狩人、あるいはケモノハンター   作:溶けない氷

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約1年後…剣の乙女はゴブスレさんに会いたくて西の街にやって来た。
女神官ちゃんから武闘家が彼女と同じ目に遭い、それでも立ち直れた事を聞いて会いたくなってみたのだ。
パーティーの一行は貴方の家で宴会を開いている。

武闘家「私も助けられた後も、私ももう男の人とは出来ないんだって。
どうあってもずっとずっと不幸なんだって
もう死んじゃいたいって何度も思いました。
でも自分でも幸せになれるんだって…この子のお陰です。
私、この子の為なら何だって出来ます。
どんな目に遭っても生きていけます」

剣の乙女「貴方って凄く強いのね。
ね、抱いていい?
何、この可愛いすぎる生き物。
私も欲しい…」

「全然夜泣きもしないし、すごく手間がかからないいい娘なんですよー
あの人の知り合いだっていう乳母さんが凄く良くしてくれてるんです。
ゴブスレさんの息子さんとも凄く仲良しみたいだし」

乳母
黒い服を着た謎の女性
狩人の知り合いらしい
外見は妙齢の婦人
子守がとてもうまい
二刀流の使い手で分身殺法を使う冒険者らしい

数日後…受付嬢さんと剣の乙女さんがやたら仲良しでゴブスレさんを見る目が怖いんだけど

狩人が味方したやろ?
防御は充実したやろ?
そんならゴブリンも強化せんとなぁ(『真実』ゲス顔スマイル)

今回はほぼゴブロード視点
下衆の極みを残虐に殺すのって最高にスカッとするから好き




第29話

既に日は暮れ、二つの月が平原を照らす。

夜はゴブリンどもの時間だ、だからこそ獣狩りの時間でもある。

冒険者の軍団は壁、大盾、柵といった遮蔽物に身を隠し連中を待ち受ける。

「来たぞー!ゴブリンの大群だー!数え切れねぇ!」

屋根に登っている物見が平原の向こう側の森から現れたゴブリンどもを発見した。

冒険者逹は壁に開けた穴や大楯の銃眼からゴブリンどもが先頭に押し立てている『盾』を見て驚愕した。

「そんな…」

無残に痛みつけられ凌辱された女性逹、彼女逹がゴブリン逹が担ぐ大楯の前面に縛られ盾にされていた。

ゴブリンスレイヤーは心の中で凄まじい憎悪をゴブリンに燃やす…

「ゴブリンは皆殺しだ」

当然の結論を出す・

 

ゴブリン軍の主力ゴブリンソルジャー

粗末な槍や鎧で武装したゴブリン

錆びたナイフや棍棒より獲物が両手もちになった分リーチが長くなった。

また粗末とはいえ鎧を着込んだ為、掠った一撃で殺すのは難しくなっている。

体躯も栄養状態が良い為大きく、筋力も飢えている並みのゴブリンよりは強い。

ある程度は集団戦の訓練を受けている

集団戦なら同数の白磁とも互角、黒曜冒険者にとっても手強い敵となるだろう。

ゴブリンロードは勝利を確信していた。

増やしに増やした小鬼の手勢は並みのゴブリンでは無い。

武器は揃えた、人間の村や冒険者から奪った鉄の武器を使う。

並みの馬鹿なゴブリンならナイフや棍棒だが、自分の手下には槍(木の枝の先にナイフを括り付けただけだが)を持たせた。

防具も付けさせた、竹でできた粗末な鎧だが弱い一撃なら持つ。

それは冒険者にとっては厄介な問題だ、今までならどこにどんな攻撃を当てても一撃で殺せた。

今回は掠っただけでは殺せなくなったという事だ。

チャンプやホブにシャーマンといった『流れ』の上位種も長い時間をかけて

できるだけかき集めた。

盾を作った、人間やエルフの雌を括り付けた盾だ。

冒険者はこいつらを掲げると矢も魔法も撃てなくなる。

ゴブリンライダーを揃えた、大食らいの狼を養うのは苦労した。

冒険者を餌にして人間の肉の味を覚えさせ

ゴブリンを乗せるまで大きく、かつ言うことを聞くまで調教するのは何年もかかった。

ロードとその他大勢のゴブリンを分かつ最大の特徴、それは辛抱する事。

短命なゴブリンには辛抱という概念は無い。

集めたゴブリンの中にはロードに従わない個体もいた。

理由は様々だ。

分け前が少ない、訓練が退屈、自分がロードに成り代わってやる。

どれも小鬼らしい身勝手な理由だ。

ロードは逆らうものは殺し、辛抱し、着実に勢力を増やした。

自前では到底兵力が足りない、多くのゴブリンの巣を併合した。

その過程では逆らうゴブリンを殺すことも多かった。

10のゴブリンを集める為に1のゴブリンを間引く必要があるなら遠慮はしなかった。

短命なゴブリンにとってそれは一生涯をかけた大仕事だった。

そして前日、ロードは食料の備蓄の殆どを放出してゴブリンどもの英気を養った。

不退転の決意を持たせる為に。

戦って死ぬか、飢えて死ぬか。

追い込まなければゴブリンは逃げる。

辛抱したその甲斐はあった。

冒険者どもには強いものもいる、だが数を頼んだ軍隊になった我らに敵うはずはない!

男は餌に、女は孕み袋にして減ったゴブリンを補充すればいい。

女冒険者は生命力が強いから大勢産むだろう。

あるいは大きな餌をチラつかせればもっと遠くの南や北のゴブリンが集まるかもしれない。

そして西の街を制圧し、女はゴブリンの孕み袋として更に増えた暁には東のもっと大きな人間の街を次々と落し最終的には東の大きな都を落とす!

人間やエルフの男は殺し、女は孕み袋にする。

そう、自分こそが世界を制覇するゴブリンの王!ゴブリン魔神王となる!

そういう妄想を抱く程度にはこのゴブリンロードは知能が高かった。

遠目だが、あの場所の女は牛との混血なのだろうか?

とても乳がでかかった、自分の子を沢山産ませて美味いミルクを出させる。

そう想像すると股座がいきり立つ、獣欲はゴブリンにとって最も大切な欲望だ。

配下のゴブリンどもにもここ暫くは女を犯させていない。

不満があっても、はちきれるほどの獣慾を溜め込ませれば女欲しさに死に物狂いで戦うから。

まずは手始めにあの人間の牧場を取る為にロードは軍団を出撃させた。

 

…!?

あんな壁は前には無かった、冒険者どもめ!

ロードは牧場が簡易的ではあるが要塞化されているのを見て内心動揺した。

数では勝る、武器防具もそこそこ整えた。

だがロードが最初に考えていたのは平原で数を頼みに冒険者の群を押しつぶすことで砦を落とすことでは無い。

退くか?いや、既に食料は底をついている、雌も痛めつけたから放っておいたら死ぬだろう。

そうすれば肝心の盾も使えなくなる。

それにここまで来て逃げれば手下はどう思う?ゴブリンは身勝手な生き物だ。

飯が無くなれば四散して勝手に行動するだろう、もう軍団は作れなくなるろう。

ロードは焦った、だが落ち着いてニヤリと笑う。

なに、冒険者が苦し紛れに単に戸板を並べただけでは無いか。

こっちにも盾はある、チャンプやホブもいるからあんな戸板など簡単に崩せる。

少し手強くなったから兵隊が減るかもしれないが口減らしに丁度いい。

むしろ手下に喝を入れ自信を持たせる意味からしてあの砦を落とすのも悪く無い。

調子に乗ったゴブリンは想像以上に大胆になる。

ロードは計画は少々狂ったが、自分は大丈夫だと考えた。

ロードは計画通りに女を盾にくくりつけたゴブリンを前進させた。

雌は事前に食事を減らして水だけ飲ませ、なるべく軽くした。

十分産ませたし、楽しんだからもう壊してもいい。

どうせすぐに新しい雌が手に入る。

あの赤毛のデカ乳雌は自分のものになる。




ロー「お前の嫁レイプしてやるゴブ」
ゴブスレ「絶殺」
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