次の日。
僕……、もう私で良いや。
私は自分が転生者だという事を話した。
「ああ、それであんな風に………」
どうやら納得された模様。
「で、帰りたいか?」
そう聞かれた。
「それは………」
どうしよう。
好きな気持ちがあって、ここから離れたくはない。
けど、それだけじゃない。
もちろん元の世界に帰りたい気持ちもある。
そもそも、死んだわけじゃない。
もしかして、帰れるのでは?
と、思ったりする。
「………まあ、良い。そんときになってから考えれば良いだろ。まあ、心当たりはある」
!?
なんだって!?
「どういうことですか?」
「ああ、今説明してやる」
そして、語られたのは、衝撃の事実だった。
私、ゲームキャラクターになっとるやん。
そうなのだ。
この世界は本来十数分で一日なのだ。
もちろん、この世界の人々が毎回夜に寝るわけじゃない。
だいたい人間は十数時間は普通に起きていられる。
だから、八十から百日程度で寝るらしい。
で、そこからなんだが、この世界には元々プレイヤーと名乗る人々が来ていたのだ。
そして、わからない筈なのに、その人たちが言っている言葉の意味が分かる。
村人達はなぜか商人になる。
不思議現象が沢山起こっていたらしい。
そんな世界なのにもかかわらず、この世界に接続してくるプレイヤーが急に消えたのだ。
そして、それから時間がゆっくり長くなり、今の状態になったという。
それと同時に現れ始めたのが、擬人化mobと例の黒いキャラクターだ。
おそらくこの擬人化mobが転生者の受け皿、黒い奴が元の世界に帰る鍵を持っている。
そう考えているらしい。
もちろん、この世界にクラフターがいないわけではないので、クラフトはみんなしている。
念のため言っておくが、この世界にクラフトが出来ない人は居ない。
村人も出来る。
まあ、黒い奴は敵だと言う事は確定。
それは、みんなに共通している事らしい。
生命全てを見境なく殺すのだから。
………そういえば、エンダードラゴンナイトって名前だったな。
もしや、エンドに行けば何か分かるのでは?
そう伝えた。
「へえ。じゃあ、ひとまずエンドに行く事が目標だな。エンダーアイってのが必要なのか?」
「はい。それを作るためには………。エンダーパールとブレイズパウダーが必要です」
そう答える。
「そうか。それは?どうやって手に入るか………は、エンダーパールはエンダーマンか。で、ブレイズパウダーは?」
「それは、ネザーのブレイズが落とします」
「そうか。なら、ネザー行かなきゃな」
「そうですね」
そう受け答えして、色々話し合う。
結果。
一緒に行動することになった。
他には、彼、ロクスが持っているアイテムを使用しても良い、という事にも。
そして、ネザー探索が始まる。