幻想野球異変   作:紗夜絶狼

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いよいよ幻想郷ドリームズの始動となりました。今回は人里の外れにある練習場にて全体練習をする前の話となっております。
ではゆっくりしていってね。


第3章 結成夢のオールスター
第8話 始動!幻想郷ドリームズ


俺が幻想郷に来てから3日目の朝がきた。小鳥が「チュンチュン」と鳴き、気持ちのいい朝を迎えた。俺はそんな小鳥の鳴き声を聞いて、ゆっくりと目覚めた。

 

「う〜ん...幻想郷にきて3日目だけど、こんなに気持ちよく寝れたのはいつ以来だろう」

 

「おっ、今日も早いなサブロー殿。気持ちよく寝れたかな?」

 

藍は、俺が寝ている部屋の襖を開けて話しかけてきた。多分俺がまだ寝ていると思い、起こしに来たんだろう。

 

「あぁ、久々だよ、こんなに気持ちの良い朝を迎えたのは」

 

「それはよかった。布団は片付けておくから、サブロー殿は先に朝食を食べてきてくれ、もう紫様と橙がいるはずだ。あと研究データなんだが、もう少し分析したいことがあるから、まだ待ってくれないか?」

 

「分かったよ、ありがとう藍」

 

俺は藍に礼を言って、紫と橙が朝食を食べている茶の間に向かった。

 

「おはようございます、紫に橙」

 

茶の間の襖を開け、朝の挨拶を交わす。

 

「あら〜おはようサブローさん、遅いから先に食べちゃったわよ」

 

「おはようございます、サブローさん」

 

既に紫と橙は、朝食を済ませていた。とりあえず俺も朝食を済ませ、洗面台に行き手を洗い、歯を磨いた。

 

「ふぅ〜、今日の朝食も美味しかったな〜。なんか今日からの練習、頑張れる気がするぞ」

 

すると茶の間から紫の声が聞こえた。

 

「サブローさん、準備が出来たなら出発するわよ」

 

どうやら俺の準備待ちらしい、急がなければ。俺は紫が用意してくれた、野球の練習着に着替えて、紫と藍と共にマヨヒガをあとにして練習場に向かった。

 

〜少女移動中〜

 

「到着したわよ、ここが私達の練習場よ」

 

「いやいや待て待て...ここが俺達が使う練習場!?」

 

俺は驚いた。何故なら、紫が練習場と言って案内したのは、地方球場に室内練習場と、想像以上に豪華すぎる設備だ。

 

「地方球場に室内練習場だって!?俺は総合練習場みたいな、4面ぐらいある広い所かと思ってたよ」

 

「やっぱり球団を持つなら、いい環境でやりたいでしょ?」

 

「それはそうだけど、まさか室内練習場までとは...」

 

「あっ、室内練習場なんだけど、主に投手陣のブルペンになるわ」

 

「なるほどつまり投手陣専用ってことか。でもチームの捕手って、藍と永琳先生だけだろ?バッテリーは組めても2組だけだし、他はどうするんだ?」

 

ブルペン捕手というのは、投手の投げる球をひたすら受け続ける捕手のことで、プロ野球やメジャーリーグでも、ブルペン捕手として活躍してる方は沢山いる。

 

「そのことに関しては考えてあるわ、あと少ししたら、メンバー全員と一緒にここに来るわ」

 

「まぁ策があるなら大丈夫なんだが」

 

俺は、紫には考えがあるんだと少々不安ながら頷いた。そんな話をしていると、向こうからメンバーが来たみたいだ。

 

〜少女集合中〜

 

「皆さんおはようございます。今日から幻想郷ドリームズが始動します、あと練習も今日から開始なので、頑張っていきましょう!」

 

「よろしくお願いします!」

 

俺は全員に、今日から幻想郷ドリームズが始動と宣言するあいさつも済ませた。するとまた向こうから誰かが来たみたいだ、よく見ると、顔を覆ってる被り物には「罪」と書かれている。

 

「まさか紫、あれがか?」

 

「えぇそうよ」

 

「なんか怖いんだが...」

 

「あれは罪袋って言って、人里に住んでいる一般人よ」

 

「はぁ...なるほど」

 

そして罪袋達が到着した、ざっと五十人位はいるみたいだ。すると紫は俺にこう説明した。

 

「この罪袋達には、異変が解決するまではブルペン捕手のみならず、グラウンド整備に打撃投手などの裏方をしてもらいます」

 

「ふむふむ、では罪袋さん。異変解決までよろしくお願いします」

 

「任せなあんちゃん!」

 

「紫様のためだからな!」

 

「やったるで〜!」

 

罪袋達は気合いが入りまくっているみたいで、それぞれが喜びを叫んだ。

 

「でも紫、ブルペン捕手を担当する罪袋は大丈夫なのか?ドリームズ投手陣の平均球速は150km前半だぞ?」

 

「あ〜それなら大丈夫よ、捕手に必要な能力は、それぞれに与えてるから心配は要らないわ」

 

「紫って凄いな...」

 

俺は小声で、改めて紫の凄さを体感した。

 

「そうだ紫、皆ユニフォームがないんだがどうするんだ?」

 

「ユニフォームはあるわよ、藍、みんなに配って頂戴」

 

「はい紫様」

 

紫に言われ、藍は手元にあるユニフォームを、皆に手渡していった。

 

「凄い!サイズがピッタリだし着やすいし動きやすい!」

 

「やっぱりアリスは頼りになるわね〜」

 

「アリス?衣装屋かなんかかい?」

 

「アリス・マーガトロイド。魔法使いで、人形や衣装を製作してるの」

 

「そうなのか...あとこのユニフォームなんだが、デザインも決めてたのか?」

 

「デザインは赤を基調として、黄色や黒があるわ。あとは人数分のヘルメットにバット、スパイク、グローブに大量のボールとかも用意したわ」

 

「...」

 

俺は言葉が出なかった。

 

「あとグローブなんだけど、個人のイメージカラーにしておいたから、単色とは限らないわよ」

 

「俺は黒と白・・・幕張マリーンズカラーだな」

 

「じゃあ今から皆、球場の中にある更衣室でユニフォームに着替えてきて頂戴。あと罪袋達は室内練習場でお願いね」

 

紫の言葉を聞いて、それぞれ更衣室に向かって行った。

 

〜少女&罪袋着替え中〜

 

「皆似合うじゃないか!」

 

「そうかな〜?あと凄く動きやすいのぜ」

 

「とりあえず早く始めましょうか」

 

「そうだな、じゃあ投手陣は俺が投げ方とか色々教えるよ。野手陣は紫に任せるよ」

 

俺と紫は話し合い、初日と二日目の指導担当を決めた。

 

「そして明日は、逆になるのね?」

 

「そういうことだ、じゃあ皆、今日一日頑張っていこう!」

 

俺の開始の合図とともに、投手陣と野手陣は、室内練習場と地方球場に分かれてそれぞれ練習を開始した。




あと少しでPocky&プリッツの日ですね、私はPocky派ですが皆さんはどっち派ですかね?
今回は幻想郷ドリームズの始動の様子を書きました。罪袋が登場しましたが、あくまで裏方なのであまり話には登場はしないと思います。
あと作中に出てきた、アリスが製作し紫がデザインしたユニフォームですが、近々Twitterとかで公表しようかと思います。
私のTwitterですよろしければフォローよろしくお願いしますm(_ _)m
→@tohoyakumo27

実は小学三年から中学三年まで、軟式野球をしていてポジションは外野手、一塁手、三塁手でした。高校時代には、ソフトボール部に所属してまして、全国大会に出場し、三年最後のインターハイでは、準優勝を経験してます。まぁ〜マネージャーでですがね(笑)
ポジションは外野手、一塁手、捕手で、二年まではベンチ入りしてましたが、怪我やベンチ入り出来ない日が続き、三年生になると選手兼マネージャーとして活動してましたw

それもあるのか、この小説を書いていると、昔ガムシャラに練習していた自分を思い出します...

あっ、ちなみに私が応援している球団はオリックス・バファローズで、好きな野手は小笠原道大選手に吉田正尚選手です。投手だと野茂英雄です。

まぁ〜私の生い立ちはさておき、次回ですがようやく練習編に移ります。更新頻度は落ちますが、また読んでいただけたら嬉しいです・:*+.\(( °ω° ))/.:+

あと文章に誤字やおかしな部分があれば教えてください、直ぐに修正致しますm(_ _)m

あっ!もちろん感想もお待ちしてます←実は気になる奴
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