蜘蛛のような何かの個性はヒーローを目指す‼(改稿中) 作:コーヒー中毒社会
体育祭前のある日、三奈ちゃんが唐突に女子会を開こうと提案してきた。そして私も含め皆女子会に乗り気でその二日後の放課後に女子会を開くことが決定した。場所は私が個人でよく利用している個人経営の喫茶店を紹介した。
「ねぇ蜘蛛が言ってたお店ってどこなの~?」
「ホラ、あのお店だよ? 皆」
そう言って私が指差したのは木製でちょっと時代を感じるお店だった。そしてドアには本日貸し切りと言う掛け看板が掛けられていた。
「結構オシャレな感じのお店だね‼」
「ほんと、時代を感じるわケロケロ」
「ふふふ、中もお洒落だから期待していてよ皆さん」
そう言って私はお店のドアを開けた。すると来店者を知らせるベルの音が優しく店内に響きと共に艶やかな髪と豊かなお胸を持つこのお店のマスターが奥の厨房から出てきた。
「いらっしゃいませ皆さん。皆さんの事は影崎さんから聞いてますよ」
「もう! マスター私のことは名前で呼んでって来るたびに言ってるでしょ?」
「ふふふ、ごめんなさいね」
マスターはそう言いながら私達を席まで案内してお冷やを入れに行ってくれた
「そう言えば蜘蛛さん、このお店をよく貸し切りに出来ましたわねお店を貸し切りするなんてかなりかかったでしょう?」
「ううん、実はね女子会ここでやって良いかマスターに聞きに来たときにマスターがどうせなら貸し切りにしちゃいましょ? って」
「へー、そう言えば蜘蛛ちゃんってマスターさんとスッゴク仲良いんやね、このお店はいつ頃知ったん?」
「それ、私達も気になる~」
「う~んそうだね、マスターとこのお店との馴れ初めは中学生頃だったんだ。あの頃の私は相当荒んでてね、ちょくちょく学校から逃げちゃうような子だったんだ。それである日学校から逃げ出した日にがむしゃらに走ってたら、雨が降ってきてねお店の前で雨宿りしてたら、マスターがお店の中に入れてくれたんだ。その時もマスターはとっても優しくてね、私の事を学校に連絡もしないで私にご飯とか食べさせてくれて、私の話をとっても親身になって聞いてくれてねその時からこのお店には時々通ってるんだ」
「そんなことがあったのね、今の蜘蛛ちゃんからは全然想像できないわ」
「懐かしい話をしてるわね、蜘蛛ちゃん?」
「そうそう、マスターとの馴れ初めを...って...マスター‼今私の事名前で呼んだ⁉もう一回もう一回呼んで‼」
「そうだ皆さんはご注文決まりましたか?」
「蜘蛛、何かこのお店のオススメとかってある?」
「このお店は料理も飲み物も全部美味しいからねぇオススメなんて決められないんだよね~因みに皆はお昼済ませてきた?」
そう聞くと皆まだお昼を食べてないらしいので、あのメニューはあるか私はマスターに聞くことにした
「マスター、今日ってランチの裏って出せる?」
「あら? 裏? 出せるわよ? 何人分かしら?」
「全員分お願いマスター」
「わかったわ、お姉さん腕によりを掛けて作るわね」
「蜘蛛‼裏って何⁉裏って‼」
「実はね、このお店のランチメニューにはABCのセットメニューと日替りの他に一部のお客さんしか知らない裏のメニューがあるんだよ」
「裏メニューかぁ楽しみだけど私そんなにお金持ってきてないよ⁉」
「お金に付いては気にしないでも良いよ?今日は私の奢りじゃ~」
「そんな悪いよ私もお金出すよ?」
「いいのいいの、お茶子ちゃん私が出したくてお金出すんだからそれにあんまり使わなかった給料の使うだけだし。だから今日はお金の事は気にせずに色々食べようね! それに私って実はかなりお金持ってるんだよ?」
そう、実は私かなりお金は持っているのだ。ある日お姉ちゃん経由で私の糸の特性がコスチューム会社に伝わって、私の糸をコスチュームに使いたいと言って私の糸を買ってくれる会社が出てきた。そのため私はそこら辺の高校生よりはかなりお金があるのだ
「給料って蜘蛛ちゃん働いてたの⁉」
「いやいや、私の糸をコスチューム会社が買ってくれるからそのお金がね」
「裏メニューのタンポポハヤシお待たせしました~」
話で盛り上がっているとマスターがほんわかした声と美味しい匂いと共に私達の席に料理を持ってきてくれた。そして皆の目の前に置かれた料理に皆の目が輝いた。このお店の裏メニューとはハヤシライスの上に半熟のオムレツが乗ったものである。半熟オムレツの黄色がタンポポの花みたいだからとタンポポハヤシと言う名前がついているのである。
「おおおおお、スッゴい美味しそうだよ‼蜘蛛‼」
「これはとても美味しそうですわ...」
「ふふふ当店オススメの逸品よ是非冷めない内に食べてね」
そう言ってマスターが私達に向かってウインクしてくる。可愛い鼻血でそう
「それじゃあ、皆食べよ食べよ?」
「「いただきま(すわ)(ーす‼)」」
やはり今日もタンポポハヤシは絶品だった。まずハヤシライスだけでも十分一流の腕で、ルーは濃厚だがくどく無くどこか優しさを感じる味をしており、それにフワフワの半熟オムレツがハヤシライスを包み込みより上質な物へと価値を引き上げるのだ。それにこのタンポポハヤシの作り方は門外不出で蜘蛛も何度も家でこの味を目指そうとハヤシライスを作っていたがどうやっても再現できず諦めた代物である。蜘蛛も含めみんな無言でタンポポハヤシを食べ続ける時間が過ぎていった。
「ふ~美味しかった」
「とても美味しかったですわ」
「幸せや~」
と全員食べ終わってもハヤシライスの余韻に浸かりながら他愛の無い会話をしていると時間は3時になっていた。そこでまた蜘蛛が口を開いた
「そう言えばここってスイーツも美味しいんだよねぇ...」
その言葉を耳にした、全員が目の色を変えた
「スイーツ‼ここってスイーツも美味しいの⁉」
「うん、そうだよ~ほんとにここのスイーツは魔性の魅力を持ってるよ」
それを聞いたマスターが笑顔で女子たちに優しく声をかける。それは女子にとっては甘く逆らえない悪魔の囁きであった
「ちょうど良い時間だしスイーツの時間にする?」
その言葉に逆らえる女子などこの場にいるはずも無く、甘い時間に身を落とす事になった。
「じゃあスイーツはそこのメニューに乗ってるやつから選んでね♪」
このまま女子全員がメニューとにらめっこすること数分、どうやら注文が決まったようである
「マスター私はブレンドコーヒーと、きな粉と黒蜜のフレンチトーストでお願いしまーす」
「私は紅茶とフルーツのタルトをお願いしますわ」
「私は紅茶とショートケーキ」
「ウチはコーヒーとガトーショコラで」
とこんな感じで全員が別々の注文をしてそれを受けたマスターはまたも笑顔で厨房へ行った。話をしながら待つこと数分用意を済ませたマスターが飲み物とスイーツを全員の目の前に置いた。そして全員がほぼ同時にスイーツを口に運んだ感想を口からこぼした
「「「おいしい」」」
そして、スイーツと飲み物を堪能しつつ葉隠ちゃんが急にこんなことを言い出した
「そう言えば、ヒーロー科に来てヒーロー科の生活に慣れてきたけどさ皆は気になってる人とかいる?」
「ま、まさかそれって...」
「そう‼恋バナをしよう‼」
そんなこんなであっという間に恋バナの流れになってしまった...
「やっぱり顔が良いのは轟くんだよね~爆豪くんも顔は良いけど性格がな~」
「それはわかる、爆豪はキツいなぁ」
「そう言えば、麗日ちゃんって緑谷くんとかなり仲良いよね、よく一緒に歩いてるし」
「ぜっ全然!?仲は良いけどそんな風に思ったことは...」
「ほんとぉ~」
「私も麗日ちゃんと緑谷ちゃんの事気になるわね」
「わ、わたくしも気になりますわ...」
うわぁ、皆女子だね~私も気になるけど...あわわ麗日ちゃん顔真っ赤になってるね、可愛いなぁ
「そうそう! 蜘蛛ちゃんは気になってる人とかいないの?」
おっと私に話が回ってきたね、まぁ隠すつもりもないし言っちゃうか
「私はいるよ、好きな人」
「!? ほんと!? 誰!? ウチのクラス!?」
「うん、ウチのクラスだよ。それ以外はヒミツ」
「じゃあ蜘蛛ちゃんはその人のどこが好きになったの?」
「私は最初は一目惚れみたいな感じでね、入試会場で初めて見かけたんだけど初めて見たときからとっても気になってたの。それで私が雄英に受かって真っ先にその人を探してさ、それでクラスに来たらその人がいてね。すかさず話しかけに行ってさ」
「それでそれで⁉」
「その人はとってもいい人でさ会場でちょこっと話しただけだけど私の事を覚えていてくれてスッゴク嬉しくてね、そして改めてあぁ私はこの人の事が好きなんだなぁってそう思ったんだ。そして今でもねついつい授業中とか休み時間の度にその人の事を目で追っちゃうし話す度に新しい魅力や新しい一面を見てどんどん好きって気持ちが大きくなるの」
「蜘蛛ちゃんは本当にその人の事が好きなのね...聞いてるコッチが照れてきちゃう位だわ」
そう梅雨ちゃんが言うと皆その通りと言うように首を縦に振っている。特にやおももちゃんと麗日ちゃんなんて顔真っ赤になってるし、よく見たら耳朗ちゃんの耳が少し赤くなっててスゴく萌えました。こう言うところで可愛くなって惚れさせてくるのズルいなぁ~耳朗ちゃん
「あらあら、甘酸っぱい恋してるわね蜘蛛ちゃん」
「もうっからかわないでよ、マスター」
「ふふふ、からかってなんか無いわよ」
そう言いながらマスターはコーヒーを飲んでニヤニヤしながら私を見てくる。その後も恋バナや色んな話をしながら1日とても楽しく過ごすことが出来て私はスッゴク楽しかった。でもいつの間にかお開きの時間になってた時計を見ながら今日はお開きにしようか?そう言うと皆も同意してお開きの流れになった
「マスター! 今日はごちそうさま、また来るね」
「蜘蛛ちゃんも他の皆もいつでも歓迎してるわ、時間があったら何時でも来てちょうだい」
そうマスターと話したあとお店から出る。そして皆が別れて帰る前に皆にひとつカミングアウトをしようと思う
「ねぇ皆、私皆に言いたい事があるんだ」
「ん? なあに?」
そんな感じで私が急に呼び止めたことに疑問に感じているそのタイミングで私はカミングアウトと言う名の爆弾をおとした
「私の好きな人って、男の子じゃ無いかもよ?」
そう私が含みを入れた笑顔で言うとエッ!? と言う声と驚きの表情が見えてスッゴク面白かった
「ちょっちょっと⁉それってどういう事⁉」
「ヒミツ~それじゃあ皆、また明日ね~」
その次の日ちょっとだけ顔を赤くしている蜘蛛と女子クラスメイトを見て男子勢が疑問に思ったことはまた別の話
主人公はどちらかと言うと女の子の方が好きなんだ~そしてほんのり変態なのである。いつも更衣室では襲いたいって言う欲望をガマンしてる。そう言う子
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