あと名前と見た目以外好き放題設定付け足したキャラが登場。原作キャラではないです。
日課の修行と海賊の海軍基地への連行を終えておやつを食べに家に向かう。人攫いは海兵の目の前でやると流石に捕まるが、そうでないなら捕まえてくれないのでドリルで穴掘って顔だけ出して埋めといた。明日になってもいたら掘り出そう。殺すのはまずい。海賊じゃないんだから。
ベルメールさんは
店の方からなつかしい気配がする。おやつ取ったら店に行くか。
「久しぶり、はっちゃんさん。半年ぶりくらい? 母さんもただいま」
「おかえり~」
「ニュ? おおロゼか、久しぶりだな。でもいくらおれの名前が『はっちゃん』だからってはっちゃんさんはやめてくれ、ややこしいから。呼び捨てでいい」
「そう? わかったはっちゃん。母さんこれ1050万ベリー」
「全部自分の貯金に回していいのよ? 自分で稼いでるんだから(海賊からぼったくって)酒場の商売繁盛してるし」
「親孝行は出来る内にしとけって本に書いてた。父さんに渡してもギャンブルで溶かしちゃうし。おいしいお酒でも買ってあげて」
半年ぶりに会うタコの魚人のはっちゃん。腕が六本あって吸盤がついてる。白髪でもみじみたいな髪型をしている。昔、海で遭難した父さんを助けてくれたことがある。
シャボンディ諸島は厳密には島ではなく79本のヤルキマン・マングローブの集まりだ。そのためグローブとグローブの間は小さな海があり、オレの家の前にも海がある。
シャボンディには魚人差別に人身売買という人間の愚かな歴史が残っているため、魚人島から直接家の前に泳いできている。79本もあるのによくわかるな。目印つけてるんだろうか。母さんのビブルカード持ってる可能性もある。オレも母さんと父さんのビブルカード持ってるし。母さんたちもオレのビブルカード持ってる。父さんが1晩で作ってくれた。
軽く会話しながら、かぼちゃのケーキとスプーンを持ってはっちゃんの隣に座る。
「今日はレイリーいないんだな、久しぶりに会いたかったんだが」
「父さんは……今シャボンディパークにいるみたいだね。後で一緒に行く?」
父さんは普段気配を民間人レベルまで下げてる。そうしないと速攻海軍に見つかるから。オレはまだ気配を完全に消すかだだ洩れのどっちかしかできない。おかげでわかる人がオレを見たら、見聞色を使えるのが丸わかりだ。ガープさんたちにはすぐバレたし。
「行けるなら行きたいが、おれたち魚人や人魚があそこに行くのは危険だ。人攫いに狙われる」
「上にコート着て腕と吸盤隠したらバレないんじゃない?はっちゃんは手にヒレついてないし」
「ニュ!? そんな手があったとは。だが一緒に行くのは……おれを売ろうとする人攫いに一緒に襲われるかもしれないぞ?」
「オレ、悪魔の実食べてからしょっちゅう襲われてるし、いつもと変わんないよ。今日も埋めてきたし。それに1人より2人の方が狙われにくいでしょ」
「行って来たら? はっちゃん。この子そのへんの人攫いじゃもう相手にならないし、うちの人も合流すればこの島で戦いになる奴なんていないでしょ(あの人も喜ぶだろうし)」
「ニュ~……頼んでいいか? ロゼ」
「もちろん。じゃあ大き目のコート買って来るからちょっと待ってて。母さんごちそうさま、今日も美味しかった」
「お粗末さま」
ケーキを食べ終えて、服屋に出かける。
この8って書いてるフード付きの緑のやつでいいか。わかりやすいし、防水みたいだから水中でも着れるでしょ。会計をすませて店に戻る。
「買ってきた。サイズは大きいと思うけど」
「ニュ~、ありがとうロゼ!気に入ったぞこれ。特にこの8がおれ専用ってかんじでいい」
「気に入ったならよかった。あげるからシャボンディに来る時はそれ着てきなよ」
「もらっていいのか?」
「父さんの恩人だしこれくらいいいよ。オレにとっても友達だし。それじゃ行こっか」
「ああ!じゃあシャッキー行って来るぞ」
「2人とも気を付けていってらっしゃい」
「行ってきます」
そう言って、2人でシャボンディパークへ向かう。
「今日は天竜人来てないみたいだし、人攫いと海賊に気を付ければ大丈夫だね」
「気配読めるのは知ってるけど、そこまでわかるのか?」
「天竜人が来てたら、その周りの人が前横切らないように動かなくなってるからね、すごくわかりやすいよ」
「前横切ったってだけで撃たれたり、気に入ったからって連れて行かれたりするからな。誰も好んで関わりたくないだろ」
「問題起こしては海軍動かしてやりたい放題だから海兵からも煙たがられてるし、聖地マリージョアに引きこもって何もしないでほしい。あっ、着いたよ」
歩きながら会話していると、シャボン玉がついた観覧車やらジェットコースターやらが見えてきた。
オレの能力で作れないかな?一応機械だと思うけど。
とりあえず入場料を払って中に入る。
「父さんは今メリーゴーランドのあたりにいるみたい。すぐ合流するのがいいと思うんだけど……」
「それでいいけど、どうかしたのか?」
「いや、あれどう思う?」
「ニュ? ……人攫い現行犯に見えるな」
オレが指をさした先には、数人の男たちが、人が1人くらい余裕で入りそうな袋を1つ担いでこっちに走ってきていた。袋は内側から誰かが暴れているように動いている。このまま外に出て
シャボンディじゃ父さんの顔よりよく見る光景。こんなのよりもっと父さんの顔見たい。
「ムカつくからボコって来る。はっちゃんどうする?」
「おれも行くよ。他人事とは思えないし」
「大丈夫? 腕4本隠したままで。剣もないし」
はっちゃんは本来6本の腕を活かした6刀流の剣士だが、目立たないように剣は店に置いて来ていた。普通の人は剣6本も持たないからな。
「魚人は生まれながら人間の10倍の力を持つって言われてんだぞ?このくらいハンデにもならねぇよ」
「そう?じゃあ半分任せるね。オレはあの袋持った奴からやるよ」
そう言って飛んで、先頭の袋を担いだ男に武装色を纏った拳で殴りかかる。
「ああ? なんだこのガキ。そこをど、ぶへらっ!?」
顔を殴り飛ばして、男の肩から落ちた袋をキャッチして着地する。袋を下ろして他の奴に殴りかかる。なんか袋に黒いシミ付いてるけど……うん生きてるな。
1分かからず3人倒してはっちゃんの方を見ると、向こうも終わったようだ。
「おつかれさん。怪我とかない?」
「ニュ~この程度、準備運動にもなりゃしねぇよ。オレの【タコ焼きパンチ】で楽勝だ」
「流石10倍、すごいね。さてと、おーい。大丈夫?」
袋の口を縛っているロープを解いて中の人に呼びかける。すると10歳くらいの水色の髪の女の子が出てきた。
ああ……こいつら噂に聞くロリコンなんだな……人攫いの上にロリコン、救いようがないな。
「ゲ~ソ~、ひどい目に遭ったでゲソ……。まだ目が回るでゲソ~」
「怪我してない?」
「大丈夫でゲソ。助けてくれてありがとうでゲソ!」
「ニュ? メイプルじゃねぇか! おまえなんでこんなとこに?」
「ハチさん!? いや、シャーリーに今日はいいことがあるって言われたから、来てみたかったシャボンディパークにこっそり入ってみたでゲソ。バレなイカなって」
「はっちゃん、この人知り合い? オレたち以外に人間の友達いたんだ」
「こいつはオレの妹分だロゼ、あとメイプルは人間じゃなくて……」
「君がロゼ? ハチさんから何度か聞いたでゲソ! 私はメイプル。メイプル・リード。ミナミハナイカの人魚なんだ。よろしくでゲソ」
「バカ! こんな周りにたくさんいる所で言うな!」
「……とりあえずカフェにでも行って話さない? さっきから人が集まって来てるし」
ざわざわ周りの人が話してる。まあどう見ても誘拐されそうになってる人助けただけだから、敵意は向けられてないけど。
少し歩いてカフェに入る。オレはオレンジジュース、メイプルさんはチョコレートパフェとミルクティー、はっちゃんはタコ焼きと緑茶を頼んだ。
「……タコ焼きって食べて大丈夫なの? はっちゃん」
「ニュ? ああ、普通の人魚ならともかく魚人は魚も食べるし問題ねぇ。タコ焼きは好物だ。タコ焼き屋になるのが夢なくらいにな」
「そうだったんだ。知らなかったよ」
そういやさっき自分の技に【タコ焼きパンチ】ってつけてたな。
オレは生き物の肉は味はともかく苦手だ。2歳の時焼肉に素手で触れて、過去視の見聞色で牛の解体場面を見ちゃってから苦手になった。以来自分の過去を見る度に牛を解体する映像が出てくるようになったので、見る過去を選ぶ修行をした。1か月で済んで良かった。味は美味しいんだけどなあ……。
「私もたまに食べるでゲソよ? イカもタコも肉食だからね。私の夢はパティシエでゲソ!」
「魚人島のお菓子はおいしいらしいね。聞いてるかもしれないけど、オレの夢はこの世のすべての野菜と果物の農園を作ること。ところでメイプルさんは人間にしか見えないんだけど?」
パティシエになりたいから白い帽子被ってるのか? 改めてメイプルさんを見るが人魚と言う割に足がある。人魚は30歳過ぎると尾ひれが二股に分かれて陸でも生活できるって聞くけど、どう見てもそんな年に見えない。オレとたいして変わらないだろう。
「今は腕、見えないようにしてるでゲソからね。あとメイプルでいいでゲソよ。助けたくれたし、ハチさんとも仲いいって聞いてるでゲソ」
「じゃあそう呼ぶよ。でもメイプル、腕見えてるよ? それに8本足じゃないし」
今もスプーン持ってパフェ食べてる。この子はいったい何を言ってるんだろう? そもそも人魚なら隠すのは足だろう。魚人と勘違いしてるのか? しかも隠してるって言ってもはっちゃんみたくコート着てるわけでもない。イカみたいな白い帽子にキャミソール着て、膝くらいの丈のスカート穿いてる。手も足も出てる。あとはバッグ持ってるくらいだ。
「ニュ~、ロゼはミナミハナイカってどんなイカか知ってるか?」
「いや、今日初めて聞いた。それがどうかしたの?」
「種類によって違うけど、ミナミハナイカって2本足で歩くんだよ。だから人魚でも2本足なんだ。逆にミナミハナイカの魚人は8本足になるな。イカは種類や、人魚か魚人かで手足の数が変わるんだ。ダイオウイカの魚人は8本腕だった」
「そういうことでゲソ!」
「なにそれややこしい」
まあシャチの魚人がいて何故かエラがあるくらいだ、手足の数くらい問題じゃないか。ウィリーさんいい人だけど、シャチって魚類じゃなくて哺乳類じゃ? 魚人じゃなくて、哺乳人の方が正しいんじゃない? まあタコとイカも軟体動物だけど。シャチ同様珍しいがイルカやクジラの魚人、人魚もいるらしい。
「でも腕も2本だよ?」
「ミナミハナイカの特性で、6本の腕と吸盤の色を透明に変えて隠してるでゲソ。肌の色も変えれるでゲソよ?」
「おお、肌の色が波打ちながら変わってる」
肌の色を白くした後黒くして最後に肌色に戻した。色んな生き物がいるんだな。今度動物図鑑買うか。
海の戦士ソラのジェルマが、透明になる光学迷彩スーツ使ってたな。能力で再現できるか?
「そんなイカいたんだ。人間なのに自分のことを人魚か魚人と勘違いしてるのかと思ったよ」
「まあ魚人街の人たちでもイカの人魚か魚人かを一目で見分けられる人、そういないんじゃなイカ? でもロゼから見ても人間なら
「かわいい人間の女の子を狙ったんでしょ、1人でいると目立つし。別に人魚や魚人に限らず、高く売れそうで売っても海軍に捕まらないなら、あいつら誰でも誘拐するよ。海賊とか世界政府非加盟国の人間とか。巨人族とかもそうだし、てゆうかオレもよく襲われてる」
「ふふん、私はかわいイカ、ロゼはわかってるでゲソね。でも
「さあ、お金のためじゃない? 人攫いなんてやってる外道の気持ちなんてわかりたくもないよ」
「魚人街でもマクロ達が人魚攫おうとしてるだろ? それと似たようなもんだろ」
人間でも魚人でもそういう奴はいるんだな。そしてメイプルも魚人街に住んでるってことは孤児なのか。魚人街は孤児を預かる巨大な保護施設で、はっちゃんもそこに住んでるらしい。メイプルの両親はもう死んでしまったのかもしれない。
「ああ、私も狙われたことあったでゲソ! 1回サーベルで八つ裂きにしたら狙われなくなったでゲソが」
「……え? メイプルって強いの? さっきは攫われてたけど」
「いきなり頭から袋被されたら誰だってパニックになるでゲソ……びっくりしてスミ吐いたでゲソ。サーベル持ってきてたらあんな袋切り裂いてるでゲソ! 8本も邪魔だから置いて来たけど、1本重さ100キロだし。私、道場でも強い方でゲソよ? ねえ、ハチさん?」
「ああ、メイプルはヒョウゾウと同じ8刀流と毒の剣の使い手で、おれの次くらいじゃないか? おれと同じ6刀流のヒトデナシとナンバー3剣士争いしてるな」
「ハチさんとヒョウゾウさんが強すぎるでゲソ! あと、ヒトデナシよりは私の方が強いでゲソ」
「サーベルって片手用だから軽いんじゃなかったっけ? なんで100キロもあるのさ?」
「私にとっては軽いでゲソよ。実際ハチさんのより軽いでゲソし」
「そうなの?」
「ああ、おれのは1本300キロだからな」
あの袋のシミ、血じゃなくてスミだったのか。そして力強いな。
ヒョウゾウって人は聞いたことあるな。たしか道場の剣士の中で1番強い、ヒョウモンダコの人魚だっけ? 手と足を使って8本の刀を使いこなすっていう。はっちゃんが1回も勝ったことないらしい。ヒトデナシは聞いたことない、ってかすごい名前だ。
機械の義手や義足作って飛ばしたらオレも6刀流や8刀流できるか? 早く覚醒したい。
「ヒトデナシって誰? というかメイプル毒使えるんだ?」
「ヤツデヒトデの魚人でゲソ。私は毒のイカスミ吐いたり、サーベルに毒塗って斬ったりしてるでゲソ。アラディンさんに解毒薬作ってもらってるから1回試しに私の毒、味わってみなイカ?」
毒入りのイカスミ、イカスミスパゲッティにはできそうにないな。
「いや、やめとく。毒はちょっと……6刀流とか8刀流とか、手足多い人が通う道場だったの?」
「うんにゃ? 剣士じゃないけど、タイガーさんにジンベエさんとハックさんは腕2本で魚人空手、魚人柔術の達人だ。ウィリーさんは1本の金棒片手でぶんぶん振り回して戦うし、クロオビは2刀流で今は来てないけどアーロンさんは1刀流だ。クロオビは今魚人空手も教わってる。ウィリーさんとアーロンさんは魚人街で暴れてる海賊倒しに行ってるな」
よく聞く名前が出てきたな。魚人街にはまとめ役のタイの魚人、フィッシャー・タイガーを
一番多いのはジンベエザメの魚人ジンベエの「こちらから危害を加えるつもりはないが、襲ってくるなら容赦ァせんぞ?」魚人島の平和第一の専守防衛派。ネプチューン軍に入隊するものが多く、魚人街出身じゃないが、シーラカンスの人魚ネプチューン王や医者でイタチウオの人魚アラディンもこの考えらしい。
次はノコギリザメの魚人アーロンの「同胞を傷つける奴は許さねぇ!魚人は人間から進化した至高の種族だということをわからせてやる!」の人間嫌いの強硬排除派。大海賊時代が始まってどんどん増えてる派閥ではっちゃんの友達のエイの魚人クロオビやキスの魚人チュウはこの派閥。
1番少ないのがウィリーさんの「ワイらは襲ってくる人間の事しか知らへん。それですべての人間の事悪い言うんは早いんちゃうか?」のこっちから人間に歩み寄ろうの友好派、ただし襲ってくる奴は倒してる。金魚の人魚オトヒメ王妃の演説に心動かされ、もっと人間のことを知り共存を目指す派閥。はっちゃんやエビスダイの魚人ハックにアーロンの妹でアオザメの人魚シャーリーがいる。メイプルもかな?
ウィリーさんとアーロンはよくケンカして、どちらが多く海賊倒すか競争してるらしい。ウィリーさんとはたまに海賊引きずってったら海軍基地でばったり会って世間話する。
〝海賊王〟ゴール・D・ロジャーが処刑された後、海賊王になるだとか
シャボンディ諸島同様、魚人島にも新世界へ向かう海賊が雲霞のごとく押し寄せてきた。いや、魚人島はシャボンディよりひどかった。シャボンディは海軍本部のすぐ近く、大海賊時代が始まってすぐの頃は荒れに荒れたが、今は余程のバカや世間知らずでない限り、シャボンディでは騒ぎを起こさない。海賊の間での暗黙の了解らしい。元々大海賊時代以前はそうだったという話だ。
魚人島は聖地マリージョアの真下深海1万メートル、海軍もすぐには行けないし近くのシャボンディでも海賊は暴れてる。海軍が来るまでに多くの魚人島民が行きがけの駄賃感覚で攫われたり売られたりしたらしい。やっぱ海賊って海のクズだわ。
ようやくシャボンディで海賊がおとなしくなり海軍が魚人島に向かったが、今度は海軍と海賊の戦場になり大勢の人が巻き込まれて亡くなったそうだ。
魚人島の国王ネプチューンの友人の大海賊〝白ひげ〟エドワード・ニューゲートが魚人島を縄張りにすることでようやく平和が戻った。こういう海賊ばかりならまだ世界は平和なんだけど、手で数えられる程度しかいないからな。〝白ひげ〟は仲間や傘下の海賊、縄張りに手を出す奴に容赦がないことで有名だ。海賊は〝白ひげ〟を恐れて魚人島に手出しができなくなったって聞いたけど……
「〝白ひげ〟がナワバリにしたのにまだ魚人島で暴れる奴がいるの?」
「魚人島でおおっぴらに暴れる奴はほとんどいなくなったが魚人街は少し離れてるからな、バレる前に攫って逃げようとする奴はまだいるんだ」
「〝白ひげ〟さんにケンカ売って、自分たちの海賊団の悪名を上げようとするやつとかいるでゲソね」
「あとは海の森にある
「
「古いものだから歴史マニアに売れると思ったんじゃなイカ?」
〝海賊王〟は万物の声が聞けて、
知りたければ教えようか?と言われたが、人身売買禁止してるくせにシャボンディの
海賊を利用して海賊を減らそうとするのは合理的だ。七武海が普通の海賊にやられても所詮は海賊、構わない。収穫の何割かを徴収することで力をつけすぎないようにしつつ、資金源にしてるのもいい。だがなんだよ、非加盟国からの略奪を許可って、お前らの土地じゃないじゃん。そんなこと認める権限ないだろ? 人の土地の金で海賊雇いやがって。加盟国にあらずんば国にあらずとでも言いたげである。
そう言ったら苦笑いされた上、ちょっとしょんぼりしてるようだった。
ホントは誰かに昔話聞いて欲しかったのかな?ごめんね、興味なくて。でもこんなあっさり世界の秘密とかラフテルの行き方とか話そうとするから、世界政府や海軍に狙われてるんだと思うよ?
ロジャー海賊団の仲間の話を聞いたら元気を取り戻してくれた。〝海賊王〟に〝冥王〟、〝天王〟って王様の異名の人多いな。ワノ国の大名もいたらしい。やっぱ全員覇王色使えるのかな?父さんは使えるし。覇王色の使い手なんて一味に1人いれば十分だろうに。よく王の資質と言われる覇王色を持つ人間を何人も仲間に出来るな。
仲間が侮辱されたという理由で一国の軍隊を潰したこともあるらしい。ふっはっはっ、
2年前、
考古学者たちは世界の壊滅を望んだオハラの悪魔達と呼ばれ、オハラの住民は考古学者ごと皆殺し、いや1人だけ生き残った当時8歳の少女がいるが、7900万ベリーの賞金首として手配された。たしか〝悪魔の子〟ニコ・ロビン。能力者らしい。
父さんがじーっとニコ・ロビンの手配書眺めてた。そして家の壁に貼っている。
……かわいい子だったけど、父さんはロリコンじゃないよね?信じるよ?
1人で海軍の軍艦6隻沈めたから賞金首になったって新聞に書いてたけど、そんなわけないだろ。センゴクさんが指揮とって、ヒエヒエの実の能力者のクザンさんにピカピカの実の能力者のボルサリーノさん、マグマグの実の能力者のサカズキさんがいたんだぞ? 海軍本部で顔合わせて能力見せてもらったけどとんでもなかった。海を凍らせて、マグマで消し炭にして、光速で追って来て、マジモンの仏罰下せる、人間卒業してる人たちが揃ってるのに、1人で逃げ切っただけでなく軍艦6隻沈めるとか、本当に8歳でそれなら古代兵器復活させなくても大人になれば世界滅ぼせるわ。バスターコールは軍艦10隻だからあの4人以外の軍艦全滅じゃないか。
誰がこんなの信じるんだバカにしてるのか、と思っていたが66番グローブの海軍駐屯基地の人たち皆信じてた。うそでしょ?
最近の子供ヤベーなってオレを見ながらシシリーさん言ってたけど、オレにそんなマネ無理だから。たまに組手してもらってるけど見事なフルボッコだから。手も足も出ない。
貴重な
たまに憐れな海賊船が通りかかることがあるが……あれが地獄絵図か。因果応報。
海軍の上層部の何人かと組手してる謎の子供がいる、そしてその子はシャボンディで
最初はよくオレを勧誘してるガープさんの孫疑惑が出ていたが、
今はクザンさんの子で育て親はボルサリーノさん、センゴクさんとおつるさんの孫。さらにはガープさんとゼファーさんの弟子でサカズキさんの甥という、好き勝手というか完全に悪ふざけが入ってる人間関係が有力な噂として語られてるらしい。ベルメールさんにこれマジ?と聞かれた。そんなわけないでしょ。そもそも海兵じゃなくて元海賊の隠し子だし。
だいたい海軍本部ってそんなアットホームな職場じゃないでしょ。「海兵が海賊の人質に取られたじゃと?生き恥さらすくらいなら死ねぃ!」って海兵ごと海賊吹き飛ばす人が人望ある組織じゃん。笑ってる子供の笑みが消えて、泣き叫ぶくらいブラックじゃん。
オハラで民間人皆殺しにしたのは絶対サカズキさんだな。数億ベリー貯まった全財産賭けていい。普段の言動から過激さが滲み出てる、「徹底的な正義」だし。正しくない人間は生きる価値がないとか、悪は可能性から根絶やしにしろとか、会うたびにオレの思想を洗脳しようとして来る。うっ頭が…。海賊嫌いは共感出来るけど、民間人に被害出すやり方は認められない、殺したくないし。今は海賊嫌いな所を気に入られてるけど、オレが〝冥王〟の息子ってバレたら「そうか、じゃあ死ねぃ。」で殺されそう。マグマ対策…、体を耐熱の素材に変えられるようになればいけるか? フライパンとか溶鉱炉みたいな。最近大将に昇進した。
クザンさんは大丈夫。オレが海賊の子でもオレ自身が何かしない限り狙われない。能力も体をヒーターとかオーブン、バーナーに変えられるようになれば対抗できるはず。オハラの1件以来「燃え上がる正義」から「だらけきった正義」に変えたらしいけど、心境の変化かな。能力で相手を凍らせても後で溶かせば戻るので1番生け捕りに適した能力。シャボンディで何か起こったらクザンさんに来てほしい、他の2人じゃシャボンディが地図から消える。ちなみにクザンさんがオレの親として1番有力な理由は、シャボンディの風俗街に出入りしてる目撃情報があるからだという。そっとしといてあげて?
ボルサリーノさんはどうだろ。過激じゃないけど甘くもない、五分五分かな。そして対策が思いつかない。鏡持って1回レーザー反射させたけど、2回目は熱で溶かされた。光速ってシンプルに強い、本気で動いたら周りに被害出るから手加減してるのと思考や反射神経まで光速じゃないのが救いか。なおサカズキさんは手加減せず味方ごとヤッてる。光の速さで繰り出す蹴りは、避けても衝撃波で吹っ飛ばされる。オレもレーザー銃作れるようになれないかな。オレにはなによりも速さが足りない。全身機械化してジェットエンジンで音速なら動けるか?【
「理由はどうあれ狙われてるなら、
「それもそうだな、メイプルも言い触らすなよ?」
「了解でゲソ! ところで私はこっそり遊びに来たけど、ハチさんたちはなんでここに来たでゲソか?」
「ああ! すっかり忘れてた。レイさんに会いに来たんだった」
「いきなり誘拐現場に出くわしたからね。メイプル、今度からシャボンディ来る時はまずオレの家に来ない?はっちゃんと一緒に歓迎するよ?」
「ほんとに良イカ? 前から行ってみたかったでゲソ!」
「はっちゃんはいつもどうやってうちの店来てるの?」
「ああ、店があるヤルキマン・マングローブにマークつけてそれを目印にしてる」
「じゃあ帰りに教えてあげて? オレはいつも3時くらいにおやつ食べに帰ってるから。後で店に行こう」
「んじゃ、そろそろレイさん探しに行くか」
「今父さんは……ジェットコースターのあたりにいるね。順番待ちかな?」
話も終わったし全員食べ終えて、カフェを出る。
ジェットコースターの方に歩いていくと、
「わはははは! ん? おうロゼ! それにハチも。久しぶりだな!」
そこにはジェットコースターに乗り、フードを被ってグラサンをかけた父さんが高笑いをしながら遊園地を満喫していた。変装のためだろうけど、フードにグラサンってラッパーみたいだな。
こっちに気付いて、ジェットコースターに乗ったまま手を振り声をかけてくる。
「ね? 1人だと目立つでしょ? 1人でシャボンディパークに来ちゃだめだよ?」
「いや、あれは1人だから目立ってるんじゃねぇだろ…」
「あはは、イカすお父さんじゃなイカ。どんな人でゲソか?」
「強くてカッコよくて頭良くて知識が豊富で冷静沈着で母さんや昔の仲間が好きで血液型はXFでおうし座で煮豆が好きで酒と美女とギャンブルが好きであとあと…」
「ゲ、ゲソ?」
「ニュ~、その辺にしといてくれロゼ。メイプルが話に追いつけてない。はやくレイさんと合流しよう」
「それもそうだね。ジェットコースターの出口に行こうか」
そう言って父さんに会いに行く。最近海軍本部に行って修行するようになったからあんまり会えてない。2か月ぶりくらい?
海軍本部の方が設備整ってるし、身を守るためにやってるのに、ここで父さんに修行つけてもらってバレたら元も子もない。早く足手まとい卒業しないと。
「……今の何でゲソか?」
「ロゼ、普段は海軍に捕まらないようにレイさんのことほとんど話さないから、話せる相手には止まらなくなるんだ」
「子供っぽい所あるんでゲソな」
「まあ4歳だからな。子供だろ」
「……そういえばそうだったでゲソ。私の5つ下だったでゲソ」
「あいつ早く大人になって自立しなくちゃって
「早くなイカ? 人間は成長が早いでゲソな~」
「だよなぁ。魚人や人魚の2歳はまだ親から離れて海賊や人攫い倒しに行ったりしないのに」
「せめて5歳になってからじゃなイカ? 私はそうだったでゲソ」
「おれたちは親いねぇからだからな? ギョバリーヒルズのオクトパ子たちは今でも1人で魚人島の外に出歩いたりしねぇよ。海賊とか人攫いとかいんのに」
「シャーリーもそうでゲソな。まあいいじゃなイカ。ミンク族は赤子でも戦えるって〝白ひげ〟さんたちが言ってたし、私は9歳だから平気でゲソ。それよりロゼに置いてかれるでゲソ」
「今日攫われかけたばっかのくせに……」
オレから少し離れて2人がついて来る。あんまり離れるとまた攫われるよ?
出口付近で待っていると、父さんが下りてきた。何かをやり遂げたような晴れ晴れとした顔だ。とても政府や海軍に追われている元海賊とは思えない。流石の貫録だ。
「ニュー、久しぶりレイさん」
「ハチ、久しぶりだな。だがあまりこの島を出歩くのは感心せんな、せめてウィリーと一緒に来い。そちらのお嬢さんは?」
「オレが一緒に行こうって誘ったんだ、ごめん。父さんに会いたくて。こっちはメイプル。オレの友達でハチの妹分なんだって」
「メイプル・リードでゲソ。さっきロゼとハチさんに攫われたところを助けてもらったでゲソ」
「ああ、キミがあの。作るお菓子の味はいいが、たまに毒が混入するという」
「ハチさん、最初に連想するのが毒って普段いったいどんな話してるゲソか?心外でゲソ」
それは二重の意味で致命的だな。パティシエ生命的にも食べた人の命的にも。
「あれ、父さんにはメイプルのこと話してたんだ。オレ今日初めて知ったよ?」
「まだ早いと思ってな。毒入りのお菓子食わせたり、勝手に一緒に島出て行ったり、悪影響与えそうで。あとありのままを話しただけだぞ、メイプル」
「ゲソぬ……まあ良イカ。それより私も色々と遊びたいでゲソ! みんなでジェットコースター乗らなイカ?」
「父さん、だめ?」
「はっはっはっ……今日は特別だぞ?」
その後、父さんと4人でシャボンディパークを満喫した。
途中でメイプルが楽しみすぎてスミ吐いてた。感情が高ぶると出るらしい。吐血かと思ってびっくりしたよ……。
日も沈み午後7時になったあたりで、シャボンディパークを出た。
「時にロゼ。最近海軍本部に出入りしとるらしいが、大丈夫なのか?」
「うん。見聞色を乱した隙を見て心の声聞いたことあるけど、別に父さんたちの子ってバレたわけでも、見聞色のことバレたわけでもないみたい。オレがフワフワの実の能力者かと思ったみたい」
「なるほど、シキが死んだのか確認したかったのか。おまえも飛べるからな。遭難中、ハチに助けてもらう前にシキに会ったな」
「えっそうなの? 大丈夫だった? 昔戦ってたんでしょ?」
ロジャーと手を組んで古代兵器を使って海を支配したい〝金獅子〟と自由を愛するロジャーとは思想が対立し、何度も殺し合った仲らしい。
「ああ、少し世間話をしただけだ。姿を消して何か企んでるようだな。それよりガープに鍛えられてるってシャッキーに聞いたが、本当か?」
「うん、月に数回修行つけてもらってる」
「そうか、本当だったか…(おのれガープ! 手配さえされていなければ、私自ら鍛えているというのに。よりにもよって私の息子があいつに…。最初にロゼに接近した時に止めに行けば、だがそれでは私がいることも息子だということもバレて逃亡生活をさせる羽目になる……もう少し早く気づいていればっ、ギャンブルに気を取られすぎた。結局また負けたし……)」
「ガープさんがどうかした?」
「いや、なんでもない。あまり気を許しすぎないようにな(それにしても
「うん、大丈夫。絶対父さんも母さんも捕まえさせない。まさか元海賊の子があんな堂々と海軍本部に来てるとは誰も思わないでしょ」
「……まあ、そうだな(なぜか私がシャボンディにいることもバレてないしな。シャッキーにシャボンディに潜伏してはどうかと言われた時は、流石にバレるだろうと思ったが、案外バレないものだ)」
「今日は家に帰らないの?」
「ああ、明日までにコーティングする予定の船が3隻あるからな」
「……それ遊んでて大丈夫だったの?」
「はっはっはっ。なぁに、あの程度今日寝る前には終わる。気を付けてな、3人とも(久しぶりに息子と過ごして元気が出た。今日はいい夢が見られそうだ)」
「うん、体に気を付けてねー」
「ニュー、またなレイさん」
「今日は楽しかったでゲソ! またね~」
3人で家に向かう。次は母さんにメイプルを紹介しよう。
父さん大丈夫かな?無理して徹夜とかしてなきゃいいけど。
メイプル・リード(新世界編29歳)
ONE PIECE GREENに載ってる、はっちゃんの初期設定です。
ミナミハナイカで肌の色変えれるということや髪の色に喋り方、パティシエ志望なのに毒使いで、はっちゃんの妹分とほとんどは僕が付け足した魔改造設定だが、人魚なのに手が8本で足が2本の、8刀流の美女イカ剣士なのはイラスト通り。
声‐金元寿子。別に侵略しないし、帽子とっても死なない。見た目はファンブックのイラストと同じ美女になる予定。たぶん名前がメイプルで合ってる、その方が女の子っぽいしパティシエっぽい。ホーディ・ジョーンズも名前・名字の順番だったから魚人島では珍しくないのかもしれない。
イカは魚人か人魚かで手足の数変わるのは、イラストの辻褄を合わせるために適当に考えました。
ヒトデナシも同じページに載ってるけど、ヒトデの魚人ってだけでヤツデヒトデじゃない。イラストには腕が6本もないし、6刀流剣士でもない。はっちゃんの代わりにココヤシ村を攻めることになるスケープゴート。ヒトデナシは犠牲になったのだ……。
ウィリー(新世界編41歳、アーロンと同じにした)
映画デッドエンドの冒険で出てきた人物でシャチなのに魚人。タコの魚人は珍しいから高く売れるってマクロ一味が言ってたから、シャチの魚人はさらにレアだろう。原作ではイルカとクジラの魚人、人魚なんて出て来てなかったけど、シャチがいるならいるはず。たぶん映画作った人がシャチ好き、僕も好きです。でも描写なしでガスパーデに倒された。アーロンのライバルで、名前の元ネタが「フリー・ウィリー」ってシャチと子供の友情映画だと思うので、人間に友好的な人物に。関西弁なのは日本じゃ和歌山県や北海道に生息してるから。北海道弁は無理。
王下七武海に略奪許可してる未開の地=世界政府非加盟国
世界政府非加盟国の国民を人身売買の対象として黙認しているので十分ありうる。ていうか違ったら未開の地ってどこなのか? ラフテル?
〝天王〟はロジャー海賊団のナンバー3じゃないかと言われているスコッパー・ギャバンのこと。〝海賊王〟が海王星=ポセイドンで〝冥王〟が冥王星=プルトン、〝天王〟が天王星=ウラヌスでロジャー海賊団は古代兵器の力すべて使っていたんじゃないかという妄想。挑む者は一人残らず昇天させるから〝天王〟とかそんなかんじ。違ってたらこっそり修正する予定。
オハラのバスターコールに黄猿もいた
実際いたかは不明だが、ここでは思いつきでいたことに。未来の元帥+三大将とかロビンもそりゃトラウマになるわな。サウロがいなきゃ死んでる。これにガープとつるが加わればロイヤルストレートフラッシュの完成。どうあがいても絶望。
数億ベリー貯まった全財産
1億ベリー貯めるのに8年かかったナミ涙目。まあ、探しに行かなくてもシャボンディに来る賞金首、海賊の金は全部奪う、船を買い取ってくれる造船所、と実力さえあれば金を稼げる環境が整っているからね。
原作というか、映画ではシキは脱獄後レイリーと会ってないけど、ここではレイリーが遭難中ばったり会ってることに。レイリーに息子の自慢話延々と聞かされて、レイリー殺す気が失せたシキが置き去った。その後はっちゃんに助けてもらいシャボンディへ。
おのれガープ!
別にレイリーはガープのこと嫌ったり恨んだりしてないと思うが、ロジャーとガープは何度も殺し合った仲らしいし、自分の子供の師匠になられるのは流石にいい気はしないだろう。ルフィの師匠になってやり返すことがすでに決まっている。エースとルフィは海賊になるしガープさんかわいそう。代わりにオリ主が愚痴聞いてあげることになる。レイリーぐぬぬ。