機械の皇帝   作:赤髪道化

46 / 48
 リヴァース・マウンテンからの7つの航路の内の1つから最初に辿り着く場所。表向きは音楽と酒の町で、別名〝歓迎の町〟。
 しかしその実態は、バロックワークスの活動拠点の1つ……なんですが、この時期BWに所属してるかはわからないので、とりあえず元々賞金稼ぎ(バウンティハンター)の町だったってことにしておきます。


〝ウィスキーピーク〟

 リトルガーデンでリリーを父、パンズフライと再会させ、親子共々これからもウチの船に乗ることになった。

 飢えた人に料理を振る舞いたいならオレが食材と費用を出す。代わりに政府や海軍からは略奪せず、料理人なら料理の腕でぼったくってやれと。天竜人からも。

 

(ダイアル)に興味があるか?」

 

 フランキーとレイジュがクモダスから話を聞きながら、(ダイアル)を弄って遊んでいる。

 

「まあ、実物を見るのは初めてだし」

「珍しい貝があるモンだ」

「たまに来る方からも、青海(せいかい)には生息していないと聞きましたね」

「形を変えたくなったら言ってくれ。能力で変形後戻す」

「あなたが一番メチャクチャです」

「人生はそういう驚きが続く。旅は自分の常識を壊す儀式のようなものだ」

「その内慣れるぜェ?」

 

 ビルカという今はなき空島から降ってきた人達を含めて、今までより大所帯になった機甲旅団で出航準備を整える。

 流石にそんな数の個室は用意していなかったが土地はあるので、フランキーが家屋を増設してくれることになった。今はオレが能力で仮宿を作っている。

 

「そうだ。これは決闘の予約だ」

 

 言ってから、電伝虫と番号をドリーとブロギーに渡す。

 

「「決闘の予約ぅ?」」

 

「ああ。あんた達はエルバフへの永久指針(エターナルポース)を賭けて、どちらかが死ぬまで決闘をしているわけだ。それについてはエルバフの掟なので口出ししない。決着(ケリ)がついたなら連絡をくれ。死んだ方を蘇生させる」

 

 間に合うかは……いや、間に合わせる。

 

「何ィ? おれ達ァてめェらより寿命が長ェ分、名誉ある死を望む」

「それがおれ達の誇りを汚すことだと、理解して言っているのか?」

 

 2人の巨人にギロリと睨まれ殺気をぶつけられる。

 海賊の殺気などもう浴び飽きた。

 

「承知の上で言っている。だから予約だ。連絡しないことは、臆病風に吹かれてオレの挑戦からエルバフに逃げたとみなす。文句があるなら2人がかりでかかってこい。そちらに誇りがある様に、こちらにも戦う理由がある。意見が分かれて互いに引けぬなら、決闘で決めるんだろう?」

 

 郷に入れば郷に従え。

 エルバフの掟に従った宣戦だ。

 

「そりゃあお前」

「今ここで始めてもいいってことだよなァ?」

 

「そう言った」

 

 しばし睨み合い、

 

「ガババババ!! 良いだろう! ロゼと言ったな、その挑戦受けてやる!」

「ゲギャギャギャギャ!! ブロギーを倒した後の楽しみが増えた!」

 

 そう2人が笑った。

 何がおかしいのやら……オレは今からでいいんだが。順番は守るが。

 

「何ィ? 勝つのはおれだ!」

「ああン? やるのか貴様っ!!」

「オォ2戦目といくか? 叩き潰してやらァ!!」

 

 今度はまた2人でケンカし出した。

 仲良いな。殺し合いなんてやめればいいのに。

 

「お頭2人によくあんな口聞けるだなぁ」

「海賊に敬語は使わないようにしている」

「そういうこっちゃねェっぺよ……」

「それより幼馴染2人が殺し合いをしていると、苦労するな」

「そういう村の掟だからな。仕方ねェだよ」

 

 パンズフライがそう返してくる。

 ウソつきめ。

 

「あっちが争うのかよ」

「なんの得もないことに命を懸けて首を突っ込んで……」

「ロゼは自分の思想で不殺を貫いているから、こういう衝突も起こりうるでゲソ」

「死にたくて自殺しようとしている人でも、『知るか』って殴って止めるタイプですよね」

 

 

 出航準備を終え、このリトルガーデンの磁気を記録し、島を出発。

 アラバスタで買った永久指針(エターナルポース)偉大なる航路(グランドライン)を逆走。記録指針(ログポース)はまだ使ったことがないな。

 

 

 そして見えてきた次の島。

 デカいサボテンもどきが見える。

 

「大きいサボテン……またフールシャウトに来ちゃった?」

「いや……あれァ全部墓標だな」

 

 レベッカの疑問にダディが答える。

 

「ようわかったなァ」

 

 オレもそこまではわからなかった。

 植物の気配ではないことはわかったが。あれは岩だ。

 

「海賊だァ、海賊が来たぞ!!」

「ようこそ歓迎の町、ウイスキーピークへ!!」

「海の勇者達に万歳!!」

 

 近付くと島から歓声が上がる。

 海賊扱いされ、あろうことかそれを(たた)えられた。

 

コホッ……! 仏でもキレる暴言。不愉快極まる。バスターコールの許可を要請。すべて壊す」

「ストップストップ! 落ち着いてロゼ! あれは民間人だよ。たぶん」

「ていうか血を吐いてるササ……」

 

 シルバー電伝虫を取りに行こうとしてガルドアに止められる。

 見聞色を乱したか……ハンカチで口元を拭く。

 それにしても、オレに対してなんと的確な罵詈雑言を浴びせてくれやがるんだこの島は。効果覿面だよ。

 

 だが心を落ち着け探ると納得した。仲良くやれそうだ。

 

 島にRR(レイド・ラプターズ)号を泊めると、人に囲まれる。

 

「オホホホホ! この巨大船――さぞや名のある海賊のスンポーとお見受けします」

「ゲーロゲロゲロゲロ! 是非お名前を」

 

 代表格らしい2人、体中に7があしらわれた変わった服装の男と、カエルみたいな衣装の女が近付いてくる。

 手に銃を持って。隠せよ。素直か。

 というかもしかして、パンダマンやフランキーの恰好って普通?

 

「船長のロゼだ。だがオレ達は海賊ではない。賞金稼ぎ(バウンティハンター)だ」

 

 そう告げると歓迎ムードは一変。

 

「おい、こいつら1人も知らねェ顔だぞ。そんな名前の賞金首聞いたことねェ。こんなデカい船なのに」

「海賊旗を隠してるわけじゃねェようだな。じゃあいいや。はーい解散」

「なんだァ、また海賊じゃねェのか……デカい船だと思って期待したのになァ。つまんね」

「あんまりこの島に長居してくれるなよ。ペッ、シケてやがる……」

 

 そう言って手を叩き、捨て台詞と共に唾を吐き捨てながら、島民達は白けて去って行った。

 

「ふぅ、誤解が解けて良かった……!」

 

 ほっと胸を撫で下ろす。

 

「すッげェ爽やかな笑顔で喜んでるだ……リアクションがおかしいだよ。あれっ? もしかしておらがおかしいだか?」

()っちゃんはなんもおかしくねェと思うっぺ」

「なぁアニキ。これ怒る所だと思うんだけど、違うのか……?」

「落ち着け、こんなことで心を乱すな」

 

 ピクピク腕を押さえ震えているグラントを宥める。

 

「さっき吐血したロゼが言えることではないわ。ブーメラン背中にブッ刺さってるわよ?」

「どうやらこの島はまるごと賞金稼ぎ(バウンティハンター)の町のようだ。要するに、意気揚々と偉大なる航路(グランドライン)に入ってきたカモを歓迎し油断させ騙し、海軍に突き出して稼ごうと思ったら、同業者でガッカリしたわけだ。だから賞金首が来ても島の人に譲るように」

 

 この島の人達は大海賊時代に負けず、逞しく生きているようだ。

 だがこんなのに引っかかる危機管理能力のない海賊がいるのか?

 

「「「ああ……なるほど」」」

 

 全員納得したようだ。

 ああいう露骨なタイプは金銭で簡単に話が通るので都合がいい。

 あちらの要望通り、この島での用はすぐに済みそうだ。

 

 ここがウィスキーピーク。

 道理で永久指針(エターナルポース)が安かったわけだ。

 

「おれはちょっとあいつらと射撃勝負してくるわ」

「じゃあ私も」

「程々にな」

 

 マスターソン親子が先程の2人の方に近付いて行く。

 

 住民に話を聞きながら町を歩いていると、オレ達の他にも余所者が訪れているようで、腕試しにそこら中で決闘を行っているようだ。

 せっかく人が集まっているのでそちらに向かう。

 

 野次馬が集まる中、何人かが倒れている。

 

「グッナイベイビー……」

 

 両手に金属バットを持ち王冠かぶった男とか。そこはヘルメットでは?

 

「【カ・イ・リ・キ メリケン】ッ!」

 

 ドゴォン!

 

 筋肉質なシスターが、メリケンサックを装着した拳で地面にヒビを入れる。

 どうやら躱されたようだ。

 

「アウ、パワフルじゃねェか!」

「女性でありながら大した怪力、本物の筋肉シスターがいるササ」

九蛇(クジャ)ではあれくらいで一般人」

「そんな逸般人より、()()()とはどういう意味ですか」

「あなたが似非筋肉シスターだからじゃない?」

「マザーです」

 

 そこは譲らないのか。

 

「それにしても速いな。避けながら切った。峰打ちだが」

 

 ジーパンポニテの彼女が鞘に刀を納めると、真・筋肉シスターが倒れた。

 勝負ありだな。

 

「あの刀は〝和道一文字(わどういちもんじ)〟――あいつが東の海(イーストブルー)の〝閃刀姫(せんとうき)〟か」

 

 スピードタイプの剣士とか。

 あの刀は大業物21工の1本。刀工霜月コウ三郎が打った名刀の1つ。

 

「戦闘機?」

「ロボなのか?」

「字が違う」

 

 片腕が不随らしい。

 両腕であればどれほどの強さなのかと、海軍内で話題になっているという賞金稼ぎ(バウンティハンター)

 

 他には東の海(イーストブルー)出身の、一度見たら忘れられないらしい大オカマ、〝荒野のベンサム〟。

 南の海(サウスブルー)出身の姑息さと卑劣さで有名な〝闇金ギャルディーノ〟。

 西の海(ウエストブルー)出身の〝殺し屋〟の異名で恐れられるダズ・ボーネス。カタギの人間の纏う雰囲気ではない所がオレに似ていると言われた。解せん。

 偉大なる航路(グランドライン)ではクモを連想するクールビューティ〝毒グモのザラ〟が有名な賞金稼ぎ(バウンティハンター)だそうだ。

 

 

 観戦していると、侍ガールに目を付けられた。

 誰が一番強いのか聞かれ、黙ってオレを指差す愉快な仲間達。射撃勝負に勝って帰ってきたマスターソン親子を含めて。

 まあ挑まれた決闘からは逃れられない。当然受ける。

 

「一心道場師範代、霜月くいな。参ります!」

 

 こいつも霜月か。姓は初めて聞いた。

 ワノ国が黄金の国と呼ばれていた頃、生涯無敗の〝伝説の侍〟霜月リューマとも同じだな。

 

「無流派、ただの賞金稼ぎ(バウンティハンター)ロゼだ。よろしく」

 

「【飛燕(ひえん)】!」

 

 刹那、くいなの体が動く。

 上からの奇襲か。

 宙を蹴り勢いをつけて切っ先が落ちてくる。

 

「珍しいな。【紙絵(カミエ)】」

 

 肩があった位置を刀が通過する。

 優しい攻撃だ。脳天じゃないのか。

 

 

東の海(イーストブルー)にいた人間が【月歩(ゲッポウ)】を使うか……」

「場所が何か関係あるの?」

「新世界や凪の帯(カームベルト)を挟んだ北の海(ノースブルー)西の海(ウエストブルー)は、たまに四皇と海軍の小競り合いが起こるから、ああいう戦闘技術が一般に漏れることがあるのよ。それでも稀だけど」

 

 

 そういうこと。

 風も波もなく海王類の巣である凪の帯(カームベルト)だが、四皇や強い勢力を築く海賊にとっては障害にならない。新世界側の方が治安が悪い原因の1つ。

 東の海(イーストブルー)南の海(サウスブルー)では赤い土の大陸(レッドライン)を挟んでいるから、そうそう見るものじゃない。

 

「人が空を飛んじゃいけないかな? 鶴鳴(かくめい)】!」

 

 ズバンッ!!

 

 着地し地を蹴りながら切りかかってくる。

 うれしいねェ。峰打ちをする気はなくなったようだ。

 

「いや、構わん。オレも飛ぶから」

 

 言いながら【剃刀(カミソリ)】で攻撃を避けて一気に空へと距離を取る。

 

「私以外に空を……」

 

「【死角飛鳥(しかくひちょう) ボーン舞鷲(マワシ―)】!」

 

 ビュオッ!!

 

 足を改造しチェーンソーに変え、地上のくいなへと斬撃を放つ。

 

「能力者……え?(右からの攻撃? どういうこと?)」

 

 その攻撃が途中で三度カクンと折れ曲がり、左――くいなから見て右横から迫って行く。

 

「性格悪ッ!?」

 

 ガキィン!!

 

 言いながらくいなが攻撃を切り伏せる。

 

 本来こんな技はない。

 スマン、Tボーンさん。これが性格の曲がったオレのやり方だ。

 

 

 しばらく、性格の悪いオレの攻撃が、真っ直ぐそうな性格のくいなを襲う。

 

「ふふふ、ははははははっ!! 避けろ避けろォッ! いつまで持つかなァ!? 降参(サレンダ―)するなら今の内だぞォ!」

 

「こ、このォッ……!!」

 

 高笑いを上げながら、ノリノリで慢心ムーブをするオレ。

 苦渋の表情の美少女を喜々として攻める様は、完全に小悪党である。次の瞬間負けそう。

 

 

「ねえ、あれって……」

「ああ、わざとやな」

「あの人は、見聞色に関してはすでに怪物ですから。未来を読むレイさんの攻撃を、読心やただの先読みで対応するくらいには」

 

 

「これだけやられれば流石に慣れた! 貰った!」

 

 オレの捻くれた攻撃網を掻い潜り、いざ邪知暴虐なる覇王ロゼを切り伏せ、闇よ消え失せろと迫る白刃。

 

「果たしてそうかな? 五指銃(ゴシガン)“鷲掴み”】」

 

 ガキン!!

 

「(完全に見切られたッ!?)」

 

 武装色を纏い硬化させた片手で真剣白刃取り。

 そのまま刀にオレの覇気を流し、刃を丸く覆い硬化することで切れ味をなくした。今の状態では頑丈な棒だ。

 

 本来は体を貫き心臓を握り潰す殺し技だが、武装色の覇気を刀身に纏っているとはいえ、〝和道一文字(わどういちもんじ)〟には傷一つ付けられなかった。

 そこらの刀なら砕くんだが、流石は大業物。

 

「黒く変色する流桜(りゅうおう)(お父様と同じ。私の流桜(りゅうおう)が破られた……ッ)」

 

 ワノ国での武装色の呼び方。やはり血縁か。

 

「珍しい呼称を知っているな? だがまだ終わっていない」

 

 ヒュンヒュン!

 

 もう片方の手で鞭を出し、刀を持った腕ごとくいなの体を縛り上げる。

 

「これで捕まえた。禁縛(ロック)】」

 

 鞭を能力で金属に変え、固定する。

 これでもう刀は振れない。

 

 

「また知らない技を」

「ありゃあヒナの技だ。ホント器用な奴だな」

 

 

「素直な良い太刀筋だ。だけどオレみたいな性格の曲がった奴と戦う時のため、搦め手との戦い方も学ぼうか。今までわざとオレの攻撃を読ませていた。慣れたんじゃない。慣らされたんだ」

 

 見聞色を使ったフェイント。

 わざと攻撃を読ませて、読ませない本命の攻撃で拘束。

 今まで手の平で踊らされていた事実は、否応なく精神を揺さぶる。

 

「(最初から力押しで来られたら、私には何も出来なかったのに、それを言うために)……完敗、だね」

降参(サレンダ―)するか? まだ戦うなら切り刻むが」

「私、負けず嫌いなんだ」

 

 戦意は折れずか。

 戦える間は戦うなこれは。

 

「負けてなお戦いたいならまた挑んで来い。いつでも何度でも受けて立つ」

「本当に挑むよ? 私が勝つまで」

「構わん。【電撃(エレクトロ)】」

 

 バリバリッ!!

 

 鞭に電撃を流し、気絶させた。

 

「切り刻みはしないけど、トドメは刺すのね……」

「キッチリ負けるまで止まらないよ、こいつは」

「戦士の目をしてたっぺよ」

「どちらかというと武士かな? トリスタン、左腕を診てやってくれ。不随だそうだ」

「それ先に言ってくれません!?」

 

 プンプン怒りながらくいなを診断し始めるトリスタン。

 

 言う前に勝負を申し込まれたんだから仕方あるまい。

 そんなこと本人はわかって挑んできたんだから。

 次は両腕でやろうか。

 

 

☆☆☆☆☆

 

 

 空島スカイピアの神の島(アッパーヤード)

 辺り一帯の上空を夥しい数の黒き雷雲に覆われたその地にて、三日三晩を越えた激闘が今なお繰り広げられていた。

 

 そんな雷鳴轟く雲のすぐ下の島雲の上で、佇む者達がいた。

 

「ギジギジギジ! ついに見つけたぞ――歴史の本文(ポーネグリフ)!」

 

 仮面にコートにブーツ、そして長く伸びた舌がカメレオンを連想する姿の人物。

 現在ボルサリーノのコピーをエネルと戦わせているカメレオーネが、目当ての歴史の本文(ポーネグリフ)を見つけ出した。

 

 巨大な黄金の鐘とそれを収める古代文字が刻まれた大鐘楼。

 約400年前、ジャヤの半分を上空の空島へと吹き飛ばした突き上げる海流(ノックアップストリーム)が発生。

 島の歌声と呼ばれる国中に響く大きな鐘の音と共にやって来た島が、巨大豆蔓(ジャイアントジャック)に突き刺さり、それまでシャンディアが侵入者から守り続けていた大鐘楼が、スカイピア上空の島雲に放り出されていた。

 

「帰って学者共に読ませるか。今度こそ古代兵器(アタリ)ならいいんだがなァ……」

 

 慣れた手つきで大きな紙に文字を写す。

 

「フッフッフ、ようやく失せ物探しは終わりか」

 

 そう笑いながら零すのは、短い金髪を逆立たせた頭に、特徴的なサングラス。スーツの上からフラミンゴを彷彿とさせるピンク色の羽毛コートを羽織った男。

 

「こんな所に歴史の本文(ポーネグリフ)が……海軍はこれを知っているのか?」

 

 驚きの声を上げるのは、顔には道化師のようなメイクをし、咥えタバコ。至る所にハートをあしらったシャツと赤いフード帽子に黒い羽毛のコートを着用した男性。

 

 少し昔の姿だが、ドンキホーテ・ドフラミンゴとその弟ロシナンテ。

 どちらも能力で作ったコピー人形。特にロシナンテがこんな派手な格好をしていた時期は短く、非常にレアな姿。

 

「よせよせ、おれ達はコピー。本物みたいなことを言うな。下らねェことは忘れて、仲良くしようぜェ……コラソン?」

「……正直おれも、なんでドフィを裏切って海軍に入ったか、まったくわからん……あ痛ッ!?」

 

 何もない所で転ぶロシナンテ。

 コピーであってもオリジナルのドジ属性まで再現してしまうのが恐ろしい。

 雲で転んでも痛くない――そもそも痛みを感じない体なのだが、それはご愛嬌。

 

「フッフッフ、しょうがねェ奴だな……」

「す、すまねェ」

 

 首を傾げながらドフラミンゴの手を握るロシナンテ。

 

 仲が険悪でないドンキホーテ兄弟。

 コラさん――海兵としてドフラミンゴを止めるため、ドンキホーテファミリーに潜入中だったロシナンテにより救われた少年、トラファルガー・ロー。

 もしもドフラミンゴがコラさんを撃つ瞬間を目撃し死んだと思っている彼が知れば、大いに混乱し我が目を疑うだろう光景が繰り広げられていた。

 

『俺様が知らねェからな。コピーにわかるわけねェよ』

 

『たとえおれがオリジナルでなくとも、てめェは気に入らねェ』

『ローにオペオペの実を食わせたことがあの日の最大の功績なら、お前にコピーされたことが最悪の失態だ』

 

『ギジギジギジ! 口しか歯向かえねェ存在ってのは滑稽だなァ――ッ!? ウソだろ、この距離で!? あの雷サマどんな見聞色の広さだ……そもそも【サイレント】……が……』

 

 広範囲の心網(マントラ)と雷の体で電波を読み取り会話を聞くエネルから、何故カメレオーネが捕捉されずに済んでいたのか。その理由がロシナンテの能力。

 

 彼はナギナギの実の無音人間。

 その能力により、ドーム状の透明な防音壁――【サイレント】を自分の周囲に展開することで、このドーム内に居る者は外側の音声が一切聞こえなくなる。逆に、ドームの内側から発生した音声は外側には一切聞こえない。エネルの心網(マントラ)すら掻い潜る。

 

 今まで【サイレント】の内側に潜み、コピコピの能力で生み出した人形から一方的に情報を得ることで、エネルを避けながら歴史の本文(ポーネグリフ)の捜索をしていたのだが、

 

『コ、コラソン……てめェがズッコケたせいで、俺様が【サイレント】から出ちまってるじゃねェか!』

 

 カメレオーネがロシナンテの方を向くと、目の前に防御壁があった。

 

『あ』

 

 先程ロシナンテがコケたことで、カメレオーネが範囲外に。能力者を中心に、【サイレント】は展開されるもの。

 音を遮断するドームの内外であるにも拘らず、今まで会話が成立していたのは、コピコピの能力の本体と人形間の念話によって。ナギナギの能力がコピーであるが故に、【サイレント】の遮断より、それを生み出したコピコピの能力による念話が優先される。

 

 オリジナルのドジっぷりを考慮すると、よく今までこうならなかったものだ。3日間、時間を稼げた方だろう。

 

『フッフッフッフッフ!! いいぞ、コラソン! お前のドジが役に立った!』

 

『笑いごとじゃねェよ!』

 

 心がない人形でありながら心の底から笑うドフラミンゴとは対照的に、不機嫌になるカメレオーネ。

 そして――

 

 ゴロゴロゴロッ!!!

 

 頭上の黒き雷雲より、雷鳴と共に神々しく光り輝く巨大な雷のリュウが顔を出す。

 当然エネルの攻撃。

 

「(マズイ、【仮面舞踏会(マスカレイド)】でビスタの人形を……ダメだ、覇気はコピれねェ! 覇気なしじゃいくらあいつでも雷は切れん! 避ける? 否、近い上デカ過ぎる! 間に合わん! 【仮面装着(カメンライド)】でマルコかクロコダイルにでも――これも無理、武装色を纏ってやがる! このエネルギーは防ぎ切れねェ! 死)」

 

 バリバリバリィッ!!!

 

 カメレオーネが思考する間に、神の怒りの鉄槌が、無慈悲に辺りを光で包み込む――

 

 

 

 時は少し遡る。

 エネルVSボルサリーノ。2人の自然(ロギア)対決。

 その戦いの場は、ボルサリーノが押される形で神の島(アッパーヤード)へと移行していた。

 コピーとはいえボルサリーノに対してエネルが優位に立ったことには理由がある。

 

「侵入者が!」

 

「貴様もあの仮面の男の仲間か!?」

 

 2人の戦いに割って入ろうとする者達。

 神の島(アッパーヤード)を侵入者やシャンディアから守護する神兵達と、カメレオーネに女子供を盾に取られ、(ダイアル)歴史の本文(ポーネグリフ)の情報を奪われたシャンディアの戦士達。

 

「消えろ、虫けら共! 誰の許可を得て我が前に立つ!」

 

 ドン!!

 

 大気が震え、新兵とシャンディアが意識を絶ち、力なく倒れる。

 

 数百万人に1人しか身に付けられない、人の上に立つ王の資質とも言われる覇気。

 覇王色の覇気――エネルはその覚醒者となった。

 

「怖いねェ~。覇王色に武装色、戦いの最中に目覚めるとは……ゴロゴロの能力と合わせてこの危険度ォ。懸賞金にするとォ、初頭手配でも5億ベリーはいくねェ……」

 

 ボルサリーノがコピーの人形ではなく本物の人間であれば、冷や汗を流していたことだろう。

 

 今までエネルは、苦戦という苦戦を経験したことがない。そんなことがありうると、考えたことすらなかった。ただ一方的に攻撃するだけ。

 

 だが、それを以て彼を井の中の蛙と断ずることは出来ない。

 この男は自分と同等の存在を知らぬリュウ。

 そして、初めて自分を脅かす相手との戦いを経験することで、その潜在能力を急速に開花させていた。

 すでに身に着けていた卓越した心網(マントラ)――見聞色の覇気以外の、2つの覇気を目覚めさせるほどに。まだ粗削りではあるが、充分な脅威。

 

「ベリー? 青海(せいかい)の通貨か。その10倍でも足りぬ! 神を数字に換算など出来ん。(インフィニティ―)以外ありえんわ!」

 

 不眠不休の戦闘4日目に突入し、テンションが常以上にハイなエネル。

 雷の体故に肉体的な疲労はないが、それでも何故この男が飲まず食わずで戦い続けられ、あまつさえ一枚上手をいくのか――その答えの1つが、覇王色の覚醒にある。

 

「【2億V〝雷神(アマル)……()()()()()()()()()エネルギー変換する私に、消耗戦はもはや意味をなさん」

 

 全身から取り込んだ雷を放出し、巨大な雷神のような姿となったエネル。

 触れるだけで焼け焦げる。扱えるエネルギーが桁外れ。歩く天災。

 

 覇王色を使えるようになったエネルだが、人形であるボルサリーノには効かず、周りの生物や戦いに割って入ってくる人間にしか効果はなかった。

 だが、試しに覇王色にゴロゴロの能力の雷を乗せてみた結果、戦いながら雲に干渉することに成功。

 現在、スカイピア全土を覆う雷雲は、すべてエネルの能力制御下。自然の雷を生み出し取り込む――これにより、半永久機関の人間発電所と化している。

 

 このことは3つの意味を持つ。

 1つ、雷雲の発生と自然の雷を取り込みことによる自身の補給。

 2つ、カメレオーネ本体を見つけ次第雷撃するための準備。

 そして3つ、太陽と月の光を雲で遮り、ボルサリーノが利用出来なくする妨害。

 

 実際、大将〝黄猿〟には自然の光を扱うことは可能。だがボルサリーノの人形にはそれが出来ない。

 何故なら本体のカメレオーネがそのことを知らないから。本体の知識を越える行動を人形は取ることが出来ない。知らない技を使用不可能。

 だからカメレオーネはすぐにエネルを倒そうとせず、人形に相手をさせて戦力の情報収集を先にしようとしていた。

 これはコピコピの能力の弱点の1つ。覇気をコピー出来ないことも含め、どうしても劣化コピーとなる。

 

「【八咫鏡(やたのかがみ)】ィ」

 

 ピカ――……ッ!!

 

 初日に戦っていた場所と違い、神の島(アッパーヤード)は木々が生い茂り、ボルサリーノにとっては直進出来ない地。

 なので、合わせた掌から発光する光の鏡――【八咫鏡(やたのかがみ)】を複数作り出し、そこから放たれる光を次々と反射させながら移動地点まで照射、その光の道を辿るように光速移動を行おうとするが、

 

「させん! 【雷神(アマル)界雷(かいらい)】!!」

 

 バリバリバリ……!!

 

 エネルの持つ〝のの様棒〟より伸びる雷。

 それに武装色の覇気を纏い雷の刀身を振り回し、木ごと光の道を焼き払うことで阻まれる。

 

 たとえ光の速さで移動しようとしても、エネルはそれを心網(マントラ)で読み、移動先の鏡から潰す。

 光に速度で劣ったとしても、雷の速さのエネルには造作もない。

 

「人は古来より、理解出来ぬ恐怖をすべて〝神〟と置き換え、怖さから逃げてきた……だが、私からは逃げられない」

 

 木という遮蔽物を利用するため、エネルは戦場をこの地に移動。

 エネル自身も影響は受けるが、これで速度の不利は消える。

 ボルサリーノも当然阻止しようとしたが、殺せばカメレオーネがコピー出来ない。

 命令に縛られた人形ゆえ、エネルの狙いを防げなかった。

 

 だがこれはエネルがボルサリーノを最大限警戒しているということ。

 自身に傷を付け得る光速の相手。目を離せば危険。

 絶対に自分の目の届く所に留まらせ、本体を討つ。

 

「ヤハハッ! ようやく化けの皮が剥がれたか! この時を待ちわびていたぞ!」

 

 そしてこの時、ロシナンテのドジにより、カメレオーネが【サイレント】の効果範囲から外れた。

 

「人の身で私を見下ろすとは頭が高いわ! ここは空、神の領域(テリトリー)だ! あるべき場所に、青海(せいかい)の土に還るがいい青海(せいかい)人! 神の怒りを知れェ! 【神の怒り(エル・クラティア)】ッ!!」

 

 バリバリバリッ!!!

 

 覇王色と共に雷を雲に伝えるエネル。

 こうして、巨大な雷龍がカメレオーネのいる雲に落ちた。

 

 

 

 そして現在。

 黄金の鐘と大鐘楼、ついでにカメレオーネも乗せていた雲は、影も形もなく消滅――せず。依然存在。

 

「――【大いなる業(マグヌム・オプス)】」

 

 大量の黄金が宙を舞い、防御壁となっていた。

 

「ちっ、しぶとい奴だ……」

 

 本体の無事が気に入らないドフラミンゴ。

 

「悪魔の実の能力は無敵じゃねェ。俺様のコピコピを含めてな。こういう時のためにコピって能力を増やしてンだよ」

 

 ふてぶてしく立つカメレオーネは当然無傷。

 

「なんと不愉快な能力だ。死後も私を縛り利用するか……それも、あいつの配下がッ」

 

 先程までは居なかった、金の瞳と、同じく金の長髪をオールバックにした大柄の男――新たに作られたコピー人形が呟く。

 

「海賊のくせに弱ェてめェが悪い。洗脳の能力でも手に入れりゃあまだまだ利用出来そうなドフィ達と違って、殺す意味はあっても生かす価値を感じなかった」

「最ッ低の理由で生かされたな、おれのオリジナル……」

 

 ナギナギの能力を覚醒させドフラミンゴの発砲する銃弾から生き延びたものの、殺そうと思えば簡単に殺せる満身創痍の状態だった自分のオリジナルを憐れむロシナンテ。

 そんな状態だったからこそ、簡単にコピー条件を満たされてしまったが。

 

「ギジギジギジ! てめェも昔は強かったのかもしれねェが、見る影もねェ老いぼれの体なら能力をコピーした人形で充分だ。前時代の遺物はいらねェ」

「くたばれゲス野郎……!」

 

 そう呪詛を振りまくのは、かつて〝錬金術師〟と呼ばれた元王下七武海、ウロボロス。

 オリジナルはカメレオーネの手で、悪魔の実の伝達条件の実験程度の意味で殺害されており、能力で作られた存在故にオリジナルは知らなかったその事実を知る。

 恨み骨髄の相手であろうと手にかけられないのが、作られた存在である人形の身の悲哀。

 もっともこの男のオリジナルもまた世を騒がせた、俗に言うロジャー世代の悪党であったが。

 

 そのゴルゴルの実の能力で生み出した雷を伝導する黄金を上に浮遊させ、エネルの雷龍――【神の怒り(エル・クラティア)】を、電熱で溶けようが液体のまま操り、放電しきることで消滅させた。

 

「あの雷サマも生かす価値ありだな。充分技は見たし、排除貝(リジェクトダイアル)(ダイアル)歴史の本文(ポーネグリフ)も頂いた。そろそろ詰めるか……仮面舞踏会(マスカレイド)】」

 

 そう言いながら、また新たに3体の人形を生み出す。

 

「てめェ……このおれの人造悪魔の実を勝手に持って行きやがってェ!」

「造ったのはベガパンクだし、海賊に奪うなっツって聞くわけねェだろバカヒツジ。1つありゃあ劣化ベガパンクのてめェでもなんか造れンだろ。ウチの科学者はもう造ってるぞ」

「何ィッ!?」

 

 ガスを纏い毒を吐く白衣の男、シーザー・クラウン。

 ガスガスの実の能力は、覇気の有無に関わらず脅威な戦力となるだろう。

 

「かわいくねェヒツジだな……うるっせェから黙ってろ! 【ネガティブゴースト】!」

「ウオッ!?」

 

 少々口の悪い10代前半の少女が、手から出した自分の分身――落書きのような幽霊がシーザーの体を貫く。

 

「おれを、燃料にしてくれェ……」

 

 シーザーが意気消沈し、両手と膝を雲につく。

 

 ピンク色の髪をツインテールの縦ロールにした少女――ペローナのゴーストは、一時的に心が極端にネガティブになる状態異常を引き起こし、戦意を喪失させる効果を持つ。

 どんな強き者であろうと、否、自信に溢れ精神力の強い者であればあるほど、このザマである。

 

「ホロホロホロ! ガスはよく燃えそうだァ……♪」

 

 誰の影響を受けたのか、和ロリ――和装をアレンジしたロリータファッションに、王冠をかぶり唐傘オバケのような傘を持つこの少女は、ホロホロの実を食べた霊体人間のペローナ。

 特に因縁はないため本体のカメレオーネには興味なし。

 

「カメレオーネ――魚人島の国宝を盗み、〝白ひげ〟のオヤジさんを裏切ったクズが……」

 

 更にネプチューン軍の服装をした大きな魚人が現れる。

 現王下七武海、2代目タイヨウの海賊団船長ジンベエの若き頃の姿。

 

「俺様は元々奪うために白ひげ海賊団に潜入してたんだよ。第一海賊の世界で裏切りや強盗なんて、やられる奴がマヌケなだけだ」

「大して変わらん、ゴミが」

「くっだらねェこと言ってねェで持ってけ」

 

 人形に何を言われようがどこ吹く風。

 むしろ口先でしか反抗出来ない下僕の様子を(たの)しみ悦に入るカメレオーネ。嘲笑(あざわら)うために暴言を許していた。

 悪趣味な男がジンベエに白々海(はくはくかい)の水を貯めた水貝(ウォーターダイアル)を投げる。

 これでジンベエは、水のない場所でも魚人柔術により水を使えるように。

 

 シーザーとペローナ、2人の強者殺し(ジャイアントキリング)の能力者に、雷と相性の良い黄金を操るウロボロス。そして能力者の天敵である水を操るジンベエ。

 この4人を新たにエネルとボルサリーノの戦場に向かわせた。

 

「ドフィ、【鳥カゴ】だ」

「ありゃあ避雷針じゃねェぞ……」

 

 ドフラミンゴが雲を糸に変え、硬く刃物のように切れる無数の糸で神の島(アッパーヤード)全土を覆う監獄を作り出す。ゆっくり縮めることも出来るが、今はそうしない。

 このカゴはドフラミンゴ、またはカメレオーネを倒すまで消えることはない。

 そしてどちらもカゴの外にいる。

 

「準備は整った――仮面装着(カメンライド)】」

 

 カメレオーネが自分の顔の前に手をかざす。

 次の瞬間、魔女のような長い鼻に爪、何より顔全体を斜めに走る大きな傷跡が特徴な、大鎌を持った長身の女性の姿になる。

 四皇、ビッグ・マム海賊団のシャーロット家8女のブリュレ。

 

「ウィッウィッウィ……【鏡世界(ミロワールド)】!」

 

 ブリュレはミラミラの実の鏡人間。

 その能力で人間を越えるサイズの鏡を作り出し、ドンキホーテ兄弟と共に鏡の中の異世界へと入り、鏡を消す。

 これでもう、エネルはカメレオーネを倒すことも、コピー人形を消すことも、【鳥カゴ】を解除することも出来なくなった。

 

 ミラミラの能力の技に、【反射(リフレクション)】という手で作った鏡で相手の攻撃を反射するものがあるが、先程それを使わなかったのは、エネルの広過ぎる攻撃範囲と、反射しようがまた追尾して攻撃されると判断してのこと。

 

「俺様のコピー条件は、あのオカマネ野郎と違って少々面倒だからなァ。ここからは鏡の中で高みの見物をしながら、人形や【鳥カゴ】に覇気を流す……せいぜい足掻けよ? 俺様の手の平で」

 

 元の姿に戻ったカメレオーネ。

 

 コピコピの能力はくしゃみで解除される。それはコピー人形も同様。

 だからこそ本体は戦いに出ない。直々に戦うのは、格下とナメた相手か追い込まれた時だけ。

 

 カメレオーネが人形との念話で一方的にエネルの情報を集めながら、空島での戦いは最終楽章(フィナーレ)へと移る。




 〝閃刀姫(せんとうき)〟くいな
 くいなの異名は〝刀狩り〟と迷ったけど、それはたしぎの方が似合いそうなので〝閃刀姫(せんとうき)〟に。
 遊戯王が元ネタで、閃刀姫―カイナという遊戯王のリンクモンスターが名前が惜しいと思っていたら、最近閃刀姫―ロゼというモンスターが出た。

飛燕(ひえん)】【鶴鳴(かくめい)
 空から【月歩(ゲッポウ)】で勢いをつけて突き刺す技と斬撃技。
 くいなの技は鳥縛りをしているんですが、現在ロゼに次ぐ技名のストック数二位。すべてを使う機会があるかはわからないけど。

死角飛鳥(しかくひちょう) ボーン舞鷲(マワシ―)
 折れ曲がりながら飛び、死角をつく斬撃。盆回し。
 Tボーン大佐が大嫌いな曲がった太刀筋。あの人はこんな使い方しない。

雷神(アマル)界雷(かいらい)】【神の怒り(エル・クラティア)
 サウストにあるエネルの技名から。
界雷(かいらい)】は【雷神(アマル)】状態で〝のの様棒〟から雷を放出する技。
神の怒り(エル・クラティア)】は【神の裁き(エル・トール)】と違い腕は使わず、覇王色と能力を合わせ、雲から雷龍を生み出し攻撃する技。
 エネルって太鼓を雷に変えてたし、覚醒しててもおかしくないな……服とかと同じ扱いかもしれないけど。

大いなる業(マグヌム・オプス)
 ずっと前に名前だけ出ていた元七武海のオリキャラ、ウロボロスの黄金を操る技。故人だから本人は出ない。
 それにしても今回悪質なハメ技である。やっぱ1人1能力じゃないとかチートだわ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。