束に生体改造されたオリ主   作:koh

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300年だ…

…実際は一年半ぶりぐらいですね、すいません。


じゃけんレゾナンス行きましょうね~(お買い物編)

 日曜日、いわゆる週末。

 星はセシリアと駅前の大型ショッピングモール『レゾナンス』へショッピングに向かうべく、寮の入り口の前で彼女を待っていた。

 星の恰好は束から譲り受けたエプロンドレス、ぱっと見はうさ耳をつけていない以外は束とクリソツ(死語)である。

 

『あの白豚遅いねぇ』

「白豚って辛辣だな……」

『星くんを待たせるなんて1万年と2000年ぐらい早いよ、ぷんぷん!』

 

 セシリアは約束の時間を過ぎても来ていない……とはいっても、まだ5分ぐらいしか経っていないのだが。

 

「申し訳ございませんっ、お待たせしましたわ!」

 

 そうこう言っている間に寮の入り口からセシリアが駆け寄ってくる。

 ふわりとしたブロンドヘアーを靡かせ、いつもの蒼いフリルカチューシャはそのままに。

 そして、純白のサマードレスの上に薄い水色のシャツジャケットを身に着けている。

 清楚なお嬢様といった彼女のイメージにピッタリのファッションだった。

 

「いや、俺も10分ぐらいしか待ってないし」

「そ、それでも私がお待たせした事には変わりありません……お詫びに、今日のお買い物は私がお金を出しますわ!」

「えぇ……(困惑) ちょっと遅れたぐらいでそれはどうなの……」

「大丈夫ですわ、水着の1着や2着ぐらいなら大した値段にもなりませんから」

 

 女性の水着の値段なんてまるで分らない星は、その言葉に頷くしかなかった。

 

「さ、さぁ! 行きましょう!」

 

 顔を紅くしながら、星の手を引っ張り先導するセシリア。

 

『ふーん、結構積極的じゃん? こりゃあこの……なんだっけ……』

「セシリア?」(めっちゃ小声)

『そうそう、セシリアが一人目の女でいいんじゃないかなぁ』

 

 なお、この会話はピアス型通信機によって行われており、ピアスからの音声は指向性の音声によって星にしか聞こえていない。

 ただし、星からの音声は周りにも聞こえる為、こうやって星はぼそぼそとした小声でないといけなくなるのだ。

 

『どうせもう一発どころか十発ぐらいヤっちゃってるんだから、帰りにホテルでも連れ込んだら?』

「ホテルなんてこの辺にねえよ!?」

『いや、あるよ? レジャーホテルって名目で出来たみたいだよ。 雰囲気はカリビアンって感じかな?』

「マジかよッ!?!」(破壊魔貞光)

 

 小声で叫ぶという無駄な高等技術を星は披露する。

 

「星さん? 小声でぼそぼそと何かを言われているようですけど、どうしましたの?」

「いや、何でもないです」(嘘つき)

「そ、そうですか? それならいいのですけど……」

 

 そうこうしているうちに二人はショッピングモールに辿りついた。

 

「到着ですわ! ええと、水着を売っている所は……」

 

 二人は案内板を見つめ、目的の場所を探す。

 

「2階みたいだな」

「そ、それじゃあ、先ずは、そこで水着を……購入しましょう!」

 

 そう言いながら、星に腕組みをするセシリア。

 腕に胸を当てているせいもあってか、その顔は真っ赤になり視線も泳いでいる。

 

(別に無理してやることもないだろうに、ハニートラップも大変なのだなぁ)

 

 と、星は思った。

 そんなこんなで水着売り場。

 

「わぁ、これが水着売り場ですかー。 色んな種類がありますねー。 こんなに揃ってるとは思わなかったぁ」(鈴木)

「何故そんなに棒読みですの……? それはそれとして、最初は気に入ったものを取ってみるとどうでしょう?」

「気に入ったものか……」

 

 そういわれてもつい最近女もどきになった身である。

 恋人に着てもらうならともかく、自分が着るとなるとどうしても露出が少ない地味目なものを選びたくなるのだった。

 

「……じゃ、これ」

 

 星が手に取ったのはセパレート型の黒い水着。

 ファッションというよりはスポーツ目的で着るような、何とも地味な水着だった。

 

「そんなものでよろしいのですか?」

「俺が着るヤツだしなあ」

「とりあえず、試着してみたらどうでしょう」

「そうする」

 

 と、水着を手に取って試着室に向かったが……

 

『星くん星くん』

「ウェイ?」

『そこ、いっくんと……えーと、フランスの代表候補生が一緒に入ってる』

「ダニィ!?」(サイヤ人の王子)

『ま、そういう事だしお邪魔するのも悪いから違う試着室にしなよ!』

「……そうする」

『あ、あと何か中国とドイツの代表候補生が後をつけてきてるみたいだよ。主にいっくんが目当てみたいだね』

「ふーん」

『もしお邪魔するようなら言ってね! 暇つぶしに作ったサテライトバンカー発射するから!』

「暇つぶし程度で衛星兵器を作らないでもらえますかねぇ……っと、空いてるところ発見」

 

 束と会話をしながら、空いている試着室を発見。

 水着を手に取りながら試着室に入り、カーテンを閉めると外からセシリアの声が聞こえてきた。

 

「終わったら教えてくださいな」

「ん」

 

 適当に返事をしながら星はエプロンドレスを脱ぐ。

 

「……」

 

 試着室の姿見に移っているのは、実姉にそっくりな下着姿の絶世の美女。

 この身体になって1週間以上は経っているが、未だに見慣れない。

 

(黙って着よう……)

 

 このまま姿を見続けていたら、息子が大きくなってしまうかもしれない。

 そう思った星は、下着の上から選んだ水着を着ることにした。

 セパレート型という事もあって、着方が分からないという事は無かった。

 

「んん、やっぱり地味だな」

 

 鏡に映っている姿を本人は地味とは言っているが、実際は一部の部分は自己主張が激しく水着を大きく盛り上げており、何とも言えない姿になっていた。

 特に胸に関しては、偵察に着ている鈴ちゃんが怒り狂いそうなほどの山脈を築いていた。

 

「星さん? 終わりましたか?」

「ああ」

 

 セシリアに声を掛けられ、星はカーテンを開ける。

 

「うーん、やっぱりちょっと……地味、では……」

 

 セシリアは最初は星が着用した水着をつまらなさそうにマジマジと見つめていたが、視線がその股に奪われると瞬く間に赤くなり、口元を手で隠してしまった。

 

「そ、そういった身体に密着するタイプの水着は……やめた方が……よろしいかと」

「なんで? 」(素直な疑問)

「し、下が…!」

「下……ああ、これか」

 

 セシリアが指をさした先には、まりもっこり並みに目立つモッコリがあった。

 

「パレオかなんかで隠すか」

「そ、そうしてくださいまし!」

 

 セシリアがシャッと乱暴にカーテンを閉める。

 初心なセシリアも可愛いなぁと思いながら、星は元々着ていたエプロンドレスに着替えるのだった。




ファッションの名前はわからないんで適当にググりました。
適当な写真を上げたらこれは〇〇ってファッションですよって教えてくれるサイトがあればいいんですけどね。
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