高評価ありがとナス!
ある日突然、青臭い性欲を持て余す男子が女子に性転換したとしたら、先ず何をするだろうか。
そういったジャンルの漫画やアニメでは、大体は自らの身体を堪能するものだ。
それは、束に改造された星も例外ではなかったようで……
「ん……ふぅっ、これは……中々、どうして……」
朝もはよからベッドの上で服を着崩し、とろんとした目つきで涎を垂らしながら自らの身体を弄る星。
特に『先端』付近は敏感で、くりくりと捏ね繰り回す度に甘い痺れが身体を駆け巡る。
(そういや、下の方は弄ったことなかったな……ごくり)
胸ばかり弄っていたが、股の方を弄るとどうなってしまうのだろうか。
胸だけでもスモイ!のに、股を弄ったらトんでしまうのではないか?
期待に胸を膨らませながら恐る恐る手を伸ばし、いざ!という瞬間に……
「兄さん、起きていますか? 朝食の誘いに来たのですが……」
扉を叩くノック音と共に聞こえる、実の妹である箒の凛とした声。
その声に星は慌てふためき、ベッドの上で手足をばたつかせた挙句肘と脛をベッドの角に思いっきりぶつけた。
「ハアッオ゙!!」
「に、兄さん?」
ドアの向こうから、戸惑う箒の声が聞こえる。
朝食の誘いに来たのに、中から情けない悲鳴が聞こえてきたら戸惑いもする。
「さ、先に行っててくれ……顔を洗ったらすぐに行く……」
「わ、分かりました」
星は痛みに耐えながら、箒に先に食堂に行くよう促しドアの前から立ち去らせた。
「……顔洗お」
昂っていた所に、肉親から声を掛けられ『萎えて』しまった星は、パンツを履きなおしてから顔を洗って、制服に着替える。
ちなみに、彼の制服は足首ぐらいまでの長さで、尚且つ幅広のスカートタイプの制服だ。
他の生徒を見ればわかるように、IS学園は度を越えていなければある程度の制服の改造が許されているため、星もそれに従って昔のスケ番が着るような長ーいスカートを着用していた。
一夏が着ているような特注の男子用制服でも良かったのだが、制作に時間がかかるとの事なので、特注のスカートが作られるまではこのスカートを選択したらしい。
「おはよう」
「……おはようございます」
食堂で鮭茶漬けを受け取り、何やら不機嫌そうな顔の箒の横に座る。
「何か不機嫌そうだな?」
「……」
むすっとした箒の視線の先には、ラウラとシャルロットとイチャつく一夏の姿が……
本人たちにはその気はないのだろうが、傍から見ると仲良く食べさせっこしてるようにしか見えない。
(あー、なるほど)
お茶漬けをかっ込みながら、星は心の中でそう呟いた。
箒の意中の人物が一夏であるや、嫉妬しやすい性格などを知っているため、納得がいくというものだ。
「先に行ってるぞ」
「え、もう食べ終わったんですか?」
お茶漬けを食べ終えて席を立った星を、箒が驚いた表情で箒が見上げた。
「千冬姉貴の制裁は免れたいんでね、お先に失礼」
食器返納口にどんぶりを置くと、小走りで教室へと向かった。
そんなこんなで放課後。
「星さん、少々よろしいですか?」
星が授業の後片付けを終え席を立とうとした瞬間、セシリアが後ろから声をかけてきた。
その頬は相変わらず紅潮している。
「その……この前は申し訳ございませんでした。
私からお誘いしたのに、いつの間にか寝てしまって……」
「あ……い、いや。 大丈夫だよ、それだけ疲れてたって事だろう。
うん、そうに違いない」
星が薬を盛って野獣となり、昏睡レイプした時の事を謝るセシリア。
「そ、そのお詫びと言っては何ですけど……週末に一緒にお買い物に行きませんか?」
「買い物?」
「は、はい。 星さんはその身体になってからそれほど経っていないでしょう?
ですから、下着や水着を持っておられないと思いまして……両方とも、林間学校で必要になりますわ」
「……確かに、持ってない」
星が一部分のみ女体化してから半月もたっていない。
衣服だって今着ている制服と、束から押し付けられた特注のエプロンドレスだけだ。
下着も同様で、束のお下がりである……測ったかのようにピタリと一致するのが少し不気味ではあった。
水泳部でもない限り、一年間で数回しか使わない水着なんて持ってるはずもなかった。
「元々は男性、下着や水着の選び方はわからないでしょうし、私が見繕って差し上げますわ」
「そ、そうか? なんか忍びないな……」
「構いませんわ、では週末にショッピングモールに行きましょう」
「わかった、週末ね」
これはいわゆるデートではなかろうか、と思いながらその場を去るセシリアを見送る星。
セシリアとしては、国からの命令を遂行するべく関係を深めようとしているに過ぎなかったのだが。
(がわ゙い゙い゙な゙ぁ゙ゼジリ゛ア゛ぢゃ゛ん゛)
セシリアの後ろ姿、主に尻を眺めて表情を崩した。