わたしの賢者さま   作:ジャックオニール

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愛の戦士 スコールマン 2

わたし達は朝から砂漠の国のお城に向かっています。賢者さまとは別行動ですが今日は山田さんが一緒です。

 

サチ「お城に近づいていくにつれ豪華な家が増えるわね。」

勇者「おっきいお家がいっぱいですねぇ。」

山田「貴族の家だな。昨日の民達を好き勝手に扱き使って建てたのだろう。」

畑中「矢内が見たらここら一帯に火をつけて燃やしているな。」

エリカ「貴族の奴等、こんなデッカイ家が建てれるのになんでみんなにご飯を食べさせてあげないんだよ!」

山田「気持ちは分かるがおかしい事ではない。」

勇者「どうしてですか!そんなのおかしいです!」

エリカ「そうだよ!」

山田「ここに住む貴族達は弱い者の気持ちが分からないのだ。そして、働かされている貧民街の者が一人二人死のうが替わりを入れたらいいとでも思っているのだろう。」

勇者「そんなの…。酷すぎます!」

畑中「人を好き勝手に支配する連中はそれが当たり前に思っているんだ。でも、もう大丈夫だ。」

エリカ「大丈夫な訳ないじゃんか!」

畑中「今、この国には矢内がいる。アイツが貧民街の人達を見捨てはしない。そうだろ?」

勇者「そうです!賢者さまがいます!」

山田「矢内の娘、おしゃべりはそれまでだ。城が近づいて来たから賢者って名は出すなよ。」

サチ「でも、どうやって城に入るつもりなの?誰でもなんて入れないわよ。」

畑中「まあ、任せておけ。」

 

お城にたどり着きました。ファンタルジニアのお城と違ってとっても大きいです。入口の前に門番の人達がこちらに近づいて来ました。

 

「お前達、勝手に城に近づくな!」

畑中「俺達は今、世間を騒がせている異世界から来た賢者を倒す為に同盟国のエルフの国から派遣された使者の者だ。国王に賢者を倒す策を伝授したいので閲覧したい。」

「エルフの国から?少し待っていろ。確認をとる。」

 

そう言って門番の人の一人がお城に入って行きました。

しばらくすると門番の人が戻って来ました。

 

「入れ。国王様直々にお会いになられる。くれぐれも粗相のないようにしろ。」

畑中「よし!入ろう。」

山田「よくぺらぺら嘘がつけるな。」

畑中「俺を褒めても何も出ないぞ。」

サチ「誰も褒めていないわ。呆れているのよ。」

畑中「ハッハーww!」

勇者「むー!」

畑中「勇者ちゃん、そう怒るな。嘘も方便って奴だ。」

エリカ「嘘をつくのは良くないって戦士長がいつも言ってるぞ!」

畑中「ハッハーww!いいんだよ、俺は別に出来た人間じゃないからいいんだよ。」

山田「まぁいい。入るぞ。」

 

わたし達はお城の兵士さんに案内されて王さまの居る謁見の間に来ました。なんだかここの兵士さん達もみんな痩せています。

 

サチ「ここの兵士達もろくに食べれていないようね。」

エリカ「兵士なのにそんなんじゃ体が持たないよ。」

「この扉の奥に国王様は居られる。」

勇者「ありがとうございます。」

山田「では、行こう。」

 

扉を開けて中に入りました。玉座に座っている華やかな服装の人が王さまのようです。隣には全身を鎧兜で隠した人が居ます。

 

畑中「アイツだけ贅沢三昧なんだな。」

山田「矢内ではないがここまで露骨に分かりやすいとさすがに腹立つな。」

畑中「俺が話をする。みんなは黙っていてくれ。」

サチ「分かったわ。」

 

屑野郎さんが王さまに一歩近づきました。

 

畑中「この度は我々の為にお時間を頂き実に感謝致します国王陛下。」

国王「うむ。所でエルフの国から派遣されたと聞いたが…。貴公はエルフではなく人間だな?」

畑中「はい、エルフの国王は賢明な方なので私めのような人間の使者も小飼にしておられるのでございます。」

国王「ほぅ。所で貴公は本当に賢者の弱点を知っているのだな?」

畑中「ええ、例の賢者が今まで旅をしてきた町の住民から仕入れて来た情報があります。」

国王「ほぅ?どんな情報だ?」

畑中「しかしながら、我々も命懸けで仕入れてきた情報です。流石にタダでという訳には…。」

国王「何が望みだ?」

畑中「先ずは我々はエルフの国で拐われた娘達の情報を教えていたたぎたいのですが…。後は情報提供資金を頂きたいですね。大体、金貨を1500枚ほどで構いません。」

国王「がめつい男だな。」

畑中「頂けないなら仕方がありません。1つだけサービスでお教え致しましょう。賢者は空間転移魔法を使います。なので国王陛下は何時でも命を狙われている状態です。」

国王「ほう、空間転移魔法。本当か、ガリアス?」

 

王さまの隣にいる人が兜を取りました。

 

山田「あ、アイツは!」

ガリアス「賢者の仲間の言うことです。空間転移魔法の事は本当でしょう。」

国王「そうか。まあコイツ等を捕らえたら賢者も手出しは出来まい。」

畑中「しまった!始めからバレていたのか!」

国王「そこの男、なかなか上手いハッタリだったが残念だったな。皆の者!出合え!出合え!異世界から来た忌々しき賢者の仲間を引っ捕らえろ!」

 

王さまの一声でたくさんの兵士さんに囲まれてしまいました。

 

ガリアス「かかれ!全員で引っ捕らえろ!」

勇者「なんで…。わたし達は何も悪い事はしてません!」

エリカ「そうだ!あたし達は何もしてないぞ!」

サチ「ゆうりん、エリカさん、この人達に何を言っても無駄よ。偉大なる国王陛下?少し教えてもらってもいいかしら?」

ガリアス「陛下、あの女は妙な魔法を使います。口を聞いてはいけません。」

山田「ならば私の問いに答えて貰おう。お前達が拐ったエルフの娘達は何処だ。どうせ助かりはしない。答えて貰えるか?」

国王「エルフの娘?ああ、エルフの国王から買ったのだよ。幼い娘はビーナス様に捧げ、若い娘はワシが頂く為にな!」

山田「なっ!そうか、分かった。矢内の娘、先ずは全力でここを脱け出し矢内と合流するぞ!」

勇者「はい!山田さん!」

ガリアス「武器を下ろせ!お前達の仲間の男が死んでもいいのか!」

畑中「済まん!捕まった。」

 

あのガリアスって人が屑野郎さんの喉元に剣を突き付けています。

 

山田「殺りたきゃ殺れ!」

ガリアス「何?いいのか!私は本気だぞ!」

畑中「ハッハーww!人質を取る相手を間違えたな!ハッハーww!残念だったな、勇者ちゃん!気にせずに行け!」

ガリアス「黙れ!貴様!何故笑っていられる!」

畑中「ハッハーww!俺の命にこだわっている間に勇者ちゃん達は逃げ出せるんだ!こんな面白い事はない!勇者ちゃん!みんな!ここは逃げるんだ!」

山田「畑中、済まん!お前達!逃げるぞ!」

勇者「ダメです!そんなの絶対にダメです!」

畑中「行け!矢内の奴がいつもやってる事だ。危険な事は俺達、大人の仕事だ!」

山田「矢内の娘、畑中の心意気を無駄にするな。」

サチ「山田、悪いけど畑中を見捨てる事は出来ないわ…。」

勇者「わたしは…。降参します…。」

畑中「勇者ちゃん、俺の事はいい!行けよ!」

勇者「嫌です!屑野郎さんが殺されたら賢者さまが悲しみます!わたしもそんな事になったら悲しいです!」

サチ「そうね畑中、危険な事と死ぬ事は意味が違うわ。私も降参するわ。」

エリカ「しょうがないな。弱い奴を助けるのは戦士の勤めだって戦士長がいつも言ってるもんな!あたしも降参する。」

山田「仕方ない、私も降参する。畑中を放せ。」

ガリアス「よし、全員を縛り上げろ!」

 

わたし達はみんな捕まってしまいました。

 

国王「よし、全員縛り上げたな。誰か、大臣を呼べ!」

「ハッ!」

畑中「すまない、俺の為に…。」

山田「城に行くと言った私にも非がある。お前のせいではない。」

サチ「いいかしら?牢屋に入れられたら私の黒魔術で脱出するわよ。」

ガリアス「おい!その女の口を塞げ!その女は奇妙な魔法を使う。」

「ハッ!」

 

さっちんの口に布を巻き付けられました。

 

ガリアス「何かしようとしていたが残念だったなぁ、女!」

サチ「んー!(しまった!)」

「国王陛下、大臣を連れて来ました!」

国王「大臣よ!わざわざすまないな。」

大臣「国王陛下、この騒ぎはいったい何があったのですか?」

国王「異世界から来た賢者の仲間を引っ捕らえた。今すぐに城下町の中央広場に連れて行き公開処刑にしろ!」

山田「なっ!」

エリカ「あたし達何も悪い事はしてないぞ!」

大臣「陛下、この者達が何かしたのですか?まだ何もしてないのに公開処刑は流石に…。ましてや他国の勇者を処刑などにしますと戦争になるかも知れません。」

国王「貴様、誰のお陰で今の地位に居ると思っている。」

大臣「しかし!戦争になれば傷つくのは力無き民達です!ここは陛下の寛大な心でせめて国外追放にして頂けないでしょうか?」

国王「貴様、ワシの言うことが聞けないのか!民だと?税金もろくに払えない者などはどうでもいい!それよりもお前の正体を晒してやろうか?そうなるとお前も処刑になるぞ?」

大臣「それだけは!」

国王「だったら言うこと聞け!」

大臣「ハッ!」

 

わたし達は今来た大臣さんに連れて行かれる所です。

 

大臣「異国の勇者達よ、すまない…。」

山田「すまないと思うなら私の腰に下げている袋を開けて貰えるか?最後に水を飲ませてくれ。」

大臣「それぐらいの事なら。」

 

大臣さんが山田さんの異次元袋を開けた瞬間、アリマ君が飛び出しました!

 

アリマ君「キー!」

大臣「うわっ!」

「魔物が!」

 

アリマ君が勢いよく飛び出したのでお城の兵士さん達が慌ててパニック状態です。

 

山田「1つ目の小僧!今の状況を急いで矢内に伝えろ!」

アリマ君「キー!」

 

アリマ君がお城の窓から飛んでいきました。

 

国王「なんだ!魔物を引き連れていたのか!ええい!大臣よ!コイツらを今すぐに処刑にしろ!」

大臣「しかし、陛下。中央広場で処刑にした方が効果的です。そうする事で陛下に逆らう愚か者を減らすことができます。」

国王「そ、そうか。では連れて行け!」

大臣「ハッ!」

ガリアス「大臣殿、私も同行します。」

 

大臣さんに連れられてお城の外に出ました。

 

ガリアス「褐色の女、お前は私が直々に処刑してやる。覚悟するんだな。」

山田「くっ…。」

 

 

 

 

 

一方その頃…

 

俺は朝に食材の買い出しを終えて例の店に足を運ぶ。人が少ない。それもそうか、昼間からぷらぷらしている方がおかしいよな。

 

「あら?お兄さんやっぱり来たのね。パフパフしていく?」

矢内「ああ、その為に足を運んだんだ!当然だ!」

 

俺は客引きに金貨を3枚渡して、路地裏の建物に入った。

 

「お兄さん、この番号札を持って中で待っていてね。」

 

2番か…。先客がいるのか。俺は扉を開けて中に入った。

 

アレス「あっ!テメェはペテン師野郎!」

矢内「…。」

 

昼間から性欲を持て余した暇人は誰だって思ったらお前か!

 

矢内「アレス、こんな所で何をしている。リリーはどうした?」

アレス「今、2手に別れてテメェを捜していたんだよ!」

矢内「嘘つけ!上手い事を言ってリリーを撒いて来たんだろ!」

アレス「う…。じゃ、じゃあ、テメェは何でこんな所に来てるんだよ?」

矢内「何で?決まっているだろう!パフパフを受けに来た!」

アレス「堂々と言うなよ。」

矢内「バカ野郎!金貨を3枚も払っているんだぞ!」

アレス「金貨を3枚だと!VIPコースじゃねえか!俺なんか銀貨20枚の1番安いコースなのに…でも、残念だったな!テメェはパフパフを受ける前に俺に倒される運命だ!観念しろ!」

矢内「ちっ!こっちは丸腰だ。待てアレス!話し合おう!」

アレス「問答無用!覚悟!」

 

アレスが俺に剣を振りかざそうとしたその時、扉が開いた!

 

「1番のお客様!準備が出来ました!」

矢内「行ってこいよ。」

アレス「ちっ、仕方ない、テメェ、これが終わったら叩き切ってやるから覚悟しろ!」

 

アレスは奥に案内された。

 

「2番のお客様も準備出来ましたのでどうぞ!お客様はVIPコースですね。こちらのお部屋になります。」

 

俺は案内されて極上のひとときを体験した。

 

 

 

店から出るとアレスが座り込んでいる。どうやら酷く落ち込んでいるようだ。

 

アレス「ちくしょう…。金返せよ…。」

矢内「どうした?アレス。」

アレス「ちくしょう…。聞いてくれよ、部屋に案内されると凄い年増の女が出てきてよう。そこからその女が長々としゃべり続けて、60分たって時間になったんだよ…。ちくしょう、俺はまだ何もしてもらってねぇのに…。」

 

風俗で金をけちるからそういう目に会うんだ。

 

アレス「テメェはどうだったんだよ。」

矢内「最高の120分間だったぞ。4発は抜いたな。」

アレス「ど、どんなサービスだったんだよ!教えてくれよ!」

矢内「ああ、良いぜ。」

 

俺はアレスに一連の流れを説明した。

 

アレス「ああああああ!何だよそれ!ち⚪こを挟んでパフパフって!ちくしょうー!絶対に気持ちいいに決まっているだろうがー!」

矢内「風俗では金をケチらない事だ。いい勉強になったな。」

アレス「ちくしょう…。なけなしの金を全て使ったのに…。こんな事ってあるか!」

 

なんか可哀想になってきた。

 

矢内「アレス、昼飯奢ってやるから気を落とすな。行くぞ。」

アレス「すまねえ…。」

 

俺は落ち込んでいるアレスを連れて市場の方に向かった。

 

 

アレスを連れて市場に来た。何処かに食堂みたいな所はないのだろうか?

 

???「あっ、アレス!何処に行ってたのよ!」

アレス「り、リリーか、あーあれだよ!あれ!」

リリー「あれって何よ!」

矢内「風俗だ!」

アレス「ちょ!お前!何を言い出すんだよ!冗談だ!」

リリー「何でこのペテン師の賢者と一緒にいるのよ!」

アレス「だから、あれだよ!あれ!」

リリー「ちゃんと言いなさいよ!」

矢内「俺が風俗に行ったら先に待合室にいたんだよ。」

リリー「はぁ?」

アレス「ば、馬鹿!正直に答えるな!」

リリー「…。アレス、私が必死で賢者を捜していたのに、何をしているの!」

矢内「あー、アレスは何もしないまま金だけ取られて風俗を出たんだ。」

リリー「アレス…。」

アレス「違う!そう、こうしてペテン師野郎の賢者を見つけたんだ!なっ!」

リリー「何が、なっ!よ!で、今度は何処に遊びに行くつもりだったの?」

矢内「さっき行った風俗でアレスの奴が1文無しになって余りに可哀想だから飯でも奢ってやろうとこの辺まで来たんだよ。」

アレス「ペテン師野郎、お前もう喋るなよ!」

リリー「アレス、そのお金。あんただけのじゃないでしょ!今日の食事代とかどうするの!」

アレス「いや…あの、そのだな…。」

 

今のうちに退散しよう。一度キレた女は面倒だ。

 

矢内「アレス、なんか込み合っているからまた今度な。」

 

俺はアレスを置いて一目散に逃げ出した。

 

アレス「ちょ!待て!お前のせいでこんな事になってるのだろうが!」

リリー「アレス、何処に行くの!」

アレス「リリー!落ち着け!ペテン師野郎が逃げる!追いかけないと!」

リリー「アレス、今はペテン師の賢者よりあんたの事を言ってるのよ!」

アレス「アイツはペテン師だから今の話なんて嘘に決まっているだろ!なっ!」

リリー「じゃあ、お金は?」

アレス「えっと、それは…。どっかの家のタンスから…。」

リリー「ふざけないで!!」

 

 

 

俺はアレス達を振り切り俺達が寝泊まりしている空き家に戻ってきた。

 

矢内「さてと、みんなの飯の用意をするか!この貧民街みんなの分だからな。」

 

俺が飯の段取りをしようとしたらアリマ君が飛んできた。

 

アリマ君「キー!キー!(たいへんなんだよ!)」

矢内「アリマ君か、ああ、今日も飯の段取りが大変だぞ!」

アリマ君「キー!(だから大変なんだよ!)」

矢内「ああ、みんなの分だからな。俺達の飯もしばらくはショボくなるが我慢しろよ。」

アリマ君「キー!キー!(ご飯の事じゃないよ!)」

矢内「何だよ、まあいいや。今から米を炊くから手伝ってくれ。」

アリマ君「キー!キー!(ご飯はいいから話を聞いてよ!)」

矢内「なんだ?お前、飯いらないのか?」

アリマ君「キー!(ご飯は食べるよ!)」

矢内「じゃあ何だよ、飯の時間までお前ちゃんとエリカの面倒見とけよ。」

アリマ君「キー!キー!キー!(だからエリカちゃん達がお城で捕まって大変なんだよ!)」

矢内「それを先に言えよ!」

アリマ君「キー!(だったら話を聞けよ、中二病)」

矢内「誰が中二病だ!早く状況を説明しろ!」

 

アリマ君から今までのいきさつを聞いた。

 

矢内「畑中がいて捕まったのか。アイツなら上手く乗り切ると思ったのだがな…。」

アリマ君「キー?(畑中が?)」

矢内「ああ、畑中は誰よりも口が達者だからアイツが一人捕まっても相手を上手く言いくるめられると思ったんだが…。」

アリマ君「キー!(畑中を助ける為にみんな捕まったんだよ!)」

矢内「アイツ等の優しさが裏目に出たな。」

アリマ君「キー!キー!(そんな言い方ないよ!)」

矢内「これは畑中を信用しなかったアイツ等のミスだ。まぁ、過ぎたことを言っても仕方ない。中央広場だったな。勇者達を助けに行くぞ!全速力だ。変身!ラブ イン スコール!」

 

俺は体全身でウンコをするイメージで魔力を開放してスコールを一口飲み愛の戦士スコールマンに変身した。

 

アリマ君「…(なにこれ?)」

矢内「ハハハハハハ!愛の戦士!スコールマン!ただいま参上!」

 

体が軽い!力がみなぎる!今ならどんな敵にも勝てる!

 

アリマ君「キー!(速い!)」

矢内「早くしろ、1つ目!」

アリマ君「キー…。(中二病って凄い…。)」

 

中央広場にたどり着いた。まだ処刑は始まっていないらしい。少し遅れてアリマ君が飛んできた。

 

アリマ君「キー…(速いよ…。)」

矢内「お前、もっと速く飛べないのかよ。」

アリマ君「キー…(無茶言うなよ…。)」

矢内「所でこれ、どうやって変身を解くんだ?教えてくれ。」

アリマ君「…。(僕が知るか…。)」

 

全速力で走ったから水でも飲むか。

 

アリマ君「キー。(あっ、変身が解けた。)」

矢内「おお!戻ったぞ!」

 

俺達が話し込んでいると勇者達が兵士達に引っ張られてきた。両手は鎖で縛られている。

 

アリマ君「キー!(エリカちゃん!)」

矢内「待て!行くな!」

アリマ君「キー!(だって!)」

矢内「作戦を建てるぞ。」

 

勇者達が広場の真ん中に並ばされた。興味本意で街の人々が集まってきた。兵士の中に一人ローブを着た男がいる。その隣に居るのはアレスと旅をしてたガリアスだ。ローブを着た男が一声をあげた。

 

大臣「えー、本日はお日柄もよく…。」

ガリアス「大臣殿、早く処刑を進めて下さい。」

大臣「いや、しかしだな…。こう言うことは挨拶からちゃんとしないと…。」

ガリアス「急いで下さい!」

大臣「えー本日は、晴天なり!」

ガリアス「そんなのはいいです!」

大臣「皆の者!この者達は今、巷で有名な賢者の仲間達である!」

 

俺、有名人なんだ。サインの練習しないといけないな。

 

大臣「その賢者の仲間達を我々が捕らえて国の危機を救ったのである!どうやって捕らえたかと言うと…。」

 

こいつ、ちょいちょい話を脱線させるな。

 

ガリアス「大臣殿!早く処刑を執行させてください!」

大臣「おお!そうだったな!この者達は処刑をするかどうかを集まった皆にアンケートを取ろう!よし、お前達!皆に聞いてまわるのだ!」

「ハッ!」

 

兵士達に命令して集まってきた人々にアンケートを取り出した。こいつ、わざと処刑を長引かせようとしてるな。

 

矢内「1つ目、お前はこれを持って勇者達の後ろに回れ。」

アリマ君「キー。(これは?)」

矢内「それは充電式電動工具ディスクグラインダだ。俺が暴れて隙を作るからこれでみんなを縛っている鎖を切れ。」

アリマ君「キー。」

矢内「よし、作戦開始だ。」

 

俺はアリマ君が勇者達の後ろ側に行ったのを確認してまた愛の戦士スコールマンに変身した。

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