2日後
俺達は前日に大臣達と打ち合わせをした後、次の日に城に向かった。
矢内「褒美に釣られた糞共がいっぱい居やがるな…。」
畑中「お前が言うなよ!ハッハーwww!」
サチ「私達の番まで少し時間がかかりそうね…。」
勇者「待っている間退屈ですねぇ…。」
エリカ「そうだなぁ…。」
矢内「お前達、飴ちゃんやるからおとなしくしていろ。」
勇者「ありがとうございます!」
エリカ「やった!ありがとう!」
サチ「……スコールキャンディ…。」
畑中「ハッハーwww!お前、飴ちゃんまでスコールって…。ハッハーwww!」
そうこうしている内に俺達の番が近づいてきた。
「ゲッツ!」
芸を終わった奴が出てきた。お前は褒美をゲッツ出来てないだろ…。そろそろか…。
「次の方お入り下さい。」
俺達は王の間に入った。この次か…。緊張してきた…。
矢内「つつつ次が、おおお俺達の番だな!」
畑中「ううう打ち合わせどうり、い行くぞ!わわわ分かってるな!矢内!」
勇者「だだだ大丈夫ですよ!」
サチ「はぁ、不安だわ…。」
王様「面白く無い!出直せ!次の者!儂に芸を見せよ!」
俺達の番が来た!
王様「またお前達か…。少しでもつまらなかったら死刑にしてやるからな!では芸を始めよ!」
矢内「どーもー!矢内でーす!」
畑中「畑中でーす!二人合わせて!」
矢内「そんな事よりですねー!最近、」
畑中「二人合わせてって言ってるのだからコンビ名を名の鳴らないとダメだろうが!」
勇者「シンデレラ ハネムーン♪」
勇者よ…。邪魔するな!
矢内「って言う訳で二人でこれから漫才をやっていく訳ですが。」
畑中「かー!お前って奴は、本当マイペースだな!」
矢内「まあまあ、最近困った事が有りましてですね。」
畑中「困った事?三十才過ぎても中二病が治らない事?」
矢内「そうそう、収まれ!俺の右腕!って違う!」
畑中「矢内…いいカウンセラー知ってるから大丈夫だ。安心しろ。」
矢内「違う!ノリ突っ込みを普通に返すな!俺が困ってるのは訪問販売だよ!」
畑中「訪問販売?」
矢内「そう、訪問販売の追い払い方だよ!」
畑中「分かった。俺が訪問販売の役をするからお前がここで上手く追い払えるかここのみんなに見て貰おう!ピンポーン!ゴメン下さーい!」
矢内「お前…、何しているの?」
畑中「今からコントに入る流れだろうがー!馬鹿か!」
矢内「まあ、それは置いといて。この前、訪問販売の女が来たのですよ!あなたは神を信じますか?って。」
畑中「聖書の?ああ、宗教勧誘の奴な!」
矢内「ええ、せっかくのシルバーウィークの連休の時に来やがって腹がたったので言ってやったんだよ!」
畑中「おお!なんて言ったんだ?」
矢内「神のゼクスの野郎は昨日会ってぶん殴ってやった!って。」
畑中「矢内…いいカウンセラー紹介するからその中二病…少しずつ治していこうな。」
矢内「中二病じゃねえ!急に優しくするな!まあ、言ってやったんだよ!そしたらその女、どうしたと思う?頭のおかしい奴だって警察呼んだんだよ!それから事情聴取だよ!」
畑中「ハッハーwww!お前馬鹿だろ!」
矢内「それでな!次の日も来たんだよ。今度は保険の勧誘だよ。」
畑中「保険の勧誘か。備えあれば憂いなしっていうからね。」
矢内「まあ、俺もそう思って今度は話を聞く事にしたんだよ。」
畑中「お前にしては珍しい。」
サチ「やっぱりこの二人息がぴったりね…。凄いわ…。」
大臣「これはいけるかもしれない。」
王様「こんな奴の芸で笑う訳にはww…」
いける!もう少しだ!
矢内「その、保険の訪問販売の女がまたムチムチのいい身体してたのですよ。」
畑中「あー…。」
矢内「その保険の訪問販売の女が最近、身体に異常は無いですか?って聞くから言ってやったんだよ。」
畑中「もう言わなくいい…。お前が悪い…。」
矢内「最後まで聞けよ!チンコの膨らみが収まらないから何とかしてくれって頼んで押し倒して挿入しようとしたんだよ。そしたら、警察呼ばれたんだよ!」
畑中「当たり前だ!馬鹿か!もう良いわ!」
二人「ありがとうございました!」
俺達の漫才は終わった…。
エリカ「なぁ…王様を笑わせたら良いんだよな。あたしがやるよ!アリマ君、行こう。」
アリマ君「キー!」
エリカ達が王様に近づいて行った…。何をするんだ?
エリカ「よし!コチョコチョだ!」コチョコチョコチョコチョ
アリマ君「キー!」コチョコチョコチョコチョ
王様「ウワハハハ!止めんか!ウワハハハ!」
大臣「それまで!勇者一行、シンデレラ ハネムーンズに褒美を与えよう!」
勇者「やりました!」
コチョコチョは芸じゃねえだろ!納得いかねぇ…。
大臣「それでは、褒美を与えよう!何でもいうが良い!」
王様「待て!大臣!儂は芸で笑っていない!」
矢内「じゃあ、褒美として王様の地位と財産を全て頂こう。」
王様「そんな事通る訳が」大臣「よし、分かった!そなた達に王様の地位と財産全てを授けてよう!」
王様「大臣!お前は馬鹿か!」
矢内「よし!この城の物を全て頂くぞ!俺は会社からフォークリフトを取ってくる。金めの物をかき集めてくれ!」
畑中「ハッハーwww!任せろ!」
サチ「分かったわ…。」
王様「おい!兵士長!奴等をたたき切れ!何をしている!早くしろ!」
兵士長「もう王でも無い者の命令は聞く必要は無い!」
王様「貴様ー!儂に逆らうのかー!」
サチ「無一文のただの人には黙って貰いましょうか。黒魔術『お口チャック』よ。」
王様「ンー!ンー!ンー!」
畑中「なんだ今の?ハッハーwww!」
俺はその胡散臭い黒魔術見慣れてるからな…。さて、会社にフォークリフトを取りに行くか。
そして、俺はゲートストーンを使って会社に戻った。
俺は再びフォークリフトに木のパレットを乗せて戻って来た。
矢内「よし、この上に金めの物を乗せてくれ!」
勇者「はい、賢者さま!」
金銀財宝が持って来たパレットに収まりきれない…。どんだけ国民から奪ってきたんだ、この糞野郎は!
一度、会社に財宝を置いてパレットをまた持って来るか。
矢内「また会社にパレットを取って来るから金めの物を集めててくれ!」
サチ「分かったわ…。みんな、この城の物を根こそぎ頂いていくわよ。」
アリマ君「キー!」
矢内「そうだ、兵士長!これを飲んでこの国の王女に散々やられた仕返しをしてやれ!」
兵士長「賢者様、この薬はいったい?」
矢内「ああ、バイアグラだ。簡単にいうと精力剤だ。その薬の力で王女を肉便器にしてやれ!」
兵士長「賢者様…。この薬…。部下達の分もお願いします。私だけではなく部下達も復讐したいはずです!」
矢内「ハハハ!なかなか分かってるじゃねえか!有るだけ渡しておく。好きに使ってくれ!」
兵士長「賢者様!ありがとうございます!では自分は兵を集めて来るので失礼します。」
普段、真面目な奴が羽目を外すと手が着けられないからな…。
大臣「賢者様…。これは流石にやり過ぎでは…。」
矢内「こういう奴等は徹底的にやらないとダメだ。それに次の国王はお前だから財産全て頂いたら好きにして良いぞ。」
大臣「………。そうですな…。この国は1からやり直さないといけないのかもしれませんな…。では私はこの事を国民に話して来ます。」
そして、俺は一度財産を置きに会社に戻って再び城に戻って来た。
矢内「よし、根こそぎ財産を奪い取るんだ!」
エリカ「賢者ー!このレイピア貰っていい?」
矢内「ああ、良いぞ!欲しい物は全部頂け!」
畑中「それにしてもすげぇな…。俺達が悪党みてえじゃねえか!ハッハーwww!」
矢内「畑中!馬鹿かお前は!ドラクエだって勇者一行は城から宝箱やタンスの中漁ってるじゃねえか!同じだ!」
サチ「ゆうりん、エリカさん、自分たちの欲しい物は懐に入れておくのよ。」
矢内「鉄は会社でスクラップに出すから全部かき集めてくれ!」
アリマ君「キー!」
俺達は手際良く城の物を奪い取っていった。
王様「貴様ー!賢者とか言ったな!許さんぞ!」
あっフォークリフトの前に出てくるな!ブレーキをかけないと!ガン!グシャ!
フォークリフトの爪に王様が刺さってしまった…。
畑中「矢内ー!お前!何しているんだよ!殺人じゃねえか!」
矢内「矢内はレベルが上がった!」
畑中「冗談言ってる場合か!お前が上がるのは刑期だけだ!」
矢内「こいつはこの国の勇者だから後で王様に『勇者よ。死んでしまうとは情けない』ってセリフと共に生き返るから大丈夫だ!気にするな!」
畑中「そいつが王様だろうが!」
矢内「じゃあ、教会だ。教会で生き返る!」
サチ「賢者さん、また中二病を患わして…。」
矢内「まあ、多分生き返るだろう…。後でゼクスに確認しておこう…。」
俺はフォークリフトについた王様の血を拭き取って作業に戻った。
矢内「よし、こんな所か。」
勇者「勇者の兜も見つけました。」
エリカ「それにしても凄い量だなぁ。」
サチ「ええ、こんなにこの国の人から奪い取ってたのね…。」
矢内「国民の皆に返してやろう。」
勇者「そうですね…。それが良いです。」
俺達は城を出て城下町まで向かった。広場に大臣がこっちに気がつき近づいて来た。
大臣「おや?皆さん、どういたしました?」
勇者「王様の財産を国民の皆さんに返しに来ました。」
大臣「あー…。王様が失脚した事を聞いた国民はみんな国を出て行きまして…。一足遅かったですね…。」
サチ「そう…。」
大臣「財産は気にせず皆さんで使って下さい。私は畑を耕しながら1からやり直します。」
矢内「畑を1からか…。大変だろう。よし、後で農業の達人を呼んで協力して貰おう。」
大臣「そんな、お気遣いなく…。」
矢内「人の好意は素直に受け取るべきだぞ。気にするな。」
大臣「あ、ありがとうございます。」
矢内「じゃあ一度会社に戻ろうか。フォークリフトを返さないといけないからな。」
勇者「はい、賢者さま!」
そして俺はゲートストーンを使ってみんなで会社に戻った。
俺達はフォークリフトを返してゲートストーンを使って一度ファタルジニア城に戻ることにした。
勇者「賢者さま?どうしてファタルジニア城に戻るのですか?」
矢内「ああ、今までの旅について童帝陛下に報告をかねてな。何日かはゆっくりしよう。俺も少し用事があるからお前達と別行動になる。」
サチ「そう…。じゃあ、しばらくはゆっくりさせていただくわ。」
エリカ「お城かぁ。戦士長元気かな?早く会いたいな。」
アリマ君「キー!」
矢内「よし!みんな、ゲートを通るぞ!」
畑中「矢内ー。気をつけろよー!」
矢内「お前も来るんだよ!」
畑中「ハッハーwww!俺を巻き込むな!」
俺達はゲートを通りファタルジニア城に戻った。