第6話 衝撃!?幻想入りしたチームの正体
メンバー発表が終わり一夜明けた今日、何気ない朝。そうだ、今日はようやく紫と共に試合を見に行くんだ。俺は布団から起き上がり、顔を洗い、紫と藍に橙そして俺の四人でちゃぶだいを囲んだ。朝食は藍が作ってくれた焼き魚定食を皆で食べている。幻想郷には海が無いらしく、そのためわざわざ川魚を釣りに、藍が妖怪の山?にある川に行くらしい。俺はあんまり川魚を食べたことは無かったが、この魚は、海にいる魚にも引けをとらない美味しさがある。幻想郷の川は、俺のいた日本とは違う、綺麗な水が流れてるんだろうな。
「どうだ?サブロー殿、お口にあったかな?」
「いやいや、これほど美味しい魚は産まれて初めて食べたよ!」
そりゃそうだ。生臭さもなく、口に入れた瞬間に広がる、香ばしさに塩のしょっぱさ。文句のつけようがない。
「それはよかった」
「あら〜そうなの?幻想郷では普通に出回ってるわよ?」
「私のいた世界ではこんな美味い魚は中々に高くて買えないんですよ...」
美味しくて高級な魚は、沢山食してきた。クロマグロに金目鯛、天然ウナギに高級ガニ・・・だけど比べ物にならいぐらいだ。ただの川魚がこんなにも旨いなんて、俺が生まれ育った田舎を思い出すな。
「外の世界は何かと大変らしいからね」
「橙はどうだ?美味しいか?」
「はい!藍しゃまの作ったお魚は美味しいです〜!」
「ちぇぇぇぇぇん!!!!!私は嬉しいよ!!!!!」
あれ~?藍って見た目は厳しそうな顔つきしてるのに、もしかして、俗に言う親バカの部類なのかな?
「紫、藍ってあんなんなのか?」
「橙の前ではいつもあんなんよ...ほんと親バカね」
「まぁ〜藍らしくていいじゃないですかw」
俺はそんな楽しい会話をしている間に、朝食を食べ終え、洗面台に食器を持っていき、試合を見に行くための身支度を済ませる。
「確か紫の話では、試合開始は朝の10時か、今の時間はっと」
俺は時間を確認すべく、近くにある壁掛け時計を見る。
「!?マジかよ!急がないと」
時計が指していた時刻は9時20分、確かマヨヒガから球場までは、歩いて一時間はかかると霊夢が言ってたな。と、慌てながら事を考えていると。
「準備は出来たかしら?早く出発するわよ」
振り向くと、身支度を終えた紫が庭にいた。格好は、昨日見た導師服ではなく、紫のロングスカートに、大きくフリルのついた日傘を持ちながら、こちらを見ていた。
「紫、早く球場に行かないと、試合開始時間に間に合わないぞ」
「大丈夫よ。私の能力を忘れたの?」
「あっ、そっか...」
そうこの八雲紫の能力は「境界を操る程度の能力」だから遠い場所でも「スキマ」を使えば簡単に移動できるのだ。
「ではサブローさん、私の出したスキマに入りなさい」
紫の横から、見るからに異世界に繋がっているにしか見えない、怪しい「スキマ」が出現した。
「本当に大丈夫なんだよな?」
「あら?信用してないの?」
「ただの確認だよ、じゃあお先に失礼」
俺は紫の言葉を信じ、足早にスキマに入り、球場に向かった。
「じゃあ藍、橙と一緒に留守番と結界の管理を任せたわ、夕方までには戻るからよろしくね」
「はい紫様、お任せ下さい」
「ゆかり様、行ってらっしゃいませ〜」
そう式神達に仕事を言いつけると、紫もスキマに姿を消した。そして俺達は、ここ「神戸スタジアム」に着いた。紫によると俺達の席は、一塁側の内野席のちょうど真ん中らしく、俺達は席に着き、グラウンドで練習をしている選手を眺めた。
「いや〜本物だ。偽物かと思ったけど本当に幻想入りしたんだ...」
「驚くのはまだ早いわよ?外野席を見てみなさい」
そう言われたので外野席に目を映すと、物凄い光景が広がっていた。
「昼間のデーゲームなのに、外野席がレフトにライトのどちらも満席だって!?」
俺は驚いた。確かあの当時の神戸は、ナイターでも席はガラ空きで、休日すらも観客は疎らと聞いている。なのに何故だ?
「あの観客達は特殊なの。試合がある日に限って表れるの、原因は多分だけど」
「多分当時のファンも幻想入りしたんでしょうね...」
そう紫と喋っていると、この球場のDJ(俗に言うウグイス嬢)のアナウンスが、満員で埋め尽くされたスタジアムに響き渡った。
「只今より、先攻の大阪バファローズ対、後攻の神戸ブルーウェーブの試合を行います!試合に先立ちまして、両チームのスターティングラインナップを発表致します」
「いよいよか〜、どんな選手がいるのか気になるな」
「先攻の大阪バファローズ」
アナウンスが終わると、電光掲示板にはこう表示せれていた。
「1番センター 大木直之 背番号7」
「2番セカンド 水谷栄二 背番号10」
「3番レフト ルー・ローズ 背番号20」
「4番サード 中村秀紀 背番号5」
「5番ライト 礒川文一 背番号8」
「6番ファースト 吉田夕二 背番号3」
「7番指名打者 川島健史 背番号61」
「8番ショート ショーン・ボルハート 背番号44」
「9番キャッチャー 的井哲也 背番号2」
「先発ピッチャー 岩見尚紀 背番号48」
「監督 梨味昌孝監督 背番号73」
大阪バファローズのスターティングメンバ―が発表され、俺は驚愕した。
「これは大阪のいてまえ打線!?」
いてまえ打線。20××年の大阪バファローズの打線を指す。この年のバファローズは、3番ローズが55本で本塁打王、4番の中村が打点王、5番の磯川が、得点圏打率4割5分と打ちまくる。そして6番吉田と7番川島も2桁本塁打と大暴れ。しかし、惜しくも日本一は逃してしまうが、バファローズ史上最強とも言われた打線だ。
「続きまして後攻の神戸ブルーウェーブ!!」
ブルーウェーブのスタメンはこうだ。
「1番ショート 塩味真 背番号31」
「2番セカンド 尾上公一 背番号52」
「3番センター 谷直樹 背番号10」
「4番レフト サー・ブラウン 背番号23」
「5番サード ホース・オーティズ 背番号8」
「6番ファースト 塩川和彦 背番号6」
「7番指名打者 山田武司 背番号5」
「8番ライト 葛城太郎 背番号3」
「9番キャッチャー 日上剛 背番号47」
「先発ピッチャー 味臺晟 背番号15」
「監督 カー・リー監督 背番号77」
大阪に続き、神戸のスターティングメンバーが、発表された。俺はまた驚愕した。
「こちらは神戸ブルーウェーブの暗黒期のオーダーじゃないか!?」
暗黒期の神戸ブルーウェーブ打線。当時の神戸ブルーウェーブ打線は、あの強打の北九州ホークス打線に、引けをとらない打線であり、チーム打率は3割に近くを記録。3番の谷直樹は打率.350に、4番ブラウン、5番オーティズ、7番山田武司は、2桁ホームランを記録するなど重量打線だ。
「どちらも重量打線であり、投手陣の成績が悪い時代の打線。神戸に至っては、チーム防御率が過去最低の5割を記録するなど、投手崩壊が激しかったらしい」
「でも研究すれば、相手に不足はないわよね?」
「まぁそうだが、試合が乱打戦になりそうだ」
「さて試合が始まるわ」
「1回の表、大阪バファローズの攻撃は、1番センター 大木直之 背番号7」
DJのアナウンスがまた球場に響き渡り、いよいよ注目の試合が始まった。大阪バファローズは、1番猛牛の核弾頭の大木選手。さて、1打席目からどんな攻撃をしてくるのか非常に楽しみである。
めっきり寒くなりましたね、いよいよ寒い寒い秋の始まりです。皆さんはコタツやストーブを出していますかね?
私はまだです、今年もストーブで寒いこの時期を乗りきるつもりです。今回は神戸ブルーウェーブと大阪バファローズの打線が明らかになりました。
そして今回も選手能力を貼っておきます
大阪バファローズ
オーダー順に
大木直之 背番号7
ポジション 外野手
能力
弾道3 ミートC パワーB 走力A 肩力C 守備B 耐エラーC
水谷栄二 背番号10
ポジション 二塁手 遊撃手 一塁手 三塁手
能力
弾道2 ミートC パワーD 走力C 肩力C 守備B 耐エラーB
ルー・ローズ 背番号20
ポジション 外野手
能力
弾道4 ミートB パワーS 走力C 肩力B 守備C 耐エラーE
中村秀紀 背番号5
ポジション 三塁手 一塁手 遊撃手 二塁手
能力
弾道4 ミートA パワーA 走力E 肩力B 守備B 耐エラーC
礒川文一 背番号8
ポジション 外野手 捕手
能力
弾道3 ミートA パワーB 走力C 肩力C 守備C 耐エラーD
吉田夕二 背番号3
ポジション 一塁手 三塁手 外野手
能力
弾道4 ミートD パワーA 走力D 肩力C 守備D 耐エラーE
川島健史 背番号61
ポジション 外野手 一塁手
能力
弾道4 ミートC パワーB 走力F 肩力D 守備E 耐エラーF
ショーン・ボルハ ート 背番号44
ポジション 遊撃手 二塁手 三塁手 一塁手
能力
弾道2 ミートE パワーD 走力D 肩力C 守備D 耐エラーC
的井哲也 背番号2
ポジション 捕手
能力
弾道3 ミートG パワーC 走力E 肩力A 守備D 耐エラーD
岩見尚紀 背番号48
ポジション 投手(先発)
能力
球速146㎞ コントロールB スタミナA
変化球
カーブ フォーク スライダー チェンジアップ
シュート カットボール
神戸ブルーウェーブ
オーダー順に
塩味真 背番号31
ポジション 遊撃手 三塁手 二塁手 一塁手
能力
弾道2 ミートB パワーC 走力C 肩力C 守備D 耐エラーD
尾上公一 背番号52
ポジション 遊撃手 二塁手 三塁手
能力
弾道2 ミートB パワーF 走力A 肩力D 守備B 耐エラーA
谷直樹 背番号10
ポジション 外野手 一塁手
能力
弾道3 ミートS パワーB 走力A 肩力C 守備B 耐エラーC
サー・ブラウン 背番号23
ポジション 外野手
能力
弾道4 ミートC パワーA 走力A 肩力A 守備C 耐エラーG
ホース・オーティズ 背番号8
ポジション 三塁手 一塁手 二塁手 遊撃手 外野手
能力
弾道4 ミートC パワーA 走力E 肩力B 守備E 耐エラーF
塩川和彦 背番号6
ポジション 一塁手 三塁手 外野手 捕手
能力
弾道3 ミートB パワーC 走力E 肩力C 守備E 耐エラーE
山田武司 背番号5
ポジション 一塁手 外野手
能力
弾道4 ミートD パワーA 走力F 肩力D 守備E 耐エラーF
葛城太郎 背番号3
ポジション 外野手 一塁手
能力
弾道3 ミートD パワーB 走力D 肩力C 守備D 耐エラーE
日上剛 背番号47
ポジション 捕手 一塁手
能力
弾道3 ミートD パワーB 走力D 肩力B 守備C 耐エラーD
味臺晟 背番号15
ポジション 投手(先発)
能力
球速152㎞ コントロールC スタミナS
変化球
高速スライダー スローカーブ サークルチェンジ
スクリュー
次回は試合に移ります。投稿はやる気次第で早くなったり遅くなったりになりますが次回もよろしくお願いします。