故にBloodborneは第二次世界大戦以降の出来事だったと推測される。
翌朝、貴方方ゴブリン狩りの一行は地下下水道の水門前に集まった。
ゴブリンスレイヤーはカナリアを持っている。
「ねぇ、何それ?」
「鳥を知らんのか」
「知ってるわよ!」
「カナリアだ」
「だから知ってるってば!」
相変わらずよく騒ぐ森の妖精だ。
貴方方は気にせず水門から地下水道に侵入した。
「ゴブリンスレイヤーさん、そうじゃなくって
どうしてカナリアを連れているのかってことです」
彼がわざわざ鳥を連れて行くことを不思議がるのが女神官だ。
彼は前に立って松明を掲げ、前衛を買ってでいる。
「カナリアは僅かな毒気も感知して騒ぐ」
「毒気ですか?」
ありえない話ではないと貴方は言った。
ある種の狩人は巨獣を殺すのに速攻毒を使う狩人はいるし、
毒を武器に使う魔獣は悪夢的世界では決して珍しくもない。
それどころか視界に入った途端に即死しかける毒を撒き散らす凶悪な魔獣もいる。
もちろん貴方は片っ端から殺してやった。
「ああ、ここのゴブリンどもは教育を受けている。
遺跡の仕掛けを扱えても不思議はない」
「小鬼殺し殿 どこでそのような知識を?」
カナリアといえば貴方は炭鉱夫か?と尋ねた。
「ああ、世の中 俺の知らぬ事を知っているやつの方が多い…
そこの狩人のようにな」
貴方とて別に多くの事を知っているとは思わない、ただ単に獣の殺し方を身に染みつけただけだ。鉱人導師が今日の作戦についてゴブリンスレイヤー に尋ねる。
「かみきり丸 今日の方針は?」
「上流へ向かう、奴らの船は川上からやってきた」
「ふむ、成る程の」
「ゴブリンとの接触はできる限り避けて進む」
だが認識したものは全滅させてしまっても構わないのだろうと貴方は尋ねた。
片っ端から殺せば問題ない。
「狩人は相変わらずだけど、オルクボルグがゴブリンを見逃すなんて珍しいわね」
「別に見逃しているわけではない。
奴らの頭を叩き、潰す。それから先は狩人の本分だ」
確かにあのゴブリンロードのようにゴブリンというのは上ほど手下を見捨てて逃れるものだ。
上位種を逃せばまた脅威が再生産される、それが船を使えるほどの個体ならなおさらだ。
「またシャーマンやオーガなんでしょうか?」
「わからん」
女神官はなぜか不安そうな顔をしている、だが貴方は安心するように声をかけてやった。
なんであろうと…血が流れるなら、殺せるはずだ。
「…あ、はい」
女神官はなぜか上の空で貴方に返した、困ったものだ。
たとえ血が流れていなくても、流して殺してやるのが貴方の流儀だが。
貴方方は水路を抜けて扉の前に立った。
「この辺りが地図の末端のようですな」
それにしても地下水道に扉、それも両開きの明らかに建物の一部。
ひょっとしたら地下水道はこの地下墓所の構造を再利用し拡張して作られたのかもしれない。
その上に今の街が建てられた。
女神官が辺りを見渡す、地下水路ではなくてこれではまるでダンジョンだ。
「煤の跡がある」
「明かりが据え付けられていたって事?」
「随分と昔にな。
ゴブリンどもは夜目が利く、明かりは使わん」
蜥蜴僧侶が分厚い埃を払うと壁の壁画が現れる。
「戦士か兵士…いや冒険者たちというところですかな」
「この辺りも昔や 随分どんぱちやっとったそうだからのう。
この画風もここ4,500年よりも前のものじゃろうし」
導師がこの辺りについて解説してくれる。
「あ、ここ もしかしてお墓じゃないでしょうか?
かつて、神代の戦争で秩序の勢力として戦った人々の」
だが神の墓ではなさそうだ。
聖体を受領するのか?
「それが今となってはゴブリンの巣ね…
猛きものも遂には亡びん、か」
「今は関係のないことだ」
ゴブリンスレイヤー にとってダンジョンの構造や歴史など関係ないらしい。
君もただ、ゴブリンを狩ればいい。
貴方方は更にダンジョンの奥深くまで入り込んだ、
「入り組んでるわね」
「怪物どもを迷わせ、死せる戦士達が脅かされんようにという計らいじゃなあ。
妄執に囚われ亡者となって徘徊するは、実に酷い最後だからの」
「輪廻からも外れるわけでありますからな。
しかし、既にここは小鬼の手に落ちた。
地図を描くのがなまなかな事ではない、各々方 気を引き締めてかからねば」
貴方も知っている、狩りと血に良い輪廻から外れた古狩人の成れの果てを
貴方の持つ古狩人の武器も彼らを殺し奪ったものだ。
「亡者となった狩人の大先輩の古狩人かのぉ、話には聞いたがあんまり出会いたくない連中だわい」
「狩人殿の使う武器の達人の亡者ですか、確かに恐ろしい相手には違いありませんな」
貴方方は第一の部屋の前にやってきた、大きな扉。
鍵はかかっていない、閂をかける閂鎹があることから向こうが外でこちらが中…
あるいは中に何かを閉じ込める部屋なのだろうか?
考えられるのはアンデッドとかした戦士を封印するとかだろうか?
妖精弓手が扉を確認する。
「鍵はかかってないみたい、罠もないみたい…扉にはだけど。
私は専門家じゃないから、失敗しても恨まないでよ」
罠はいろいろあるが多くの場合、スイッチ式だ。
「行くぞ」
貴方とゴブリンスレイヤーは扉を蹴破り、散弾銃を構えて中に先頭で突入した!
…
貴方方が中に入ると部屋の中央には鎖で吊り下げられた人物がいる。
「あれ、見て!」
「!なんてひどい」
女神官が慌てて駆けつけ、治癒を施そうとするが貴方とゴブリンスレイヤーは止める。
騙して悪いが…あれは間違いなく、罠だ。
ヤーナムでは誰だって思いつく、貴方だって思いつくしさんざやられた手だ。
故に貴方がそこらの石のかけらを軽く飛ばすと髪がずり落ち、とっくに殺された遺体だとわかった。
恐らくはゴブリンに殺され、なぶりものにされて食われた女性冒険者の遺体だったのだろう…
「あ…!」
次の瞬間、貴方方の後ろの扉が閉まりゴブリンどもが嘲笑う声が外から聞こえてくる。
「これはいかぬ、閂をかけられたか!」
貴方はゴブリンスレイヤー にどうするかと聞いた。
外にはゴブリンどもが待ち構えているか…
そういえば昔読んだ小説で主人公達がドワーフの墓で同じような状況に陥った気がする。
「そうか、そいつらはどうしたんだ?」
彼も小説には興味があるのだろうか?
貴方は彼らは門を塞ぎ、入ってきた敵を片っ端からぶち殺してその勢いのまま敵が埋め尽くしデーモンが追ってくるなかを突破したのだ。
「なら、それで行こう」
貴方とゴブリンスレイヤーはカナリアが騒ぎ始めたのに気づきゴブリンが毒気を放った事を悟った。
…毒素としては大したものではない、ヤーナムの遅効毒や速攻毒あるいは狂気そのものほど致死性は無い。
匂いからして腐敗毒のつもりだろうが、即効性は無い。
貴方は全員に毒消しの丸薬を渡し、ゴブリンスレイヤーは炭を水筒の水で湿らせた布で毒気を防ぐつもりのようだ。
狩人の装束は毒気をある程度は防ぐ、烏羽の狩人のように瘴気や毒気を更に防ぐ装備だったなら尚よかったのかもしれぬが。