正直この人オリ主に関わらせるまでもなく、致命傷さえ避ければ能力で心臓の音とか聞こえなくして死んだふりして自力で生き延びられそう。
そして怪我で気絶してる間に、そのままセンゴクに死んだと勘違いされたのを埋められて、気が付いたら葬式も終わって棺桶ごと土の中。剣豪リューマの死体がモリアに盗まれてるし、たぶんまだ火葬じゃない。
なんとか土の中から這い出てきたけど、海軍のオペオペの実の取引台無しにしちゃったし、センゴクに会わせる顔なくて身を隠したとか。
コラさんならヴェルゴのことをこっそり海軍に密告しても、うっかりヴェルゴに握りつぶされそう。対コラさん最終兵器にして初代コラソン、ヴェルゴ。
「ようロゼ、久しぶりだな」
「うわっ!? ……ロシナンテさん、また音消して……びっくりするからやめてよ」
マリンフォードに行くと、普段会わない金髪で長身の人に、いつものように音を消して肩を叩かれてから声をかけられた。センゴクさんに保護されて育てられた、ロシナンテさんだ。この人はシャボンディ勤務ではないため、たまにしか会わない。初めて声をかけられた時驚いてから、オレを見つけると驚かすために普段から自分の音を消してるらしい。能力の鍛錬的に普段から使うのはいいことだが、なぜそこまでしてオレを驚かそうとするのか……?
「ハハッ。お前、普段驚かないのに、音消して近づいたら簡単に驚くから面白くってなァ(驚いた顔は歳相応に子供っぽくて珍しいしな)」
「だってロシナンテさんのナギナギの実の能力、【
「おれはまだ覇気使えないからわからねェけど、そんなに驚くもんか?(おれにとっては、海兵に交じって訓練してる子供がいることの方が驚くんだがなァ……)」
「オレは生まれた時から出来たから余計に驚くよ……普段から気配探ってるし。もしロシナンテさんがオレを狙う殺し屋とかだったら最初の一撃は必ず避けられない。最悪死ぬね」
「そんなことしねェよ……(兄上じゃあるめェし……)」
「でもロシナンテさん、ドジッ子だからなあ……」
「ドジで殺すかッ!流石にそこまでじゃねェだろ……(ちょっと転ぶからってどいつもこいつも……)」
ロシナンテさんはそう言うけど、何もない所で転んだり、タバコに火を点けようとして間違って自分の服に点けたりするからなぁこの人。本人にその気がなくとも、こっちは気が気じゃない。うっかり自爆するかもしれない、オレごと。
「お前の能力、カッコよくていいよなァ……
「いや、流石にもっと出来るでしょ……?奇襲とか潜入とか」
「……あんま海軍っぽくねェな。どっちかってェと
「つまり忍者じゃん。カッコいいじゃん、忍者」
「
この人も誤解しているのか……修正しないと。
「それはともかくとして、音を消すってことは、つまり空気や物体の振動をなくすってわけで、現在世界最強って言われてる〝白ひげ〟は空間を殴りつけて大気にヒビを入れて振動を起こすらしいから、案外ロシナンテさんの【
「世界最強の能力を封じられるって言われれば強そうに聞こえるが、やっぱ使える相手が限られてるなァ……(兄上には……意味なさそうだなァ)」
「まあ正面からの攻撃向けではないよね。裏方とかサポート向け?」
「裏方はさっき言った潜入だろうが、サポートって何すんだ?(おれに出来ることなんて、音が消せるだけなんだが……)」
「味方全員の音消して奇襲とか、音がしない銃弾、砲弾、爆弾作ったりとか。結構厄介だと思うけど?少なくともオレには脅威」
「……よくそんな小賢しいこと思いつくなァ、お前(こいつ、将来事件起こしたりしねェよな?)」
「日頃から自分の能力で出来そうなこと考えてるからじゃない? たしかにオレの能力はすごく便利だけど、能力は使い方次第。覚醒のこともあるし、ナギナギも色々試してみれば?」
「……そうかもな。色々参考になったよ、ありがとな(兄上は海賊になった。このまま暴走するようなら、おれが止める……!)」
そう言ってロシナンテさんは去って行った。いつも通りオレを見かけたから、驚かしに来ただけだったんだろう。それにしてもナギナギの実の能力の覚醒か……周りの音を消すのは最初から出来るみたいだし、どんなことが出来るようになるんだ? 触れたものの振動を止められるようになったら、かなり危険な能力になるけど……心臓の鼓動を止められる。
音もなく近づいて心臓止めるって完全に暗殺者だな……こっわ。
さてと、目的地に行くか。
あっ、ロシナンテさんまた転んでる……。
☆☆☆☆☆
「にぃに、にぃに、おこつかいちょおらぃ?」
「はいはい、1000ベリーでいい?」
「わーい!(これで10まんベリーたまった!)」
「まだ生まれて1年経ってない子にお金あげないでよ……あんま甘やかさないで(でもロゼ、4歳なのに私よりはるかに貯金してるんだよなぁ。こいつがとんでもないだけだよな……?)」
「だって100ベリーや500ベリーじゃ口に入れるかもしれないじゃん。まあこの子天才だからそんなことしないけど。今もいちごの小銭入れに折りたたんで入れてるし」
「待って。私、そんなのあげた覚えないんだけど……?(赤ちゃんにそんなのいらないでしょ……)」
「オレがあげた。ノジコにはみかんのをあげた」
「ノジコ? 私、そんなこと聞いてないんだけど?(あんたもか)」
「ロ、ロゼがあたしたちと会ってもうすぐ半年だから記念にって。ナミはもう貰っちゃってたし……(あとかわいかったし……)」
ベルメールさんがジト目でノジコを見て、ノジコがさっと目をそらしながら答える。
今日はベルメールさんが休みなので3人揃ってる。普段からベルメールさんが仕事でいないので、修行ついでによく様子を見に来ている。
あとノジコとは呼び捨てで呼び合うことになった。子ども扱いされたくないそうだ。別に子ども扱いしてるからちゃん付けで呼んでたわけではないんだが……。
「ロゼ? あんたなんでそんな返しづらいプレゼントの仕方なんて知ってんのよ?(ナミのおむつや離乳食、ナミとノジコの服といい……返せないじゃない……)」
「離乳食は今料理の練習してるからついでに。他は……今までの人生経験?」
「まだ5歳にもなってないくせに何言ってんのよ……(服返して着せてやろうかしら? ……サイズが合わないわね)」
プレゼントについては父さんに聞いた。あんまり高すぎると困らせるとか、記念日のちょっと前に渡すとサプライズになるとか?やっぱ手馴れてるな。
両親のこととか見聞色のことは話してない。流石に2歳や0歳に話すのは怖い、何かの拍子に話しそう…。どうせベルメールさんの故郷にはいずれ行くつもりだし、その時に3人まとめて話そう。
「……なんでロゼのことは『にぃに』呼びなのに、あたしのことは呼び捨てなんだろ? あたしがお姉ちゃんなのに……(ロゼ、お兄ちゃんじゃないのに……)」
「のじこ、どんまい?(はんのうがおもしろい!)」
「あんたが原因でしょうがっ!(なんかナミ最近生意気……構わないとウソ泣きするし……)」
「でもそのかわり、オレ、名前ちゃんと呼ばれないよ? 『ろじぇ』って呼ばれる」
「それ、ただ舌っ足らずなだけじゃないの……?(お金の計算は間違えないけど……)」
「まあそうかもしれないけど。ていうかそんなにお姉ちゃんって呼ばれたいなら、オレみたいに『お姉ちゃんでちゅよ~』って話しかければ良かったじゃん」
「嫌よ恥ずかしい……あたしにだってプライドがあるわ(なんでこいつ『にぃにでちゅよ~』って恥ずかしがりもせず言えるのよ…)」
「それだとオレがプライドないみたいじゃん……」
「まあ、うん。あんたは将来絶対親バカになるわ…(まさか他人の子をここまで溺愛するとは……ちゃんとお別れできるのか? 泣くんじゃないか……? こいつ)」
「ベルメールさんまで……」
ちょっと赤ちゃん言葉で話しかけたり、膝に乗せてミルクや離乳食食べさせたり、お手持って歩く練習手伝ったり、本を読み聞かせたりしてるだけじゃないか……。
おかげでまだ生まれて10か月程度だが、オレみたいに見聞色も使ってないのに、割と話せるし歩ける。まあ? ナミちゃんは元からかなりの天才だったけど? この子ならたとえオレが何もしなくても、このくらい出来るようになって当然だよね。
ナミちゃんの誕生日はオレが見聞色でこっそり調べた。まさか7月3日生まれだからナミって名前だったとは……見聞色で調べたと言うわけにはいかないので、ベルメールさんに、
「ナミだからとりあえず7月3日生まれってことにしたら?」と言うと、
「そんな安直な……」と言われたけど、実際そうなんだから仕方ないじゃん……。
ちなみにノジコは7月25日生まれで、ベルメールさんは12月3日生まれだ。当分会えなくなるし、全員何か誕生日プレゼントしたいな。
ノジコは時折前髪邪魔そうにいじってるし、ヘアバンドがいいかな?
ベルメールさんは、オレがお金出してノジコに選んでもらって、2人からってことにするか。娘に選んでもらった方がベルメールさんもうれしいでしょ。ナミちゃんは天才だが流石にまだプレゼントは選べない。
問題はナミちゃんだな。どう考えてもお金が1番喜ぶが、それはちょっとなぁ……まさか「べりー」がお金のことだったとは……それでよくオレの財布を触ってたのか。いつの間にオレのポケットから出してるんだ? 何度も抜かれるので財布をプレゼントした。姉妹おそろいで柄だけ違う奴。
「おっとそうだ。今日はスイートポテト作って来たんだった。ナミちゃん食べる?」
「たべりゅ~(おやつだあ!)」
「じゃあ、おいで~」
オレが膝をパンパンと叩くと、ナミちゃんがとてとて歩いて来てオレの膝に座る。
鞄からタッパーに入れたスイートポテトとスプーンを3つずつ出す。
「あんたほんと野菜と果物好きね……(そして
「まあ肉だとナミちゃんがもう食べられるかわからないし。ちゃんとノジコとベルメールさんの分もあるから、感想くれるとうれしい」
「毎回、よく作って来るね(味は普通だけど)」
「今練習中だからね。毎日何かしら作ってる。はい、あーん」
「あーん。うん、ふちゅうにおいちぃ!(いちゅもどおり!)」
「そっかぁ、やっぱ普通かぁ……」
オレの料理は普通においしいと評判だ。はっちゃんやメイプルにフルーツタルト作った時も普通においしいと言われた。感想に普通がつかないのは父さんと母さんが食べた時くらいなので、普通なのが正確なんだろう。不味いわけではないので旅には困らないが、すっごくおいしいって言わせたいなぁ。レシピ通りに作るだけじゃだめなのか?
「うん、おいしいわ、普通に(こいつの料理食べると、何でも出来るわけじゃないんだなと安心するなぁ。まあ4歳児にしては上手だけど)」
「おいしいよ、普通に(普通においしいとしか言えない……)」
ベルメールさんとノジコも食べて感想をくれる。そんなに普通か……。
「ていうかロゼ、あんた左利きだったっけ? 前は右で食べさせてたような……(そういや左手で海賊引きずってたっけ。あれ? こいつの利き手どっちだ?)」
「あっ、ホントだ(あたしと同じだ)」
オレが左手でナミちゃんに食べさせているので2人に聞かれる。ベルメールさんとナミちゃんは右利きでノジコは左利きだ。
「今はナミちゃんが右膝に座ってるから左の方が食べさせやすい。元々は右利きだよ?」
「……元々ってことはわざわざ左利きに変えたの?(普通逆でしょ。ノジコの利き手、変えた方が良いのかな?)」
「右手は友好の握手をするための手だから、あまり攻撃に使いたくない。だから左手でぶん殴るように変えた。今では左の方が力強いよ?」
「そんな理由で利き手変えちゃったのか……(まあまだギリ4歳だし、利き手変えるくらいできるのか?)」
「オレにとっては重要なことだよ? まあ普段は右手も使うから、状況によって使いやすい方を使ってる」
「にぃに、もっと~」
「ああ、ごめんごめん。はい、あーん」
「あーん。もぐもぐ(ふちゅうにおいちぃ!)」
ナミちゃんが催促してきたので話を切り上げ食べさせる。すごく和む。
「ごちちょうちゃまー!(やさいとくだものうまー)」
「おそまつさま……あっ、そうだ。ノジコ、前に言ってた本持って来たよ」
ハンカチを出してナミちゃんの口の回り拭いてから、鞄から前にノジコが読みたいと言ってた本を出す。
「あっ、ありがと。でもホントにもらっていいの?(この本高そう……)」
「うん、オレはいつでも思い出せるし」
「……その本すごく分厚いんだけど。何の本なの? 絵本じゃないよね?(専門書に見えるんだけど……)」
「農業の本。ココヤシ村でベルメールさんのみかん育てるお手伝いしたいって言ったら、ロゼが読み終わったのくれるって」
「ノジコ、まだ2歳なのに立派なことを……(最近の子供の成長って早いなぁ……)」
「他にも読み終わったの持って来たから、欲しいのあったらあげるよ?」
「いや、いくら読み終わったからって、そんなにもらうのは悪いわよ(すごく重いし、読むの時間かかりそう……)」
「思い出せるから問題ないって」
「……えっ? これ、ホントに覚えてるの?(この本何百ページもあるんだけど……)」
「いつでも思い出せるよ?」
「あんた、ある程度は分かってたけど、ホントにとんでもないわね……(海賊ボコボコにしてるらしいし……)」
「(ノジコ、ついに気づいてしまったか…)」
純粋な記憶力で覚えてるわけじゃないから少し後ろめたいが、しょうがない。
【
「にぃに、わたしこれほちぃ!(ぼうけんちたい!)」
「えっ? いや、流石にナミはまだ読めないでしょ……(0歳の割には口達者だけど……)」
「航海術の本か。そういえば冒険の絵本とかうれしそうに聞いてたね。いいよ。今は読めなくても、その内読めるようになるでしょ」
「ありがてょう!」
ナミちゃんが本持ってわーいわーいと言いながら、よくわからないダンスで喜びを表現してる。くるくる回ってるけど、転ぶよ?
「べるめーるさん。わたし、おっきくなったらせかいちずちゅくる!」
「はははっ、そりゃ楽しみだ。完成したら私にも見せてよ(かわいい夢で良かった……ロゼの影響で海賊倒して回る! とか言わなくて本当に良かった)」
「うん!」
世界地図か……まだ早いけど測量の本をあげるか。いずれ役に立つだろう。
ナミちゃんの誕生日プレゼントがお金にならなくて本当に良かった……。
それからしばらく談笑して、ベルメールさんの部屋を出た。
☆☆☆☆☆
「あっ、ガープさん」
「ん? おお、ロゼか! ちょうどいい、あとで鍛えてやるからちょっと話さんか? 例の話と、他にもう一つ話がある。煎餅もあるぞ?」
「煎餅なくても話くらい聞くよ。何かいいことあった?」
「ぶわっはっはっは。わかるか? まあ入れ(煎餅位ないと、あれ話したら流石に怒るかもしれんからな……)」
見るからに機嫌がいい。顔が緩みきっている。
例の話と言うことは、ついに海兵になってくれることになったんだろうか? 海賊の子を保護してるということは、ガープさんが同僚に隠しているため、よくオレが話を聞いている。そこまで知られたらやばい海賊で、ガープさんと関わりがあるっていうと……〝海賊王〟処刑前に海軍本部で戦った〝金獅子〟だろうか?
ガープさんに誘われて部屋に入る。
ソファに座って、煎餅をボリボリ食べてお茶飲みながらガープさんが話し始める。
「実は今月の5日に孫が生まれたらしくてな! まだ会ったことはないが、今から会うのが楽しみだ!」
「へえ、それはおめでとう! というか子供いたんだね? 初めて聞いたよ」
「ん? 言ってなかったか? まあ海兵ではないからな。今は世界を見て回ってるそうだ」
だからオレに孫疑惑が出たのか。もう子供がいるから。
ゼファーさんの家族が海賊に逆恨みで殺されてから、海兵の名字は新聞などに載らなくなった。同じ悲劇を繰り返さないため、ゼファーさんが世界経済新聞などの報道機関に掛け合ったからだ。
ガープさんの名字は知ってる。「モンキー・D」というらしい。〝海賊王〟といい、Dってなんだ? ドリアンのDじゃないだろうし……。
「そうだったんだ。それで、生まれた子はなんて名前なの?」
「ルフィという男の子らしい。息子はならなかったし、海兵になってくれるとうれしいんだがなァ」
「海兵と言えば、例の子はその後どうなの?」
そう聞くと、ガープさんの表情が曇る。ああ、上手くいってないな……。
「どうにもうまくいかずほとほと困っておる……心を鬼にして(たとえでなく物理的に)千尋の谷に突き落としたり、強い海兵に育てるために、夜のジャングルに(1人で)放り込んで鍛えたりしてるんだが、なぜか効果がなくてなァ……」
「強く鍛えるより先に、海賊になろうとするのを軌道修正するのが先じゃない?」
「健全なる精神は健全なる身体に宿るというだろ? 体を鍛え精神を鍛えれば、自然と海賊になろうという気も変わるんじゃないかと思ってな」
「まあ一理なくもないけど。それで海賊になって具体的に何をするつもりなのか、聞きに行ったんでしょ? どうだった?」
前回は海賊になってどうしたいのかを聞き、それは海賊にならなくても可能なのでは? と説得しようという話になって終わった。話を聞く限り、別に海賊になる必要性を感じないんだけど……。
「とりあえず民間人から略奪する気はないらしい。父親のような、生まれてこなければよかったと言われる人間にはならないと。宝探しの冒険をしたり、海賊を倒して奪うつもりのようだ(しかしエースのやつ、ロジャーのことなんてどこで知ったんだ? 見聞色は使ってないようだったし、教えていなかったのに……)」
「うん、民間人襲う気ないのはいいことだね」
民間人から略奪する海賊、通称モーガニアはオレも嫌いで
「出来るだけ名をあげたいから、名のある海賊を倒して回りたいらしい」
「言ってたね、自分の名前を世界に知らしめて見返したいって」
たしかに名のある海賊を倒した方が名が上がるだろう。オレはその子とは事情が異なるため、自分の名を上げたいとは思わない。両親のことバレたら困るし、海賊がただの子供だと油断しきってた方が楽に倒せる。無名のままがいい。
「それで他には?」
「……これだけじゃ(
「……えっ? じゃあ海兵でいいじゃん。海賊の子だからって海軍入るの拒否するのはまあわかるとして、それでも海賊じゃなくても探検家とかじゃダメなの?」
「だから困っておるのだ……どうすればいいんだ?」
これマジでどうすればいいんだ? オレの頭ではわからない。
「
正直オレがやってることと、その子のやりたいことは名を上げたい以外たいして変わらない気がするんだが……。
「(ついに聞かれたか)……
「はあ? ケンカ売ってるの? オレもう帰っていい?」
ここまで侮辱されたのは生まれて初めてだ。(来月の2日でやっと5歳)
「待て、おれが言ったんじゃない! お前に海軍に入ってほしいとは思うが、こんなこと思っとらん!(やはり怒ったか……まあそりゃそうだ)」
「たしかに、オレは正義を背負う覚悟なんてないよ? オレには重いし、そもそもオレが海賊を狩るのは正義感からじゃなくて嫌悪感からだし。オレ自身の夢のために、海賊から宝奪ってることをよく思わない人だっているだろうよ。元は民間人のお金だからね。でもどうやって返せって言うのさ!? シャボンディで略奪してたなら持ち主に返してるけど、他の島で殺して奪った金なんて返しようがねぇだろうが! それに何より、海賊になることはたしかに世界にケンカ売る行為だけど、それを勇気があるみたいに言ってんじゃねぇ! 平気で人を殺す海賊相手に戦ってんだから、
「落ち着け落ち着け。ほら、お茶でも飲め。心も口調も乱れてるぞ(ここまで怒ってるの初めて見たな……サカズキにかみついとる時もここまででは……エースとロゼを会わさなくて、結果的には良かったかもしれんな……大丈夫と思うが、ロジャーの子と知ったら流石に思うところがあるかもしれん)」
「ぜえ……ぜえ……ありがとう(ずずー)」
ガープさんにお茶をもらって啜る。ふぅ、少し落ち着いた。ここまで腹が立ったのは初めてだから抑えられなかった。オレもまだまだ青いな……。(まだ4歳児)
「ごめん、昔見聞色で聞いた、オレに対する心の声のことなんかも思い出して、合わせてキレてた」
「生まれた時から心の声聞きっ放しなんだったか?(道理で見聞色が上手いわけだ)」
「うん、まあそれより、なんというか良い意味で海賊ごっこだね」
「海賊に良いも悪いもないだろ」
「海賊は、まあそうだね。海賊ごっこにはあると思う。その子、海賊旗を掲げてるだけでやること探検家とさして変わらないし、オレの中では良い意味で海賊ごっこ。悪い意味の海賊ごっこは、海賊旗を掲げておいて自分の命を懸ける覚悟もせずに略奪してる奴ら。どっちも大海賊時代になってから増えたタイプの海賊なんだって?」
海賊旗、特に髑髏の海賊旗は相手に対する死亡宣告であり、「自分たちに触れるものには"死"あるのみ」という警告と畏怖を意味する。そんなものを掲げておいて、いざ自分が追い込まれると見逃してくれだの助けてくれだの言う奴は結構いる。
父さんはこういう奴を海賊とすら呼ばず、信念も覚悟もない〝チンピラ〟と呼んでいる。
「ああ増えたな。まあなんとなく言いたいことはわかったが、お前にとってはそうでも、海軍にとっては海賊旗を掲げてたらすべて海賊、取締りの対象だ。どうにか止めたいんだがな……あの子と戦うのは、ごめんだ」
その気持ち、すごくわかる。オレの海軍に入らない理由の大半は、両親と戦いたくないからだし。海軍的には引退しようが海賊の罪は消えないので、オレが海軍に入って両親のことがバレたら、
「海軍に忠誠誓っちょるなら、相手が海賊なら引退してようが親だろうが殺せるはずじゃけェ」とか言われそう。
海賊旗を掲げたら海賊なのは仕方ないね。あれ、飾りじゃないし。海賊旗を掲げておいて「オレたち、良い海賊だから! 襲わないから!」なんて言われても、騙そうとしてるようにしか聞こえない。新しい詐欺かと思う。
「よし、それでいこう。何も今すぐ海賊になるわけじゃない。まだ3歳で時間はあるわけだし、ガープさんがその子に愛情を持って接して懐かれて、ガープさんと戦いたくないから海賊になるの止めるって、何とかして言わせよう。長期戦だ」
「それ、言われたいなァ……やはり、おれの愛(拳)の出番か!そうと決まってはこうしちゃァおれん。ロゼ、あいつに愛(拳)を叩きこむ予行演習のためにも特訓場に行くぞ!」
「サー、イエッサー」
愛って叩き込むものだっけ? 特訓場でオレがいつも叩き込まれてるのは、拳だと思うんだが……まあガープさんが元気を取り戻して良かった。せっかく孫が生まれたのに浮かない顔なんてするもんじゃないよな。
その後、ガープさんと一緒に特訓場に行き、鍛えてもらった。
相変わらず強いなぁ。なんでその辺に落ちてる石ころに武装色纏ってぶん投げるだけで、地面にクレーターが出来る威力が出るんだ? この人との修行ってたいてい命懸けだ。まともに当たったらヤバイ。オレの武装色じゃ、たとえ体が機械でも無事では済まない。
まあぶん殴られる方がはるかに危ないんだが。拳骨落とされたら意識が飛んで首から下が地面に埋まる。一発KOだ。なんとか見聞色で攻撃を先読みして避け続けないと。
そろそろ初めて会ってから1年、膝くらいつかせたいなぁ。最初の時も寝たまま立ってたから膝つかせてないし。
クザンさん、サカズキさん、ボルサリーノさんの3人がガープさんに、
「お前らより見聞色出来る子供がいたぞ? それも4歳。海軍中将として子供に劣るのはどうなんだろうなァ……?」って煽られて、オレが海軍本部に修行しに来たら、キレ気味の3人に襲撃されてからもそろそろ1年か……あの時はまた両親のことバレたのかと思って焦ったよ。オレが一体何をしたというんだ……。
サカズキさんは大将になって忙しくなってるし、他の2人も大将になって、オレの組手相手が出来なくなるのも時間の問題だろう。あの人たちは(ガープさんとおつるさんは除く)他の中将と比べて、明らかにレベルが違う。それまでになんとか膝つかせられないものか……一応それぞれ対抗策は完成したけど、通用するかどうか。能力なしでも、素の身体能力や武装色で大きく劣ってるからな。体格もギリギリオレが腹パン出来るくらいの差があるし。とりあえず次会ったら試してみるか。
【
音消すだけでなく、自分や対象に対見聞色無効効果がつくことに。結構強い。
ロシナンテ最期の時はまだドンキホーテファミリーに見聞色の使い手はいなかったのかもしれないが、いればローのことがバレそうなのでこの効果を付けた。ヴェルゴはすでに全身武装硬化出来たわけだし、見聞色の使い手いてもおかしくない。
相手の見聞色無効化できるからこそ、ドフラミンゴたちにギリギリまでスパイだとバレずに済んだし、センゴクもスパイ任務を認めたってことで。
実際原作で出来るかは不明。たぶん出来ない。グラグラの能力を封じられるかも不明。
元天竜人とかドフラミンゴの弟とか、話せないことが多くて喋らせづらいのでとりあえず出番終了。
この人も誤解しているのか…
誤解してるのはオリ主の方。
おこつかいちょおらぃ?
慕われてるし懐かれてもいるけど、やっぱり金づるにもなってるオリ主。すごくちょろちょろしくお金くれる。オリ主の財布のひもガッバガバ。
ただし自分自身もお金にちょろくなってることには気づかないナミ。
服返して着せてやろうかしら?
オリ主はいずれ女物の服を着る羽目になる。それまで何話かかるだろう……。
『にぃにでちゅよ~』
初めて会った3日後には言ってた。妹いないのにシスコンっぽい見た目してるし。
念のため言うとナミは原作通り麦わらの一味に入ります。
「
「
オリ主の料理は普通
オリ主は戦闘以外の技能は小賢しいだけの器用貧乏にするつもり。
知識はあるが本職には遠く及ばない。悪魔の実の能力や覇気でゴリ押しする。
Dの一族ではなくしたいのだが、それはレイリーとシャッキーの家系次第。突然Dの一族だと発覚するかもしれない。
ノジコは左利き
ウソップを金槌で殴った時は左手だったし、あの刺青をマジで自分で入れたなら左利きになる。左手で無言の腹パンする。
やさいとくだものうまー
順調に布教。まあナミの好物はみかん、フルーツ全般だから素養があった。
今は世界を見て回ってるそうだ
この頃(新世界編19年前)ドラゴンが何してたかわからないからぼかした。
もう革命家として行動してるのか、革命軍の仲間を集めてるのか、普通に父親として暮らしていてガープがエースにやってたみたいに、ルフィに「パパでちゅよ~」とか言ってるのか。
ドラゴンは本当にガープの子なのか疑われてるのを見たことありますが、ビブルカードにガープの子として生まれたって書いてたし、まあ親子でいく。似てないから疑う気持ちもわかる。共通点富士額くらい? 遺伝するってコナンで言ってた。
海兵の名字は新聞などに載らなくなった
だからルフィとガープが孫と祖父ってすぐにバレなかったのかなって。
ゼファーのエピソードと絡めてここ30年ちょっとでそうなったから、ある程度長生きしてたらベテランの海兵の名字は知ってる人もいる。シャッキーとかわかってたし。
「海兵の個人情報の保護に関する法律」とか制定されたかも。
エースのやつ、ロジャーのことなんてどこで知ったんだ?教えていなかったのに……
たしかダダンが夜中に鬼の子とか言ってんのを起きてたエースが聞いてた。
流石に年端もいかない子供に直接「お前の父親は海賊王だ」って言ってないでしょ……ガープならあり得そうで怖いが。その反省を生かして、ルフィにはドラゴンのこと言ってなかった可能性すらあるが。
モーガニアとピースメイン
ワンピース読み切り時の設定。
ピースメインが強い奴多いかは知らんけど、民間人から略奪するよりは海賊から略奪する方が強さが必要だろう。
オリ主にとっては「うざいから狩ろう」と「潰し合うから後回しにしよう」という認識。
無名のままがいい
子供が海賊狩りまくって、噂されず無名のままいられるわけがない。すでにシャボンディでは子供でも知ってる常識。オリ主は気づいてないけど、「あの子に関わると巻き込まれて危ないから近づいちゃダメよ」とか子供は親に言われてる。海賊じゃないから新聞で他の島とかには広まってないだけ。
エースは
まあ小説版でエースは、海兵を自分の船に乗って
この頃のエースはサボともまだ会ってないので、人生トップクラスで荒れてるだろう。
まあ印象変わろうが原作通り海賊になるけど。
世間にはこんな感じで良い印象持ってない人いるでしょうね。たしぎは良い印象持ってなかった。まああれは刀をお金稼ぐ道具にしてるのが嫌いだったわけだけど。
悪い意味の海賊ごっこ
原作で言うとクロとかワポル?
ワポルが海賊やってた理由は原作で出てるけど、クロは海軍や賞金稼ぎに追われたくないのになんで海賊になった……若い頃は
オリ主基準では引退した海賊はセーフだし世間的にも死んでるので、原作前の段階でクロの計画潰して愛(拳)叩き込み改心させて、参謀か執事として仲間にして一緒にのんびり農業ライフでもしようかとも考えたけど、それだとメリー号がルフィたちの手に渡る理由を考えるのが面倒だし、ルフィたちと戦った後だとナミと禍根があるしクロを鍛える時間が足りない。頭良いキャラ動かすの大変そうだしね。
あの特徴的な武器とか好きなんだけどなぁ。
髑髏の海賊旗の意味
ピクシブ百科事典に載ってた。ワンピースでもこの意味なのかはわからないけど、たぶん一緒の意味でしょ。現在でも海賊旗掲げて航海すると海賊扱いされるらしい。ワンピース見て真似して捕まったことある人が世界のどこかにいるかもしれない。
カイドウがルフィたちのこと海賊ごっこ呼ばわりした時はすごく納得した。麦わらの一味、全然略奪しないもんなぁ。あんなに食うのに食費どうしてんだろ? 空島の黄金換金したお金はサニー号の材料の宝樹アダムと宴会とかで使って、残り少ししか残ってないって言ってたし、スリラーバークで手に入れた宝がまだ残ってるのか?
それ(じじいと戦いたくないから海賊になるの止める)、言われたいなァ…
ガープさん、どんまい。まだ孫(将来の夢、海賊王)がいるだろう?
愛って叩き込むものだっけ?
ガープは拳に愛を纏って叩きこんでる。人によって伝わったり伝わらなかったりする。たぶん後の弟子のコビーには伝わってるんじゃないかな。肝心のエースとルフィには伝わらないみたいだけど。そりゃそうだ。
石投げたらクレーター出来る
山をサンドバッグ代わりにして8つほど粉砕した人外だからこのくらい余裕余裕。出来たクレーターはちゃんと2人で元に戻しました。