そのためのサウナ回
でもCV能登麻美子で剣の乙女様並みのエロボディやったら、
お前らホイホイ信じちゃうんやろ
ホイホイ信じて全裸で手術台に寝て、改造されるお前らの図が簡単に浮かぶわ
貴方達は結局のところ、増水した下水道で戦うリスクは大きすぎると判断した。
水が落ち着くまで休息・補充・整備などのために地上に戻った。
ゴブリンに刺されるのも御免だが下水に流されるのも御免だ。
貴方は女武闘家の泊まっている宿にやって来た。
ここは最高級のとはいかなくともそこそこ上等な宿だ。
水の街で石造り、武装した警備員常駐、分厚い扉と雨戸。
大通りに面しているなどの条件を満たしている。
簡素ではあるが防御面では最も充実していると貴方が考えた宿だ。
「あっ、お帰りなさい!」
女武闘家は貴方が帰ってくるとロビーで嬉しそうに駆け寄って来た。
「ほら、見てください!
今日は街の色んなところを見て回ったんですよ…
か、狩人さん。なんか臭いません?」
カビ、血臭、死臭、生ゴミ、饐えた匂い…匂い立つ…下水道の匂いだ。
はっきり言ってかなり不愉快な匂いだ。
一日中下水道にいれば当然こうなる、聖杯に潜るとモット酷い事によくなるので気にもしなかった。
「あ…あ、そうだ!お風呂行きましょお風呂!
折角の素敵なお部屋なのに臭うんじゃ台無しですよ。
私もちょうど女神官ちゃんと一緒に行こうって約束したんですよ!」
貴方方は結局この宿に全員の分の部屋を確保した。
『ああ、確かにゴブリンの奇襲が予想される以上この宿は有事には砦になる』
ゴブリンスレイヤーも貴方の緊急事態への対策としてこの宿を取ることに賛成した。宿代をケチって寝首を掻かれるのは御免だ。
どうやら昼間に明るい街の通りを観光して回ったことで大分機も晴れたらしい。
ゲロエルフが死んだ目をしながら、下水道をドブネズミのように這いずり回っていたのとは大違いだ。
『エルフから生ゴミの匂いなんかしないし!
香しい花のような香りがするに決まってるでしょ!』
などと例の妖精弓手は指摘にも関わらず妻に手紙を出してくると言って
冒険者ギルドに顔を出す予定のゴブリンスレイヤーについていった。
いや、バッチリ服にも体にも下水道の匂いが染み付いている。
にも関わらず、精霊がああだこうだ言って風呂に行かないあの妖精。
鼻が麻痺しているのだろうか?
そのうちゴミ妖精のあだ名がつけられてしまうのでは?
女神官、女武闘家は二人して法の神殿に備え付けられたサウナに湯浴みに行くことになった。
貴方は軽く払うとこの街でなすべきことがあると言って街に繰り出した。
この街で売りに出していて西の街には無い大型物資を手に入れに出かけるのだ。
思い返せば今はもう思い出せないほど昔…いやつい最近だろうか?
貴方は重要な工房道具をかなり暴力的な方法で手に入れた。
すなわち血晶石の工房道具、霞削りの工房道具、秘文字の工房道具である。
イマイチ影が薄い霞削り以外の2つは絶大な力を狩人にもたらす。
すなわち呪われし血晶石は呪いと引き換えに大いなる力を狩人の武器に与え
カレル文字は上位者の力の片鱗とはいえ人ならぬ力を狩人に与える。
人が道具を使いこなすことによって生きる以上、
良い道具を求めるのは当然のこと割では無いだろうか?
人は道具を使いこなし、思考の次元を高め人として人ならぬ上位者と思索を交わすべきではないか?
『ウィレーム先生は正しい、情けない進化は人の堕落だ』
ではウィレーム先生に言う『情けない進化』、
『勇気なき進化』とはそもそも何であろうか?
貴方は何となくではあるがわかって来た。
きっとウィレーム先生は人が個人としてではなく集団として叡智を繋ぐ事に希望を持っていたのだ。
人は人として偉大なる『Great Ones』になれるという『勇気』こそ進化だ。
それは真の意味で遺志を継ぐ事、人の時代を進める事。
だが進化を精神でも思索でもなく、肉体の変態に求めるとは…
医療教会、メンシス学派もただ上位者の姿形のみを真似ようとは…
ウィレーム先生の憂いも尤もである。
貴方は水の街に新たな狩り道具を求める。
蒸留機に、鉄鋼精製に必要な大型の鍛冶道具に精錬機械。
精密加工に必要な金属加工機械などなどなど。
剣の乙女の紹介状があって良かった、さもなければ門前払いだったろう。
…
女神官と女武闘家は蒸し風呂で暖かな湯気の中でのびのびと息を漏らしている。
「はぁ…」
「皆さんも来れば良かったのに…」
来なかった理由はそれぞれだ。
「私は遠慮しとく。お風呂って火と水と大気の精霊が入り混じってる感じで苦手なのよね〜」
これは妖精弓手だ、下水道に潜ったというのに…
鉱人導師は街に酒と飯、蜥蜴僧侶はチーズを求めて。
ゴブリンスレイヤーは手紙を出しに行くと言い妖精もそれについていった。
狩人は『狩道具を注文してくる』と言って街にそれぞれ繰り出していった。
「本当、何を考えてるかわからない人達です。
そうですよね、出会ってからまだ数ヶ月しか経ってないんですから…」
「本当よね、あの人ったら何考えてるのか私にはさっぱり…
でもいつもみんなの事を考えて行動してるってことだけは確かよ」
女武闘家は狩人の事を信じている。
「あら…お邪魔させていただいても?」
そんな二人の視界に飛び込んできたのは、まるで熟れた果実のように豊満な、美しい肉体。
それも二人、図らずもこの場には4人の女性が湯浴みを楽しむ事になった。
ようやく女らしい体型に育ちつつある女神官、子供を宿し母へとなりつつある女武闘家。
そして妖艶と言ってもよく、とろけるように甘く女でも魅了されそうな肢体の剣の乙女。
更にもう一人、こちらも剣の乙女に負けず劣らずの豊満さと妖艶さを併せ持った絶世の美女がいた。
「私もご一緒してよろしいかしら?ああ、とても温かですこと。
日頃の疲れが癒されますわ」
「ええ、構いませんわ。私も務めで遅くなってしまいまして…」
「うわぁ…」
女神官は突如として現れた二人の美女の肢体に少女ながら見とれている。「あ、あの…えっと」
「ああ、この傷ね。ちょっと失敗してしまったのね…
後ろから頭をガツンと、10年以上前の事ですけどね…」
女神官は剣の乙女の全身の古傷に気づいてしまった。
彼女は知っている、そして気づいた。
その傷がどのような敵にどのような状況でつけられたものか。
「…」
女武闘家も黙ってしまった、彼女もその身でよく知っているからだ。
いや、思い知らされたと言うべきか…
そんな沈黙を破ったのは謎の妖艶な女性だ。
大人の色香に関しては、剣の乙女にも勝るとも劣らない。
「初めまして…ご高名は常々伺っておりますわ、剣の乙女様。
それに小鬼退治の可愛らしい神官様…
それに…月の香り…
ああ成る程…そちらの貴方は赤子を妊娠なさってるのね…
ごめんなさい、私は女医。この街には最近着いたばかりなのよ。
噂には聞いているわ、西の英雄:小鬼退治の勇者の一党が悍ましい小鬼を退治するために来てくださったって。
本当に、私共も感謝しているのよ」
女医は色々な事を3人に話してくれる。
「あ、お医者さんなんですか。
それで私が妊娠してるって…」
女武闘家はまだ腹が膨らんでいないにも関わらず自分が子供を宿していると
あっさり見抜いた女医の診察眼に驚く。
「ええそうなの、産婦人科は専門じゃないけど妊娠の兆候くらいは見分けられるわ。でも羨ましいわ、貴方」
「う、羨ましいですか?」
「ええ、きっとそのお腹の子のお父さんは素敵な方なんでしょうね。
わかるのよ、貴方の顔見ればはっきりとわかるわ」
「え、えへへ?そんなのもわかるものなんですかお医者さんって?」
「ふふふふ、色んな患者さんを見てれば分かる様になるのよ?
それに私って自分で言うのも何だけど結構な名医なのよ。
今でも結構な数の患者さんを見てるから忙しくってね…」
「あれ?でもどうして私が神官だって…」
「ふふ、貴方達小鬼退治の英雄譚は貴方が思ってる以上に有名になってるのよ。
素晴らしいわ、西の街で恐ろしい1万もの小鬼の軍団を1000の冒険者を率いて打ち砕いた英雄達。
こうして悪い小鬼王は磔にされ、徹底的に懲らしめられましたとさ…」
この様な話を剣の乙女も聞いてはいる、しかし神殿を経由して入った情報は正確で
小鬼は200程度なのだから幾ら何でも盛りすぎだ。
「私もこの目で色々、本当に色んな物を見てきましたわ…
貴方方の想像もつかない様な…
あのお方…ゴブリンスレイヤー …それに獣狩りの狩人とおっしゃいましたか?
頼もしい御仁達ですわね?」
「あ…えっと。はい、本当に」
「それはそうですよ!狩人さんは本当に頼もしい人なんですよ!」
「探索も順調な様子で
でもきっと、いつか消えてしまうのでしょうね…彼らも」
…剣の乙女のどこか寂しそうな声に二人は声も出ない。
特に命を宿している武闘家は…冒険者を伴侶にすることの残酷さを改めて思い知らされる。
「そう…ですね。人の命はいつかは消えてしまう…
悲しいけれど避けられない運命…
でも、だからこそ私達は自分が信じたものに全力で取り組む…
それが未来を開くと信じなければ何もできなくなってしまう…
そうは思いませんか?剣の乙女様」
女医がその美貌でまるで絵画の中の聖女の様に微笑む。
四肢の美しさと相まって、本当に宗教画の一枚の様だ。
神職の二人も、母になった少女もこの女医になら心を許せそうな気がしてしまう。
「…そうかもしれませんね…
ふふっ、のぼせないうちにおあがりなさいな」
すると女医もしばらくしないうちに上がる。
「ふふ、可愛らしい神官様。
それに新米お母さん、赤ちゃんを大切にね。
貴方達も縁があったら私が診察してあげるわ」
…女医は何かを含んだ笑みを残して去って行った。
…更衣室で女神官と女武闘家は二人で服を着ながらお互いに
剣の乙女について確信していた。
「…剣の乙女様…知ってたんだね…ゴブリンの事」
「…うん、私…分かる…10年経っても」
剣の乙女は女武闘家と同じ目に遭ったのだろうか…
10年経っても細かい古傷が全身に走り、目には光が映らない。
どれだけ残酷な目に遭ったのだろうか…
「私さ…実を言うとまだ凄く怖いんだ。
ゴブリンが近くにいるって聞いただけでも怖いよ…」
女神官は明るさを取り戻しつつある彼女の本音を黙って聞く。
「でも私にはこの子とあの人がいる、
もしあの人が倒れてもあいつらにこの子には手を出させない。
そんな勇気が湧いてくる…でも剣の乙女様にはいるのかな?
そういう人」
もしも夜、悪夢の中。
秘かに秘する導きが無かったら?
例えとても細く儚く、だが血と獣の香りの中で彼女に縁が無ければ?
かの聖剣の英雄ですらこの様な夜には光の糸という導きを必要とした。
彼女は女だ、どんなに強くとも女性であり子供を産み育てる優しい人間になるかもしれなかった存在だ。
醜い雄に汚辱を受けるのはあまりにも惨すぎるだろう。
ところでヨセフカの診療所の地下が死体処理場な件で教会の巨人が沸いてる
やはりヨセフカの時点で医療教会関連のヤベー実験してたとしか…