革命世界エデンジア♢選ばれし主人公レイ   作:レイガース

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何が起こったか分からない世界で、レイは一人の女子生徒を助けた。女子生徒の情報を基に、レイは次なる目的地に足を踏み入れる。


スキル:2 こん棒と魔術師

レイが助けた女子生徒の名は、相馬カナンという。同じクラスの生徒である。レイは彼女から、ワンオブソードのタロットカードを受け取り、二枚のタロットカードを揃える。まだまだたくさんのタロットカードが散らばっている。

 

「レイって、昔から不思議だったけど、世界を救える力も持っていたなんてね。私も何だが、何がどうなってるか分からないからレイに着いてくよ。よろしくね」

 

カナンが仲間に加わり、二人で行動することになった。どうやら、たまたま学校に逃げてきたカナンが、学校に徘徊する感染死人アンデッドに遭遇したらしく、そこにレイが助けに来てくれたということらしい。

 

「タロットカードってさ。全部で78枚あるんだってね。よく占いに使われるらしいけど、レイもそういう運命にあるのかな?」

 

「そうだね。他にも、アンデッドに襲われている人がいるかもしれない。今は俺しか力持ってないけど、それで助けられるのなら、助けたい」

 

レイとカナンは、体育館の辺りから大きな音が聞こえたのを聞く。二人は体育館に急ぐ。途中、アンデッド化した多数の生徒に出くわし、レイが新たに手に入れたワンオブソードを解放する。騎士の精霊が登場して、アンデッド生徒を次々に倒していく。

 

道が開け、精霊をカードに戻して体育館に急ぐ。

 

「ちょっと、やめて!どうしたの、クツガヤくん」

 

女子生徒の声が聞こえる。

 

「レイ、あの声。きっと、メネンちゃんだよ!早く助けよう」

 

「ああ」

 

女子生徒の声を頼りにそこまで行くと、男子生徒が女子生徒を守りながらアンデッド生徒から逃げようと必死になっている。

 

「クツガヤか?今助ける!」

 

レイはウェールオブフォーチュンのタロットカードを解放し、時計の精霊を呼び出す。しかし、後ろからもアンデッド生徒が続々現れ、倒しきれない。もう一つの精霊騎士を呼び出すも、数が多過ぎて逃げ道がない。

 

すると、カナンが目眩に襲われて、壁にぶつかる。

 

『ようこそ、おいで下さいました。私はクイーンネイル。レイ様を助けたいのなら、貴女に眠るマジシャンのカードを解き放ちなさい』

 

カナンは再び目を開け、手に宿るタロットカードを解放する。マジシャンズカインが登場して、多数のアンデッド生徒を浄化していく。

 

「すげえ。レイもカナンも、凄いぜ」

 

クツガヤを退け、後ろにいた女子生徒がカナンに飛び付く。

 

「助けてくれてありがとう。レイくんも」

 

「おいおい、俺も頑張ってただろう」

 

女子生徒メネンはクツガヤにツンとした顔をした。その後、一枚のカードが足元に落ちる。クツガヤはそのカードを拾う。

 

「英語字だな。えーっと、エースオブワンド?」

 

クツガヤはよく分からないので、レイにカードを渡す。

 

「これで4枚のカードが集まったな。ところで2人は、どうして街や学校がこうなったのか知ってるのか?」

 

クツガヤは腕を組み、うーんと唸る。

 

「あなたが保険室に行ってから、外が騒がしくなったのよ。多分、それが関係してると思うけど、原因は分からないわ」

 

メネンは冷静にそう言うと、少し安心したかのように、腰を下ろす。

 

「にしても、レイもそうだが、カナンも凄い能力使えるなんてな」

 

カナンは何かを考えながら、

 

「私も、レイくんに助けてもらったの。で、2人を助けようとしたら、使えるようになったというか、何というか」

 

「何にしても凄いぜ。俺も使ってみて〜」

 

世界は未だに混乱の渦にあるようだ。たまたま助けたこの3人の他にも、まだたくさんの人が恐怖に怯えているに違いない。

 

「アンデッド生徒が発生してから、街も騒然となったの。学校から逃げ出した生徒もたくさんいて、私やクツガヤくんは、校内で逃げながら隠れていたの。カナンはどうしたの?」

 

「私は、一度学校から逃げ出して、そこから家に向かったんだけど、アンデッド化した人たちに遭って、学校に逃げ戻ったの。でも、そこでもアンデッド化した生徒に襲われて、レイくんが助けに来てくれたの」

 

レイは、手にある3枚のタロットカードを見ていた。自分が使えるカードは3枚。魔術師のカードはカナンに預けているので、合計で4枚だ。

 

「とりあえず、校内から出ましょう。守りを固めるのもいいけど、ここだけじゃ、情報が少ないわ。確かに外も危険よ。でも、閉じ籠ってたって、いつか囲まれてお終いだわ」

 

メネンの言うとおりだ。情報が少なく、外の様子が分からないのでは、動きようがない。安全な場所を探して、隠れながら助けを求める人を少しずつ救っていくしかない。

 

「よし、行こう!目的地は、ここから近い、駅前広場だ!」

 

おー、と3人は威勢よく叫ぶ。

 

ー関西、大阪市の某学校。

 

「たった数時間でこの有様か。ここに残っているのも、私たちだけのようだな」

 

「関東でも、動きが活発化しているようね。いつか当たるかもね」

 

「俺らだけじゃあるまい。力を持っている奴等は。まずは救出が最優先だ」

 

謎の3人はアンデッド化した犠牲者を出くわした。彼等もレイたちと似たような力を使う。関東、関西で激しく状況が動き出していた。

 

ー第三話スキル:3に続くー

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