春
「いってきます!」
「いってらっしゃい!」
毎年300を超える倍率のヒーロー科定員は36名で18人ずつでなんと2クラスしかない
「ここが1-Aか……ドアでかいな……異形系の個性の人用なんだろうけもさ…でかすぎだろ雄英は何でもかんでもでかすぎだって…」
ガラガラ
「おっ!紅じゃねぇーか!」
「切島か!合格してのかよ!」
「あたりめぇよ!」
「なんだなんだ、知り合いかよ?」
「えっと……お前は?」
「俺は
「俺は村雨紅だ、よろしくな」
「俺は切島鋭児郎だ!」
「それで二人は知り合いなのかよ」
「まあ、知り合いだけど試験会場で話しただけだぞ?」
「試験会場で仲良くなったんだ!紅すげぇんだ!みんなが逃げていく中あの0ポイントの敵に立ち向かってぶっこわしたんだぞ!」
「は!?あの0ポイントの敵をかよ!?才能マンかよ!」
「いやいや…俺だってあんなでかいの相手にしたくなかったけど目の前で女の子が倒れてんのに逃げていくなんてヒーロー志望として許せなかったんだよ…」
ガラガラ
「それでも助かったよ」
「え?…耳郎じゃんか!お前も受かってたんだな!」
「まあね、村雨こそ受かってたんだ」
「筆記はギリギリだったけどな」
「あのときはほんとうに助かったよ」
「いやいや、ヒーローを目指すんだから当たり前のことをしただけだよ」
「それでもこっちは助かったんだから素直に受け取っといてよ」
「わかったよ……っとなんかいる…?」
「お友達ごっこがしたいなら他所へいけ」
ス…ヂュッ!
「ここは…ヒーロー化だぞ」
【なんか!!!いるぅ!】
「はい、静かになるまで八秒かかりました、時間は有限君たちは合理性に欠く」
【先生!!?】
「担任の相澤消太だ、よろしくね」
【担任!!?】
「……担任かよ……」
「早速だが体操着着てグラウンドにでろ」
ゴソゴソ…ビッ
【個性把握テスト!!?】
「入学式は!?ガイダンスは!」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」
「……!?」
「雄英は自由な校風が売り文句そしてそれは先生側も然り」
【……?】
「ソフトボール投げ、立ち幅跳び、50m走、持久走、握力、反復横跳び、上体起こし、長座体前屈中学の頃からやってるだろ?個性禁止の体力テスト、国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている合理的じゃないまあ文部科学省の怠慢だよ」
「爆豪中学のときソフトボール投げ何mだった」
「67m」
「じゃあ個性を使ってやってみろ円から出なきゃ何してもいい早よ…思いっ切りな」
「んじゃあまぁ…」
球威に爆風をのせる!
「死ねぇ!!!」
【……死ね?】
「ヒーロー志望が口にする言葉じゃあねぇ…」
「まず自分の最大限を知る、それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
「なんだこれすげーおもしろそう!」
「750mってまじかよ」
「個性を思いっきり使えるんだ!さすがヒーロー!」
「自分が何ができて何ができないかを知るチャンスだな…」
「………おもしろそうか…ヒーローになるための三年間そんな腹づもりで過ごしきでいるのかい?よしトータル最下位のものは見込みなしと判断し、除籍処分としよう」
【はぁぁぁ!?】
「生徒の如何は先生の自由、ようこそこれが雄英高校ヒーロー科だ」
「最下位除籍って本気なのあの先生…」
「先生すら自由ならありえることだ…」
「再開除籍って!入学初日ですよ!?いや初日じゃなくても…理不尽すぎる!!」
「自然災害、大事故、身勝手な敵たち、いつどこから来るかわからない厄災、日本は理不尽にまみれているそういう理不尽を覆していくのがヒーロー…放課後マックで談笑したかったならお生憎これから三年間雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける
「……やってやる…」
「さてデモンストレーションは終わり、こっからが本番だ」
第一種目50m走
「スピードなら…換装
ドン
「……やっぱスピード特化の個性には勝てないか…」
4秒25!
「それでも十分はやいわ!」
「切島は…少し早いくらいだな」
「仕方ないだろ、俺の個性は硬化……こういう競技じゃ意味がないんだから…」
「まあ、それは仕方ないよな……」
第二種目握力
「これは普通にやるか…」
68kgw
「普通にやってそれなんだ……すごいね…」
「鍛えてるから……耳郎は普通の女子の記録だな…」
「仕方ないじゃん、ウチの個性はじゃどうしようもないんだし」
「やっぱ、種目でみんなできるやつとできないやつが別れるな…」
第三種目、第四種目とやっていき続いての第五種目のボール投げ
「せい!」
ピッピッ
「∞!!?すげぇー∞が出たぞー!」
「∞って記録があることにびっくりなんだが?」
「次…村雨…はやくしろ」
「はーい…さて、投げるなら……換装
「また違う格好……村雨の個性ってどんなのなんだろ」
「セイヤー!」
ブゥン
ピッピッ
760m
「……こんなもんか」
「ずっと気になってんだけど村雨の個性ってどんなの?いろんな鎧みたいなの着替えたりしてるみたいだけど…」
「ん?ああ…俺の個性は
「……鎧騎士……?」
「んーなんていったらいいんだろ異空間みたいなところにいろんな鎧と武器をしまえて、自分の好きなタイミングで呼び出せる個性だよ」
「なにそれ、てことはいろんなシュチュエーションに合わせた鎧着て戦えるってこと?そんなのどんな相手でも対応できるじゃん」
「たしかにな!汎用性が高いってすげぇ強い個性じゃねぇか!」
「……まあそうなんだけど…鎧を出すごとに体力を持ってかれるんだよ…いまのところ何度も鎧変えて動いたら30分ちょっとが限界かな……一つの鎧はだしたら10分くらいが限界になるけど」
「へーそんな弱点があるのか…だから種目によっては普通にやってたりするのか」
「そうそう…あと5、6回鎧入れ替えたらほぼ動けなくなるな…」
「結構大変なんだあんたの個性も」
そんな話をしているなか緑谷がボールを思いっきり投げようとすると
46m
「な…今たしかに使おうって…」
「大丈夫か…?緑谷ってやつ…さっきから普通の高校生くらいの記録しかだしてないぞ…」
「無個性の雑魚だぞ!たりめーだれ」
「個性を消した」
「!?」
「つくづくあの入試は合理性に欠くよお前のようなやつも入学できてしまう」
「消した…!あのゴーグル…そうか!見ただけで人の個性を抹消する個性…抹消ヒーローイレイザー・ヘッド」
ざわざわ
「イレイザー?俺…知らない」
「名前だけはみたことある!アングラ系のヒーローだよ!」
「耳郎は知ってたか?」
「ううん…知らなかった」
「見たとこ…個性制御できてないんだろ?また行動不能になって誰かに助けてもらうつもりだったのか?」
「制御できてない…?だからいままでの種目も個性をつかってなかったのか…」
「そっそんなつもりじゃ」
「どういうつもりでも周りはそうせざるおえなくなるって話だ…昔暑苦しいヒーローが大災害から一人で千人以上を救いた増すという伝説を作った…同じ蛮勇でもお前は一人を助けて木偶の坊になるだけ
緑谷出久お前の力じゃヒーローになれないよ……個性は戻したボール投げは二回だとっとと済ませな」
「指導を受けてたみたいだけど…平気か……あいつ」
「(ここで性懲りもなく玉砕覚悟の全力か…はたまた萎縮して最下位に収まるか…どっちに転んでも見込みはない)」
「力の調整…僕にはまだできない…!この一投でできる可能性にかけるか?オールマイトも行ってたのに?一朝一夕には行かないって…!だめだ…だめだ!」
ブツブツブツブツブツ
「(それならただ!!全力で!!)」
「…見込み」
ゴッ
「ゼロ……」
「(相澤先生の言う通りだ)まだ…(これまで通りじゃあヒーローになんてなれやしない…)まだだ!!」
「………!?」
「まだ…(僕は人より何倍も頑張らないと…だめなんだ!だから全力で)今(僕にできることを!!)」
SMAS
ピッピッ
「あの痛み…程じゃあない!」
「……あいつ……すげぇな…」
「(力任せの一振りじゃなく指先のみに力を集中させたのか……!!)」
『また行動不能になって誰かに助けてもらうつもりだったのか?』
「先生…!まだ動けます!」
「こいつ……!」
「やっとヒーローらしい記録でたよー」
「指が腫れ上がっているぞ…入試の件といい…おかしな個性だ…」
「…あんなんどれだけの痛みだよ……あれに耐えてるって……緑谷…あとで話そう」
「………!!!」
ボボッボッ
「どーいうことだこら!ワケを言えデクてめぇ!!」
THWIP
「ングぇ!グッ…んだこの布固っ…!」
「炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ捕縛武器だ…ったく何度も個性使わすなよ…俺はドライアイなんだ!」
【個性すごいのにもったいない!】
「時間がもったいない次準備しろ…」
その後も第六種目、第七種目、第八種目とやっていき
「トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する」
一位八百万百 十二位口田甲司
二位轟焦凍 十三位砂藤力道
三位村雨紅 十四位蛙吹梅雨
四位爆豪勝己 十五位青山優雅
五位飯田天哉 十六位瀬呂範太
六位常闇踏影 十七位上鳴電気
七位障子目蔵 十八位耳郎響香
八位尾白猿夫 十九位葉隠透
九位切島鋭児郎 二十位峰田実
十位芦戸三奈 二十一位緑谷出久
十一位麗日お茶子
「ちなみに除籍はウソな」
「………!?」
「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
【はーーー!!??】
「あんなの嘘に決まってるじゃない…ちょっと考えればわかります」
「……あの先生ならやると思うけどな俺は…」
「そういうこと、これにて終わりだ教室にカリキュラム等の書類あるから目ぇ通しとけ…緑谷…リカバリーガールのとこいって治してもらえ明日からもっと過酷な試練目白押しだ」
「あっ俺もついててっていいですか?」
「勝手にしろ」
「よし、行くぞ緑谷」
「う、うん!」
「痛そうだな…それ」
「はは、痛いよ……えっと」
「おっとわりぃな俺は村雨紅だ」
「うん!僕は緑谷出久!よろしくね!」
「にしてもお前すげぇな…指を犠牲にしても全力を出す…その勇気」
「はは…僕はまだ個性の調整ができないから……ねこれくらいしないと記録だせないから……」
「…そっか…それでもあんまそんな無茶しすぎるなよ?おかしくするから」
「う、うん!」
「おっと保健室ついたな……そしたら俺は教室戻るわ!また明日な!」
「ありがと!また明日!」
こうして初日の個性把握テストは終了したのであった
……半分くらい書いたとこで携帯落ちて書き直す羽目になったよ……てか何話かに分ければよかったと後半気づいた…