こんな作品でも楽しんでくれたら光栄ですm(__)m
それでは、どうぞ!
1905年に各地で見つかった高度な文明を残した『遺跡』から発掘された物質『
しかし、コイツは核の放射線よりも厄介で2030年、中国・上海沖の北蘭島から全ての悲劇が始まった。
とある
その粒子が降り注いだ地域は人間の生存が不可能なレベルにまで汚染され、被爆した生命はE.L.I.D(広域性低放射感染症)を発症しゾンビやミュータントとなって他の生物を襲うという地獄絵図が生まれた。
コーラップスによって世界が汚染され大量の人が死んだ最悪の事件『北蘭島事件』から15年間、各国に外交摩擦が頻繁に起こり国際関係が修復不可能の域に到達すると第三次世界大戦が勃発、世界各国は大量の核兵器の使用という過ちを犯した。
その戦争は2051年の6年間行われ、核兵器が多く使われた事による狭かった生存圏の縮小とEMPの頻発によってコンピューターに依存する空軍戦力と海軍戦力は使えなくなり、白兵戦が主流となり少なくなった人類の数は激減したが人類は滅びなかった。
それは、『北蘭島事件』による人類の激減による労働力不足を補う為に作られた存在『自律人形』の存在があったからだ。
人間に近い疑似人格、生体パーツを使用することでほぼ人間と区別がつかない外見を与えられた人形達は、直ぐに人間社会に溶け込み社会に多大な貢献をしていた。
戦争が始まれば軍事目的で転用された戦闘用『戦術人形』が生まれ戦争でも活躍していた。
その中でも強靭で頑丈な『イェーガーシリーズ』を手掛ける『鉄血工造株式会社』と高性能の人形『CSDシリーズ』を手掛ける『I.O.P社』の二社は世界にその名を轟かせ巨大な企業へと躍進していく。
第三次戦争終了後、国家運営が困難になるレベルまで衰退した国家は重要な都市だけを直轄管理し、その他の都市の運営を入札によって権利を獲得した『
先は真っ暗だが、少しずつ回復していった人類だったが2061年、最悪な事件『蝶事件』が起きてしまった。
大企業に成長した鉄血工造にテロリストが押し入り、その際に防衛システムが作動したのだが、発動した瞬間に全鉄血人形のAIが致命的なエラーを起こし人類抹殺を鉄血工造の全従業員の殆どを抹殺し鉄血工造は崩壊し、人類を攻撃を始めたのだ。
今は、ロシア内務省系の退役軍人の『ベレゾヴィッチ・クルーガー』が設立したPMC『G&K社』が対処しているが戦況は一進一退ともいえる状況だ。
そんな前門にミュータント共、後門に鉄血人形という希望もないクソッタレな汚染された地で今日も生きている。
俺の名前は『丈二・ルキーチ・ニコフ』。こんな名前だがハーフではなく純日本人で、機械修理と傭兵紛いの仕事でどうにかしている灰色に近い黒髪が特徴的な無精髭がチャームポイントの31歳のしがない機械技師だ。
今は少しボロい2.5LDKのマンションにある自室でとあるガジェットの製作を終え、今日は、仕事の依頼メールが来ないから中古の電気ホットアイマスクで疲れた目を癒している最中でもある。
2030年、コーラップスの汚染で亡国となった日本から亡命した両親の間で俺は産まれたのだが、その一年後にとある街で起きた内紛に巻き込まれ両親は死亡、今は亡き義父でロシア軍人だった『ヨシフ・ルカ・アキム』に保護されロシア軍で育ち、機械や戦術人形の設備兼コンピューター関連の仕事を従事しつつ戦場に出ていた。
因みに丈二は俺の両親が付けた名で姓については義父曰く、両親が姓を言おうとしたが力尽いて死んだらしく知らないとのことだ。
2050年の20歳の頃に義父がリーダーをしていた特殊部隊に人形や機械担当の兵士として2057年で解散するまで入隊し続けた。
軍を除隊した後は、2061年の蝶事件が起きてから1ヶ月後まで、自分が培った技能を用いてホワイトハッカーとしてコンピューター関連の依頼をこなし、時にはフリーの傭兵としてまたはあるときは機械技師として、時折退職金を削りながら食い扶持を繋いでいた。
そんな俺にはある秘密がある。それは、自分が俗にいう『異世界転生者』であることだ。
ぶっちゃけ頭が可笑しいとか精神病院に行く?と言われるレベルだが、それを証明する要素が二つある。
一つは前世の記録があること。今世とは違い遺跡とかコーラップスとか存在せず、第三次世界大戦とは無縁な世界だった。
前世の俺はごく普通に過ごしサブカルに嵌まりながらも機械関連の仕事を従事してそこそこの長い人生を謳歌して独身のまま大往生した。
俺がコンピューターや機械類が得意なのは、前世で機械技師として働いた経験があったから、ロシア軍でも核兵器によるEMP影響で最新のコンピューターが使えず、人材不足もあって古いコンピューターや機械等を使えたり修理出来る人物が少なかったから俺は貴重な人材として扱われてた。
まぁ扱える人間が少ない事もあってか修復やら何やらで毎日が大変だったし、機械に強くてなまじ義父に鍛えられたせいもあって、義父が所属する特殊部隊に配属されて相手の通信傍受とか戦術兵器の破壊や強奪等の特技兵として激戦区にかなりの頻度で行く羽目になったけどな!!
ふぅ、思いだしたらきりがないから次に行こう。
二つ目は、異世界転生でお馴染みの神様に出会った事と、その特典を貰ったことだ。
大往生した後、目を開けるとウニユ塩湖のような綺麗な景色が広がっていた。俺は、老体に鞭を入れながら絶景を見つつ辺りを探し回ると、真ん中にある小さな孤島に積み重なった沢山の本棚の上で、灰色に近い銀髪を風で靡かせながら青年が一冊の書物を読んでいた。
俺はその青年に話し掛けると彼は気付き、カヲル臭全開な台詞と動きでソイツは本をたたみ降りると、俺に自己紹介をした。
コイツの名前は『 』。好青年に見えるが意味深な事を言うエヴァ科カヲル系男子で、数多く存在する神様の中で輪廻転生を担当する神が一人らしい。
瑠璃のような赤い眼は、全てを見透かしているかのような感じで終始気味が悪かったが、どうやら話を聞くと俺は神のミスで殺された訳ではなく、ごく稀に奇跡的な確率で転生者として選ばれたとの事だった。
それで生き残る上で必要な力を渡すと言ってくれた転生特典は、身体能力と悪運(彼曰くハリウッドアクション級)、それと虚空から、読んでいた本とは別の"時折鼓動している赤い本のような何か"だった。
ソイツは俺に『良い旅を。』と笑顔で言うと、その赤い本を心臓部にめり込ませると本は身体に侵入していく。
俺はその際に起きた激痛に耐えきれず気絶、7歳の時に知恵熱で気絶し目が醒めたら前世の記憶が戻っていたという訳だ。
そして2061年の現在は、依頼のメールが来ない為、暇潰しにガジェットを製作しながら31歳の誕生日以降、使えるようになった二つ目の機能を使っている訳だ。
その二つ目の能力が、今まで培った情報や知識、人生を『データ』という形で纏める能力『menu(命名:俺)』だ。
本を開くイメージをしながら目を瞑ることでmenuが発動し、俺が今まで生きてきた中で起きた出来事、学び得た知識や情報等を記録し、ゲームみたいなシンプルなメニュー画面に保存、閲覧することが出来る能力だ。
しかも、設計図や地図といった情報をメニュー画面を操作することで目を開けた状態でもそれに関する情報が表示されるので結構便利だったりする。
因みに表示されるデータは俺にしか見えていない素敵使用だ。
しかし、メニュー画面を開いている時は少しだけだが無防備な状態になる所と、目の前にデータを表示させる時間や複数のデータ表示してしまうと脳に負担が掛かって、頭痛が酷くなり悶絶するという欠点を持っている。
今は、両眼を癒しながらメニュー画面にある『記録』を確認して俺の前世から転生、今世で起きた出来事と、第二の能力『menu』を再確認していた所だ。
おーれはふぁっとまん~♪せんじょうのはこびや~♪
おっと、どうやら依頼のメールが来たな。どれどれ、依頼人はガユマン、本名じゃないなコレ。っで依頼内容は『人形』の修理とフムフムフム。
それで....依頼成功料と前払いが......くっそ高っ!?
えっなにコレ!?この仕事始めて一番の報酬金額なんだけど!?コレ『だまして悪いが仕事なんでな。』って感じで殺されないよな!!5回程あったから凄い怖いよマジで!!
ちょっと恐いな、相手には悪いがハッキングして誰が送ったのか確認するか?いや、それがバレても面倒だしなぁ....。
よしっ!断ろう!!それが絶対に.......
うわぁ.....迂闊だった。興奮して気配を察知するの忘れてた。
人形察知式レーダー『感知するぞよver5』から三体の戦術人形が玄関ドアでスタンバってるよ。
しかもこのシグナル反応、違法改造仕様じゃないですかやだー。
しかも同じ依頼主のメールから『依頼を断ったらどうなるか分かってるね?;-)』って来たよー。
もう、コレ受けるしかないな。よし、取り敢えずマカロフをバレないように隠した。隠しナイフもOK、よしっ玄関を開きますか。
せめて面倒な事にならないと良いなぁ......。
オマケ
丈二・ルキーチ・ニコフ 31歳(日本人)
身長:175cm,
体重:59kg
容姿:灰がかった黒髪と無精髭で何か疲れたかのような顔
前世は独身だったが、機械関連の技術者の中でそれなりの功績を残し大往生した転生者。
カヲル系神様『 』にハリウッドアクション張りの身体能力と悪運、能力『menu』を貰いドルフロの世界に転生した。
機械類やコンピューターに強く、転生後はその才能を発揮、古いコンピューターも使えることから義父ヨシフ・ルカ・アキムが所属する特殊部隊で機械関連の特技兵として活躍したが、彼が27歳になった2057年にある事情で解散しそのまま除隊した。
その後は自分の特技に生かしつつフリーの傭兵兼技術屋として働きながらホワイトハッカーとして活動し、稼いだ金と退職金を削りつつ食い扶持を繋いでいた。
趣味はガジェット製作。
転生しても『menu』が31歳になるまで使えなかったり、一歳の時に両親が死んだり特殊部隊に入隊して激戦区に何度も赴いたりとハードな人生を送っている。
能力『menu』
丈二が31歳の時に解放された能力。丈二以外の人物は閲覧不可能である。
彼が今まで培った知識や情報、体験した事を記録して保存する能力。本を開くイメージをしながら目を瞑るとゲームのようなメニュー画面が表示される。
地図や設計図といった情報はメニュー画面を操作することで目を開けた状態でもその情報が表示された状態になる。
欠点は発動している間は集中しているため少しだけ無防備になってしまう。
そして、長時間使用や眼を開いた状態で複数のデータ表示し続けると脳の処理が追い付けなくなり酷い頭痛が起きてしまうこと。
副次的な能力の影響か、七歳の頃から丈二の暗記能力や空間把握能力はかなりのものであった。
基本的に武器や機械及び人形の修理や開発・改造、日誌や設計図として使われている。
イメージとしては、『NieR:Automata』のメニュー画面