俺の第2の人生は戦車道と言う競技のある世界でした   作:ふみみん

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夜中に前書きを打っているので初投稿です。
今は絶賛失業中でこのペースで投稿できていますが、
もうそろそろ本気出して就職活動せなあかんと思ってるので
更新はだんだんと遅くなると思います。

働いてる時は働かないのがこんなにつらいものだとは思わなかったゾ。


3・大人のお話です!~前編~

私はしぃちゃんに自分の書斎へと通された。

「さてさて、しぃちゃんが私を呼び出した理由を聞きましょうかね~」

子供達を遊びに、パパ達はパパ達で整備場に行かせてある。

「理由ですか?久しぶりに友人に会いたかった……それだけではダメですか?」

お茶をすすりながらしぽりんが話をする。

「いや~、流石にそれはありえないかなぁ~?」

そうだったらいいんだけどさ~。

()()()()()()()って時点で今までじゃあり得ないもん」

あり得ない……そう、あり得ないのだ。

 

 

「だって西住流を散々扱き下ろした張本人だよ?」

「……」

 

 

 

 

 

 

話は数十年前……自分達が学生だった時まで遡る。

私としぃちゃんはそれぞれの学校で隊長をしていた。

私は個々があまり強くないこともありみんなで協力して勝利を挙げる戦車道を。

しぃちゃんはやはり西住流の教えに沿った様な形で戦車を動かしていた。

 

撃てば必中 守りは固く 進む姿は乱れ無し 鉄の掟 鋼の心 それが西住流

 

いかなる犠牲を払ってても勝利を掴む勝利至上主義。

当時から西の西住、東の島田と言えば畏怖の対象であり

どの高校も対戦すれば敗北必至と言われていた。

 

 

事が起きたのは戦車道全国高校生大会決勝。

私達は数車両で迂回し側面から砲撃する別働隊として動いていた。

「隊長、本隊発見」

スコープ越しに敵車両を視認する。

「おいおい、プラウダとか聖グロのほうがまだ警戒してたぞこれ」

「これが王者としての戦いってやつ?」

「少なくとも数年前より弱体化してるのは間違いない、OGが言ってたからね」

どう足掻いても勝てなかったと聞いたことがある。

「昔はとんでもない速度で統制された車両が制圧前進、ファランクスがものすごい勢いで

小細工を踏み潰しながら突っ込んでくるようなもんだったって」

「でも今見る限りその様子はないよなぁ……」

足場が悪いとはいえ隊列は乱れフラッグ車の護衛もおざなりだ。

隊長の力量なのかそも部隊の錬度が低いのか。

これ見る限り後者だろうな。

これまでの試合を見ても隊長車だけは次元が違ってたもの。

ただ、今日以前の部隊と比べれば全然マシだな。

準決勝なんて個々はそこそこ強そうだったけど連携がまるでなってなかったし。

 

「隊長車突っついたら面白くなるかなぁ?」

隊長車に標準を合わせる。

でも今日のはなんか余裕なさそうだなぁ、あの隊長……本当に西住流?

「照、楽に終わるならそれにこしたことはないよ……ん?」

味方部隊との連携の最終確認を終え攻撃を加えようとしていた時だった。

しぃちゃんの学校の最後尾の戦車が川に滑り落ちた。

誰のせいでもない、朝から降り続く雨が足場を脆くしてしまっていて

戦車の重量に耐え切れず崩れて滑り落ちてしまった。

川も増水し始めているので戦車の安全性考慮したとしても、

迅速に救助に向かったほうがいいだろう。

何かあってからじゃ遅すぎる。

 

 

 

だが、一度は止まった本隊の戦車は進撃していた。

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

「おいおい!何考えてんだあいつら!?」

驚く隊長、それをよそに黒森峰は進軍していった。

「クソッ!完全に置き去りにしやがった!」

 

沈んだ車両が移動してくるなんてことはない。

完全に水没したためエンジンがかからないのだろう。

雨は降り続き今もなお水かさは増している。

この悪天候だ、本部の救助が遅れたら?

もし車両内に水が浸水していたら?

特殊カーボンでコーティングしてあり競技用に改造してある戦車だ、きっと安全なのだろう。

 

だが、絶対などありはしない。

 

「隊長!本部に問い合わせても異常は確認されずとの回答が!」

 

()()()()()()()()

高校戦車道連盟にもかなりの数の西住流が絡んでると聞く。

ここ数年、黒い噂を何度も聞いた。

 

 

 

ふざけるな、何が西住流だ。

何が勝利至上主義だ。

何が王者だ。

 

人命より重いものなどあるものか。

 

もし、救助活動をし始めたのであればこちらは手を出すつもりはなかった。

甘いかもしれない。

しかしそれは私達が最大限出来る相手への敬意であったから。

 

 

「全員聞け、この状況で取れる行動は二つだ」

隊長が全車両に向けて話し始める。

「一つは啄木鳥を発動し試合を終わらせる、一つは別働隊で救出に向かう」

前者はもしかしたら黒森峰相手に大金星を上げて優勝できるかもしれない。

ただし、黒森峰の進撃によって先ほどの状況がまるで変わってしまったため、

陽動のポイント、本隊の位置の調整などかなりの時間がかかる。

後者は簡単だ、即座に救出に向かい最速で選手を助けに行く。

「……ただし、別働隊が居なくなる以上間違いなく我々は負ける」

そう、これは別働隊と本体での連携がなければ成立しない戦略。

どちらかが欠けた時点で敗北は確定的になる。

しかしこの状況、この天候と先ほどの報告からして救助が来るのはまだ遅れる。

 

 

 

 

「……諸君らの意見を聞く」




このままだと完全に原作から乖離するなこれ……。

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