マインクラフト、擬人化された世界に転移して。   作:光車

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これが、“恋”?

「ッツ!クリーパーか!」

 

そう聞こえて、振り向くと。

そこには人がいた。

 

***

 

ッツ!

 

っかっこ、いい。

 

………なんで?

どうして?

なんなのこの気持ち。

 

初めて見た人に対して、カッコいいって。

 

別に顔の造形が良いって訳じゃない。

それほど悪くもないけど。

フツメンってとこだろう。

なのに、このきもt。

 

意味が、わからない。

 

………まさか、“一目惚れ”?

 

イヤイヤ、そんなまさか!

僕は男だよ!?

それなのに男を好きになるなんて………。

 

そんなの絶対ないよ!

 

………ふう。

一旦落ち着こう。

 

まあ、なんだかんだで僕って女の子なんだなあ。

 

そう認識した。

 

………で、彼はどうしよう。

剣向けられてるけど。

 

「アイツらの仇!」

 

………え、ちょ!

 

剣を取り出し、対処する。

 

けど、流石にこれまで使ってた人には勝てない。

私は防御できなくなり。

 

ダメージを受ける。

 

「っ!」

 

ダメージは少ない。

 

ハート1.5個分削られた。

 

でも、こちらのHPはたったの10。

3も削られたらかなり苦しい。

 

一旦下がる。

そういえば、剣ってブロック貫通できなかったよね。

 

土ブロックを二段置いて、防御。

 

「ッチ!」

 

彼がバックステップで後ろに行き、そのまま転がって前に出てくる。

 

その間を弓で狙い撃つ!

 

ドン!

 

爆発して、彼はそこから消えた。

 

………あ。

 

やり過ぎた〜!??!?

 

シュー

 

ちょ、ストップストップ!

 

………とりあえずドロップ品は回収、

 

………返しに行くか。

 

どこか知らんけど。

 

***

 

何処かなんてすぐ分かった。

 

地図をドロップしていた。

 

そこに、彼の家が目印で書いてあった。

 

だから向かう。

 

数分後。

着いた。

 

コンコン。

 

「ん?誰だ?」

 

ガチャ

 

「なっ!テメエなんでこんな所に!」

 

鉄の剣を向けられる。

 

「ちょっと、ストップです!」

 

「な、喋った!?」

 

………どうやらこの世界の擬人化キャラクターは喋らない模様。

 

「まあそんな事は「そんな事は、じゃねえよ!お前はなんだ!」」

 

………う、なんか心が………。

 

若干涙目に………。

 

「ちょ、泣くなよ、悪かったって。………で、お前はなんなんだ?」

 

「………うう、えっと。わた………私は………」

 

僕っていう所を私って言っちゃった。

 

まあ、そんな事は置いておいて。

名前どうしよう。

………。

 

リイでいいか。

 

「リイです」

 

「そうか。………悪かったな。いきなり剣なんて向けて。所でお前は人間か?」

 

その問いにどのように答えればいいのか一瞬迷う。

だが、直ぐに答える。

 

「いえ、クリーパーです」

 

「やっぱりか!」

 

「………やっぱり、とは?」

 

「お前みたいなやつが沢山いるんだよ。だが、そいつらは全員喋らねえ。だから、どうしようかな、と」

 

………ああ、やっぱり喋らないんだ。

あ、そういえば忘れる所だった。

 

「私はこれを渡しにきたんです」

 

「ん?………って、これ!あんときロストしたやつじゃねえか!」

 

アイテム返しに来て何が悪い。

 

「もしかして、返しに来てくれたのか?」

 

「そうですけど?」

 

「そうか………。ありがとな」

 

ッツ!

 

顔が沸騰する。

なに、これ!

 

ただありがとうって言われただけだよ!?

 

なのに、こんなに………。

 

………ああ、これが好きっていう感情か。

 

これが、恋。

 

「う、ううん。当然のことですよ」

 

なんとか煩悩を追い払い、返答する、

 

「………そうか。分かった。これの代わりに、俺の家に泊めてやるよ。お前は、家あるのか?」

 

「じ、自分で作った家なら」

 

「そうか。じゃ、あんま礼にはならんな」

 

まあ、そうだね。

けど!

 

「私は、それでいいです」

 

「?いいのか?」

 

「はい」

 

これで、彼と一緒にいられる。

 

………一目惚れって怖いなぁ。

でも、もう離れられない!




どういう風に表現すればいいのか分からず、こうなった。

反省も後悔もしている。
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