今の軍隊とは違うぞ
どっちかというとショバ代をカツアゲして回るヤクザだぞ
貴方がたは日を挟んで移動し遂に水の街に到着した。
街の通りを歩きながら貴方方はこの街では何が美味だとかを話している。
貴方は女武闘家を一人宿へと残した、彼女は冒険者ではもはや無い以上付き添わせるわけにはいかない。
街の通りを抜けて法の大神殿へとやってきた、依頼人はここにいるらしい。
「ここが法の神殿!初めて見ました!ゴブリンスレイヤーさん、凄いですね!」「そうか」
神殿を見て女神官ははしゃいでいる、神殿の何が面白いのだろうか?
「で、依頼人はここに?」
ゴブリンスレイヤーによると至高神の大司教らしい。
貴方も対面することになるだろう…。
?青い空の上、天井の図面からなぜか視線を感じる、二つの強い視線…。
一つは怒りに満ちており、一つは不安に満ちた…。
そんな視線が貴方に注がれている…気がする。
儀式の秘匿か、脳の震えが止まらない。
貴方の側に神々の息吹を感じる、秩序も混沌も傍観者は気楽なものだ。
だが貴方は彼らの駒ではない、駒ではあっても彼らの玩具にはならない。
彼女は貴方を愛している、人形が貴方を愛するように。
その愛が毒だとしても。
「だ!大司教様って!」
「行くぞ」
?貴方は女神官に何を驚いているのかわからないので聞いた。
「知らないんですか?剣の乙女、西方辺境一帯の法を負って立つ人物。
至高神に愛されし大司教、10年前蘇った魔神王を打ち滅ぼした。
金等級第二位の冒険者。
伝説に導かれし存在でなく、人の内より現れた存在。
それこそが剣の乙女様なんですよ!」
…詳しいな、ファンなのだろうか?
だがわかるよ、強い女性に憧れるものだ。
貴方方は神殿の廊下を抜けて祈祷の場へとやってきた。
貴方たちが足を運ぶと、いかにも司祭といった服装の
「あら?まぁどなた?」
「ゴブリン退治に来た」
「あの!よろしくお願いします!お会いできて光栄です」
…どこか脳を揺さぶる感覚が貴方を襲う!
「戦士様に可愛らしい神官様…。
そして…あら?月の香り?…ごめんなさい、変な事を言いましたね。
ようこそ冒険者の皆さん、心から歓迎いたしますわ」
『…貴方、どなた?獣狩りの方かしら?』
いや違う、彼女ではない。
あの捨てられた死体で溢れ返った診療所という名前の殺人工場の医師でもその偽物でもない。
だというのに貴方は何か脳を揺さぶる不安を感じずにはいられなかった。
「で、ゴブリンはどこだ」
彼は実にまっすぐな男だ、歓迎されて照れを隠している。
貴方は剣の乙女から一ヶ月前からの事件のあらましを聞いた。
…特に貴方は誘拐という一点で不審を感じた。
街にゴブリンが出没し、悪事を働いている。
既に死者、婦女子への暴行といった重大事件に発達している。
貴方方も地下にゴブリンが拠点、巣を作っているとの見当をつける。
誰でも思いつく事なので、この街の冒険者にも地下の掃討作戦を依頼したらしいが…
剣の乙女は「その人たちは?」という女神官の答えに首を横に振って答えた。
「そんな時、辺境の勇士ゴブリンスレイヤーの歌を耳にしました。
ああ、それと貴方西方の守り手『モンスター狩りの狩人』の歌も」
ゴブリンスレイヤーも貴方も自分たちの活躍が歌になっていたとは知らなかった。
だがゴブリンスレイヤーは5年間の地道なゴブリン掃討任務で身を守る術を持たない村人にとっては最も身近な英雄だ。
そして貴方も色んな意味で伝説になっているらしい。
「あら知らないの?オルクボルグも狩人も歌になってるのよ。
現実を知ると幻滅ものだけどねー」
貴方も彼も武勲を残すことなどどうでもいいと考えている。
「カミキリ丸も狩人も物を知らんの、勲を歌われればお前さんがたにもっと退治の依頼が入るって寸法よ」
確かに情報伝達手段が限られているし、識字率もお世辞にも高くない今時では大広場などで歌われる歌は有効な情報頒布手段の一つだろう。
まぁ現実との乖離がやや見られるのはやむをえないとしても。
剣の乙女はどこか弱々しい様子で懇願する
「お願いします、どうか私どもの街を救っては頂けないでしょうか?」
「救えるかどうかはわからん、だがゴブリンどもは殺そう」
「ゴブリンスレイヤーさん!もうちょっと言い方を!
言い方も大事ですよ、そこは駆除とか殲滅とかもっとですね!」
それも大分直接的表現だと思うのだが…。
蜥蜴僧侶は殲滅に関する具体的作戦を問いかける。
地下は広いゆえに乗り込んで掃討するしかあるまいという結論になった。
「火と毒と水は手加減するのよ!」
「わかっている」
「あんたもよ、狩人!どっちかというとあんたの方が心配なの!」
…努力はしよう、努力は。
「しかし何故衛士だの軍だのに討伐させないのか…。
拙僧はこの街の事情を分かりかねるが、別に管轄外というわけではありますまい」
至極当然な疑問を蜥蜴僧侶が問う、彼はどこまでも常識人だ。
「それは…」
どうやら街の治安維持を司る衛士や軍隊はゴブリンごときに軍隊は動かせない、冒険者でなんとかしろと突っぱねたらしい。
貴方は既に人死にが出ている以上、脅威度は十分だと思うのだが?
それでも軍隊が動かないというのなら何の為に税金を払っているのか?
よく市民は抗議活動を起こさないものだと訝しがった。
「まぁ狩人よ、今は魔神王との戦の真っ最中だからのう。
ゴブリン退治ごときは冒険者の仕事か」
「やれヒュームの政だの金銭だのは面倒なことですなぁ」
それにしても貴方は冒険者を動員するのにも金銭が必要だろうにと思った。
それなら今回の依頼金はどこから出ているというのか。
「狩人様の言う通りですね、今回の依頼は私が個人で出させて頂きました。
本来なら、この街の領主か駐屯軍司令部が出すべきところですが…」
どうやらこの大司教の影響力は実質的に西方辺境の首都とも言えるほどのこの街の領主にも匹敵するらしい。
…貴方は今回の依頼はアタリかもしれないと思った。
彼女が『狩り』に興味があるかどうかはわからない、だが実力はある。
良い狩りを提供し合う仲になればとも思った。
貴方方は大司教から古い地下の地図を手に入れた。
「もし…依頼人として不躾とは思いますが。
貴方は恐ろしくはないのですか?」
貴方は大司教に問いかけられた…。
恐ろしい?恐ろしいに決まっているだろう、だが貴方はかつてあの『鴉の狩人』にかけられた励ましの言葉をそのまま返す。
『どうした?まさか狩人が、獣が恐ろしいのかい?』
「っ!わ、私は…」
『ふふっ まあいいさ。恐れなき狩人など、獣と何が変わろうものかね…』
「獣と…私は…そうですね…私は獣じゃない…」
『いくら恐ろしくても、あんたは狩人。
獣を狩るしかないんだよ』
「狩るしかない…恐ろしくても…すいません、変なことを聞いてしまいましたね。
ご無事を祈っております」
そんな貴方と剣の乙女とのやりとりに女神官が大慌てで間に入る。
「す、すみません。変な人でしょう?でもこういう人なんです。
ついていけば、すぐになれますよ。
わ、私たち、きっと大丈夫ですから!」
貴方方は大司教の場から下水道にそのまま向かう…。
「獣の狩人様…」
どこからか呟くような声が貴方の後を追ってきたような気がする…。
至高神「月の魔物はどこだぁあ!あの狩人を持ち込んだあのクソ邪神はどこにいる!」
GOD釘バットを振り回しながら怒って登場。
幻想「先程、水の街の地下に中ボスを設置してくると言って出て行きました!」
…月の魔物「やはりガンパリィの出来る人型ではもうあの子の強敵にはなりえないわね。
でもやりすぎるとリアルファイトになっちゃうし、ここは定番の聖杯3デブにしましょう」
神々「おもろそうやからもっとやれ」