ちなみに三姉妹のこの年の年齢は、ハンコック16歳、サンダーソニア15歳、マリーゴールド13歳です。見たかんじハンコックが一番背が低くてソニアが頭一つ高い。マリーは筋肉ついてない頃。
途中で区切って投稿しようかと思いましたが、きりが良い所まで書き終わったので今回長いです。
マリージョアにてタイガーさん達と奴隷を解放してから夜が明けたが、まだニュースになっていない。何もなかったことにして、もみ消すつもりなのか? それなら正直ありがたいが……たぶんオレ達が電伝虫とボンドラを壊したから、何があったか詳しい情報がまだ伝わっていないだけだろうな。
「シャッキー、レイリー、ちょっと相談したいことがあるニョじゃが……」
「あっ、ニョン婆。いらっしゃい」
少し寝てから、昼飯を食べながら父さんと母さんにも昨日のことを報告していると、ニョン婆がやって来た。
「お、おおロゼよ。いつもこの時間帯はおらんニョに、今日はいるニョじゃな……(これはマズイかもしれんニョう……)」
「ちょっと昨日は疲れることがあったから、休んでいる。それで、外の人達は? 3人いるけど」
「ああ、実は行き倒れておった所を拾ってニャ。元の場所に帰してやりたいニョじゃが、力を借りたくて来たニョじゃ」
「へえ、いいことしたな」
……昨日解放した奴隷か、奴隷一歩手前の人達じゃないだろうな?
「まあとりあえず入りなさい、グロリオーサよ」
グロリオーサと言うのはニョン婆の名前だ。昔は海賊だったらしいが、まあ引退しているならオレは気にしない。
「一緒にお昼食べる? まだあるわよ?」
「あっ、私お茶入れてきますね~」
「ありがとニョう……お前達、入って来ニャさい」
お茶を入れにキッチンに行ったトリスタンと入れ替わりに、ニョン婆が連れて来た3人が入ってくる……よりによってか……まあそのまま野垂れ死にされたり、連れ戻されなくて良かったと思っておこう。
黒、緑、オレンジの色の髪をした3人の女性が入って来る。昨日見た顔だ。それも全員覇気使い。
黒髪の美人が、先頭に立って他の2人を庇うように立っている。警戒してこちらを少し睨みつけているが、恐怖の色も混じっている。昨日と同じだな。まあ事情が事情だし、父さん達を、ついでにオレも睨みつけているのは気にしないでおこう。あの環境にいたのだから、この反応も仕方がない。一番背丈が小さいが、立ち回り的にこの人がリーダーなのか。
その後ろに黒髪の女性より少し背が高い、ナミちゃんと同じオレンジ髪の女性と……昨日姿を消したオレを見ていた緑髪の一番背が高い女性。バレないだろうが気を付けないと。
「ひっ、男!」
緑髪の人が父さんを見て悲鳴を上げた。
「ははは……年頃の娘さんに悲鳴を上げられるのは、少し傷付くな……私ももう年か……」
「大丈夫だ父さん! あの人が男性恐怖症とかなだけだろう。父さんはまだまだ若い!」
実際この前も……いや、あのことは母さんの前では言えんな。
それにしても、オレを見ても悲鳴を上げず父さんで悲鳴を上げるのは、オレが子供だからでいいんだよな? 男と認識される年齢になっていないからってだけだよな? そうであってくれ。なんかこっちを驚いた顔で見てるけど、たぶん気のせいだ!
「ソニアよ、ここの者達はお前に酷いことは(たぶん)せニュから安心せい。ハンコックも睨むのは止めニュか」
「……はい、グロリオーサ様……」
ニョン婆に窘められて睨むのをやめる黒髪、ハンコックと呼ばれた人……何故様呼び?
「お茶が入りましたよ~」
トリスタンが良い意味で空気を読まずにお茶を持って来てくれたので、全員席について自己紹介をする。三姉妹だったようだ。黒髪の人がボア・ハンコックといい長女らしい。緑髪のすごくオレの方を見ている人が次女のボア・サンダーソニア、オレンジ髪の人がボア・マリーゴールドで三女だそうだ。やめろ、見るな。初対面だ。
「……この3人は
「ああ、ニョン婆の故郷の……」
島民が
アマゾン・リリーの皇帝の条件はただ一つ。血筋ではなく強さ。故に
「うむ。ビブルカードはあるので方角はわかるニョじゃが、行く手段がないニョじゃ……」
タイガーさんの用意した船では、流石に
「
男が入国すれば即処刑らしい。まあ実際この三人が攫われて奴隷にされているわけだし、当然の反応だろう。
上陸せず空から3人を落とせばセーフか? ……酷い屁理屈だな。
「……ロゼ、そなた手伝ってくれるニョか?(最悪
「当たり前じゃないか。手伝って欲しくて来たんだろう?」
何を今更……。
「いやだが、そなたは海賊を嫌っているじゃろう?」
「海賊はな。でもその人達、少なくとも今はまだ海賊じゃないだろう? なら手伝うことに何の問題もない」
そもそもオレにまだ海賊になっていない人をどうこうする権限などない。オレの嫌いな海賊になったら倒すだけ。ならなければ、男子禁制の
「……手伝ってくれようとしているのは礼を言うけど、あなたみたいな子供に助けられるほど私達は落ちぶれてないわ! そもそも男がいるとこの子達が怖がる」
そう、子供だが男のオレを怖がりながら、それを隠して強がっているハンコックに言われる。平気な表情を作っても見聞色で感情はバレバレなんだが、まあ姉として妹達を守ろうとしているんだろう……ところで、その奇妙なポーズはなんだ? 腰に手を当て、もう片方の手でこちらを指差しながら、オレを見下し過ぎて逆に見上げている。昨日はそんなのしていなかっただろう。
「……
「何ですって?」
「どういうこと、ソニア姉様?」
おい、何を言い出す。確信を持っているようだが、どこでバレた? 匂いは帰って来てからシャワーを浴びたし、まだあんたとは話してさえいないぞ?
「ロゼ、この人達ってもしかして……キュル!?」
余計なことを言おうとしているであろうトリスタンの口を塞ぎ、部屋の隅に連れて行く。
「何を口走ろうとした?」
「いや、あの人達ってロゼがタイガーさんとマリージョアで解放して来た人ですか?」
やっぱり余計なことを言おうとしていた。
「何を言おうとしている。違っていたら、無関係の人間にオレの犯行をバラす最悪の一言だし、合っていても弱みを握られる」
「いや、普通に感謝されるんじゃないですか?」
「頭の中がお花畑かお前は。あの3人は
まったく、この人の良い子リスミンクは……遭難者を装い人の良い民間人を騙して略奪する海賊が、世界にどれだけいると思っている。
「そんなに疑ってるなら、なんでこの人達が故郷に帰るのを手伝おうとしてるんですか……?」
「まだ何の罪も犯していない民間人を、将来オレの敵になるかもしれないからという理由で見捨てるなんて出来るか!」
トリスタンに、オレのことを教えないようにと言い含めてから席に戻ると、
「誇り高き
何故かハンコックが床に手と膝をつき、ぶつぶつと小声で何か呟きながら項垂れていた……何事だ?
「どうして昨日私達を助けて下さったあの方がこんな子供、それも男なのよ!?」
ハンコックが涙目でオレを睨み、指差しながら叫ぶ。
げっ、どうやらオレとトリスタンが話している間に、こっちでもオレのことを話していたようだ。
ニョン婆とマリーゴールドがこちらを驚いた顔で見ており、父さんは半笑い、母さんは両手を挙げてお手上げのポーズ。
れ、れ、れ、冷静になれ! まだだ! まだ何の証拠もない! 少し寝たとはいえ昨日から動きっ放しでもういい加減にして欲しいが、これさえ乗り切ればもう終わりだ!
「ふぅ……あんた、何を言っているんだ? わけのわからんことを……」
「(ぜ、全力で知らん顔してます……!)」
「(何も聞いておらんかったら、本当に知らないと思う見事なポーカーフェイスだな)」
どれほど崖っぷちに追い込まれようとも、オレは鉄の意志と、鋼の強さでしらばっくれる!
「ソニア姉様……やっぱり違うんじゃない?」
良し! 1人誤魔化せた!
「何……? じゃあやっぱりあの方は、慈悲深く、高潔で、人助けをしても姿も見せず恩にも着せず、私にも気配を感知出来ない手練れの、奥ゆかしく素敵な女性だったのね!」
「(わ、笑っちゃダメよ私……この子は何も知らないのだから……)」
誰それ? 誤魔化せてはいるものの、とんでもない誤解をされている。
自分が海軍と敵対するのが嫌で、だけど見て見ぬふりをするのも嫌だから、全力で自分の正体を隠して襲撃しているだけの、ただの小賢しい男だ。
そういうのはタイガーさんにしてくれ。すごいのはあの人だ。
「それじゃあさっき、そっちのミンク族の子、トリスタンはなんて言おうとしたの?」
やはりオレの前に立ちはだかるか、ボア・サンダーソニア……!
理由はわからないが、彼女はもうオレが昨日の犯人だと確信している。手強い相手だ。
「トリスタンは、最近シャボンディでよくある職業安定所襲撃事件、それを起こした犯人とでもあんた達が関わったのかと思っただけだ。最近この場所は何かと物騒だから。なあ?」
「は、はい、そうです!(それもあなたの仕業じゃないですか!)」
トリスタンはオレと違って根が正直で腹芸が苦手だから、少々苦しいな……最初に言葉に詰まったし、その、すごく何かを言いたそうな顔でこっちを見るのはやめてくれ。いつものスマイルで頼む。後で尻尾のブラッシングするから。
「へえ……あなた、そんなこともしていたの(職業安定所ってたしか……そっちの呼び方を使ったのは、私達への配慮かしら?)」
何故バレ……こいつ、心の声が聞けるのか!? ……なるほど、母さんがお手上げしていたわけだ。
「そんなこと?」
「とぼけても無駄よ。あなたやそっちの二人から心の声は聞こえないけど、トリスタンからは比較的聞き取りやすいから」
ああ、そうか……オレは最初から、こいつに会った時から詰んでいたのだな。
「わ、私ですか!? ご、ごめんなさい……」
「いや、気にするな。オレの自業自得、身から出た
完全敗北したオレが、膝から崩れ落ち、床に両手をついた。
今のオレにはシュウさんのサビサビの能力も効かんかもしれないな……すでにこの
「参考までに聞かせて欲しいのだが、何故昨日、姿を消したオレのいる場所がわかった……?」
「(そ、そんなに落ち込まなくても)……あの場所で私達は、余興として奇妙な果物、悪魔の実とかいうものを食べさせられた。その時から、私はヘビに、アナコンダに変身出来るようになったの。それ以降、温度を感知できるようになったわ」
「ああ、なるほど。ピット器官というやつか……ヘビか……かっこいいな……」
ピット器官。夜行性のヘビが持つ赤外線感知器官、機械で言う赤外線センサーやサーモグラフィーのようなもの。赤目フクロウが赤外線センサーのような赤い光線を目から出し、その光線に生物が触れれば大声で鳴くという。
それにしても、全員能力者だったか。自分が虐げている奴隷に悪魔の実を食べさせる思考回路が理解出来ん。悪魔の実を与えて、それが首輪を外せる能力だったなら、次の瞬間自分の喉元を食いちぎる反逆の牙へと変貌するのが容易に想像出来るだろうに……まあその天竜人が自分で食べなかっただけマシか。もし食べられていたら、オレのことが簡単にバレる。今のように。
「か、かっこいい? 体がヘビに変わるのよ!? まるで化物じゃない!」
何か
「体がヘビに変わる? 化物? それがどうした。珍しくもない。オレだって姿を消せるし、声も変わる、腕や頭を分離して飛ばせるし、手から電気を放出したり、口から火を吹いたり、他にも色々出来るぞ? そんな化物のオレでも受け入れてくれる人はいるんだ。まあだから、そんな不安にならずとも、あんた達も大丈夫だろう」
口で言いながら、能力を使い実演してみせる。怒りから一変、呆然とした顔でそれを見ているマリーゴールド。
すべての人に受け入れられるとはオレも思わんが、彼女達には同じ能力者の姉妹がいる。問題ないはずだ……オレにとっては大問題だが。
「姿が消えた……それに今の声……あの方と同じ……! じゃあ本当に……」
イメージとかけ離れたオレに、ハンコックの中の自分の恩人像がガラガラと音を立て崩れていくようだが、想像力があり過ぎだろう。早めにイメージを壊せて良かった。
「それで、オレが昨日の奴と同一人物だと何故わかったんだ? 感知出来ると言っても、はっきりオレの顔が見えたわけじゃないのだろう? 声で性別まで偽っていたのに」
もしサーモグラフィーと同じように見えるなら、顔なんてわからないだろう。
「昨日見た人と背格好が同じだし、今も気配がしないから……それに股の間に……」
そうか、最初から男だということはバレていたのか。熱感知でそんなことまで把握されるのか……。
匂いといい赤外線センサーといい、全然万能じゃないな、オレの【光学迷彩アーマー】。思いの外、見破る手段が多い。今度使う時は今まで以上に慎重に使わないと……というかガープさん達と初めて会った時といい、また気配を消していることが原因か。いい加減、普段は気配を少し出すようにした方がいいかもな。完全に消す方が慣れているから楽なんだが。
「男だとわかっていたなら
頭を抱えてショックを受けているハンコックを指しながらそう言う。
どうしてああなるまで放っておいたんだ。そもそも何故あんなことに……。
「逃げるのに必死だったし、気付いたら
「そうなのか……」
「あの、さっきは取り乱してごめんなさい……でも
マリーゴールドが話に加わって来た。
「構わん。だが無理ないって……たしかにオレは男で化物だが、あそこまでショックを受けんでもいいだろう」
「いや、そっちじゃなくて……『安心しろ。もう悪夢は終わりだ』とか『お前達にこの首輪は似合わない』とか、他にも、その……ま、まるで口説いてるみたいなことを、優しく言ってくれたじゃない……! う、『俯いているより、上を向いて咲き誇る花の方が好きだ』とか……(たぶん
ああ、言ったな。そんなことも。オレはともかく、よく1度言っただけの言葉を一言一句
「口説いてなどいない。心がボロボロになっていたから、励ましただけだ」
出来るだけ早く終わらせたかったのに、そんなことするか。そもそも口調こそ変えていないが、女のふりをしていたんだぞ、オレは。
「(……誰の影響なのかしら、その励ましの言葉の選び方は?)」
「私の時は何も言わずに、すごい速さでどっかに行っちゃったくせに……美人のお姉さんにはそんなこと言うんですね」
トリスタン、お前はたいして心にダメージを負っていなかっただろうが。
「ロゼよ、では本当にそなたがやったのか……?」
「ああ、そうだな。オレがやった」
トリスタンの膨らんだ頬を軽く突きながらそう言う。初めからニョン婆には後で言うつもりだった。
「(私の言葉はしっかりと根付いているようだな)」
何故か父さんが親指を立て、無言のサムズアップをしてきたので、オレも返す。そんなに天竜人嫌いだったか? いや、好きでもないだろうが。
「(信じられん……それほどのことをしていながら、まだ騒ぎが広まってないことも驚きじゃが、この子が明確に法を破る、それも嫌っておるとはいえ、天竜人にケンカを売るようなことに手を貸すとは……)」
「勘違いされては困るが、オレがやったのはタイガーさんの手助け。そして天竜人に捕らわれた
ギンッ!
少し加減して3人を威圧する。すでに3人とも覇気使い、ただの威嚇だ。昨日の3人の精神状態だったら気絶していただろうが……ああ、完全に心を折っていたから、悪魔の実を食わせたのか。もう逆らう気力なんて残っていないからと。
「これは……覇王色……!?」
「
「(また上達しておるようじゃな……ソニアとマリーが呑まれておる。この子がおなごであれば……)」
……ハンコックも覇王色の覚醒者か……もしかすれば
「あんた達が民間人を踏みつけるような、オレの嫌いな海賊に成り下がれば、オレが叩き潰しに行き、捕らえて海軍に引き渡す! オレのことを海軍に話したければ話すがいい。それでも見逃すつもりはない」
それがオレの責任だ。オレの罪が発覚することは、オレが嫌いな海賊を見逃す理由にはならない。
「ええ、わかったわ……(思っていたより怖いわね、この子)」
「肝に、銘じておくわ(昨日はあんなに優しかったのに……)」
だといいな、オレにとっても。今はオレの警告を無視する気がなくても、人の心は結構簡単に変わる。
「(口封じをするつもりはないのね……たとえそこまでしなくても、この子達を見逃しちゃえばいいのに、損な性格してるわね)」
「そんなのどうだっていいわ! 私のあの方を返して!」
ショックを受けていたハンコックが、オレの方を見て口を開いたかと思えば、まだ現実を直視出来ていないのか……。
「知らん、そんなことはオレの管轄外だ」
元々存在しない人間を返してと言われても困る。第一、あんたのではない。
「そ、そんなことですって!? 私の心を弄んでおいて!」
ひ、人聞きが悪すぎるな……そんな人のことを、恋人に散々貢がせた挙句捨てた男みたいに……流石にこの状況は予想外だ。
「許さない……! 私を見なさい! 【メロメロ
攻撃の意志、及び殺気あり……じゃあ仕方ないな。
「「あ、
ブオッ!!♡♡♡
驚愕する妹2人を
とりあえず武装色でガードして弾くが、これは何の能力だ? 見た所物理的な攻撃力はないようだが……父さんにも当たってるが見た所ダメージがない。未来を見て平気と判断したのか避けていない。食らってどんなものか確かめようとしたのか?
「敵対する意志を見せた以上、覚悟は出来ているのだろうな……?」
ハンコックを睨みつけながら、近付く。
海賊になっていないから海軍には引き渡さんが、少し痛い目を見てもらうか。
「
「数時間前に襲って来た男達を石に変えたあの技が……!」
なるほど、石化……そういう悪魔の実もあるのか。ビームに触れたものを石化させる能力といったところか。おそらくは
そして相変わらずの治安だな、シャボンディは。
はあ……オレの警告を聞き入れ、ハンコックの能力まで教えてくれたあの2人に免じて、軽く済ませるか。
拳骨一発くらいで
「わ、私の【メロメロ
「(むう……女性には花に触れるような繊細さで接しろとあれほど……一度敵と認識すれば、自己基準最低限の気遣いしかしないのはな。
ハンコックが
ええ……や、やり過ぎたか? たかが殺す気で攻撃されたくらいで、まだ海賊になっていないのに、というか昨日は今にも首を吊りそうな顔をしていた人に脅し過ぎたか? 周りの視線が痛い……。
「……すまん、言い過ぎた。それと性別を騙して悪かった。別に天竜人の元に返すつもりはない」
戦闘態勢を解き、ハンコックに謝罪する。
「ロゼが泣かせた人に謝った……!? いつもなら、敵が泣いても意識がなくなるまで、男女関係なく追撃してますのに……(あれ怖いです……)」
放っておいたら、お前がウソ泣きに騙されるからだ。
オレは、情け容赦がない冷酷非情だとか、血も涙もないとか、人でなしとか、倒した負け犬共や今はなき
「グスッ……ほ、本当……?」
泣いて顔を手で覆っていたハンコックが、オレの謝罪を聞き、顔を上げる。
「ああ、本……当……」
話しかけながらハンカチを出して近付き、ハンコックの顔を見る。
涙に濡れた顔が光に反射して輝いている。
「
「「「「「「えっ?」」」」」」
「(可憐だ……私ももう少し若ければ……)」
白く透き通った
正に美の化身! まるで、
カチー……ン!!
「「あっ、石になった」」
「「ロ、ロゼーッ!?」」
「……どういうことなの?」
「レイリー……そなたもなニョか……」
そこで、オレの意識は途絶えた。
☆☆☆☆☆
「解いた! 解いたから! もう下ろして!」
「あっ! 2人の体が元に戻りました!」
「ふう……後遺症とかないんでしょうね……?」
いつの間に気絶していたんだ、オレは? たしかハンコック達に警告をしたはずだが。そのハンコックが、何故か母さんに胸倉を掴まれて持ち上げられている。何があった? ……覚えがない。
気味が悪いので自分の過去を見てみると……ああ、能力による石化を食らったのか。あの時の技名から推測するに、ハンコックにメロメロ、魅了されたものは石に変わる、といったところか。だから攻撃前に自分を見ろ、とわざわざ言ったのか。相当容姿に自信があるようだ。自惚れじゃないのが何とも……オレもあのザマだ。オマケみたいに前後の記憶が飛ぶのは、悪用出来そうで地味に厄介だな。武装色で防げないのは厄介なんてレベルじゃない。最初に効果がなかったのは、これから叩き潰すだけの、ただの敵としてしかオレが認識していなかったからか。
不覚を取った……これがオレ1人の実戦だったら、石と化した体を砕かれ死んでいた。
「もう、もう! 心配かけて! あの技、魅了した相手を石に変えるそうですよ!? そんなに美人なお姉さんが好きなんですか!? まだ9歳なのに! この早熟の女誑し!」
「(ん? あ、私のことではなかったか……)」
女誑しではない……口説いてないと言っただろうが。
「ぐうの音も出ん……すまん、心配かけた。だが種も割れたし、これで大丈夫だ。もし気に入らない海賊になって敵対すれば、あの技を使う前に奴の顔をボコボコに殴り、
【ジェット・ウォリアー】の音速移動で近付き、何をする暇も与えず【スクラップ・フィスト】で殴ってしまえばいい。
「(お、恐ろしいことをする算段を立てられているわ……もしもの時の為に、見た目以外で魅了する方法や攻撃手段も作っておかないと……最初はロゼに私の魅了が効かなかったし……でも、私のことを美しいって)」
「この人でなし! 女の子になんてことしようとするんですか!」
「ぐう!? お前……オレは他人からどう思われようと構わんが、大事な人から罵倒されるのは流石に傷付くんだぞ……?」
これは聞いているハンコックへの警告だ。敵対すれば本当にするが。
「わかってて言ってます!」
「ふははっ、言うようになってきたじゃないか!」
良い傾向だ。短いとはいえ奴隷だったからか、オレの顔色を気にし過ぎだった。ご主人様は本気で止めて欲しいから、これからも拒否するが。鳥肌が立つ。
その後、3人の能力を聞いた。ハンコックの魅了した相手を石にするメロメロの実、サンダーソニアのヘビヘビの実モデル“アナコンダ”、そしてマリーゴールドのヘビヘビの実モデル“キングコブラ”、本当にヘビの能力者だったか。キングコブラ、毒蛇だな。たぶん毒が使える。サンダーソニアと違って熱は感知出来ないそうだ。役割分担が出来て
それにしてもヘビに石化か……。
「ゴルゴンみたいだな」
「ゴルゴン? 何ですか、それ?」
ゾウ出身のトリスタンが知らないのも無理はないか。
「伝説上の生き物だ」
「伝説って?」
「ああ! 簡単に言うと、女神に嫉妬され、自慢の美しい髪を無数の蛇に変えられた女性のことだ。見たものを石化させるらしいぞ」
「女神様の器が小さすぎませんか……?」
「そんなものなんじゃないか?」
昨日見た
「それ、使えるわね」
「使えるって……何にだ、母さん?」
「この子達の能力のことを誤魔化すための方便に、よ。アマゾン・リリーって外界から隔絶されていて、入って来る情報が限られているから、悪魔の実のこともゴルゴンのことも知ってる子はいないだろうし、上手く言えば恐れられずに済むんじゃない?」
「ああ、なるほど」
オレも悪魔の実のことを知らなかったし、現に不思議な力が使えるのだから、信じる他ないだろう。
「わしが現皇帝に謁見して、説明しに行くとしようかニョう」
「……大丈夫なの? 私が言えたことじゃないけど、皇帝なのに国のこと放って飛び出してきちゃったのに……処刑される可能性だってあるかもしれないわよ……?」
「安心しニャさい。今更この老いぼれの首を刎ねた所でどうにもならニュよ、シャッキー」
心配そうな母さんに、ニョン婆が笑って返す。
「処刑されそうになったら、またいつでもここに来ればいいだろう。そこの3人も一緒に。海賊にならんならオレも安心だ」
もしそうなったら
「
オレと同様、石から復活した父さんがそう言う。
幾多の海を越えて来た父さんがいれば百万人力だろう。
「オレが海賊を探して手に入れてくる。蒸気船とかがいいな。オレが蒸気機関に触れれば、石炭を使わずに能力で動かせる」
今日は色々と疲れたから休みたいが、マリージョア襲撃が広まらない内に済ませなければ。
「私も! 私も何かお手伝いしたいです!」
ぴょんぴょん跳ねてアピールするトリスタン。
「そうだな……ではあの3人の世話とカウンセリング、オレが叩き潰す海賊が死なないように手当てでもしてくれ」
短いながらもこの3人と同じ境遇を経験し、なおかつ女性、適任だろう。特にハンコックは早急なカウンセリングが必要だ、オレのせいで。
「前半はともかく、後半が物騒過ぎます……」
「不満そうだが、治療の練習になっていいだろう? お前が腕のいい医者になってくれれば、オレも安心して敵を殲滅出来る」
「死者は蘇生出来ませんよ?」
「たしかある程度は心臓が止まっても、心肺蘇生出来たはずだ。心臓マッサージしながら【エレクトロ】を流して頑張れ。自害さえ許すな。首に縄をかけ、魂ごと墓地から引きずり戻して来い」
「無茶振りです……」
「そのくらいの心構えで頼むということだ。後でブラッシングするから」
「やります! 私の前では誰も死なせません!」
いい返事だな。
☆☆☆☆☆
それから人数分の布団を購入し、トリスタンと一緒に3人のカウンセリングや彼女達にとって未知の道具の説明、外に出て海賊との戦闘をすること数日、目当ての外輪蒸気船と食料、上陸は出来ないのでボートも調達してから出航し、
「ロゼ~、お茶を入れて。私のために!」
「甘ったれるな、元居候! 海賊になり、オレの許容範囲を越えれば、すぐさまお前を捕らえに行くからな!」
片方の拳を飛ばして蒸気機関に触れ、能力で船を動かしながら、もう片方の手でお茶を入れ、ハンコックの方に飛ばしてからそう言う。
オレが船を買う時は、機帆船(※推進力の動力として熱機関を併用した帆船)にするか。熱機関はDr.ベガパンクと取引して、オレの能力が前提のエネルギーコスト度外視で普及出来ない試作品でいいから、巨大な船を風がない日でも帆を使わず楽に動かせる特注品を作って貰おう。
「ふふふっ、そんなに私に海賊になって、あなたが会いに来る口実を作って欲しいの?(口ではなんだかんだ言っても、トリスタンの言った通りね。石化に耐えるのにお願いは聞いてくれる……不思議な人。それに、私を捕らえて側に置きたいって……!(※言ってません))」
どうしてそうなった? 一昨日に『海賊にならないなら、もう会うことはないだろう』と言ったのが、『だからオレが会いに行くためにも、海賊になってくれ』に、脳内変換されたとでもいうのか?(※大正解)
こいつの前で気を抜くのはマズイ。まだオレと父さんが食らった【メロメロ
「Chu!~♡」
Wink!☆
「くっ!? かわいらしくウインクしながら投げキッスをするな!」
危ない……爪の先が少し石化した。
そして舵を取っていた父さんが、オレの叫び声に振り向いてしまい全身をやられて、ハンコックが慌てて石化を解く。無理もない。思考を加速して他のことを考え抵抗出来るオレと違って父さんは一瞬、意識を保つ余裕がない。さっきの破壊力は脅威だった……。
「(やっぱり私の魅力が通じていないわけじゃない。そして私達の生命線を知っているけど、絶対服従ではない……たとえ恩人であっても、なんとかして、私のモノにしたいわね。そう、これはソニアやマリーの安全のためにも仕方ない! それに、姿も見せずに一度は私を虜にした……と言えなくもないロゼを、今度は私の虜にし
今はオレも鉄の意志でなんとか耐えられているが、全身を石にされ生殺与奪を握られるくらいなら、自分の指の骨を折るなり爪を剥ぐなりして、痛みで紛らわせるか。手袋を外しておこう。相手が海賊なら攻撃出来るからこうも苦労しないのだが……いや、海賊になどなられる方が困るな。厄介な人物に厄介な能力が……余計なことをしてくれる、世界の創造主の末裔殿は。
「(なんであの2人、最初は一触即発だったのに、たった数日で仲良くなってるんでしょう?)」
「優しい時と怖い時で、落差の激しい子……(ずっと優しくして欲しい)」
「今は優しいけど、もし私達がロゼの譲れない一線を越えれば、また初日のあの時みたいになるわよ。海賊になるだけなら、まだその線上ね」
「本当なの、ソニア姉様? ロゼ、私達には
「それは、
「うそでしょ!? あの2人すごく仲良いじゃない!」
驚愕するマリーゴールドに、サンダーソニアが続ける。
「聞いたのよ、昨日2人がいる時に。レイリーが、〝冥王〟が海賊に復帰したらどうするつもりって。そしたら、『戦いたくはないが、オレの許容範囲を越えたら
「……レイリーは何て言ったの?」
「『私はあいつら以外と海賊をやる気はない。だがもしそうなっても、まだまだ私を越えさせんよ、親としても、師としても。その時は実力の違いを見せてやろう』ですって……その後2人で笑い合ってたわ」
「ソニア姉様……私、男がわからない……」
「フフフフ、奇遇ね、私もよ……とにかく、レイリーでさえそうするなら、私達が見逃されると思う?」
「無理そうね……このこと、
「言ったら、『ロゼは私の虜にするから、私に任せて安心していなさい!』と言っていたわ」
「……どちらかと言うと虜になっているのは、
マリーゴールドが、ロゼに絡みに行っているハンコックを見ながら呟く。
「それ、
ロゼがコピーした、現在発行されている賞金首の手配書の束を出して、2人で見始める。
「多いわね……あの家に居させてもらった方が、気楽だったかもしれない」
「マリー、あなたは天竜人がいる、あの場所の近くでずっと暮らして平気なの? 私は無理ね」
「そうだった……背中の焼印といい、これから色々大変そうね」
「あの場所よりいいでしょ? それに、もしアマゾン・リリーにいられなくなっても、あまり心配してないのよ。その時は少しの間我慢して、男のことも克服して、ロゼに3人一緒に連れてってもらいましょう」
「うふふ、実は私もそう思ってた」
「(天然のアメとムチじゃニョう……あの3人の信用を得た上、今後の不安を取り除いてしまいおった。本にロゼがおなごであれば。
「あっ! あの島じゃないですか?」
オレがハンコックの石化に抗っている間に、煙突の上に座って周りを見ていたトリスタンが、大声を出しながら器用に下りてきた。オレが能力で動かしているが故に煙こそ出ていないものの、落ちたら危ないだろうが……遭難した理由忘れたのか?
トリスタンの差した方向を見ると、たしかに豆粒みたいなのが見える。よく見つけたな。そしてトリスタンに視線を戻すと、オレの目の前で頭をこっちに向けている。褒めろということか……。
「よくやってくれた。この距離なら向こうから気付かれていないだろう。でも落ちると危ないから、あまり高い所に登るなよ?」
「キュルキュル~♪ 善処します!」
トリスタンの頭を撫でながら褒め、少し注意するが、これは聞く気がないな。まあリスのミンクだし、高い所に登るのが好きなんだろう。落ちたら受け止めるか。その時はおやつ抜きな。
「(羨ま……しくなどない! 今に、今に私の美しさにさらに
「(!? な、何でしょう、今の……?)」
「どうした? 急に震えて?」
「いえ、少し悪寒が」
「シャボンディに比べて寒いからか? これでも着ていろ」
コートを脱いで、トリスタンの肩にかける。
「ありがとうございます!」
「(ふふふっ、そういうことまでしてもらうのね、あなたは。いい子だと思ってたけど、どうやらここまでのようね……残念だわ……)」
「(? ハンコックさん、震えてる……そうだ!)ハンコックさ~ん!」
トリスタンがハンコックに駆け寄って行く。
「……何かしら?」
「これ、どうぞ!」
オレのコートをハンコックの肩にかけるトリスタン。
「!? な、何を……?」
「寒そうでしたので! 代わりに抱き着かせて下さい!」
なんかハンコックにトリスタンが抱き着いている。仲良くなったな……あの2人。トリスタンはともかく、ハンコックが意外にも受け入れている……いや、意外でもないか。彼女もまた妹を持つ者、初日も妹2人を守ろうとしていたし、面倒見が良い所があるんだな……まるで聖母のよう
ベリィッ!
「ぐあっ! あ、あ……ああっ……!」
痛い! 痛い!! 痛い!!!
い、今のは、危なかった! 何を、考えているんだ、オレはっ!! 人生を
「(ハンコックはプライドを捨て、正面から思いの丈を伝えさえすれば、イケそうじゃニョう……というかロゼよ、そこまでするほど嫌なニョか……あれは痛いじゃろうニョう。レイリーなど、この数日でもう何度も石化して、ハンコックから興味をなくされておるニョに……それにしても、何故ハンコックはあれで
「(トリスタン……とってもいい子! ……ん? このコートの内ポケットの、
「(やっぱり人肌の方があったかいです~!)」
ここからはボートで行くそうだ。
「どうしたの、ロゼ? 顔色を悪くして。ふふふっ、そんなに私と会えなくなるのが寂しいの?」
「そんなわけあるか。お前とは何の関係もないことだ。自分達の心配だけしていればいい」
別れの挨拶代わりと、ハンコックにしっかりとオレの手を両手で握られ、爪を剥いだ指を手袋越しに押さえられ痛む……後でトリスタンに手当てしてもらおう。
「照れなくてもいいのに。必ずまた会えるわよ!」
「(ロゼが気取らせまいとしておる以上、わしは何も言えニュな……)」
「ニョン婆、それにソニアとマリー……ハンコックも、体には気を付けてな。もし処刑されそうになったら家の電伝虫に連絡を頼む。オレが
さっきは顔色のことを誤魔化すためにああ言ったが、寂しくなるな。男子禁制のアマゾン・リリーでは気軽に会えん。
「ええ、またね!」
「色々ありがとう!」
「心配性ね(気遣われた……! それに今の言葉……一国を敵に回してでも私が欲しいという、素直じゃないロゼのプロポーズなのでは!?(※NO) そしてさっきのビブルカードはロゼに引き寄せられる性質を持つ、別名命の紙……つまり、一度私に命を預けて、私と一緒に奪い返し、オレのモノにするという無言の恋の宣戦布告!?(※してません) ふ、ふふふっ、受けて立ちましょう! でも勝つのは私、あなたは絶対に私のモノにするわ!)」
「う、うむ。そなたもあまり傷を作るでないぞ(じゃから不安なニョじゃよ。わしのビブルカードに異常があれば、この子は本当に実行に移すじゃろう……その結果、この国が国家として機能しなくなったとしても。海賊を利用するならともかく、海賊がいなければ国民を守ることすら出来ニュ国に、国家としての価値はない、いや、そもそも国家ですらありはしないと考えている子じゃからな……残った海賊でない国民の面倒は見てくれるじゃろうが。たとえ己がその国民から憎悪の対象になろうとも。はあ……絶対に話を上手く纏めねば)」
父さんとトリスタンも4人に別れの挨拶をして、再び出航した。せめて海賊になっても、オレの線を越えてくれるなよ。越えれば、今度は泣いても止まらないからな。
……あれ? オレのビブルカードが少し減っている……過去を見ると、ハンコックが持って行っていた。まあいいが、どうせニョン婆がオレのビブルカードを持っているから、別に必要ないと思うぞ?
そして帰りの航海中。
「つ、爪を剥がしたァ!? なんでそんなことをしちゃったんですかッ!?」
「壁にぶつけて割れたから、
「バ~~ッカじゃないですかッ!? もっと自分の体を大事にして下さい! しかも上から手袋なんてして……きれいにした後消毒して密封しますから、じっとしてて下さい。痛いですけど、動かないで下さいね!」
「……指だけ分離して渡すから、やってくれないか?」
そうすれば痛みを感じない。
「それだと機械になって、私では治せないからダメです! こんなことするおバカさんにはいいお薬です!」
「……わかった。頼む」
海軍本部のドクターみたいになったな、トリスタン……。
「(爪を剥いでハンコックの誘惑に耐えたか。プライドの高い女心がわかっておらんようだな。そうやって抗うから、ハンコックもより熱烈にお前を手に入れたくなっておるのだ。まったく、石化するくらいなんだと言うのだ……男が女に見惚れて何が悪い!!! 時が来れば、親の教育として、師の修行として、
シャボンディ諸島、シャッキー’
「!? な、何かしら? 急に猛烈な寒気が……もしかしてロゼの身に何かが……?」
「
ハンコックが手の上に乗せている紙を指差し、尋ねるサンダーソニア。
その紙には、ハンコックのキスマークが付いていた。
「ふふふっ、どれだけ離れていようとも、私とロゼをヴァージンロードで巡り合わせる、たとえ燃え上がる火の中だろうが荒れ狂う海の中だろうが物ともしない、幸せへの片道切符よ。いずれ……ロゼが18歳(※男性の結婚最低年齢)になれば、必ず私のモノになる。何故なら、そう……私が美しいから!!! (新婚生活のための新居を築く土地として、この国を手に入れましょう。私とロゼ、ソニアとマリーの薔薇色の未来の
そう言い、恍惚として、大切な宝物のように紙を見つめるハンコック。
「そ、そう……(
「(
「(
サンダーソニアが心の声を聞ける?
断定は出来ないけど、ギア2前のルフィの攻撃を読み切っていたし、もし聞けたら三姉妹で一番天竜人の奴隷時代のトラウマを負っていた理由付けになるので。
アマゾン・リリーという閉鎖された場所で育ったのに、職業安定所の隠語がわかったのは、マリージョアで誰かの心の声を聞いて知っていたから。
シュウ
原作のバスターコール時にいた、覆面をしていて目から下がわからない大佐。サビサビの実の能力者。ゾロの
年齢がわかっていないので、もしかしたらまだ入隊してないかもしれない。
アナコンダとキングコブラ
アナコンダにはピット器官があって、キングコブラにはないそうです。調べるまで蛇はもれなく全種類ピット器官持ちだと思ってたけど、ある種類とない種類がある。代わりにキングコブラには毒があるけどアナコンダにはない。アナコンダは毒を使わず、獲物に巻きつき絞め殺す。
調べる前はソニアとマリーがロゼに気付いて、ハンコックだけが気付かない展開の予定だった。
ロゼがハンコックのメロメロ食らった時のリアクション。見た目のキャラのセリフにしたかったけど、いいのがなかったので別の遊戯王キャラのから取った。
石化するのにタイムラグがあったのは、【メロメロ
覇気使いのモモンガ中将が自傷しなきゃ防げないので、たぶん武装色では【メロメロ
ルフィ以外にはチョッパー、ガープ、藤虎、ラパーン、にも海賊無双3ではメロメロの石化が効かないらしい。ハンコックを敵と認識していない状態のロゼは、かなりギリギリで耐えている。レイリーも耐えようと思えばある程度耐えられるけど、どうせ後で解除されるし、
早い段階で、完全にではないがメロメロの能力が効かない人間に会ったことで、見た目以外でも魅了する手段を探すことになり、ハンコックの女子力、ちょっと女子力で合ってるのか疑問ですが、まあ色々原作より上がります。料理の腕も上がる。原作だと最初はマズかったのが、2年間で肉料理だけ上達したらしい。何巻かのSBSに書いてたはず。
プロポーズ!? など
原作でも妄想してたけど、この作品のハンコックもすごいことになったな……カウンセリングの結果です。泣かせた負い目がある分親身になって、自信をつけさせ過ぎた。
たった1日で出会わせたのは、そうしないと姿もわかっていない相手に、
このたった数日の影響で、次回からアマゾン・リリーは原作と大分変わることになる。うんまあ、国民的にはプラスだと思う。