨てに行かないらしい。エルフの少女もそうだが、ゴミ捨て場で盛るとはどういう神経をしているのだろうか?
貴方達は目配せをすると警戒しながら進んでいく…
!前方にひどい臭いのするゴブリンどもが蠢いている…
「いやぁ…」「もうやめてぇ…」
裸の女性に覆いかぶさって彼女達を犯しているゴブリンどもだ。
貴方達にはまだ気づいていない、6匹いる…
ハンドサインで貴方は右側の3匹を、ゴブリンスレイヤーは左の3匹をやるつもりらしい。
目配せと同時に貴方達は足音を殺しながら近づきゴブリンどもに奇襲をかけた!
貴方が軽く振った爆発金槌は爆発こそしなかったものの一撃でゴブリン2匹を片付け更に返す一撃でもう1匹を仕留めた。
ゴブリンスレイヤーは右手のショートソードとナイフを女性を犯す事に夢中になっているゴブリンを刺し殺し、更に手を離すとそのまま籠手で1匹を殴り殺した!
武器を抜く暇すら惜しんで確実に殺す職人技である。
「うぅ…」「あぁ…」
女性達は4人いた、皆呆然としている…
「歩けるか?」
ゴブリンスレイヤーは呆然としている女性達を縛っていた縄を切って声を掛ける。
それぞれに体力回復のポーションまで飲ませてやったようだ。
その間貴方は残ったゴブリンがいないか、または通路から増援が来ないか銃を向け警戒している。「ポーションを飲ませた。二人は冒険者でなんとか歩ける、残りは無理だ。」
貴方達は女性4人を抱えて脱出する事にした。
「ありがとう…あいつら、突然馬車を襲ってきて…」
貴方が抱えた少女は商人の娘だ、馬車が襲われて家族が殺され少女は慰み者としてゴブリンに慰み者になっていたらしい。
やつれ果ててはいるがようやく10台半ばといったところだろう。
…貴方は今は心を殺し救出に専念する事にした。
…貴方達が進んでいくと前方からギャイギャイと喧しく騒ぐゴブリンどもの声が聞こえてくる。
どうやら残りがお目覚めのようで、朝立ちを鎮めようと女性達の方に来るつもりだったらしい。
だがゴブリンスレイヤーが蒔いておいたハマビシを踏んづけて先頭がイラついているらしい。
それを押しのけてゴブリンどもが進むと今度は貴方の仕掛けておいた仕掛け爆弾に引っかかり爆風と炎で洞窟内に大音響が響き渡る。
「急ぐぞ、見つかった」
貴方方はそれぞれ女性を先導し走り出す、炎は燃え盛るがそんなに長くは持たないだろう。
…貴方方は分かれ道の場所まで戻ってきた。
ゴブリン達が道を塞ぐ炎を消そうと躍起になっている。
「ゴブリンシャーマン!」
炎の向こうにはゴブリンシャーマンの姿が見えた!
何か魔法を使ってこられると回避できない女性がいる以上まずい。
ゴブリンスレイヤーが叫ぶと同時に貴方達二人は散弾銃をぶっ放した。
「ぐゲェ!」
何匹かのゴブリンとシャーマンに命中し、もんどり打ってのたうつ。
「走れ!」
貴方達は息の上がる女性達に構わず囃し立てる。
貴方達ならともかく女性達では戦闘で死ぬかもしれない。
…貴方はゴブリンスレイヤーに女性達を先導して貴方自身が殿になって後退すると伝えた。
「外に出たら、巣を潰す。それまで持ちこたえてくれ」
どのような手段かはわからないが、貴方は了承した。
ゴブリンスレイヤーは貴方から女性を受け取ると二人を担いで走っていく。
その間にも炎を避けて突破してきたゴブリン達が女を取られたという怒りに任せて突撃してくる。愚かな獣だ、貴方は散弾銃を発射すると散弾がゴブリンのあちこちに突き刺さりその足を鈍らせる。
炉に火を入れた貴方は金槌を思いっきり振り下ろし速度の鈍ったゴブリンに振り下ろす。
爆発音と共にゴブリンが数匹弾け飛び、更にその残骸が砲弾の破片のように後続のゴブリンにも突き刺さる。
「Gueeeee!」「Gugagaaa!」
破裂したゴブリンの骨や歯がまるで銃弾のように突き刺さって多くのゴブリンが痛みに悶え苦しむ。
こいつらは…弱い。
ヤーナムの獣の足元にも及ばない。
連中は狂気に支配されていても、それを補って余りある闘争本能があった。
こいつらにあるのは愚かな過信だけだ、実に容易い獲物だ。
餌をちらつかせ自分たちが優位だと思わせれば狩場に簡単に出てくる。
獣ほど速くもない、鋭くなく、強くもなく、頑健でも好戦的でもない。
…そして本物の狩人ほど狡猾でもない。
数と不意打ちが得意なだけの狩人気取りの愚か者に過ぎないのだ
ならば過剰に恐れることなどない。
…闇の中から貴方めがけて魔法の矢『ファイヤーアロー』が飛んできた!
貴方はそれを手近なゴブリンの死体を突き刺すとゴブリンの盾で防いだ!
威力でも速さでもヤーナムではこの程度の神秘は通じない。
…どうやら闇に紛れてゴブリンシャーマンが魔法を打ってきたようだ。
貴方はお返しにとまた散弾銃を適当にぶっ放した。
暗闇の奥からまた打たれたゴブリンの悲鳴が聞こえる。
貴方は後退しながら時に散弾銃を撃ち、時に爆発金槌を振って岩の散弾を発射した。
洞窟の中はゴブリンの天下だと?
残念ながら岩で出来た洞窟というのは貴方に無限の銃弾を与えたようなものだ。
貴方は手近な出っ張りの岩を爆発金槌で叩いて追いすがるゴブリンどもにお見舞いし続けてやった。
単なる岩とはいえ200kmを超える速度で飛来すればゴブリンの頭蓋を熟れたトマトみたいに破壊する程度は簡単。
人が投げた野球のボールですら人は死ぬのだ。
「出た!」
出口からはゴブリンスレイヤーが脱出したことを知らせてきたので貴方も走って脱出した。
…
貴方が脱出すると更に中からは無数のゴブリンがまだ追いかけてくる。
「離れていろ」
そういうとゴブリンスレイヤーは巻物を取り出し、入り口に向かって掲げた。
…瞬時に大量の水が凄まじい勢いで噴出し、向かってきたホブ・シャーマン・更にはチャンピオンといったゴブリンどもがバラバラになりながら押し流されていく。
「転移の巻物だ、海底と繋いである、前の砦の時に使い損なったからな…」
彼の柔軟さには舌を巻くしかない。
貴方達はゴブリンどもの本拠地を叩き潰し、4人の女性を救出した。
「…だが一人救えなかった」
彼は優しい人間だ、まだ気にしている。
貴方は彼の決断が4人の女性を救ったのだと言い、それは誰にでもできるものではないと言った。
どんな英雄でも、一人の手は長くはならないのだ。
「…そうか」
彼は黙り込んでいる、きっと何か思うところがあるのだろう。
ゴブ「でかいハンマーとか狭い洞窟でばかゴブねー」
狩人「オラオラオラオラオラー!無限脳筋散弾銃!」