やはり俺が奉仕部にいたのは間違っている   作:MAXCoffeeLove

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チェーンメールの話です。当初は千葉村辺も書くつもりでしたかあまりにも長くなってしまうので片方だけにしました。
オリジナル展開があるので気に食わない方もいると思いますが最後までお付き合いください。


奉仕部の活動とこれまでしてきた事(2)

平塚先生「比企谷、今までの話を聞く限り依頼受けたり依頼者を連れて来たのは雪ノ下と由比ヶ浜になるが間違いないか?」

 

八幡「間違いないです。」

 

平塚先生「そうか、」

 

夏野「でも解決、解消したのは最終的に比企谷君だよね。」

 

八幡「まぁ、そーなるな」

 

平塚先生「その後の葉山からの依頼も比企谷、君が解決、または解消したのか?」

 

八幡「そーですよ。」

 

夏野「どんな依頼だったの?」

 

八幡「クラスに流されたチェーンメールがあってな。葉山は犯人を探したいわけじゃない、丸く収める方法を知りたいって依頼に来たんだ」

 

夏野「チェーンメールってどんなのだったの??」

 

八幡「俺ボッチだから周りのメアド持ってねーからしらんし忘れた」

 

ハァ……

 

ん?俺なんか変な事言ったか、?なんで平塚先生は溜息ついてんの?

 

平塚先生「自虐ネタは知らない人が聞いたら変やつ扱いさせるぞ比企谷……」

 

 

夏野「ふふっ」

 

八幡「夏野?」

 

夏野「ふふっ、比企谷君はいつもそんな自虐ネタ使ってるの?」

 

(夏野が笑いながら聞いてきたその笑顔を見て少し顔が熱くなった気がする)

 

八幡「い、いや、そーでもない」

 

夏野「ならいいけどさ〜」

(比企谷君は頬を掻きながら視線をそらした。

なんでか顔が赤くなってる比企谷君を見て私も少し顔が赤くなってきた気がする)

 

平塚先生「確か戸部、大岡、大和、の3人の誹謗中傷的なメールだったよな」

 

 

八幡「確かそーだったと思います」

 

平塚先生「それで君はどーやってこの依頼を解決したのだね?」

 

八幡「まず奉仕部の意見、と言うより、雪ノ下個人の意見では犯人を特定して徹底的にねだやす必要があるって話になりそれに由比ヶ浜も一応賛成して、しばらくの間は俺と由比ヶ浜でクラス観察をするように言われました。」

 

夏野「雪ノ下さんは同じクラスじゃないの?」

 

平塚先生「雪ノ下は国際教養科と言って別クラスなんだ」

 

夏野「そうなんですか、」

 

八幡「結局観察しても分からないって事でもう一度葉山を読んで話し合いをしました。

内容は、クラスにやりそうな人がいるか、他クラスからやりそうな人はいるのか、内容自体はデマなのか、そもそも誹謗中傷的メールを書かれてる3人の誰かがやったのではないか?って言う話でした」

 

平塚先生「比企谷、メールの内容等、話し合いしたことを覚えるだけ話してくれ」

 

八幡「確か、戸部は稲毛のヤンキーでゲーセンで他校狩り、大和は三又のクズ野郎、大岡は野球でラフプレーして他校のエース潰し、だったと思います」

 

夏野「話聞く限りだと大和?って人が怪しくない?」

 

平塚先生「どう言うことだ夏野?」

 

夏野「いや、その大和って人以外書かれてる事って学校にバレたら停学、もしくは退学になるような問題じゃないかな?って思いまして」

 

平塚先生 「確かにそうだな」

 

八幡「先ず話し合いの段階で俺は大和が怪しいと思ったんですけど、依頼者の葉山は犯人を特定したいのでは無く丸く収めたいって言ってるので黙って話し合いに参加してました」

 

平塚先生「雪ノ下や由比ヶ浜は気付いてるようだったか?」

 

八幡「いや、多分気づいてなかったと思いますよ」

 

平塚先生「何故そう思う?」

 

八幡「単純な話で雪ノ下が気づいたとしたら大和を部室に呼ぶだろうし何らかのアクションを起こしてると思います。

由比ヶ浜の場合は同じグループってこともあるから気づいたら恐らく俺や雪ノ下に相談してるだろうし、三浦や葉山あたりに何かしら言ってると思うので、今回はそれが無かったから気づいてなかったと思います」

 

夏野「なるほどね。私は雪ノ下さん、由比ヶ浜さんの事をよく知らないけど比企谷君がそー言うならきっとそーだったんだよね」

 

平塚先生「なるほどな。確かに比企谷の言うとうり雪ノ下なら犯人を見つけた場合何らかのアクションは起こしてるだろうな。

ところで比企谷は自他共に言っているどうり1人で居る事の方が多いいよな?ならどーやってチェーンメールを止めさせたのだ?」

 

八幡「簡単な話で俺が大和に個人的に声をかけたんです」

 

平塚先生「ほう。それでどんなふうに声をかけたんだ?」

 

八幡「大和に葉山がチェーンメールのことを奉仕部に依頼しに来た、このままだとお前がやった事もバレるぞ。やめるなら今のうちだ。1人で事態の収拾がつかないのなら俺の名前を出してもいい、俺に脅されてやったとでも言えばお前のこと許してもらえるだろうからなって感じです」

 

平塚先生「比企谷……」

(何故君は自己犠牲を選ぶのだ…)

 

夏野「なんで比企谷君は関係もないのに悪く言われようとしたの?」

 

八幡「関係なくは無い。依頼どうり丸く収めるのに俺が脅したことにすれば効率がよかっただけだ」

 

夏野「そんなんじゃ比企谷君が傷ついちゃうじゃん。ダメだよ自分を大切にしなきゃ。」

 

平塚先生「そーだぞ比企谷。」

 

八幡「別に傷つかないんで。それに俺は俺を大事にしてますから。」

 

夏野「してないよ……」

 

八幡「してるさ。俺は俺が大好きだからな。傷つこうなんかしてねーよ。それに俺の黒歴史が1つ増えるだけだし。」

(絶対に許さないノートに大和の名前書いたけどな…)

 

夏野「比企谷君はいつもそんなふうにしてきたの?」

 

平塚先生「そーだな、比企谷はなんだかんだ言っても結局は優しいやつなんだよ、でもな、千葉村では危ない橋を渡ったな……」

 

夏野「千葉村??」

 

 




千葉村編は次にします。
材木座と川崎編はまた別で描きます

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