遊戯王 デュエリスト・ストーリーズ   作:柏田 雪貴

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卒業まであと一週間ほどだそうです。

つまり、卒業した後は投稿したい放題・・・・・・高校の課題? ちょっとよくわかんないですね。

デュエル回です。


破壊剣士vs兎

 遊羽と虹花が仲直りしてから一週間後。

 

「遊羽! 放課後、(オレ)とデュエルしろ!」

 

「おう、いいぜ」

 

 登校するなり教室の前で待ち構えていた遊兎にビシィ!と指差された遊羽はノータイムで答えた。

 

「嫌だってんなら、力ずくでも、っていいのかよ!?」

 

「おう、いいぞ。新しいデッキの相手をして欲しかったところだしな」

 

 虹花相手のテーブルデュエルで使いはしたが、デュエルディスクを使ったデュエルではまだ使っていない。そのため、遊兎とのデュエルはいい機会だと遊羽は考えた。

 

「よっしゃぁ! 絶対だぞ! 忘れんなよ!」

 

 全力でガッツポーズをし再び遊羽を指差してから一年三組の教室に駆け戻る遊兎を尻目に遊羽が教室の扉を開け、一緒に登校してきた虹花と共に入る。

 

「遊羽は、少し変わりましたね」

 

 カバンを机に下ろすなり虹花が言い、それに遊羽が「そうか?」と返すと肯定するように頷く。

 

「優しくなったと言いますか・・・・・・元々あった優しさを、他人にも向けるようになりました」

 

 微笑む虹花を見ながら、遊羽はそうかもしれないと心の中で呟く。自分の中で、何かが変わったという自覚はあったからだ。

 

「まあ、何にせよ、俺は俺だ。それは変わらねぇよ」

 

「そうですね。遊羽は遊羽です」

 

 見つめ微笑み合う二人に、教室内の他の生徒は居づらそうにし一部の男子生徒が超重武者マエカガ-meとなりそれに女子生徒が軽蔑の目を向けその男子生徒の中のさらに一部がその視線に快楽を得る。

 

「ホームルームの時間です。席に着いてください」

 

 そのカオスな空間は、チャイムと同時に入ってきた異次元の女戦士に似た担任の女教師の声で終わりを告げた。

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 そして特筆すべきこともないまま放課後へ。

 

 第3デュエル場にてデュエルすることになった遊羽と遊兎は、周りに見守られながら向かい合う。

 

「遊羽! 今日こそ(オレ)御前(オマエ)に勝つ! 覚悟はできたか!」

 

 ディスクを構え、遊兎が叫ぶ。それに相対する遊羽は、それに答えずデッキをディスクにセットした。

 

「無視かよ!?」

 

 スルーされた事実に遊兎が声を上げるが、遊羽は気にせずディスクを構える。

 

「準備はできたか、遊兎」

 

「また無視かよ!? ・・・・・・ったく、準備は万端だぜ!」

 

「「デュエル!」」

 

如月遊羽

LP8000

 

月見遊兎

LP8000

 

「俺の先攻。完璧な手札だ、全開でいかせてもらう」

 

 異世界で出会った二股でヘンタイロリコンストーカーフィギュアフェチ(娘含めて三股の可能性有り)の言葉を借り、デュエルを開始する。

 

「調和の宝札を発動。手札の破壊剣士の伴竜をコストに二枚ドローだ。竜の渓谷を発動し、手札のバスター・ブレイダーをコストにドラグニティ-ファランクス墓地へ送るぜ」

 

 二人の周りに竜たちの住まう谷が映し出され、どこからか飛翔してきたバスター・ブレイダーが飛んでいたファランクスを道連れにしながら谷間に落下していった。

 

「えぇ・・・・・・あの竜の渓谷、何かおかしくないかなー?」

 

 見学していた遥が声を漏らすと、隣の戦が「そう?」と首を傾げる。

 

「だいたいあんな感じだと思うけど」

 

 戦はその日の授業でクラスメートとデュエルした際に、『おろかな埋葬』を使ったら墓地へ送る『ドッペル・ウォリアー』がスコップを片手に自ら地面を掘ってトークンたち埋葬されるという演出を見ていたため、大して何も思わなかった。

 

「ドラグニティ-ドゥクスを召喚して、効果でファランクスを装備し特殊召喚だ」

 

ドラグニティ-ドゥクス ☆4 攻撃力1500

 

ドラグニティ-ファランクス ☆2 チューナー 守備力1100

 

「その組み合わせってことは、」

 

「勿論シンクロ召喚だ。来いドラグニティナイト-ヴァジュランダ」

 

ドラグニティナイト-ヴァジュランダ ☆6 攻撃力1900

 

 現れたのは遊羽の愛用する竜騎士。しかし今回はそれすらも通過点といわんばかりに装備されていたファランクスがチューニングリングとなってヴァジュランダを包む。

 

「白き子竜よ、剣士との記憶をその身に刻み、戒めの竜へと昇華せよ! シンクロ召喚! 破戒蛮竜バスター・ドラゴン!」

 

破戒蛮竜バスター・ドラゴン ☆8 守備力2800

 

 現れた白き竜が雄叫びを上げると、まだドラゴンを斬り足りないといわんばかりに谷底からバスター・ブレイダーが這い上がる。

 

バスター・ブレイダー ☆7 攻撃力2600

 

「墓地の破壊剣士の伴竜の効果発動だ。手札の破壊剣-ウィザードバスターブレードを捨てて特殊召喚するぜ」

 

破壊剣士の伴竜 ☆1 チューナー 守備力300

 

 同じく谷底から顔を出した伴竜にバスター・ブレイダーが驚愕しバスター・ドラゴンと伴竜を交互に見ると二体の竜が青い門へと飛び立つ。

 

「バスター・ドラゴンと伴竜でリンク召喚だ。水晶機巧-ハリファイバー」

 

水晶機巧-ハリファイバー link2 攻撃力1500

 

 門からどんなドラゴンが出てくるのかと期待していたバスター・ブレイダーが出てきた人型機械に舌打ちしハリファイバーがショックを受ける。

 

「ハリファイバーの効果だ。デッキからブランディストックを特殊召喚する」

 

ドラグニティ-ブランディストック ☆1 チューナー 守備力400

 

 武器形態以外でフィールドに出たことにブランディストック自身が驚き何をさせられるのかと戦々恐々していると、バスター・ブレイダーが『ドラゴンだ! ドラゴンだろう!? 首、置いてけ! なあ!!』と斬りかかるがブランディストックの身体がチューニングリングへと変わりバスター・ブレイダーを包む。

 

「二回目だから省略するぜ。バスター・ドラゴン」

 

破戒蛮竜バスター・ドラゴン ☆8 守備力2800

 

 『馬鹿な、オレは死んだ(リンク素材になった)はず』とシンクロ召喚されたバスター・ドラゴンが訝しむと、ドラゴンの気配を嗅ぎつけたバスター・ブレイダーが再び谷底から這い上がりフィールドに立つ。

 

バスター・ブレイダー ☆7 攻撃力2600

 

「俺はこれでターンエンドだ」

 

如月遊羽

LP8000 手札1

場 エクストラ:水晶機巧-ハリファイバー メイン:破戒蛮竜バスター・ドラゴン バスター・ブレイダー フィールド:竜の渓谷

 

「あるぇ? 今なんかソリティア嫌いの遊羽がソリティアしてたように見えたんだけど」

 

 遊羽の盤面を見ながら言う息吹に虹花が返す。

 

「控えめなソリティアならできるようになったんです。研究会のように強力な制圧力を持ったりするわけではありませんが、その分安定しています」

 

 そんな馬鹿な、安定しなさそうなのに、と息吹は驚いた表情で見るが、拾ったカードだけで戦うデュエリスト(サティスファクションのメ蟹ック)カードの創造(シャイニング・ドロー)の存在を思い出し気にしないことにした。

 

「長かった・・・・・・(オレ)のターン、ドロー!」

 

 引いたカードを見るなり口角を上げた遊兎。遊羽は警戒するように顔を引き締めた。

 

(オレ)は化石調査を発動だ! デッキからファイヤーオパールヘッドを手札に加える! 更に、召喚師のスキルを発動! デッキからドラコニアの翼竜騎兵を手札に加えるぜ!」

 

 遊兎が手札に加えたカードに遊羽が目を細め、息吹を軽く睨む。

 

「あのカード・・・・・・ペンデュラム召喚ですか」

 

「そ♪ オレが教えたんだぜ」

 

『だぜ~!』

 

 得意げに胸を張る息吹と、それに習って真似をするオッドアイズ。虹花は少し頬を緩めながらオッドアイズの頭を撫で、オッドアイズも気持ち良さそうに頬を染める。

 

 カシャリ♪

 

『? マスター、今何したの~?』

 

「何でもないよ。気にすんな♪」

 

 たった今使ったカメラを隠しながらオッドアイズに笑顔を向ける息吹。後ろで静かに見ていた春樹は後で星河先輩に伝えようと心に決めた。

 

「行くぜ! ファイヤーオパールヘッドとドラコニアの翼竜騎兵でペンデュラムスケールをセッティング!」

 

ペンデュラムスケール 0-7

 

「ペンデュラム召喚! 来い、レスキューラビット! 幻のグリフォン! ライドロン!」

 

レスキューラビット ☆4 攻撃力300

 

幻のグリフォン ☆4 攻撃力2000

 

ライドロン ☆4 攻撃力2000

 

 光の柱に燃える宝石の頭を持つ恐竜とドラコニアという国の兵が並び、獣たちが地面を駆け、バスター・ドラゴンが『お前らドラゴンだから。おk?』とバスター・ブレイダーの殺る気を上げる。

 

バスター・ブレイダー 攻撃力2600→4100

 

「レスキューラビットの効果発動だ! デッキからメガロスマッシャーXを特殊召喚するぜ!」

 

「なら俺は水晶機巧-ハリファイバーの効果発動だ。エクストラデッキからシューティング・ライザー・ドラゴンを特殊召喚するぜ」

 

シューティング・ライザー・ドラゴン ☆7 チューナー 守備力1700

 

メガロスマッシャーX ☆4 攻撃力2000

 

(オレ)のターンなのに!」

 

「知らねぇよ。シューティング・ライザーの効果で、デッキから破壊剣-ドラゴンバスターブレードを墓地に送る。そして、バスター・ドラゴンの効果発動だ。墓地の破壊剣をバスター・ブレイダーに装備する。ドラゴンバスターブレードを装備だ。これによって、お前はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できねぇぜ、遊兎」

 

シューティング・ライザー・ドラゴン ☆7→6

 

 エクストラデッキの使用不可。デュエリストなら誰でも嫌がる効果だが、遊兎は悔しがることすらせずに一枚のカードをディスクに叩きつける。

 

「だったら、月鏡の盾を幻のグリフォンに装備! バトルだ! バスター・ブレイダーに攻撃するぜ!」

 

幻のグリフォン 攻撃力2000→4200

 

 バスター・ブレイダーが幻のグリフォンを剣で切り裂き、『フッ、オレがドラゴンに負けるとでも思っピギャア!』と後ろから引っ掻かれ破壊される。

 

如月遊羽

LP8000→7900

 

「更に、ドラコニアの翼竜騎兵のP効果発動だ! (オレ)の通常モンスターが戦闘ダメージを与えたとき、相手のカードを一枚破壊する!」

 

 光の柱の翼竜騎兵が弓を引き、バスター・ドラゴンを射抜く。

 

「まだだ! ライドロンでシューティング・ライなんとかを攻撃! メガロスマッシャーX二体でダイレクトアタック!」

 

如月遊羽

LP7900→5900→3900

 

「結構ライフ持ってかれたな」

 

 半分を切ったライフをディスクで確認しながら、特に気にした様子もなく遊羽は呟く。

 

「メインフェイズ2だ! メガロスマッシャーX二体でオーバーレイ! 来てくれ、エヴォルカイザー・ラギア!」

 

エヴォルカイザー・ラギア ★4 守備力2000

 

 黒い銀河に魚恐竜が光球となって吸い込まれると、六つの翼を持った恐竜が遊羽を睨み付ける。

 

(オレ)はこれでターンエンドだ!」

 

月見遊兎

LP8000 手札0

場 エクストラ:エヴォルカイザー・ラギア メイン:幻のグリフォン ライドロン 魔法・罠:月鏡の盾(装備:幻のグリフォン) Pゾーン:ファイヤーオパールヘッド ドラコニアの翼竜騎兵

 

「まさか俺が遊兎からダメージを食らうとはな・・・・・・」

 

 微笑みを浮かべ、呟く。それは悔しさなどの負の感情が一切ない、純粋な感動。

 

「俺のターンだ。ドロー! 竜の渓谷の効果を発動するぜ! 手札一枚をコストに、デッキからドラグニティを手札に加える!」

 

 遊羽はそのままドゥクスのカードをディスクに置き、墓地のファランクスが反応する。

 

ドラグニティ-ドゥクス ☆4 攻撃力1500

 

「ラギアの効果だ! 無効にして破壊する!」

 

 竜の渓谷の戦士が竜槍を取り出すと、ラギアが翼を羽ばたかせドゥクスを吹き飛ばす。

 

「今コストにした破壊剣の追憶の効果発動! 墓地から除外し、墓地でバスター・ブレイダーの融合を行う!」

 

「なっ、墓地発動の融合かよ!?」

 

 ニッと笑う遊羽に遊兎が声を上げる。

 

「竜を殺す戦士よ、友の力をその身に受け、新たな世界を切り開け! 融合召喚! 竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー!」

 

竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー ☆8 攻撃力2800

 

 谷底からバスター・ドラゴンに乗ったバスター・ブレイダーが飛び立ち、混ざり合い、一人の戦士となる。

 

「復活の福音を発動。蘇れ、バスター・ドラゴン!」

 

破戒蛮竜バスター・ドラゴン ☆8 守備力2800

 

 白い鎧となったバスター・ドラゴンのことをバスター・ブレイダーが想っていると、横にひょっこりバスター・ドラゴンが現れ、感動の再会を果たす。

 

「バスター・ドラゴンの効果で、お前のモンスターは全てドラゴン族になる。んで、バスター・ブレイダーの効果。ドラゴン族は全員守備表示となり、効果を発動できねぇ。けどまあ、今はそこじゃねぇ」

 

 バスター・ブレイダーが剣を振るうと、遊兎のモンスターたちが風圧で地面に倒れ伏す。

 

幻のグリフォン 攻撃力2000→守備力0

 

ライドロン 攻撃力2000→守備力0

 

「・・・・・・嫌な予感しかしねぇ」

 

「バスター・ブレイダーの攻撃力は相手の場と墓地のドラゴン族の数だけ上がり、守備貫通効果を持ってる」

 

竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー 攻撃力2800→5800

 

「バトルだ。バスター・ブレイダーでライドロンを攻撃! 破壊ノ太刀!」

 

 バスター・ブレイダーが一太刀剣を振るうと、斬撃が飛び、ライドロンを斬り裂いた上で遊兎を襲う。

 

「うおわぁっ!」

 

月見遊兎

LP8000→2200

 

「俺はターンエンドだ」

 

如月遊羽

LP3900 手札0

場 エクストラ:竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー メイン:破戒蛮竜バスター・ドラゴン フィールド:竜の渓谷

 

「ッ・・・・・・(オレ)の、ターン!」

 

「ドローフェイズ、バスター・ドラゴンの効果で墓地のドラゴンバスタブレードをバスター・ブレイダーに装備する」

 

 バスター・ブレイダーとバスター・ドラゴンのロックにより、フィールドのモンスターは守備表示になって効果発動もできなくなる。その上、エクストラデッキからリンクモンスターも出せなくなっては反撃のしようがない。

 

 ・・・・・・だが。デッキというのは応えてくれるものだ。

 

「ッ!」

 

 引いたカードを見るなり、遊兎の顔は驚愕に染まった。

 

「それにチェーンして、月の書を発動だ! バスター・ドラゴンを裏側守備表示にする!」

 

 これにより、ロックが崩れる。

 

竜破壊の剣士-バスター・ブレイダー 攻撃力4800→2800

 

(オレ)のモンスター全員を攻撃表示に変える! バトルだ! 幻のグリフォンでバスター・ブレイダーを攻撃!」

 

如月遊羽

LP3900→3800

 

「通常モンスターが戦闘ダメージを与えた、ってことは」

 

「ドラコニアの翼竜騎兵の効果発動だ! 裏側表示になってるバスター・ドラゴンを破壊!」

 

 翼竜騎兵の撃った矢がバスター・ドラゴンを貫き、破壊する。

 

「エヴォルカイザー・ラギアでダイレクトアタック!」

 

如月遊羽

LP3800→1400

 

「ターンエンドだ!」

 

月見遊兎

LP2200 手札0

場 エクストラ:エヴォルカイザー・ラギア メイン:幻のグリフォン 魔法・罠:月鏡の盾(装備:幻のグリフォン) Pゾーン:ファイヤーオパールヘッド ドラコニアの翼竜騎兵

 

「俺のターン」

 

 このタイミングでのドローは何を引いても問題ない。竜の渓谷のコストになる。

 

「竜の渓谷の効果だ。来い、ドゥクス!」

 

 デッキから一枚のカードを引き抜くと、墓地から雷が飛び、月鏡の盾を撃つ。

 

「コストにした魔轟神キャシーの効果だ。月鏡の盾を破壊する」

 

「月鏡の盾の効果で、500ライフを払ってデッキの上に戻す!」

 

月見遊兎

LP2200→1700

 

「ドゥクスを召喚! 効果でファランクスを装備!」

 

ドラグニティ-ドゥクス ☆4 攻撃力1500

 

ドラグニティ-ファランクス ☆2 チューナー 守備力1100

 

「ファランクスでドゥクスをチューニング!」

 

2+4=6

 

「シンクロ召喚! ドラグニティナイト-ヴァジュランダ!」

 

ドラグニティナイト-ヴァジュランダ ☆6 攻撃力1900

 

 再び舞う竜騎士。装備した槍を竜に戻し、チューニングリングとなったファランクスをくぐる。

 

2+6=8

 

「穿て、弾丸! 刻め、弾痕! その一撃は、全てを撃ち貫く! シンクロ召喚! ヴァレルロード・S・ドラゴン!」

 

ヴァレルロード・S・ドラゴン ☆8 攻撃力3000

 

 竜騎士が駆け抜けた光の輪から銃を象った紅の竜が飛翔し、墓地のハリファイバーをその身に宿す。

 

ヴァレルロード・S・ドラゴン 攻撃力3000→3750

 

「ヴァレルロードで幻のグリフォンを攻撃! これでトドメだ!」

 

「うわあぁあ!」

 

月見遊兎

LP1700→0

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

「お疲れ様です、遊羽」

 

「も~遊兎、何であそこで攻撃表示にしちゃうかな~!」

 

「いいデュエルだったねー」

 

 虹花、息吹、遥がそれぞれ労いの言葉や説教や感想で二人を出迎え、帰り支度を始める。

 

「そういえば、もうすぐ学園祭シーズンだねー」

 

 何気なく遥が言うと、全員が今聞いて思い出したような顔をする。

 

「えっ、覚えてなかったの!?」

 

 遥が驚愕すると、話を逸らすように遊羽が頭を掻きながら呟く。

 

「虹花との時間が減るから、嫌なんだよな・・・・・・」

 

「準備は仕方ありませんよ。その分、二人で屋台を回りましょう」

 

 連れ立って先を歩く二人に続くように、デュエル場を後にする。

 

「オレたちも出し物しないとな~♪」

 

「何やら、先輩たちが準備しているみたいだぞ」

 

 春樹の報告に上機嫌になった息吹は、下手な鼻歌混じりにスキップし始める。

 

「あ、ボクは放送部で仕事あるんだけど・・・・・・」

 

「ならその分までたっぷり永野さんで遊ばないとだね」

 

「ボク()!?」

 

 にっこりドSスマイルを浮かべる戦に冷や汗をかきながら仕事を早めに切り上げると決心する遥。

 

(彩葉、一緒に回ってくれっかな・・・・・・)

 

 遊兎は一人、そんなことを考えていた。




これでも、遊兎は強くなってます。本当です。信じてください! 何でもはしません!

これで三章は終わりです。幕間を挟んで、四章(学園祭)に入ります。
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