果たして侍圃人は、金床なのか、女神官並なのか、王妹殿下級なのか、さらしで潰している系なのか……
描写しなければ分からない……観測されなければ確定しない……
そうか、これが量子論(違ぇーよ
王妹殿下が分からない人は、原作8巻を読むのだ! 読もう!
今回短めですが、3話Aパートで何かキリ良く収まった感じがするので、取り合えず投下
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自分は運が良かった。
自分は、運が良い。
では、「彼」は、彼女は、
巣穴から助け出した彼女達は、
果たして、『運が良い』のだろうか。
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「ゴブリンか?」
ギルドの受付で、
意図としては、おそらく、ゴブリン退治の依頼か、と聞きたかったのだろうが、
実際、
ともかく、話はゴブリン退治の依頼。
二階の応接室で、詳しく聞くことになった。
「あ、あの……! わたしも……!」
「休んでいろ」
だから、言葉が、足りない。
はぁ、と長めの溜め息を吐き、侍圃人は、しょんぼりと項垂れた女神官の頬に手を添える。
「冒険者になって以来、新人なのに連日ゴブリン退治に付き合ってくれていて、疲れているだろうから、休んでいろ」
普段、仕事中は口数が少ない侍圃人の、突然の行動と言葉に、女神官はきょとんとするが、面頬に覆われていない目を細め、侍圃人は続けた。
「あれでも、「彼」なりに気遣っているつもりなのよ。分かりにくいけれどね。
次は、かなりの大仕事でしょうから、少しでも休んで、ついて来られるか判断しなさい」
やや背伸びして、女神官の頭をぽんぽんと撫でてから、侍圃人も二階へと向かう。
その小さな背中を、女神官はぼんやりと、しかし、先程よりも軽くなった気持ちで見送った。
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一人椅子に座り、ゴブリンスレイヤー達を待つ女神官。
不意に名前を呼ばれ、手元の紅茶に向けていた視線を上げると、女武闘家と女魔術師が手を振っていた。
「何日かぶりね。元気にしてた?」
「……少し、疲れているみたいだけど?」
隣に腰掛けながら、緩く笑う女武闘家と、少々目付きを鋭くする女魔術師。
「仕事が多くて大変ですけど、大丈夫ですよ。色々と気を遣ってもらっていますし」
女武闘家はともかく、ともすれば責められているように感じてしまいそうな女魔術師の心配の仕方に、女神官は苦笑しつつ答える。
なら良いけれど、と女神官から視線を逸らした女魔術師に、今度は女武闘家が苦笑する。
「もしかして、銀等級二人に連れ回されて良いように使われているんじゃないかー、とか、ちゃんと休めているのかー、とか言ってたものねー」
「別に、知り合ったから少しだけ気になっただけよ」
「三日に二回はぶつぶつ言ってたくせに」
「はあっ!? そんなには言っていないわよ!?」
二人の掛け合いに、何度か言っていたことは認めるんですね、と思うものの、言葉を飲み込み改めて苦笑する女神官。
「皆さんは、最近どのようなお仕事をなさっているんですか?」
助け船というわけではないが、このまま言い合いを続けさせるのも、と、話題を変える。
「大体は下水道ね。集団や大物が出ても、魔術を使ってもらえば何とかなるし」
「あんまり儲からないけれど、ゴブリン退治は、せめて
「早く
ああ。この前は、隊商の護衛もしたわね」
「護衛ですか?」
意外な仕事に、女神官は首を傾げる。
上の等級の冒険者ならともかく、盗賊やゴブリンに襲われるかもしれない護衛依頼は、白磁等級には難しく感じられた。
そんな女神官を見て、二人は顔を寄せ、声を潜めて言う。
「厄介な盗賊団が陣取っている街道を通る、って話だったんだけど……」
「偶然、とある銀等級冒険者が盗賊団退治に出たって聞いたのよ」
「馬車の周りを歩いただけで、一日一人金貨一枚! 良い仕事だったわ!」
「ちょっと。声が大きいわよ」
加えて、その『とある冒険者』は、ゴブリン退治の
彼女が行った後ならば、盗賊もゴブリンも残りはしない。
少女三人で、内緒話に花を咲かせて、時折くすくすと笑い合う。
そんな彼女達を、護衛依頼で儲けた資金で防具を更新した剣士は、遠巻きに眺めていた。
あの女子空間に飛び込むのは、
所在なく周囲を見渡せば、煙草を
どうにもこうにも、やけに緩やかな空気が、ギルドの中に漂っている。
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一方その頃。
「知らん」
「そうか」
「他を当たれ」
侍圃人は、内心で頭を抱えていた。
「ゴブリン以外に用はーー……」
交渉能力を放り投げた「彼」の眼前に手をかざして、言葉を遮る。
「依頼の背景は、必要無い」
妖精弓手の話の持っていき方も悪かったが、それを加味しても、余りにあんまりだ。
「ゴブリンの巣の場所と、被害の状況、分かっている範囲で、規模と上位種の有無。
それだけ聞ければ、問題は無い」
できればもう少し柔らかい言い回しを選びたいのだが、事情によりそれは叶わない。
仕方なく、随分と染み付いたぶっきらぼうな口調で、「彼」が気にするだろうことを聞き出す。
蜥蜴僧侶から地図を受け取り、情報を確認。
規模は大規模としか判明しなかったが、ゴブリンの数が明確な依頼等、早々無い。どこにでもいつの間にか湧いて出る輩だ。
鉄兜と編み笠越しに視線を交わし、頷き合う。
「すぐに出る。報酬の話は任せる」
「分かった」
言葉通りすぐに立ち上がり、部屋を出ていく「彼」を見送ると、侍圃人は面頬を外し、もしも「彼」が戻ってきた場合に備えて編み笠は被ったままだが、縁を持ち上げ、依頼人達に素顔を晒した。
「……色々と思う所はあるでしょうけれど、踏み込まないでくれると助かるわ」
そこに浮かぶ表情。
顔を隠していた事実。
急に変わった口調。
声音に滲む感情。
妖精弓手と、鉱人道士と、蜥蜴僧侶が、全てを察したとは言い難い。
容易には読み解けぬ程、どうしようも無く絡み合った情が、そこにはあった。
「……報酬については、こちらに記した通りに」
「妥当ね。この内容で問題無いわ」
好奇心で立ち入ること等、決して許さない、鋼のような、鉛のような、澱のような、固く、重く、降り積もる、心があった。
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「……選択肢があるようでないのは、相談とは言いませんよ?」
「そうなのか」
俺はあいつと二人でも行くつもりだが、疲れているなら休んでいて構わないから、どうするかは自分で決めろ。
きっと、侍圃人ならこう翻訳するだろうな、などと考えながら、女神官は帽子を被る。
「一緒に行きます」
いつの日か、自分も含めた三人で行くことを、彼が前提にしてくれるようになるだろうか、と。
「放っておけませんから、あなた」
一緒に行くことが当たり前の彼女に対する微かな嫉妬は、胸の奥底に。
「好きにしろ」
「はい。好きにします」
いつかの未来に向けて、少女は歩き出す。
ゴブスレさんの圧縮言語は通訳必須
女魔術師がやたら出ているのは、そうです贔屓です!
好きじゃなかったら主役で連載する訳がないでしょう!
代償に魔女さんをカットしたことは誠に申し訳なく存じておりますので御寛恕願います!(陳謝
女神官ちゃんにまで拗れが感染し始めている気がするのはきっと気のせいだと思いたいです(震え声
本編と微妙に関係があるかもしれない思考実験
【もしも大火災を共に生き残った少年と一緒に育ったら、衛宮士郎は、彼も誰かの役に立たなければならない、と考えるか否か】
サバイバーズギルトの条件の一つは、身近に同じ境遇の者が居ない、ことだと思うんですが、実際のところどうなんでしょうね?
人間心理は複雑怪奇
更に余談
ダラ毛虫さんがファンブル!ゴブリンが1匹生まれました。
このゴブリンはいつの間にかそこに居て、英知に目覚めゴブリンロードになり、人食い鬼の配下になりました。
そして、ゴブリンスレイヤーに遭いました。
#あなゴブ
ttps://shindanmaker.com/840479
ダラ毛虫さんがファンブル!ゴブリンが1匹生まれました。
このゴブリンは圃人から生まれ、紳士的なゴブリンになり、人食い鬼の配下になりました。
そして、ゴブリンスレイヤーに遭いました。
#あなゴブ
ttps://shindanmaker.com/840479
ダラ毛虫さんがファンブル!ゴブリンが1匹生まれました。
このゴブリンは他世界から紛れ込んできて、色っぽいゴブリンになり、廃村に巣くいました。
まだ、ゴブリンスレイヤーは来ていません。
#あなゴブ
ttps://shindanmaker.com/840479
日替わりとのことなので三匹
というか、ロードとか圃人とか色っぽいとかツッコミ所が多すぎるww
あと、三匹目がとっても異世界転生の香りがしますクンカクンカ