遊戯王 デュエリスト・ストーリーズ 作:柏田 雪貴
Side遊羽
さて。今日も中間テストとしてデュエルしまくるかな。
「遊羽、昨日の放課後はどこに行っていたんですか? 探したんですよ」
「あ~、すまねぇ。ちょっとドラゴン談議で盛り上がっちまってな」
「・・・・・・そうですか」
虹花の逆鱗に触れないように、言葉を選んで返すと、一応は納得してくれたみたいだ。
「今日もデュエル三昧になりそうですね。体力の方は大丈夫ですか?」
「おう。今日こそは新デッキを使いたいしな」
実は、昨日うっかり家に忘れていて、今日が初使用になってしまった新デッキだ。春樹? あぁ、あれはノーカンだな。
ーーーーーーーーーー
ということで、放課後。
「如月殿。某と決闘をしてくだされ」
「遊民殿は拙者と」
よくわからん武士っぽい奴と、忍者っぽい奴に絡まれるとかいう謎イベントが発生したりしている。
「俺は構わねぇな。戦はどうだ?」
「デュエルなら大歓迎だよ」
おー、たくましくなって。
『むむむ、拙者とキャラが若干被っている気がしますな。主殿、コテンパンにしてくだされ』
「じゃ、僕らはあっちで」
「御意」
御意とか言う奴初めて見た。
「では、某達も始めようぞ。某は仁藤 実篤(にとう さねあつ)と申す」
「その口調、疲れねぇの? ま、いいや。如月遊羽だ。行くぜ」
「「デュエル!」」
如月遊羽
LP8000
仁藤実篤
LP8000
「俺の先攻だ。モンスターをセット。これでターンエンドだ」
如月遊羽
LP8000 手札4
場 伏せモンスター:一枚
「某のターン。ドローさせていただこう」
「お、おう。いいぜ」
変な口調で調子狂うな。ハッ! コレが奴の狙いか!?
『いや、流石に違うと思うぞ?』
「ゴブリンドバーグを通常召喚する。効果でH・C エクストラ・ソードを特殊召喚し、ゴブリンドバーグは守備表示となる」
ゴブリンドバーグ☆4 守備力0
H・C エクストラ・ソード ☆4 攻撃力1000
レベル4が二体。来るぞ、遊馬!
「某はゴブリンドバーグとH・C エクストラ・ソードでオーバーレイ! エクシーズ召喚! 出でよ、ガガガザムライ!」
『我!』という主張が激しいサムライが現れる。
ガガガザムライ ★4 攻撃力1900
「H・C エクストラ・ソードを素材としたエクシーズモンスターは、攻撃力が1000上がる」
ガガガザムライ 攻撃力1900→2900
「更に、ガガガザムライの効果を発動。オーバーレイユニットを一つ取り除き、このターン二回攻撃が可能となる」
ガガガザムライが腰から二本目の刀を抜く。
「バトルに入らせていただこう! ガガガザムライで攻撃! ガガガ斬り、一連打!」
そこは一連『打』なのか!? 斬るのに『打』なのか!?
「伏せモンスターはエクリプス・ワイバーンだ」
エクリプス・ワイバーン ☆4 守備力1000
ガガガザムライの刀によって、エクリプス・ワイバーンが綺麗に真っ二つにされる。
オイコラ教室の連中。ガガガザムライに拍手を送るな。虹花も混ざるな。ガガガザムライも照れるな!!
「エクリプス・ワイバーンの効果で、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを除外するぜ」
「まだだ。ガガガザムライの二回目の攻撃! ガガガ斬り、二連打!」
「チッ!」
如月遊羽
LP8000→5100
「某はこれでターン終了とさせていただこう」
仁藤実篤
LP8000 手札4
場 エクストラ:ガガガザムライ
・・・・・・なるほど。コレは、あれか。二回攻撃デッキか。ロマン溢れるな。
「俺のターン。ドロー」
・・・・・・よし、そこそこ動ける。
「俺はドラゴン・目覚めの旋律を発動。デッキから青眼の白龍と青眼の亜白龍を手札に加えるぜ」
ありがとう春樹。お前の事は忘れない。
「青眼の亜白龍の効果発動だ。手札の青眼の白龍を見せびらかせば特殊召喚できる。来い」
青眼の亜白龍 ☆8 攻撃力3000
そう言えば、コイツも擬人化してたんだっけ。こんなカッコいいドラゴンが、あんなに残念になるとはな・・・・・・。
『遊羽、色々危ない』
気にするな。
「そのまま効果発動だ。ガガガザムライを破壊する」
亜白龍のブレスでガガガザムライが砕ける。
「更に、俺は墓地のエクリプス・ワイバーンを除外し、暗黒竜 コラプサーペントを特殊召喚」
暗黒竜 コラプサーペント ☆4 攻撃力1800
「そして、除外されたエクリプス・ワイバーンの効果で、レダメを手札に加えるぜ」
うむ。ふつくしい流れだ。
「俺は青眼の亜白龍と暗黒竜 コラプサーペントをリンクマーカーにセット。リンク召喚! 来い、天球の聖刻印」
天球の聖刻印 link2 攻撃力0
よくわからん球。コイツで相手ターンにガンドラXを出したりできる。お仲間に神龍の聖刻印とかいうよくわからん球がいる。
「コラプの効果。デッキから輝白竜 ワイバースターを手札に加え、そのまま特殊召喚するぜ。除外するのはコラプだ」
輝白竜 ワイバースター ☆4 攻撃力1700
「更に、ワイバーを除外して、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚する」
レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン ☆10 攻撃力2800
「そして効果発動だ。墓地から蘇れざんね、青眼の亜白龍」
青眼の亜白龍 ☆8 攻撃力3000
亜白龍の効果は墓地に行ったことでもう一度使えるが、生憎対象となるモンスターがいない。
「更に竜の霊廟発動。レヴを墓地へ送る。復活の福音発動。来い、レヴ!」
ドラグニティアームズ-レヴァテイン ☆8 攻撃力2600
『久しぶりの出番だ。暴れさせてもらうぞ』
おう。そうしてくれ。
「レヴの効果で、墓地のドラグニティ-ブランディストックを装備! これでレヴは二回攻撃が可能となった!」
目覚めの旋律のコストにしたカードだ。相手が二回攻撃デッキだから、ちょっとした皮肉も込めてある。
「バトルだ。ダークネスメタルでダイレクトアタック!」
「ぬぅう!」
ダークネスメタルの翼から羽が飛び、仁藤を切り裂いた。
仁藤実篤
LP8000→5200
「続けてレヴで攻撃! レヴァンティンスラッシュ!」
『オォオ!』
レヴがブランディストックで仁藤に突貫する。
仁藤実篤
LP5200→2600
「くぅ、おのれ・・・・・・」
トドメだ!
「レヴでもう一度攻撃! レヴァンティンスラッシュ!」
『ハァ!』
仁藤に風穴を開けるほどのスピードで、レヴがもう一度貫いた。
仁藤実篤
LP2600→0
ジャストキル! ・・・・・・あれ? これオルタいらなくね?
『じーーーー』
俺を不満そうな顔で見てくるオルタ。・・・・・・精霊じゃないよな? 何かあったりしてこの世界に来たわけじゃないよな?
『遊羽、深く考えない方がいい』
・・・・・・そうだな。
「あ、如月くんも終わった? 僕で今終わったところだよ」
「そか。なら適当にデュエルしながら帰るか」
そうして、俺達は教室を後にした。
これ、大丈夫ですかね? 名前とか出すようなことになったら、本人に許可をもらおうと思います(当たり前)。
次回は忍者っぽい奴と戦のデュエルです。