センゴクと映画のゼファー、あとはまあコングが元は大将なんだろうなってことくらいしかわかってないけど。
今回、この作品初めての割と真面目な戦闘。
戦闘シーンって書くの難しいなぁ。こんなに短いのに。
海軍本部より少し離れた、島と言うには小さな岩礁にて、ゴーグルをかけた、年端もいかぬまだ少年とすら呼べない幼児と、角刈の頭に海軍指定の軍帽を被り、バラを胸にさした赤いスーツを着た壮年の、幼児の3倍近くある大柄な男性が向かい合っていた。
少し離れた所では、赤スーツの男と同じく大柄な2人がいる。
1人は赤スーツと同じくらいの年で、胸にサングラスをさしたストライプ柄のグレースーツを着用し、テンガロンハットを被りタバコを吸っている。
もう1人は他の2人より少し若く、青いシャツの上から黒いコートを着用し、黒いサングラスをかけて、特徴的なパーマ頭に海軍のマークが入った帽子を被り、肘をついて横になっている。
「オレももう5歳。子供の1年は大人の1年より時間が長く感じると聞きます。ならばサカズキさんの1年よりオレの1年の方が10倍くらい成長著しいはず! 今日こそ、今日こそは! あなたに膝をつかせてみせます!」
「あらら……今日はまた、ずいぶんとやる気じゃないの」
「初めて会ってからそろそろ1年だからねェ。でもォ、その理屈はちょっと無理がないかァい?」
「ふん。お前のような小僧相手に海軍本部大将が膝をつくなど、正義の面目丸つぶれじゃろうが!」
サカズキさんには鼻で笑われるが、オレには秘策がある。実力不足は重々承知だが、今日こそやってやる!サカズキさん相手に鞭は効かない。オレの非力な武装色では簡単に破られ、マグマで焼き切られてしまうからだ。
というか他の2人にも効かない。クザンさんもボルサリーノさんも能力で作った剣にオレより強い武装色纏って簡単に切り裂いてしまう。ボルサリーノさんに至っては能力を使われたら当てられすらしない。
だから未熟な覇気と悪魔の実の能力でなんとかするしかない。一体いつになったらオレは六式を使えるようになるんだ? 未だにどれも純粋な体術では出来ない。膝から下をチェーンソーに変えて斬撃を飛ばす【
毎日鍛えてはいるが、肉体が貧弱すぎる。もっと筋肉つけないと。主食が野菜と果物だからか?肉を食べなきゃだめなのか?ベーコンの葉やロースバナナなら食べてるんだが……。
「今日こそ腹パンかまして沈めてやる! 【
足をジェットエンジンに変え、地面を蹴ると同時に足の裏から空気を噴出し、疑似的に【
「【
側面に回り、膝から下をチェーンソーに変え起動し、サカズキさんの顔面めがけて【
「【スクラップ・フィスト】!」
「おっ、初めて直接攻撃したなァ。今までは武装色が未熟でマグマに触れても平気な手段がないからって、足場砕いて作った岩とか氷に覇気纏って、ガープさんが砲弾でやるみたいにぶん投げてたのに」
「また何か能力の手札を増やしたようだねェ~。ほんとよくやるよォ。それにィ、いつもより体を変化させるスピードが速くないかァい?」
クザンさんとボルサリーノさんが話してる。
そう、ようやくマグマ対策の耐熱超合金に体を変えることができるようになったのだ。それも服ごと。最初は能力が覚醒したのかと思ったけど、自分の体以外で機械に変えられるのは服やサンダル、ゴーグル、手袋とかの身に着けてる物だけだった。体から離れれば元に戻ってしまう。まあこの3人も服ごと体を能力で変えてるしな。そういうものなんだろう。
何にしても、これでただの岩や氷にしょっぼい武装色纏ってオレの非力な肩で投擲するという、苦し紛れの攻撃からは卒業だ。まあ、武装色纏ってようやくマグマが平気になる程度の耐熱だけど。
さらにさらに、神経回路を電子回路に変えて反応速度を光速化する技、【
これで見聞色で先読みした相手の攻撃に、人外の反応速度で対応することができる。必要に応じて【
【
ガープさんといい、そろそろ膝ぐらいつかせたい。
欠点はあくまで反射速度と思考速度が上がっただけなので、今の状態でオレが実際に動けるスピードは普通。【
今のオレのスピードより早く動かれたり、避けられないような広範囲技をされたらどうしようもない。どちらもこの3人は可能。
だから今のうちに腹パン連打して膝つかせなきゃ。
……あれ? この感触、
「どうやらマグマに触れられるようにはなったようじゃが、じゃからというて油断しちょりゃあせんか? 最初に腹にかますと言われりゃあガードして当然じゃろうが」
「当たり前だねェ~」
「ああ。最初に顔吹っ飛ばして目つぶしした意味ねェな(せっかくあいつ見聞色上手いから攻撃先読みしづらいのに)」
たしかに……オレの【スクラップ・フィスト】は武装硬化できっちり防がれていた。でも腹が一番殴りやすい高さにあるし、金的は人としてマズイし……。
それよりこれはマズイ。すぐさま【
これは……ダメみたいだな。なんてことしようとしやがる! わかっていても止められない。そもそもすでに逃げ場が塞がれてる。これではとっておきでも逃げられないし、出来ればボルサリーノさんに初見でぶつけたい。
とりあえず首から下に武装色纏おう。でないと死ぬ。全身に武装色を纏うことは出来るのに、どうして武装硬化は出来ないんだ? 出来れば力技で突破できるのに。
「ふん。マグマで体が溶けんなら、むしろやりやすいわい(マグマで捕らえて海に落とすか)」
オレの周りの今立っている、マグマを冷やして出来た足場がボコボコ沸騰し、マグマに戻りオレに襲い掛かってくる。上はすでに体を変化させたマグマに覆われている。オレが突破できないよう、マグマに武装硬化のオマケ付きだ。
「【
とりあえず腕をドリルに変えて武装色纏って攻撃するが、ドリルの貫通力でもすぐには穴を開けられそうにない。
あわれ、オレの首から下は武装硬化したマグマに捕らわれ、噴火の推進力で宙を飛び、【
そのままサカズキさんは海に向かい、オレの体を首までマグマごと海につける。 ジューッと音がしてオレの体を覆うマグマが冷え固まり岩石となる。クウイゴスのサンダルの浮力があっても腕力で無理やり沈められては意味がない。
詰んだ……。
「終わったねェ。ありゃあもう無理でしょォ~」
「あらら……マグマが平気になった分サカズキの加減がなくなって、むしろいつもより早ェなァ」
2人の言う通り、これではもう
ドリルで岩石を砕くことはできるだろう。しかしそんなことをしたらオレの体が海に浸かってしまい力が抜けるし、能力も使えなくなる。そもそもこの現状、サカズキさんが手を放してオレの体を前に倒すだけで、オレは海に浸かる。クウイゴスのサンダルの浮力で足だけ浮いて逆さまになるという無様な姿を晒した上、力が抜けてもう戦えない。
というか……
「降参します、オレの負けです。でもですよ? こんな手段があるんなら、なんでマグマで捕らえてわざわざ海賊焼け死ぬまで待ってんですか! そのまま海に放り込んで、オレみたいな簀巻きにした方が戦闘早く終わるでしょうが!」
オレなら手足ドリルに変えて壊せるけど、たいていの海賊は何もできず、ただのサンドバッグになるだろう。
「いつも言うちょるじゃろうがァ。海賊という悪を許すな、悪は根絶やしにしろ、やるんなら、徹底的にだ……!」
「またそれ!? 会う度にそれ言われて、オレは頭がおかしくなりそうだよ!」
「そもそも何故ドリルやチェーンソーで直接わしを攻撃せん? 殺す気でやらんけェ、いつまでたってもあまっちょろい武装色のままなんじゃろうがァ」
「欺瞞! 殺す気でやらなきゃ武装硬化出来ないなんてサカズキさんしか言わない! またオレを海賊殺戮マシーンに洗脳する気でしょ!
「ちっ……相変わらず小賢しく口の回る小僧じゃのォ。ふっ、いやァ……今は口位しか動かせなんだなァ……」
「ぐぬぬぅ……」
「よくあの状態でサカズキにあんな口聞けるねェ……手ェ放されたら溺れちゃうよォ~?」
「せめて陸に上がってから言いなさいよ……」
まさかこんな戦法があったとは……この方法ならギリギリ生け捕りにできるだろう。その上でぶっ殺してるとか、この人ヤルキマン・マングローブより殺る気満々だ。両親のことバレたらマジでヤバイ。
もしもの時のために、全身機械化すると呼吸の必要がないことは、海軍関係者には秘密にしてる。上手く使えばオレの死を偽装できるから。
それにしても、まさか熱耐性の体に出来ても歯が立たないとは思わなかった。文字通り手も足も出せなくされるとは……。
オレの悔しがる顔を見て満足したのか、サカズキさんがオレを海から引っ張り上げる。
そしてオレをその辺にポイッと投げ捨てた。くそぅ、オレが勝ったら覚えてろよ……。
とりあえずドリルで岩を砕く。ドリルの正しい使い方だ。
「じゃあ次はクザンさん、よろしくお願いします」
「……やる気満々だったのを瞬殺されたばっかなのに、よくへこたれねェな……」
「まあ実力で劣ってるのはわかってますし、死ななきゃ平気でしょ。落ち込んでる暇あったら鍛えなきゃ。わざわざ組手の時間作ってもらってるのも強くなるためですし」
「いや、おれは息抜きできるしいいんだけどな?それに噂のことが……」
「ああ、クザンが1番色々言われてるからねェ。でもそろそろ消えるでしょォ?」
「オレが違うって言ってんのに聞く耳持ってくれない。センゴクさんとおつるさんのはすぐに消えたし、サカズキさんは叔父の噂だからそもそも被害少ない上睨んで黙らせてる。ボルサリーノさんはもう言われなくなったのに、何故かクザンさんだけまだ言われてるね」
「クザンはまだ若いのにすごい速さで出世したから、やっかみがねェ~」
「ああ、なるほど。元々悪ふざけで噂が立ちやすい立場だったんだ。大変だね」
「ガープさんにのせられるんじゃなかった……まさかこんなことになるとは……」
「お前はここ数年だらけ過ぎじゃけェ、好き放題言われるんじゃろうが」
「うるせェよ……お前はやり過ぎだ」
「フ~(まただねェ~~)」
ここにいる3人は入隊した時から
最近クザンさんとサカズキさんの間でピリピリした雰囲気が漂っているとか。…これは根も葉もない噂じゃなくてただの事実だな。サカズキさんはクザンさんにだらけていると言い、クザンさんはサカズキさんにやり過ぎだと言い返すのがよくある光景だ。出くわした海兵が居心地悪そうに去って行ってる。オレも今とても居心地悪い。よくボルサリーノさん顔色変えずタバコ吸ってるなあ。慣れてしまったか……。
ちなみにオレは隠し子くらいしか噂は立ってない。せいぜい、なんであのメンツの相手してまだ生きてるの? って直接言われるくらいだ。遠回しにオレに死ねとでも?
サカズキさんがマグマにしていた足場を整えてから、クザンさんと向かい合う。
「んじゃまっ、始めるとしますか」
「よろしくお願いします。えいっ」
さっきドリルで砕いた岩をこっそりポケットに入れておいた。それを取り出し、武装色を纏ってクザンさんに投擲する。
「うおっ!? いつの間にんなもん握ってたんだ? 手癖わりィなァ、オイ」
「小賢しい……」
「まあ、まともに戦っても勝ち目ないからねェ~。小細工で埋まる実力差でもないけどォ」
不意打ちでも躱されるか。まあ予想の範囲内。とりあえず最初は遠距離から仕掛ける。
両方のポケットからまた岩を取り出し、両手で交互に投げる。
「こんなに持ってたのか……でも数に限りがあるし、何度もされてもう慣れちまったぞ?(両手で交互に投げるとかホント器用な奴だなァ……ガープさんもやってるか)」
クザンさんの言う通り、ひょいひょい避けられてる。挑発なのか欠伸までしてる……いやあれは素だな。
ポケットの岩がなくなり、蹴りで足場を砕き岩を補給しようとしゃがむ。そこに、
「【
ここだ!
「【
「【アイス…ッ!? なんだ、こりゃァ?」
「クザンの手ェ、溶けてるねェ~」
「やはり何か企んどったか。あの様子じゃと、体温を高温に変えちょるようじゃのォ」
クザンさんがいつものようにオレの体を【アイスタイム】で凍らせようとしてきたので、体に触れられる前に体をストーブに変えて表面の温度を70度くらいまで上げといた。もっと温度上げられるけど、まあ実戦じゃなくて組手だし。ヒエヒエの実の能力者だからすぐ冷やせるでしょ。オレ自身が凍らされないことに意味がある。
海賊相手には500度くらいで掴んでみようか?…止めとこう、いきなりやってショック死されたら困る。100度くらいならいけるか? 温度加減は海賊相手にちょっとずつ上げて試すか。戦意を折るのに十分使えるだろう。
「せいっ!」
「おわっ!?」
「【スクラップ・フィスト】!」
地面に手をつき、その手を軸に驚いてるクザンさんの足に武装色を纏った蹴りを放って体勢を崩す。
立ち上がり体を高温にしたまま【スクラップ・フィスト】で殴りかかる……よし、今度は武装色でガードされてない。
「まともに食らったねェ~」
「やはり近頃だらけすぎじゃけェ、小僧の攻撃なんぞまともに食らうんじゃ」
このまま攻め続けて、膝つかせてやる! そのまま拳でクザンさんを殴り続ける。
「あらら……ちょっと油断しすぎたか?【
「【
クザンさんの【
「触れられねェなら、触れずに凍らせて閉じ込めるか。【アイス
「終わりだねェ~」
「熱で氷が溶けようが、小僧では間に合わんじゃろうなァ」
飛んでるオレの体が球状の氷に閉じ込められる。触れなくても凍らせられたのか!?
この氷も武装色で覆われてるが、オレの周りの氷は熱で溶けてスペースが出来る。こうなることはクザンさんもわかってるはずだが……。
見聞色で狙いを調べると……ああそういうことか。強くなるための組手で、敵対した時に備えて隠してることがバレるのは避けたいなぁ。クザンさんだけならまだしも、両親のことバレたら一番命狙ってきそうなサカズキさんには教える気がさらさらない。しょうがない、熱と武装色だけでなんとかあがいてみるか。
「【
全身をストーブに変えていたのを手足だけに限定し温度を500度まで上げ、さらに両手をドリルに変え武装色纏って氷を攻撃し続ける。熱でちょっとずつ溶けてはいるが、クザンさんも外から凍らせ続けている。
このままじゃ……ああ、もうタイムアップか。
氷で覆われた密閉空間で呼吸し続けたことで内部の酸素が徐々になくなり、酸欠でオレの意識が途絶えた。
☆☆☆☆☆
「何を海軍本部中将があんな歳の小僧の攻撃をまともに食らっちょるんじゃァ? だらけすぎじゃけェ、膝をつく寸前まで追い詰められるんじゃろうが」
「その話何度目だよオイ。結局膝つかずに勝ってんだからいいだろうが。おんなじこと何度も言うからロゼの奴にも反発されてんだろ」
「別に構わんわい。わしに反発しようが、あの小僧の海賊嫌いは変わらん。海賊という悪を滅ぼすため、十分利用可能じゃけェ」
「5歳のガキ利用して海賊滅ぼそうとするなんざ、随分自信がねェんだなァ海軍本部大将ってのはよォ……いや、お前が自信ないだけか?」
「なんじゃと? わしの力、お前の体で試してみるかァ? 氷でマグマに勝てるとでも思っちょるのか?」
「やってみろよ。マグマごとお前の体凍りつかせて、ただの石ころにしてやるよ」
「う、う~ん」
「目ェ覚めたかァ~い?」
「ボルサリーノさん? ……あの2人、何言い争いしてんの?」
オレが目を覚ますとボルサリーノさんが近くにいた。そして少し離れた所でクザンさんとサカズキさんが何やら言い合っている。
「クザンが君の攻撃まともに食らったでしょォ?そ れが原因でまァ~た口喧嘩だよォ~」
「オレが頑張ったでいいじゃん」
「そうだねェ。いい加減にしてほしいよねェ~」
「それにしても、クザンさんって直接触れなくても凍らせられたんだね?」
「昔からよくサカズキと意見が割れて諍い起こしてたから、マグマを触れずに凍らせられるように練習したみたいだよォ~?」
なるほど。たしかによく考えたら仲の悪い同僚にマグマグの実の能力者がいるんだし、氷に熱なんてオレでも考えつくような弱点、本人がよくわかってるか。まあ凍らされにくくなるから無駄ではないが。
そしてクザンさんが変わる前から元々仲は悪かったのか……。
「お~い。この子も目ェ覚めたし、その辺でやめなよォ~」
「ふん、お前に焼きを入れるのはあの2人が戦った後にするか」
「上等だ。お前のマグマみてェな頭冷やすのは後にしといてやる」
「まだ何か言ってる……」
「大将と中将がああだと、下に示しがつかんでしょォ……」
まだ何やら言い合いながら、あの2人がこっちに来る。
「よォ、体に異常はねェか?」
「うん、問題ない」
「そうか。まあお前も結構頑張ってたよ。特に、その、あれだ……忘れた。もういいや」
「そんなやる気ない慰めなら、ない方がマシだよっ!」
そんな話してる途中でわからなくなる程度の見どころなら、ないも同然だ。サカズキさんと言い争いしてる間に忘れたのか?
「じゃあボルサリーノさん、よろしくお願いします」
「もういいのかァい? まだ休んでてもいいんだよォ?」
「この2人ケンカしたくてうずうずしてるみたいだし、組手終わったらラーメンでも食べに行かない? いい年してケンカして居心地悪いし。オレ、ねぎ塩ラーメンで」
「ふふっ、そうするかねェ~。わっしはみそラーメンにするよォ~」
「オイオイ、2人だけでずるいじゃないの。こいつ凍らせておれも行くわ。おれァ冷やし中華で」
「誰を凍らせるじゃと? 氷ごと焼き尽くしちゃるわい……わしは担担麺じゃ」
この2人も一緒に行くのか……じゃあ些細なことでいちいち言い争わないでくれ、うっとおしい。センゴクさんが気にしてるから。こんな調子でこれからの海軍大丈夫なのか……? って。頑張ってください、あなた以外にこの人たちやガープさんの手綱握れる人なんて数えるほどしかいないんだから。コング元帥が元帥を引退したら、まず間違いなくセンゴクさんが元帥になるし。差し入れにおかきでも持ってくから。
そんなこんなでボルサリーノさんと向かい合う。
あの2人はギリギリ声が届くか届かないかの距離を開けて、クザンさんは肘をついて寝そべり、サカズキさんは座ってる。
「じゃあぼちぼち始めるかァ。どうせさっきの2人みたいに、わっしにも何か用意してるんだろォ?」
「やっぱバレるか。【
「……オイ、明らかに見た目がおれたちの時と違うじゃねェか。あんなもん隠してやがったのか……」
「あれが小僧のボルサリーノ対策なんじゃろうが、わしらには使わずに温存するとはずいぶんなめた真似をしてくれるのォ……」
離れた2人が何やら怒っているが無視する。その怒りは後で2人でケンカして発散してくれ。次からは2人にも使う気満々だが、最初はボルサリーノさんにぶつけたかった。
今のオレは服ごと全身を機械化し、首から下を丸ごと大きなジェットエンジンに変え、背中には大きな噴射口、そしてあらゆる所から空気を噴射出来るように体を作りかえている。今までは服が機械に出来なかったので思いついても出来なかった。服ごと変えないと服が破ける。
「ん~。たぶん普段足とか首からやってるみたいにィ、背中から空気を噴射して速く動くつもりなんだろうけどォ、それでわっしの光に追いつけるとは思えないよォ~?」
「まァそうだなァ」
「そもそも光にスピード勝負を挑む時点で無謀じゃろうが」
たしかに光にスピードで張り合うのはあまり賢い選択ではないだろう。だがだからこそ、これがこの人に通用すればたいていの人には通用するだろう。それに体のスピードだけで勝負するわけじゃない。
「光に追いつけるかはこれから試します! 【スクラップ・フィスト】!」
「ッ!?」
よしっ! 手応えありだ。
ブォン! とオレが殴った後に移動する音が響いてくる。
このまま攻撃し続ける!
「オイオイ、どういうことだ? ボルサリーノの奴、攻撃されてる場所と全然違う場所を武装色でガードしてるぞ」
「ボルサリーノが光で動く前に、小僧の攻撃が既に決まっちょるのォ。その上パワー不足を音速以上のスピードで補っちょる」
「(おかしいねェ……? 見聞色で攻撃を先読みしても、間に合わない上別の所を攻撃されている。光で距離を取ろうとすれば、その瞬間に殴られてる……一体何をしているんだァ?)」
「【
ボルサリーノさんを蹴り上げ、空を飛び追い越し上に回る。
そして、
「【スクラップ・フィスト】ォッ!」
全力で殴りつけて、背中から地面に叩きつけた。
やった! この3人相手に初めてダウン取った。どうせ光だから地面に叩きつけられたダメージはないが、初めて殴り倒したというのはオレにとってわかりやすい成長の証だ。
「オイオイ……膝つかせるどころか、背中を地面につけちまったよ」
「やはりあの小僧使えるなァ。海軍に入らんでも、あの海賊を生かそうとする甘い思想だけでも変えりゃあ十分じゃけェ(海軍を動かせん事態に上手く利用できそうじゃ)」
「ッたく、痛いねェ。せいぜい音速越えてる程度の速さなのに、わっしが避ける前に攻撃が来るのはどォゆうカラクリなんだァい?」
「ふふっ、ふははははははっ! 体を機械化して反射速度を光速に、思考速度を体のスピードに合わせることで、ボルサリーノさんの動きを見聞色で先読みして、実際に動く前に攻撃してるんだよ! この距離ならいくら光速で動けても、実際に動き出す前にオレが攻撃出来るっ。ついでにフェイント代わりにわざとオレの攻撃先読みさせて、後から攻撃場所変えたりもしてるね」
「……教えてくれるんだねェ~(すごく腹が立つ表情だねェ。あれェ? でもそれってェ……)」
「あいつ、そんなとんでもないことしてたのか(まだ武装色が未熟だから、全身武装硬化して周囲を氷で覆って閉じ込めればいいか)」
「ボルサリーノのスピードに通用すれば、ほぼすべての人間に通用するじゃろうな(小僧の甘っちょろい武装色の攻撃を、全身武装硬化で防いでマグマで囲むか)」
ボルサリーノさんが聞いてくるので、オレはかつてないドヤ顔で勝ち誇りながら高らかに種明かしをした。ガープさんには全身武装硬化で防がれた上、音速越えてるのに反応されたけど。あの人の反射神経人間じゃねぇ。まあでもこれから身体能力と武装色を鍛えれば、いずれ誰にも防げなくなるだろう。能力なしの素で
何より今のスピードでもボルサリーノさん以外の海兵からは、命を狙われても逃げられる。
「それで、わっしは降参するつもりはないけどォ、まだ続けるのかァい?」
「ん? そちらが続けるつもりなら、オレもやりますけど」
「そうかァい? じゃあ君の攻撃ィ、破らせてもらうねェ(すこし調子に乗り過ぎでしょォ。実力が足りねェのなら、勝てねェもんはいくら知恵を絞ろうが勝てねェよォ)」
何? ガープさんみたいに全身武装硬化で防いでカウンター入れるつもりだろうか?あの時は反応されたのに動揺して体を掴まれたけど、わかっていれば掴まれる前に離れればいいからそう簡単に捕まるつもりはないんだが。
「【スクラップ・フィスト】! なっ!?」
「ん~、遅いねェ~」
オレの攻撃はボルサリーノさんの手で受け止められていた。それが意味することはつまり、オレの攻撃は完全に見切られてる。
すぐに離れてまた攻撃するが、
「【スクラップ・フィスト】ッ!」
「やっぱり遅いねェ~。止まって見えるよォ(こりゃァ便利だねェ。使い勝手の良い技だァ)」
何度やってもオレの攻撃は受け止められる。
「な、何で急にオレの攻撃が!?」
「君ィ、自分の反射と思考の速度を能力で光速化してるんだろォ?」
「そ、それがどうかした?」
「わっしもピカピカの実の能力でやってみたら、おんなじことが出来るみたいだねェ」
「はあっ!?」
「……え、えぐいなァ、オイ。ロゼが頑張って編み出したんだろう技を、一瞬で自分の物にしやがった」
「こりゃァ決まったのォ」
「やってみたら出来たってことは、今まで1回も試したことなかったの!?」
「ん~? そうだねェ。それがどうかしたかァい?」
「なんで今まで試したことないんだよ!? 能力者になったばかりでもなし、光になれる能力なら、すぐに試してみてもおかしくないじゃん!」
「……返す言葉もないねェ~。今までビームや光速の攻撃だけで困らなかったからねェ(ゼファー先生のよく言う『能力に頼りすぎだ。』ってェのは、もっと身体能力や覇気を鍛えろって意味に加えて、わっしが能力を使ってるだけで、使いこなしてないって言いたかったのかねェ?)」
まさか今まで反射速度が他の2人と変わらないどころか少し遅いくらいだったのは、出来ないんじゃなくてただ試したことがなかっただけなんて……実力を越えるつもりが逆に強くしてしまった。どうすればいいんだ?
「まあ今はそれよりもォ、光の速度で思考や反応が出来て光で動けるわっしとォ、光の速度で思考や反応が出来ても音速でしか動けない君ィ。いくら見聞色で君が優れていてもォ、どっちが勝つだろうねェ~?」
「…………これが、絶望か……」
「じゃあいつものようにィ、光の速さで蹴られてみるかァい」
ボルサリーノさんの攻撃に、【
攻撃にカウンターを合わせるがすべて躱される。完全にジリ貧だ。一方的に蹴られるだけ。
これはもうダメだな……未来でも見えるようになるか、それともガープさんみたいに素の身体能力で反応できるようになるか、あるいは他の2人みたいな広範囲攻撃でもないと攻撃が当たらない。勝負にならない。
「こ、降参です。参りました……」
「ん~? もういいのかァい?」
「はい……もしかしてオレが殴りまくったの、怒ってます?」
「いやァ~? ぜェ~んぜん怒ってないよォ~?」
嘘だ、絶対怒ってる……この人ゆったりした喋り方の割に、実は結構短気だし。顔を中心に蹴られまくって体がボロボロだ……ゴーグル、壊れてないよな? ゴーグルも機械化してたから大丈夫とは思うけど……。
それにしても膝をつけることには成功したものの、結局誰にも勝つには至らなかったか。もう今のオレにはこれ以上出来ることはない。工夫でどうにかなる実力差じゃなかったか…。もしもの時のために、せめて逃げられるくらいにはならないとなぁ。
光学迷彩が欲しい。姿を消してオレの見聞色で気配を消せば、ボルサリーノさんからも逃げられるだろう。
「頑張ったじゃないのォ、まさかあんだけボルサリーノに攻撃入れるとはなァ……おれに使わなかったのは腹立つけど」
「あのスピードでチェーンソーを使い首を切り落とせば、前半レベルの海賊なら難なく殺れるじゃろうなァ。わしに使わんかったのはなめすぎじゃがな」
クザンさんに褒められると同時に不満を言われ、サカズキさんは不満を言うと共に隙あらばオレを海賊殺戮マシーンに洗脳しようとする。
「まあ結局また負けましたけど。今回こそはいけると思ったんだけどなぁ」
「甘く見すぎでしょォ。わっしに勝つのは100万光年早いよォ~」
「いや、ロゼが勝ち誇ってカラクリ教えてなきゃヤバかったんじゃないの? あと100万光年は時間じゃなくて距離だろ」
「ふっ、お前が最初に膝をつくことになるとはなァ。まあそれも仕方ねェか。ゼファー先生に能力に頼り過ぎじゃと言われちょるのはお前だけじゃけェ」
「……ロゼくんにあれを使わせることも出来なかった若造共がほざくねェ?」
「「ああ?」」
あ、あれ? 何か3人の雰囲気が一触即発なんだけど。とりあえず離れとこう。
「この中で1番年上だからって若造とは言ってくれるじゃないの? おれとこのバカが争ってる時にいつも自分は関係ねェって面ァしやがって」
「結局お前はわしとこのアホ、どっちの味方なんじゃ? 『どっちつかずの正義』なんぞ掲げおって。風見鶏が……」
「どっちもわっしには合わないねェ。一言で言うとォ……どっちも気に入らないねェ。いつまでガキみてェなケンカしてるつもりだァい?」
これはもうダメだな。まあずっと不満貯め続けて一気に爆発するより、たまに小出しに発散する方がマシか。
「とにかくあれだ。お前ら2人とも、ほら……忘れた、もういいや。とりあえずここで凍っとけ」
「お前ら2人ともたるんどるけェ、焼きいれてやらにゃあならんなァ。海軍本部大将として」
「光を捕らえられるとでも思っているのかァい? わっしの速さァ、ひさしぶりに味わってみるかァ? お前らの体でェ」
「【ジェット・ウォリアー】。【
見聞色で攻撃の気配を感じ取ったので、音速で飛んで空に逃げる。こんなケンカに巻き込まれて死んでたまるか!
「【アイス
「【
「【
始まったか……。
うわぁ……オレ、あの人たちに命狙われる可能性があるのか……全っ然実力が足りないな。
海に氷山と火山が出来てレーザーの雨が降り注いでる。天変地異でもここまでのことは起こらないだろ。
はあ、とりあえずまだ終わりそうにないし、おやつ食べに帰るか。
おやつを食べてゆっくり休憩して、母さんに晩は外で食べてくると伝えて、3人が戦ってる場所に飛んで戻ってきたがまだやっていたので、海軍本部に行って修行したり知り合いと話したりしてると7時を回った。
流石にもう気は済んだだろうと思い、また戻って来たんだが、
「そろそろ、凍ってもらおうかァ。【アイスタイムカプセル】!」
「その程度の冷気で凍るわけにゃあいかんなァ。【
「いい加減しぶといねェ~。【
まだやってる……いつまでやる気なんだ。
そろそろ口出しとこうかな?
オレは自分の手を拡声器に変化させ、攻撃に巻き込まれないよう十分離れた上空から、大声で声をかけた。
「おーい! もう日が暮れちゃったよ!? 何時までも海兵がケンカして、仕事はいいの!?」
「げっ……やべェ。もうこんな時間かァ」
「わしはもう今日の書類仕事は終わらせちょるけェ、問題などありゃせんが、そっちのアホは違うようじゃのォ?」
「いつまでもそうケンカ腰になるんじゃないよォ、まったく……ふ~」
これで止まらないようなら、後はセンゴクさんかゼファーさん呼んできてほっとこう。
「はあ…もういいや。続きは今度にしよう」
「何度やろうがわしのマグマで焼きつくしてやるけェ」
「血の気の多い奴らだねェ~。まだ蹴られ足りないのかァい?」
え? これから毎回この3人、あんな戦いするつもりなの? 冗談でしょ?
……今はそのことは考えないようにしよう。とにかくケンカは終わったんだし。
「じゃあ海軍本部の食堂にラーメン食べに行こ?」
「そうすっか……食ったら部屋に缶詰めだな、こりゃァ」
「いつもはもう帰ってる時間になったけどォ、家に帰らなくていいのかい?」
「おやつ食べに帰った時、外で食べてくるって伝えといた」
「わしらが戦い始めるといつの間にやら消えおって。戦闘に混ざるくらいの気概を見せんか」
「オレ、1VS1でも勝てない上に、3連戦した後だったんだけど? 修行で再起不能の傷負ったら元も子もないでしょ」
「最初の2戦は奥の手隠しちょったろうが」
「そういやァそれがあったな。ずいぶん余裕かましてくれるじゃないの?」
根にもたれてた……
「いや、あれは一番速いボルサリーノさんに初見でどこまで通用するか確かめるためだから。この人に効けばたいていの人はオレの速さに反応できないでしょ……まさかあんなすぐ真似されるとは思わなかったけど」
「便利な技ァもらったよォ~」
「これで書類仕事も光速で出来るね。オレも毎日あれで本読んでるよ」
「……君ィ、あんなすごい技そんなことに使ってるのかァい? わっしも読書は好きだけどォ」
「時間の節約になって便利だよ?」
「……なあ、ボルサリーノ。その技の練習がてら、書類仕事手伝ってくれねェか?」
「なァんでわっしが。自分でやりなよォ……」
「やっぱダメかァ……」
「当たり前じゃろうが」
「この足場は……ほっとこうか。こんな
案の定ボルサリーノさんが光速移動で一着、次に音速で飛んだオレ、噴火の推進力の差でサカズキさん、最後にクザンさんになった。クザンさんも氷で妨害とかしてたけど、まあスピード対決は分が悪い。氷の能力をスピードに利用する方法なんてオレには思いつかない。
食堂に行きクザンさんのおごりで、さっきの宣言通りの注文をする。
オレやクザンさんにボルサリーノさんのは普通のねぎ塩ラーメン、冷やし中華、みそラーメンだが、サカズキさんの担担麺は豆板醤マシマシのスープがぐつぐつ煮えたぎっていた。この人いつもこんなの食べてるのか……体に悪そう。
後日、オレが考えないようにしていた予想通り、オレと3人の組手の後に、あの3人の三つ巴の戦いが恒例行事になった。これで今よりもっと強くなるんだろうなぁ……。
オレがこの人たちを越える日は来るのだろうか?
いや、疑わないことが強さだったな。自分を疑ってちゃ、勝てる勝負も勝てなくなる。絶対越えてやる。
赤犬、黄猿、青雉の服装
赤犬はここではもう大将になった設定なので、原作の頂上戦争時と変わらず。
黄猿はまだ大将じゃないので、アーロン捕獲時の格好に、胸ポケットにサングラスひっかけてる。本来アーロン捕獲時にサングラスをかけてた描写はないが、海軍入隊時はニット帽の上にかけてたので持ってはいるはず。
青雉もまだ大将じゃないと思うので、バスターコールの時の格好。アイマスクはまだない。
赤犬と青雉はすでにギスギスしてるけど、まだ麦わらの一味でいうクソ剣士、アホコックと呼び合うような仲の悪さ。
子供の1年は大人の1年より時間が長く感じる
ジャネーの法則と言うらしい。今回調べて初めて名前知った。
これによると去年4歳だったオリ主の体感時間は1年÷4歳=0.25年、去年35歳だった赤犬の体感時間は1年÷35歳=0.02857年なので、10倍くらいというのは適当に言ってるわけではない。
【
まあそんなことは勝敗に一切関係ない。まだ実力的に蟻VS象。
お前のような小僧相手に海軍本部大将が膝をつくなど、正義の面目丸潰れじゃろうが!
ぐう正論。
5歳児に海軍大将が負けるとか海賊になめられて襲われそう。そして返り討ちにする。
赤犬は過激だけど三大将で1番海賊を捕まえてそう、死体で。海賊絶対殺すマン。まあ大海賊時代だから、徹底的にやらなきゃ海賊いなくならなさそうではある。海軍は海賊嫌いな奴ばっかだろうから、恐れられつつも人望ありそう。
煽りスキルも高く、海賊騙して仲間割れさせたり挑発して逃がさなかったりする。精神攻撃は基本、見聞色解けるし。でも自分が挑発されたらすぐキレそう。子供時代のイラスト的に、海兵だった家族を海賊に殺されたのかな。子供の時は左手でナイフ持ってるけど、海軍入隊時は右利きの刀の背負い方してるし、頂上戦争では右手で白ひげやエースに攻撃してたので利き手はわからない。
海賊を殺さず、民間人や海兵ごと攻撃せず、悪を可能性から根絶やしにさえしなければ、オリ主はもっと赤犬に心を開いてるが、それはもはや赤犬ではない別の何か。性転換して「てってー的にアンチエイジングよ!」とか言ってそう。
三大将の中では正義がわかりやすいのでセリフ考えるのが一番楽。方言口調だけが難点。
ベーコンの葉、ロースバナナ
トリコのグルメ食材。名前通りの食べ物。捕獲レベルたったの1と2なので
クロスオーバータグは他の漫画の果物、野菜を出したかったから。やっと出せたぁ……。
【
ベビー5の【
【スクラップ・フィスト】
遊戯王5D'sの主人公、不動遊星のエースモンスターの一体であるジャンク・ウォリアーの技から。鉄の拳を相手に叩き込むパンチ。
ルフィの【ゴムゴムの
武装色纏ってようやくマグマが平気になる程度の耐熱だけど
十分なんじゃないかな? ただし今回はそのせいで、サンドバッグみたいな見た目になった。
【
アイシールド21の金剛阿含の神速のインパルスから。
ハンター×ハンターのキルアの
最初に腹にかますと言われりゃガードして当然
技名も言わない方がいいが、これはワンピース世界のルールなので言わざるを得ない。
金的は人としてマズイ
オリ主の基準で金的する奴と女に腹パンする奴は外道。男に腹パンは余裕でOK、男には子宮ないから。正当防衛や相手が海賊の場合は金的や女への腹パンもセーフ。自分がする気はない。
【ドリル・ランサー】
遊戯王5D'sの主人公のモンスター、ドリル・ウォリアーの技から。手をドリルに変えて攻撃する技。
見た目遊戯王ARC-Vの黒咲隼なのに5D'sの技ばっかだな。早く能力覚醒して
この方法ならギリギリ生け捕りにできるだろう
ワンピース世界は海軍G‐5が海賊を火あぶりにしても、たしぎが海賊イジメで済ませる程度だからたぶん死なない。あの世界では火あぶり=根性焼き感覚なのだろう。同じページで火を消され、槍で刺されたりしてたけど、まだピクピク動いて息があった。
モブでこの生命力か。普通は生け捕りの方が楽なんじゃないか?
現実だと火あぶりは残酷な部類の処刑。近年、根性焼きがいじめで使われたりするらしいが、火あぶりも根性焼きもしてはいけない。ていうかイジメもダメです。
いつものように【アイスタイム】で凍らせる
オリ主は体が機械製でまともじゃないので、後で赤犬のマグマやたき火の熱で氷溶かしてもギリ後遺症なし。ご都合主義、もしくはギャグ補正かもしれない。よって青雉が一番悪魔の実の能力的に制限なしで戦ってる。一応加減はしてるが。
子供時代の格好から、もしかしたらドーン島の
【アイスサーベル】の持ち方や、右手をよく使っているのでたぶん右利き。
体をストーブに変えて表面の温度を70度まで上げといた
人間の皮膚は70度だと約1秒触れると損傷するらしい。ワンピースだともっと上げないと火傷しなさそうだけど。黒ひげとかエースの炎を食らってあちちちちで済んでるし。
海賊相手には500度くらいで掴んでみようか?
やれ
古代ギリシアの拷問および処刑器具である、ファラリスの雄牛の内部温度が450度らしいです。
体が軽すぎて吹っ飛ぶ
オリ主のメカメカの実の能力は【
ねぎ塩ラーメン、みそラーメン、冷やし中華、担担麺
見事にバラバラ。オリ主はネギが食べたいだけなのでスープはどれでも好き。黄猿はビブルカードにみそラーメンが好物と書いてる。赤犬はとうがらしが好きと書いてるので辛い担担麺。まだビブルカード出てない青雉はヒエヒエの実の能力者だし、普通の熱いラーメンより冷やし中華の方が好きそうなのでこうなった。
【ジェット・ウォリアー】
遊戯王5D'sの主人公のストラクチャーデッキ収録カードから。
もうオリ主の見た目を不動遊星に変更した方が良いレベルだが、もし変更したら髪型が特徴的すぎて浮きそうなのでこのままいく。遊星はレイリーにもシャッキーにも似てないけど、黒咲ならまだシャッキーに比較的似てるし。
胸、肩、背中がジェット機みたいなモンスター。
音の壁を越え耐えるための変身。思考速度は【
今はマッハ1以上のスピード。界王拳みたいにこれから数字が上がっていくが、マッハ3以上は全身に武装色を纏わないと体が熱の壁に耐えられず死ぬ。
今わかってるワンピースの速さと比べると
ピカピカ≧ゴロゴロ>越えられない壁>【ジェット・ウォリアー】>ギア2≒
今の三大将(思考と反射神経光速状態の黄猿を除く)なら見聞色で先読みしないと反応は出来ないけど、目で追えはするスピードだと思う。光速は流石に目では追えないと思うけど断定はできない。
ちなみにガープやレイリーみたいな0世代の全盛期は、光速でも目で追った上反応する。
オリ主や三大将がチートキャラなら、全盛期0世代はバグキャラだと思って書いてる。修行不足だと今回のオリ主VS黄猿戦は画面に何も映らない放送事故になる。
命を狙われても逃げられる
オリ主は三大将たちより強くなりたいとは思っているが、海軍に命狙われても再起不能にしたり、そもそも組手や訓練以外で戦う気がまったくない。何の得も、戦う理由もないので。自分たち家族のことはほっといて海賊狩ってくれと思ってる。身に着けた実力は海賊にぶつけるつもりで鍛えてる。
100万光年早いよォ~
黄猿は冗談のつもりで言ったのを青雉にマジレスされてイラッと来た。まあその次の赤犬の煽りでもっとキレたけど。
わっしも読書は好き
子供時代のイラストからたぶん勤勉家。任務にも忠実。ベガパンクと科学の話でもしてるかもしれない。パシフィスタがレーザー撃てるし。
黄猿は子供の時は左手でペン持ってるように見えるけど、左手に腕時計みたいに黒電伝虫つけてたり、【