狩人、あるいはケモノハンター   作:溶けない氷

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実際問題としてギルドが払った原作では費用負担どうするんだろう
どう考えても街や周辺の村で徴税するしかないんですけど
それは王が禁止してるようだし…
どこから金が出てきたのか謎
ギルドの財産?有力者のポケットマネー?
だとすると依頼を渋るのも納得…

ちなみに地球人の場合
傭兵隊長
「お前んとこの牧場の近くで人間同士で戦争やったらお金なくなってもうた
仕方ないのでお前んとこの家畜徴収するわ。
おっ!おっぱいのデカイ娘おるやん!犯したろ!」
地球人ど外道すぎて草


第36話

日が昇り、牧場での戦いに冒険者軍が勝利したという話は街まで素早く伝わった。

これを見に来ようと、また冒険者に報酬を支払う為。

そして戦場跡の見物や冒険者への報酬を目当てに商売を開こうと

商人など多くの野次馬が牧場の周りに集まってきた。

「皆さーん、報酬の現金はこちらに用意してあります!!」

受付嬢が出張所の仮受付で冒険者への支払いを行なっている。

「へへ、何体倒したよ?俺なんか6匹だぜ!

人足と工事労賃も含めりゃ当分楽できるな」

そこかしこで早速報酬を貰った冒険者がはしゃいでいる。

宵越しの金は持たないとばかりに熟練冒険者は早速酒保商人に朝から酒を注文している。

ちなみにあの酒保商人は貴方が買収した店の者だ。

貴方は牧場周辺で商売ができる者を貴方の支配下の店に限定した。

貴方が払った金はギルドを通し、冒険者の手から店を経て貴方の元にまたそのまま戻ってくる。

実に狡猾なやり方だ。

 

良く通る声で受付嬢が更に追加のクエストを発注している。

「冒険者の皆さーん、牧場周辺のゴブリン死骸や材木の片付けと言ったクエストが発注されてまーす!

今日一日で金貨3枚ですよ!なんと3枚!大盤振る舞いなので是非受注してください!」

ゴブリン1.5体分の値段、疲れた体で安いか高いか。

いつもなら新人が喜び勇んで飛びつくが今日ばかりは動きも鈍い。

 

「ほら!金3枚だって、3枚!戦士!すぐ行くわよ!」

「えー俺もう疲れてんだけど。聖女ー、いっぱい稼いだし今日くらいゆっくりしてもいいじゃん」

「何言ってんのよ!稼げるときに稼ぐ!貧乏新米は贅沢言えないのよ!

それに新しい装備も買いたいんでしょ!

少しは甲斐性あるところ見せなさいよ!」

あの新米戦士と聖女も元気いっぱいになって、受付嬢にクエストの受注を申告する。

こういうときは女の方が強い、良い夫婦になるだろう。

貴方は助言者として彼らに好感を抱いた、やはり後輩を指導すると愛着が湧く者だ。

 

 

貴方は牧場主である叔父にさてと詰め寄った。

大丈夫かね?と

「あんた…ああ、そうか今回の依頼主か…

ギルドから牧場を守ると聞いたときには驚いたが、あんただったんだな」

貴方は今回の防衛に大金を支払った、つまり牧場の所有者である彼は貴方に大きな借りがあるという事だ。

「ちょっと待てよ!俺が誰かに依頼したわけじゃないぞ!」

だが貴方が依頼し資材を発注し人を雇わなければ牧場はゴブリンの巣だったし、彼は命を落とし彼の姪も凌辱の限りを受けていたろう。

金が出せないばかりにそんな目にあった村は珍しくもない、軍団はとてつもない規模だったから間違いなくそうなったろう。

それなのにあんたの牧場は家畜も姪も主人もほぼ無傷と言っていい。

それにゴブリンの死体処理は?あれだって無料でできるわけじゃない。

何ならこの件を街の裁判所に持ち込んで費用の幾らかを請求することもできる。

全額とはいかなくても2割から3割は要求できるだろう。

金貨にしてまぁ500枚程度と言ったところだ。

それだけの現金を用意するには家畜を全部売らなければならないし、土地だって失うだろう。

更にゴブリンの死体の処理費用やゴブリン軍が攻め込んできた土地という因縁も考えれば地価は暴落するだろう。

はっきり言って牧場の全部を売り払っても賄えるかどうかわからない。

「そんな無茶な話が通るか!俺は払わないぞ!」

 

既に正義を司る至高神の神殿に持ち込んだ、費用の一部負担を求める訴えは正当だという言質を取ってあるし書面に認めてもらった。

裁判を起こしても良いが単に牧場を失い彼の借金が膨らむだけになるとは思うのでそんな事はしたくはないが。

「ふざけるな!勝手に人の土地を戦場にして事が終わったら牧場を丸ごと寄越せだと!

そんな虫のいい話があるものか!」

あるんだなこれが、しかも珍しくも何ともない。

悲しいかな戦争とはそういうもんである。

だが貴方としては彼を牧場から追い出すつもりはない。

それどころか給料を払ってもいいくらいだ。

貴方は彼に牧場の所有権を渡し、自分の雇われ人になればいいと言った。

姪も従業員として給料を払う、自分のレストランや宿に物産を卸してくれれば良い。

給料だって悪くないし牧場に投資だってする、経費も負担する。

貴方としても友人の妻と義理の叔父から牧場を取り上げるなど…そんなことはしたくはない。

同意するならサインをしてもらおうかと貴方は契約書を差し出した。

裁判所の判定は既に降ったも同然だ、それでも争うというのなら『然るべき手段』で差し押さえせざるを得ない。

「ぐっ…」

神殿や冒険者ギルドに駆け込んでも無駄だ、合法なのだから。

「くそっ…」

 

『…貴方は牧場の所有権を手に入れた!

金貨1500枚を失った!

傘下のビジネスに供給される物産の質が上がった!

『ビジネスの乗っ取り』チュートリアルは以上です』

 

しかしあの叔父はゴブリン退治の為に家畜や土地はおろか女房子供を奉公人という名の奴隷として売り払うしかない村に比べれば幸運だろう。

そういう所まで考えてほしい者だ。

貴方の前では項垂れて所有権の委譲に同意した彼の姿がある。

人間の身には不幸が起こるものだ、彼にはくじけずにこれからも前を向いて姪を慈しみながら生きてほしい。

貴方は決意した、このようなゴブリン禍に苦しむ人々を救わなければならないと。

そして彼らを『狩人達』の庇護下に置き、彼らから新しい狩人を募るのだ。

その為ならば金という道具を使う事にどんな躊躇いがあろうか。

なに、所詮は銀行口座の数字ではないか。

だがこの数字はときには国家すら破壊してしまうのだから、獣狩りとは難しい。

貴方は牧場を手に入れ、家に帰る事にした。

武闘家は朝食を作って待っているだろう、貴方にもきっと休息が必要だ。




武闘家ちゃん
村を出る>冒険者になる>初めてをゴブに奪われる>レイプ目で神殿>故郷に帰る>いたたまれなくなってまた街に>街で浮浪者>内縁の妻

神々「なんかあいつ金持ちのクラッススみたいな事してるぞ」

クラッスス「えー君んとこの家のご近所火事になっとるで?
うーん、消火してもええけどうちの土地やないしなー
安値で売ってくれたら考えるんやけどなー
いやー人助けしたいんやけどなー(棒」

買った後
「おっ、なぜか土地安う変えたやん!ラッキー(棒
ほんなら狭くて高い高層アパート建てて高い家賃とったろ!
ローマの不動産業儲かりすぎwwww
ローマ軍団をお小遣いで養えないとかみんな貧乏やなぁwww
は?軍団に給料やらなんやら払え?
うちの金が減るの嫌やから、イスラエルの神殿略奪するわ」

地球人クソど外道揃いすぎて草
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